新思考の日中関係を~すり寄る?中国を日本のチャンスとするために~ 松田学 通信 vol.36 2018.10.29
2018/10/29 (Mon) 08:30
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松田学通信 vol.36 2018.10.29
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配信しております。今後配信が不要な場合は返信にてその旨お知らせください。
メールアドレス変更についても返信にて承ります。
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1. コラム
新思考の日中関係を~すり寄る?中国を日本のチャンスとするために~
2. 活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)【松田政策研究所 動画紹介】
特番『安倍政権の今後は?八幡和郎先生に聞く!』
対談:政治評論家 徳島文理大学教授 八幡和郎先生
(2)【松田政策研究所 ホームページ公開】
松田政策研究所のホームページがUPされました。
(3)ラジオ番組(FM FUJI等)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
11月18日(日)~24日(土)まで順次放送
(4)11/12(月)松田学登壇予定シンポジウムご案内
2018産業政策シンポジウム
~激変する世界の産業社会!日本の目指すべき方向性とは?~
〇各情報発信ツール紹介
(1)松田政策研究所動画コンテンツ/アーカイブ紹介
号外『某議員のLGBT発言に物申す!』
号外『揺れ動く国際経済情勢とトランプの米国』
(2)各種 SNS紹介
3. 松田学 政策発信
<新政界往来 10月号>元金融・郵政改革担当大臣亀井静香氏に聞く
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 松田学 コラム
新思考の日中関係を~すり寄る?中国を日本のチャンスとするために~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「吊り橋から鉄橋へ」、「競争から協調へ」。前者は福田康夫元総理が10月14
日の言論NPO東京-北京フォーラムで、後者は今回の訪中で10月26日に安倍
総理が李克強首相に対して、いずれも日中関係の改善について述べた言葉です。
ちょうど中国での首脳会談の日に、私はこのコラムを出張先の中国で書いてい
ます。現地で中国の方々の本音を聞くと、米中貿易戦争だけでなく、ペンス副
大統領の米中関係リセット発言まで飛び出す最近の米国を、中国は本気で恐れ
ているようです。中国が手のひらを返したように日本に接近している背景には、
日本を味方につけなければならない切羽詰まった事情があるのは確かです。
かたや米国からみれば、中国は本来は自由でグローバルであるはずの電脳サイ
バー空間に国境を引いて主権を宣言し、知的所有権を侵害しても平気な国。人
口的に膨大なデータを擁し、個人情報もあたかも国家のものとして利用できる
国には、未来の技術覇権の核となる人工知能(AI)で太刀打ちできなくなっ
てきた。そんな中国は脅威そのもの。これは、欧州が個人情報は個人のものと
明確化してルールを打ち出したように、日米欧とは真っ向から対立するパラダ
イムにみえます。最新の情報デジタル技術まで中央集権管理に活用し、統制を
強める中国秩序の伸長にどう向き合うか。米国だけの問題ではありません。
表面は友好的な接近を装いながらも、裏側では尖閣諸島周辺の日本の排他的経
済水域にプイを設置するなど、中国の行動に不信感を強める日本人が多いのも
事実です。言論NPOが毎年行っている日中同時世論調査でも、中国側では日本
の印象は良いとの回答比率が初めて4割台まで上昇している一方で、日本側は
未だに回答者のほとんどが中国の印象は良くないとの回答。ある保守系論者は、
今般、日中通貨スワップ協定を拡大する形で復活させ、中国に出かけていく安
倍総理を強く批判しいました。日本からの何十年にもわたる多額のODA(政府開
発援助)に感謝すらしない中国を助けてやるのは間違いだ、と。中国経済が行
き詰まることを心待ちにしているかのような論者も日本には多々、見受けられ
ます。
確かに、あれほど歴史認識問題などで日本を批判してきた中国側の態度豹変は、
ご都合主義なのかもしれません。しかし、日本はいまや、総理大臣が世界全体
のリーダー格にまでなっている国。その風格にふさわしい次元で外交を展開す
べきでしょう。協力するのは「一帯一路」ではなく、良いプロジェクトなら世
界のどのインフラでも協力する。通貨スワップは中国におカネを援助するもの
ではなく、もし中国経済が破綻したら、もし人民元の暴落を食い止められない
事態が発生したら、世界経済全体が深刻な影響を受けることになるから、世界
経済の運営者として日本は応じるもの。中国が良い国か悪い国か、敵か味方か
という発想から一歩、抜け出した思考をするのが日本としての矜持だろうと思
います。
相手は決して小国ではなく、現実に日々発展を続ける巨大経済。向こうがすり
寄ってくれば、これを奇貨として日本のチャンスとするぐらいのしたたかさも
必要です。
現に、技術面でもこれだけの強大な国になったかにみえる中国も、現地で意見
交換をしてみると、未だ自信のない、むしろ自国に強い不信感を持つ経済人の
方々のナマの姿に接することになります。AIなどの情報技術の社会実装で抜
きん出た中国にはソフト面ではかなわないとしても、日本は未だ、現場力や工
学力などでは中国が助けを請う相手であり続けています。欧米が技術の創出者、
中国がその社会実装者であるなら、日本は世界の課題先進国。さまざまな社会
的課題の解決モデルの構築でイニシアチブをとりつつ、この際、すり寄る中国
を徹底的に活用する分野を組み立てることに早急に取り組むべきではないか。
こうした日本側のポジションを確立してこその「鉄橋」であり「協調」ではな
いかと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2. 活動報告/セミナー情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
==========================================
出演番組・イベント・寄稿等
==========================================
(1)【松田政策研究所 動画紹介】
特番『安倍政権の今後は?八幡和郎先生に聞く!』
対談:政治評論家 徳島文理大学教授 八幡和郎先生
今回のゲストは政治評論家の八幡和郎先生。松田学からの問いかけに答えなが
ら、安倍政権の今後や日中関係、LGBT、フランスでの女性活躍の真相や官
僚制度、もりかけ、文部科学省と規制改革などなど…、目からウロコの談論風
発をしていただきました。ぜひ、ご覧ください。
動画はこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=532&n=XXXX
(2)【松田政策研究所 ホームページ公開】
松田政策研究所のホームページがUPされました。
松田学の活動の基盤となる松田政策研究所のホームページが新しく公開されま
した。各種情報発信、メルマガ登録、講演・セミナーのご依頼、また有料会員
登録(別途ご案内)などのコンテンツをご覧いただけます。(一部作業中あり)
松田政策研究所ホームページはこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=533&n=XXXX
(3)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
11月18日(日)~24日(土)まで順次放送
ラジオ番組 FM FUJI「ニホンのナカミ」に準レギュラー出演
「ニホンのナカミ」
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=534&n=XXXX
月に一度、松田学が準レギュラーとして出演しているこのラジオ番組、竹田恒
泰さんがDJを務められています。
今回の番組では、竹田恒泰さんからのご質問に答えながら、来年10月に引上げ
予定の消費税について松田学の考えを詳しくご説明しました。さらに、財政再
建と通貨の多様化を一挙に実現する妙手「松田プラン」についても公共電波で
は初の発信に。暗号通貨による証券発行という、今後、世界のファイナンスを
大きく変えるSTO(Securyty Token Offering)についても、電波ではほとん
ど本邦初の解説をいたしました。
【放送予定】
FM FUJI JOCV-FM(78.6kHz) 2018年11月18日(日)8:30~8:58OA
JRT四国放送(1269kHz) 2018年11月24日(土)6:15~6:30OA
MBC南日本放送JOCF(1107kHz) 2018年11月18日(日)25:00~25:30OA
IBS茨城放送JOYF(1197kHz) 2018年11月24日(土)20:30~21:00OA
エフエム 立川(84.4mHz) 2018年11月18日(日)21:00~21:30OA
岐阜放送 JOZF(1431kHz) 2018年11月18日(日)17:25 ~17:40OA
(4)11/12(月)松田学登壇予定シンポジウムご案内
2018産業政策シンポジウム
~激変する世界の産業社会!日本の目指すべき方向性とは?~
◆詳細・お申込はこちら ⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=535&n=XXXX
産業法務研究会(産法研)の創立5周年を記念して、産業に関連する立法や経済、
国土計画、エネルギー、知的財産等について、各方面で専門家として携わって
来た政策研究者が一堂に会して、国内外の産業発展を推進するために、自由闊
達な議論を通じて多角的に検討し、問題提起や提言をします。
松田学がパネリストとして未来社会に向けた提言をいたします。
11月12日(月)
13:30~開会、基調報告等
14:45~16:30 パネルディスカッション
【コーディネーター】平川 博 (産法研専務理事)
【パネリスト】
早川忠孝 (産法研理事長)
遠藤宣彦 (日本政策総合研究所理事長)
松田 学 (松田政策研究所代表)
田中 甲 (リーダーシップ研究所代表)
小林純子 (産法研理事)
◆日時 平成30年11月12日(月)13:30~16:30(13:15開場)
◆会場 日本消防会館 大会議室(5階)東京都港区虎ノ門2丁目9番16号
(東京メトロ銀座線:虎ノ門下車 2番・3番出口徒歩5分)
(東京メトロ日比谷線:神谷町下車 4番出口徒歩10分)
◆定員 120名
◆参加費 3,000円(消費税込) 予約受付後に下記口座宛てご送金下さい。
【口座】ゆうちょ銀行 00八(ゼロゼロハチ)店
普通預金 5846821
シャ)サンギョウホウムケンキュウカイ
◆詳細・お申込はこちら⇒http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=536&n=XXXX
==========================================
各情報発信ツール紹介
==========================================
(1)松田政策研究所動画コンテンツ アーカイブ紹介
号外『某議員のLGBT発言に物申す!』
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=537&n=XXXX
号外『揺れ動く国際経済情勢とトランプの米国』
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=538&n=XXXX
(2)各種 SNS紹介
・松田政策研究所 YouTubeページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=539&n=XXXX
・松田学 公式ホームページはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=540&n=XXXX
・松田学 公式ブログはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=541&n=XXXX
・松田政策研究所 フェイスブックはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=542&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3. 松田学 政策発信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<新政界往来 10月号>元金融・郵政改革担当大臣亀井静香氏に聞く
亀井静香先生といえば、私が大蔵省にいた頃は、自民党のけっして「静か」で
はない先生という印象でしたが、ご隠退後もかえってお忙しいようで、内容自
体は必ずしも正しいとは思われない明快な決め言葉は今も健在でした。「新政
界往来」誌からの依頼で過日、インタビュー対談をいたしました。同誌10月号
に掲載、全文はこちらからご覧になれます。
続きはこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=543&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは事務局です。
今回の松田政策研究所YouTube動画は政治評論家の八幡和郎先生にお越しいただ
きました。多少の打ち合わせはあったものの松田先生との収録はほぼアドリブ。
流石のお二人、収録は一発どりでした。話題は様々に広がりあっという間の45
分でした。ぜひ、ご覧ください。
松田学通信編集部
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
松田学通信にお心当たりのない方、解除、その他メールマガジンに関する
お問合せは、松田政策研究所までご連絡ください。
E-mail:matsuda@yd-con.com
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行元】松田政策研究所
〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7-472 TEL:03-6434-7354 FAX:03-64347356
□URL. http://matsuda-manabu.jp/ □E-mail. matsuda@yd-con.com
□FB. http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=544&n=XXXX
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Copyright (c) 2018 Manabu Matsuda. All Rights Reserved.
※メール転送自由。掲載内容の転載・転用は事務局までご一報ください。
松田学通信 vol.36 2018.10.29
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1. コラム
新思考の日中関係を~すり寄る?中国を日本のチャンスとするために~
2. 活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)【松田政策研究所 動画紹介】
特番『安倍政権の今後は?八幡和郎先生に聞く!』
対談:政治評論家 徳島文理大学教授 八幡和郎先生
(2)【松田政策研究所 ホームページ公開】
松田政策研究所のホームページがUPされました。
(3)ラジオ番組(FM FUJI等)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
11月18日(日)~24日(土)まで順次放送
(4)11/12(月)松田学登壇予定シンポジウムご案内
2018産業政策シンポジウム
~激変する世界の産業社会!日本の目指すべき方向性とは?~
〇各情報発信ツール紹介
(1)松田政策研究所動画コンテンツ/アーカイブ紹介
号外『某議員のLGBT発言に物申す!』
号外『揺れ動く国際経済情勢とトランプの米国』
(2)各種 SNS紹介
3. 松田学 政策発信
<新政界往来 10月号>元金融・郵政改革担当大臣亀井静香氏に聞く
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 松田学 コラム
新思考の日中関係を~すり寄る?中国を日本のチャンスとするために~
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「吊り橋から鉄橋へ」、「競争から協調へ」。前者は福田康夫元総理が10月14
日の言論NPO東京-北京フォーラムで、後者は今回の訪中で10月26日に安倍
総理が李克強首相に対して、いずれも日中関係の改善について述べた言葉です。
ちょうど中国での首脳会談の日に、私はこのコラムを出張先の中国で書いてい
ます。現地で中国の方々の本音を聞くと、米中貿易戦争だけでなく、ペンス副
大統領の米中関係リセット発言まで飛び出す最近の米国を、中国は本気で恐れ
ているようです。中国が手のひらを返したように日本に接近している背景には、
日本を味方につけなければならない切羽詰まった事情があるのは確かです。
かたや米国からみれば、中国は本来は自由でグローバルであるはずの電脳サイ
バー空間に国境を引いて主権を宣言し、知的所有権を侵害しても平気な国。人
口的に膨大なデータを擁し、個人情報もあたかも国家のものとして利用できる
国には、未来の技術覇権の核となる人工知能(AI)で太刀打ちできなくなっ
てきた。そんな中国は脅威そのもの。これは、欧州が個人情報は個人のものと
明確化してルールを打ち出したように、日米欧とは真っ向から対立するパラダ
イムにみえます。最新の情報デジタル技術まで中央集権管理に活用し、統制を
強める中国秩序の伸長にどう向き合うか。米国だけの問題ではありません。
表面は友好的な接近を装いながらも、裏側では尖閣諸島周辺の日本の排他的経
済水域にプイを設置するなど、中国の行動に不信感を強める日本人が多いのも
事実です。言論NPOが毎年行っている日中同時世論調査でも、中国側では日本
の印象は良いとの回答比率が初めて4割台まで上昇している一方で、日本側は
未だに回答者のほとんどが中国の印象は良くないとの回答。ある保守系論者は、
今般、日中通貨スワップ協定を拡大する形で復活させ、中国に出かけていく安
倍総理を強く批判しいました。日本からの何十年にもわたる多額のODA(政府開
発援助)に感謝すらしない中国を助けてやるのは間違いだ、と。中国経済が行
き詰まることを心待ちにしているかのような論者も日本には多々、見受けられ
ます。
確かに、あれほど歴史認識問題などで日本を批判してきた中国側の態度豹変は、
ご都合主義なのかもしれません。しかし、日本はいまや、総理大臣が世界全体
のリーダー格にまでなっている国。その風格にふさわしい次元で外交を展開す
べきでしょう。協力するのは「一帯一路」ではなく、良いプロジェクトなら世
界のどのインフラでも協力する。通貨スワップは中国におカネを援助するもの
ではなく、もし中国経済が破綻したら、もし人民元の暴落を食い止められない
事態が発生したら、世界経済全体が深刻な影響を受けることになるから、世界
経済の運営者として日本は応じるもの。中国が良い国か悪い国か、敵か味方か
という発想から一歩、抜け出した思考をするのが日本としての矜持だろうと思
います。
相手は決して小国ではなく、現実に日々発展を続ける巨大経済。向こうがすり
寄ってくれば、これを奇貨として日本のチャンスとするぐらいのしたたかさも
必要です。
現に、技術面でもこれだけの強大な国になったかにみえる中国も、現地で意見
交換をしてみると、未だ自信のない、むしろ自国に強い不信感を持つ経済人の
方々のナマの姿に接することになります。AIなどの情報技術の社会実装で抜
きん出た中国にはソフト面ではかなわないとしても、日本は未だ、現場力や工
学力などでは中国が助けを請う相手であり続けています。欧米が技術の創出者、
中国がその社会実装者であるなら、日本は世界の課題先進国。さまざまな社会
的課題の解決モデルの構築でイニシアチブをとりつつ、この際、すり寄る中国
を徹底的に活用する分野を組み立てることに早急に取り組むべきではないか。
こうした日本側のポジションを確立してこその「鉄橋」であり「協調」ではな
いかと思います。
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2. 活動報告/セミナー情報
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出演番組・イベント・寄稿等
==========================================
(1)【松田政策研究所 動画紹介】
特番『安倍政権の今後は?八幡和郎先生に聞く!』
対談:政治評論家 徳島文理大学教授 八幡和郎先生
今回のゲストは政治評論家の八幡和郎先生。松田学からの問いかけに答えなが
ら、安倍政権の今後や日中関係、LGBT、フランスでの女性活躍の真相や官
僚制度、もりかけ、文部科学省と規制改革などなど…、目からウロコの談論風
発をしていただきました。ぜひ、ご覧ください。
動画はこちら
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(2)【松田政策研究所 ホームページ公開】
松田政策研究所のホームページがUPされました。
松田学の活動の基盤となる松田政策研究所のホームページが新しく公開されま
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(3)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
11月18日(日)~24日(土)まで順次放送
ラジオ番組 FM FUJI「ニホンのナカミ」に準レギュラー出演
「ニホンのナカミ」
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月に一度、松田学が準レギュラーとして出演しているこのラジオ番組、竹田恒
泰さんがDJを務められています。
今回の番組では、竹田恒泰さんからのご質問に答えながら、来年10月に引上げ
予定の消費税について松田学の考えを詳しくご説明しました。さらに、財政再
建と通貨の多様化を一挙に実現する妙手「松田プラン」についても公共電波で
は初の発信に。暗号通貨による証券発行という、今後、世界のファイナンスを
大きく変えるSTO(Securyty Token Offering)についても、電波ではほとん
ど本邦初の解説をいたしました。
【放送予定】
FM FUJI JOCV-FM(78.6kHz) 2018年11月18日(日)8:30~8:58OA
JRT四国放送(1269kHz) 2018年11月24日(土)6:15~6:30OA
MBC南日本放送JOCF(1107kHz) 2018年11月18日(日)25:00~25:30OA
IBS茨城放送JOYF(1197kHz) 2018年11月24日(土)20:30~21:00OA
エフエム 立川(84.4mHz) 2018年11月18日(日)21:00~21:30OA
岐阜放送 JOZF(1431kHz) 2018年11月18日(日)17:25 ~17:40OA
(4)11/12(月)松田学登壇予定シンポジウムご案内
2018産業政策シンポジウム
~激変する世界の産業社会!日本の目指すべき方向性とは?~
◆詳細・お申込はこちら ⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=535&n=XXXX
産業法務研究会(産法研)の創立5周年を記念して、産業に関連する立法や経済、
国土計画、エネルギー、知的財産等について、各方面で専門家として携わって
来た政策研究者が一堂に会して、国内外の産業発展を推進するために、自由闊
達な議論を通じて多角的に検討し、問題提起や提言をします。
松田学がパネリストとして未来社会に向けた提言をいたします。
11月12日(月)
13:30~開会、基調報告等
14:45~16:30 パネルディスカッション
【コーディネーター】平川 博 (産法研専務理事)
【パネリスト】
早川忠孝 (産法研理事長)
遠藤宣彦 (日本政策総合研究所理事長)
松田 学 (松田政策研究所代表)
田中 甲 (リーダーシップ研究所代表)
小林純子 (産法研理事)
◆日時 平成30年11月12日(月)13:30~16:30(13:15開場)
◆会場 日本消防会館 大会議室(5階)東京都港区虎ノ門2丁目9番16号
(東京メトロ銀座線:虎ノ門下車 2番・3番出口徒歩5分)
(東京メトロ日比谷線:神谷町下車 4番出口徒歩10分)
◆定員 120名
◆参加費 3,000円(消費税込) 予約受付後に下記口座宛てご送金下さい。
【口座】ゆうちょ銀行 00八(ゼロゼロハチ)店
普通預金 5846821
シャ)サンギョウホウムケンキュウカイ
◆詳細・お申込はこちら⇒http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=536&n=XXXX
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各情報発信ツール紹介
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(1)松田政策研究所動画コンテンツ アーカイブ紹介
号外『某議員のLGBT発言に物申す!』
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号外『揺れ動く国際経済情勢とトランプの米国』
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(2)各種 SNS紹介
・松田政策研究所 YouTubeページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=539&n=XXXX
・松田学 公式ホームページはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=540&n=XXXX
・松田学 公式ブログはこちら
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・松田政策研究所 フェイスブックはこちら
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3. 松田学 政策発信
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*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<新政界往来 10月号>元金融・郵政改革担当大臣亀井静香氏に聞く
亀井静香先生といえば、私が大蔵省にいた頃は、自民党のけっして「静か」で
はない先生という印象でしたが、ご隠退後もかえってお忙しいようで、内容自
体は必ずしも正しいとは思われない明快な決め言葉は今も健在でした。「新政
界往来」誌からの依頼で過日、インタビュー対談をいたしました。同誌10月号
に掲載、全文はこちらからご覧になれます。
続きはこちら
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4. 編集後記
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こんにちは事務局です。
今回の松田政策研究所YouTube動画は政治評論家の八幡和郎先生にお越しいただ
きました。多少の打ち合わせはあったものの松田先生との収録はほぼアドリブ。
流石のお二人、収録は一発どりでした。話題は様々に広がりあっという間の45
分でした。ぜひ、ご覧ください。
松田学通信編集部
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【発行元】松田政策研究所
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