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SDGsメールマガジン ~ずっと続く未来へ~ vol.81 2025.11.27

2025/11/27 (Thu) 13:00
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 SDGsメールマガジン ~ずっと続く未来へ~ vol.81 2025.11.27
 
 サステナビリティCSOフォーラム/環境パートナーシップ会議(EPC)
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もくじ
【1】時事情報
【2】サステナビリティ紀行
【3】サステナビリティ関連書籍の紹介
【4】お知らせ・イベント紹介

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【1】時事情報

○第2回世界社会開発サミット 閉幕
  2025年11月4日から6日まで、カタール・ドーハで第2回世界社会開発
 サミット(WSSD2)が開催されました。995年コペンハーゲン会議から
 30年を経て開催された今回のサミットでは、これまでの開発アジェンダ
 のもとで得られた成果を報告する一方で、不平等の拡大や人口動態の
 変化、気候変動に対する脆弱性、紛争など今なお深刻さを増す課題に
 ついても議論が行われました。
  サミットの様子については、今月号の「サステナビリティ紀行」でも
 詳しくご紹介します。

 →第2回世界社会開発サミット(WSSD2)について(英文)
 https://social.desa.un.org/world-summit-2025

 →ドーハ政治宣言合意文(英文)
 https://social.desa.un.org/world-summit-2025/documents/doha-political-declaration-agreed-text-090525


○国連気候変動枠組条約第30回締約国会議等の開催
  ブラジル連邦共和国・ベレンにて、2025年11月10日から同年11月22日
 にかけて、国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)や京都議
 定書第20回締約国会合(CMP20)、パリ協定第7回締約国会合(CMA7)な
 ど関連会合が開催されました。
  当初予定していた日程を1日延長して行われた今回の会合では、議長
 国ブラジルがポルトガル語の「ムチラオ(共同作業、協働、共に働く)」
 をテーマに掲げ、パリ協定の実施の加速と国際協力の進展について議論
 されました。
  COP30の成果として、緩和や資金等の分野を横断し、特に関心の高い事
 項を取り上げた「グローバル・ムチラオ決定」が採択されたほか、各交
 渉議題の下では、世界全体での適応に関する目標に関する決定などが採
 択されました。これらの「グローバル・ムチラオ決定」と各主要議題の
 決定をまとめて「ベレン・ポリティカル・パッケージ」と総称していま
 す。

 →UNFCCC COP30(英文)
 https://unfccc.int/cop30

 →UNFCCC COP30の結果について 環境省報道発表資料(和文)
 https://www.env.go.jp/press/press_01793.html


○ワシントン条約(CITES)第20回締約国会議の開催
  ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関
 する条約)の施行から50周年を迎えた今年の11月24日から12月5日まで、
 第20回締約国会議(CoP20)がウズベキスタン・サマルカンドで開催され
 ています。
  国内ではニホンウナギが新たに規制の対象になるかが焦点とされてい
 ますが、それ以外にも、国内象牙市場に関する議題のほか、飼育下繁殖
 施設に関する議題、固有種の取引に関する議題など多数の議題について
 議論されています。
  種レベルの生物多様性保全について大変重要な議論や枠組の設計が行
 われるため、会議の結果に注目が集まります。

 →CITES CoP20(英文)
 https://cites.org/eng/cop20


○SDGsのためのヤングリーダーズ
  国連では、今年の国連デー(10月24日)にあたり、「持続可能な開発
 目標(SDGs)のためのヤングリーダーズ」第5期生の17名を発表しまし
 た。今期は、新設された国連ユース・オフィスが初めて選出・発表を行
 ったグループであり、同イニシアチブを2016年に開始したユース担当国
 連事務総長特使室の活動を引き継ぐものとなります。
  日本からは、被爆3世でNPO法人ボーダーレスファウンデーションの理
 事を務める中村涼香さんが選ばれました。中村さんは、「安全保障に関
 する議論は、長い間、限られた人々の間だけで交わされていましたが、
 その一方で、その他大勢の人々がその決定の影響を受けてきました。現
 状の民主主義システムの限界を超えて、個人、とりわけ若者たちが、そ
 うした議論の中心に立つべきだと私は確信しています」と発言されまし
 た。

 →国連プレスリリース・UNIC訳(和文)
 https://www.unic.or.jp/news_press/info/53062/


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【2】サステナビリティ紀行

◆世界社会開発サミット、再び 人間が人間らしく暮らすために
  11月4日から6日まで、カタール・ドーハにて「第2回世界社会開発サ
 ミット(WSSD2: Second World Summit for Social Development)」が
 開催されました。1995年にデンマーク・コペンハーゲンで開催された
 第1回サミットに続き30年ぶりに開催される今回のサミットでは、前回
 のサミット以降の急速な社会環境の変化を受け、貧困撲滅や社会的包
 摂をはじめとする幅広い分野の社会課題について多様なステークホル
 ダーが参加し議論が行われました。
  今回のサミットにNGOとして参加された創価学会インタナショナル
 (SGI)の赤須清志さんに、WSSD2の現場の様子などについてお話を伺い
 ました。
 https://sus-cso.com/kiji/suskiko2511


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【3】サステナビリティ関連書籍の紹介

◆カーボンニュートラルなまちづくり
 ・小泉秀樹・小林光・瀬田史彦・村山顕人 編著
 ・定価:3,200円+税
 ・発行年月:2025年9月
  気候変動が深刻化する中、カーボンニュートラルな都市を目指す取り
 組みが加速している。脱炭素の視点で都市計画を考えるための全体像か
 ら、実装される多様な要素技術、街区・自治体・国土レベルのスケール
 別実践例、法解釈や意識改革、ソフト面の仕組みまでを幅広く詳述する
 一冊。現状の課題と先端技術の総合的理解に最適。
 https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761533144/

◆地方創生の「現場力」 地域と金融機関の持続可能性向上のために
 ・小宮啓二朗 著
 ・定価:1,980円
 ・発行年月:2025年9月
  「地方創生の考え方」「まちづくりの施策」「事業会社の販路拡大」
 「新事業とのコラボレーション」の4つの柱を軸に、「これから地域の
 ために何ができるのか」を考えるヒント満載の一冊。
 https://www.khk.co.jp/book/book_detail.php?pid=54504


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【4】お知らせ・イベント紹介

○【オンライン】12/2(火)~1/28(水)地域循環共生圏セミナー2025
  環境省では、「地域循環共生圏」の一環として、観光・福祉・交通・
 教育など環境以外の分野を切り口に、地域づくりに取り組む多様な主体
 が環境の視点を加えることで新たな可能性を見出すとともに、地域循環
 共生圏の考え方を深める機会として全4回にわたりオンラインで地域循
 環共生圏セミナー2025を開催します。
 ・第1回:12/2(火)観光×環境
  「地域全体で進める地域資源を活かした観光まちづくり」
 ・第2回:12/9(火)福祉×環境
  「地域資源を活用した、暮らしをより良くするための共助のあり方」
 ・第3回:1/14(水)交通×環境
  「地域交通課題から始まる住民主体の地域づくり」
 ・第4回:1/28(水)教育×環境
  「地域に開かれた学びを通じた次世代の人材育成」
 ・時間:各回15:00~17:00
 ・開催方式:オンライン
 ・定員:各回200名
 ・締切:各開催日3営業日前
 ・詳細:https://www.env.go.jp/press/press_01421.html

○【栃木】12/7(日)第4回 とちぎの環境と子どもの未来を考える会
      withプレーパーク体験会@ろまんちっく村こんこんの森
  プレーパーク体験会の様子を実際に見学いただき、子どもたちにとっ
 て、自然の中で過ごすことの意味を感じる経験をしていただきます。
  体験会を経て、それぞれが感じた子ども福祉×自然体験活動の可能性
 や期待、実施する上での実際の課題などを共有し、実践者を増やすため
 に必要なことを考えます。
 ・時間:10:00~16:00
 ・場所:道の駅うつのみや ろまんちっく村(栃木県宇都宮市)
 ・参加費:無料
 ・定員:30名程度(※プレーパーク参加者定員(子ども)15名)
 ・締切:12/5(金)正午
 ・詳細:https://www.geoc.jp/activity/epo/210839.html

○【オンライン】12/9(火)国連大学サステイナビリティ高等研究所 
             大学院プログラム説明会
  UNU-IASは本大学院の修士課程、博士課程で学びたい方を対象にオン
 ライン説明会を開催します。2026年秋の入学の募集は、12月に開始しま
 す。出願を検討されている方のご参加を、お待ちしております。
 ・時間:16:30~18:00
 ・開催方式:オンライン
 ・言語:英語
 ・登録締切:12/8(月)
 ・詳細:https://ias.unu.edu/jp/events/upcoming/information-session-for-prospective-students-3.html

○【東京】~12/12(金)HOSEI DIVERSITY WEEKs 2025
  法政大学ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンセンター
 (DEIセンター)では、学生や教職員のDEIに関する理解の向上や意識の
 醸成を目的に、「HOSEI DIVERSITY WEEKs 2025」を開催します。
 ・詳細:https://www.hosei.ac.jp/diversity/event/hosei-diversity-weeks/

○【オンライン】12/12(金)COP30報告シンポジウム
  公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)は、一般財団法人地球産
 業文化研究所(GISPRI)と共催で、「COP30報告シンポジウム」をオン
 ラインで開催します。本シンポジウムでは11/10(月)から11/21(金)
 にブラジル・ベレンで開催される国連気候変動枠組条約第30回締約国会
 議(UNFCCC COP30)、京都議定書第20回締約国会合(CMP20)、パリ協
 定第7回締約国会合(CMA7)を踏まえ、交渉にご参加予定の4省の方々よ
 り、それぞれの交渉の過程を含めた結果や具体的なこれからの国内外の
 対応の展望等についての発表と質疑応答を行います。
 ・時間:13:30~16:20
 ・開催方式:オンライン
 ・参加費:無料
 ・詳細:https://www.iges.or.jp/jp/events/20251212

○【東京・オンライン】12/20(土)第11回川ごみサミット
  海洋プラスチックごみが世界的な喫緊な課題となり、その対策が求め
 られています。多世代が協働し、あらゆる関係者が自分事として取り組
 むことをめざし、第11回川ごみサミットを開催します。多くの皆さまの
 ご参加お待ちします。
 ・時間:11:00~16:30
 ・場所:同志社大学 東京サテライトキャンパス(東京都中央区)
     ※オンライン配信有り
 ・参加費:無料
 ・定員:会場70名、オンライン80名
 ・締切:12/17(水)
 ・主催:全国川ごみネットワーク
 ・詳細:https://kawagomi.jp/2025/10/summit11/

○【東京・オンライン】12/25(木)シンポジウム「持続可能性シナリオ
 研究の未来を考える: 環境経済・政策学における多様なアプローチ 」
 (環境経済・政策学会創立30周年記念シンポジウム)
  地球環境問題と社会や技術変化の不確実性が増すなか、持続可能な将
 来像を描くシナリオ研究は政策論議の基盤となっています。2024年9月
 には国連が「未来に関する会議(Summit of the Future)」を開催し
 Pact for the Futureが採択され、長期的な視点での政策設計や社会の
 あり方を再考する機運が国際的にも高まっています。
  本シンポジウムは、過去の研究を振り返るとともに、最新の研究動向
 を俯瞰し、環境経済・政策への活用の道筋を具体的事例とともに議論し
 ます。また今後の研究について展望をします。
 ・時間:13:30~16:30
 ・場所:東京大学 本郷キャンパス 山上会館大会議室(東京都文京区)
     ※オンライン配信有り
 ・参加費:無料
 ・定員:会場100名、オンライン1,000名
 ・締切:12/23(火)正午
 ・詳細:https://ifi.u-tokyo.ac.jp/event/21327/

○【ツール】地方創生「地域課題」ダッシュボードβ版(市区町村)
  内閣府地方創生推進事務局は、地方創生2.0基本構想を踏まえ、地方
 公共団体が客観的なデータを活用して地域の「見える化」を進め、エビ
 デンスに基づく政策立案(EBPM)を推進できるようにするため、基本構
 想の目指す姿に関連する各種指標を取りまとめた「地方創生『地域課題』
 ダッシュボードβ版」を、全国1741市区町村分について公開しました。
 ・詳細:https://www.chisou.go.jp/sousei/about/dashboard/index.html


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 各地でクマが出没しているニュースが続いています。里山の荒廃、農村
の過疎化などさまざまな理由がありますが、エサが少なくなっている理由
に生態系バランスの劣化やそれを引き起こす気候変動も挙げられています。
森で起きていることも自分たちの問題としてとらえる必要があると実感し
ます。COP30の結果がこの問題にも効果を発揮してくれるといいのですが、
ちょっと難しそうでしょうか・・。

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