SASネットからセミナーのお知らせ/「脳医学者が指南!オトナの「脳力」の高め方」/「心と体の栄養トピックス(色の健康効果)」<SASネット通信2020年11月号>
|
2020年11月17日(火)発行
__c0__(__c15__)様
睡眠時無呼吸症候群ネットワーク(SASネット)のメルマガは、睡眠の改善をテーマに、睡眠時無呼吸症候群のみなさまや、支えるみなさまに旬な情報をお届けします。 |
|
今月号のメニュー
- 連載 「生きて生かされる書 -ことばと健康-」シリーズ「人」第十三回「作」
- SASネットからセミナーのお知らせ
- 特集 「更年期障害の悩み、もしかしてSASかも」
- 今月のトピックス 「脳医学者が指南!オトナの「脳力」の高め方」
- 今月のコラム 「心と体の栄養トピックス(色の健康効果)」
|
|
連載
「生きて生かされる書 -ことばと健康-」
SASネット専務理事の書道家 齋藤左洲先生の渾身の揮毫をお届けします。
|
|
|
人のシリーズ、第十三回は、「 作 」
音は、サク。訓は、つくる。
出典は、甲骨文とし、作るの原字は「乍」(サ・たちまち)、刀で物をさくさま。作は物をつくり、おこし仕上げる意。作人、作者、作付、作用、作品など日常使われている。 齋藤 左洲 |
|
|
SASネットからセミナーのお知らせ
NPO法人新現役ネット/ NPO法人SASネット共催セミナー
「コロナ時代の睡眠を考えるセミナー」
【申し込み受付中】2020年12月2日開催予定(田町)
※Zoomによるオンライン参加も可能 |
|
このコロナ時代の今、睡眠のメカニズム、睡眠負債と健康リスク、うつや免疫力に関わる睡眠改善の栄養レシピや睡眠時無呼吸症候群について考えてみませんか。
講演内容など詳細はSASネットホームページに掲載しています。
・日時:2020年12月2日(水)、14:00~16:00
・場所:新現役ネットA会議室(田町、港区芝5-31-10サンシャインビル9階)
・定員:16名(申し込み先着順。三密を避けるため、定員を少なくしています。)※なお、Zoomによるオンライン参加に定員はありません。
・参加費:1,000円
・申し込み方法:
参加ご希望の方は11月24日(火)までに、SASネットホームページ内の専用フォームからお申し込みください。Zoomによるオンライン参加の方は、質問欄に【オンライン参加】とご記入の上、お申し込みください。なお、ホームページで詳細をご確認ください。
↓セミナー参加のお申し込みはこちら↓
|
|
|
|
特集
更年期障害の悩み、もしかしてSASかも
|
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は男性に多くて、女性は少なく、日本での有病率は男性3.3%、女性0.5%で男性は女性の6.6倍という報告があります(一般住民910名を対象にした疫学調査、出典:循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン1058ページ)。しかし女性の有病率は閉経後に急増し、男性に近いとされています。
|
|
|
SASには、大きないびきと頻繁に起きる呼吸停止という特異な症状があります。一緒に寝ている人はこの症状に気づくものの、本人は眠っているので気づくことが出来ません。このため「未診断の患者が85%以上いる(出典:同上)」と言われています。
閉経期に増加する病気には、SAS以外に更年期障害があります。そしてSASと更年期障害の自覚症状(自分で気づくことが出来る症状)が似ています。このためSASになっても更年期障害だと勘違いすることが多いので、注意が必要です。
更年期障害の治療を受けても改善しない場合は、SASかも知れません。SASかどうかは、呼吸器内科、耳鼻咽喉科や、睡眠呼吸障害センターで診て貰えます。診断・治療を行っている病院は、SASネットのホームページの「医療機関のご案内ページ」をご覧ください。このページの下段の「無呼吸なおそう.com」のバナーをクリックすると、さらに多くの医療施設をご覧になれます。
特に一緒に寝ている人や旅行時に大きないびきを指摘されたときは、頻繁に呼吸停止があるかどうか確かめてもらい、症状があれば受診をお勧めします。
NHK総合2020年9月3日午後5時放送の「ニュース シブ5時」(略称シブ5時、夕方5時の渋谷から全国にお届けするニュース番組)で更年期障害とSASについて取り上げました。
それによると、SASと更年期障害の症状の共通点として以下を挙げていました。
- 抑うつ症状
- 動悸・息切れ
- 眠りの質が悪い
- イライラする
- 頭痛
- 疲れやすい
- 顔のほてり
参考になさってください。
|
|
|
今月のトピックス
脳医学者が指南!オトナの「脳力」の高め方
「脳は加齢で衰える」は誤解
何歳でも「脳力」は成長する |
|
(日経Gooday 2020/11/1より抜粋)
「最近、もの忘れがひどくなった」「単語がスッと出てこない」「うっかりミスが増えた」「集中力が落ちてきた」……。加齢とともに「脳力」の衰えを感じる場面が多くなってはいないだろうか。それに加え、コロナ禍で外出機会が減ったり、運動の機会や、人と会ってコミュニケーションをとる機会が減るなど、脳への刺激が減る中、より一層「脳力」の衰えを感じている人もいるだろう。
「コロナ禍の生活で、脳の健康状態が悪くなっている人は少なくないと思われます」と指摘するのは、東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之さん。瀧さんは、幼児から大人まで、実に16万人もの脳のMRI画像を読影・解析してきた脳医学者だ。特に、認知症予防の研究に力を入れているが、「現在のコロナ禍の生活は、将来的に認知症のリスクを高める可能性もある」と危惧する。
私たちの脳は一定の発達を遂げたあとは、脳細胞が徐々に減り、萎縮していく。脳の体積も減っていき、機能も低下してくる。こうした加齢による脳の変化は避けられない事実である一方で、脳の機能はいくつになっても高められることが近年分かってきた。
(1)脳の一部では年齢を重ねても神経細胞が新たにつくられること、そして(2)脳には外部からの刺激によって変化する力があること、という、脳に関する2つの新事実が分かってきた。
脳には外部からの刺激によって変化する力、すなわち「可塑(かそ)性」が備わっている。
脳の可塑性を高め、健康な状態を保つ3大要因は「好奇心」「有酸素運動」「コミュニケーション」である。
|
|
|
|
今月のコラム
心と体の栄養トピックス
色の健康効果
村井美月 |
|
色は心理的にも生理的にも人に影響を与えるということが知られています。ピカソは享年91歳、ミロは90歳、マルク・シャガールは87歳。そして葛飾北斎は88歳、と個性的な色彩で描いた著名な画家は長生きの人が多いという事実は、色が健康に関係することを物語っていると言えるのではないでしょうか?
あなたも色の効果を毎日の生活の中に取り入れてみませんか?
●体調に変化をもたらす主な色
|
|
色 |
体に及ぼす影響 |
心理作用 |
こんなときに活用 |
レッド |
|
食欲増進。体温、脈拍、血圧を上昇。 |
気力向上。 |
・冷え性、食欲不振に
・やる気を出したいとき |
ピンク |
|
内分泌を活性化。心や体の筋肉をリラックス。若返りの色といわれる。 |
幸せな気分になれる。優しい気持ちになる。 |
・若々しくなりたいとき
・愛を感じ安らぎたいとき |
オレンジ |
|
食欲増進。肺機能を高める。喘息や呼吸疾患にも有効。 |
リフレッシュする。 |
・食欲不振に
・プレッシャーやショックをはらいたいとき |
イエロー |
|
自律神経を活性化。心臓・肝臓の働きを促進。胃や腸の活動を盛んにする。 |
心を陽気にさせ、スランプ解消。 |
・便秘のとき
・判断力をつけたいとき |
グリーン |
|
副甲状腺ホルモンの分泌を促進し、病原菌や毒物を排除。 |
安定感や平常心を取り戻す効果。 |
イライラをしずめたいとき |
ブルー |
|
神経をやわらげる。脈拍・呼吸・血圧・体温を下げる。食欲を抑える。 |
穏やかな精神状態へ促し、心を落ち着かせる。 |
・頭痛時 安眠したいとき
・興奮を抑えたいとき
・食欲を抑えたいとき |
パープル |
|
自己治癒力を促す。神経系の反射を鋭くし、病気の回復過程を早める。 |
最も鎮静作用がある。神経質、落ち込みやすい、興奮しすぎる人に効果的。 |
・緊張や不安を解消したいとき
・直観力を高めて、集中して何かを考えたいとき |
|
|
●色の使い方例
- 赤い色の肌着や靴下を身に付けると、全身が温まる。
- 青い食器を使うと食欲が抑えられダイエットに効果的。
- 青いカーテンや、水槽などを見るだけで気持ちが落ち着く。
●簡単にできるカラーセラピー
色が持つパワーを生かして心身ともにリラックスし、健康な状態へと導く方法です。
■ カラーブリージング(色をイメージした深呼吸)
自分の中で色をイメージして、その色の持つエネルギーを吸う呼吸法です。例えばイライラしたり腹が立ったりしたときは、淡いピンク色をイメージして深い呼吸をしてみましょう。ピンクの優しいエネルギーが体を包みこみ気持ちが落ち着きます。
■ 好きな色で落書き
気に入った色を目にするだけでストレス解消になるといわれますが、色鉛筆でも、マーカーでも自分の気に入った色を使って、何も考えずに自由にお絵かきを楽しみましょう。形を描かずにただ色を塗るだけでもいいのです。いつの間にか心が晴れた気分になりますよ。
(眠りと食事で毎日げんき 一般社団法人日本栄養睡眠改善協会代表理事 村井美月) |
|
次回は、今月のコラム
「心と体の栄養トピックス(2)」
をお届けする予定です。 |
|
|
メールマガジンを最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
SASネットではメールマガジンへのご意見、ご感想をお待ちしております。 下記のメールアドレスまでお送りください。
info@sas-j.org
|
|
|