安倍政権と生活の匂い~片山さつき大臣の女性活躍~松田 学 通信 vol.34 2018.10.15
2018/10/15 (Mon) 08:30
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松田学通信 vol.34 2018.10.15
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メールニュースに登録いただいた方、名刺交換をさせていただいた方に一斉で
配信しております。今後配信が不要な場合は返信にてその旨お知らせください。
メールアドレス変更についても返信にて承ります。
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1. コラム
安倍政権と生活の匂い~片山さつき大臣の女性活躍~
2. 活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)【松田学 インターネット番組出演】
チャンネルくらら 山村明義のウワサの深層 特別編
「元大蔵官僚に聞く~財源は○○にある!」元衆議院議員松田学 倉山満
(2)【松田学講演紹介】*どなたでもご参加いただけます
10/16(火)AM07:00~08:00紀尾井町倫理法人会モーニングセミナー
「みらいのおかねと日本の道」
(3)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
10月21日(日)~27日(土)まで順次放送
ラジオ番組 FM FUJI「ニホンのナカミ」に準レギュラー出演
(4)11/12(月)松田学登壇予定シンポジウムご案内
2018産業政策シンポジウム
~激変する世界の産業社会!日本の目指すべき方向性とは?~
〇各情報発信ツール紹介
(1)松田政策研究所動画コンテンツ/アーカイブ紹介
特番『日本を取巻く安全保障環境 最新情報』対談:元衆議院議員中丸啓氏
(2)各種 SNS紹介
3. 松田学 政策発信
<2018年10月13日ブログエントリー>
安倍政権、残る3年の課題としての「新しい国づくり」と戦後システムの組み替え
~松田学の論点~
4. 編集後記
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1. 松田学 コラム
安倍政権と生活の匂い~片山さつき大臣の女性活躍~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
安倍新内閣の閣僚人事に関して、あるメディア人が、今回はたった一人の女性
閣僚となった片山さつき氏が女性活躍をも担当する大臣となったことに違和感
があると言っていました。安倍総理は、片山氏は女性3人分だと仰っています。
確かに彼女は、旧大蔵省時代も含め、華があって押しも強い女性には弱いのが
男性たちの常であることを手玉にとって「活躍」してきたバリバリのキャリア
ウーマン。しかし、多くの女性が活躍できるよう、国が応援を必要とする女性
たちを応援するのが女性活躍だとすれば、放っておいてものし上がる強い女性
がその顔として君臨することに違和感はあるかもしれません。
むしろ、子育てが終わって社会復帰しても自らの能力にふさわしい場が得られ
ない普通の女性たちにどう活躍してもらえるのか。家事という立派な仕事をし
ている専業主婦をどうサポートするのか。こちらを考えるのが本当の女性活躍
政策のようにも思われます。
世論調査をみると、安倍内閣の女性からの支持率が男性よりも下回る傾向がみ
られます。アベノミクスに対しても、生鮮品など生活必需品の物価高を日頃、
肌で感じる主婦の方々の目には、それでもなおインフレ目標2%を掲げ続け、
物価を上げようとする安倍総理が市井の感覚からズレているように映っている
という話もあります。ただ、日銀のコミットメントは、あくまで「生鮮食品を
除く」消費者物価指数の前年比上昇率。それがようやくプラスへと浮上しても、
未だ1%に届かない低迷状態のままでは、「安定的に2%を超えるまで、マネタ
リーベースの拡大方針を継続する」と言い続けるしかありません。
しかし、アベノミクスを6年続けても、勤労者にとっては何よりも大きな関心事
である肝心の賃金の上昇率は、物価と似たような数字で低迷状態。ここからイ
ンフレ率を引いた実質賃金にいたっては、もっと低い数字か、前年比マイナス。
アベノミクスの理論的支柱であるリフレ派の主張は、政策当局が断固たる金融
緩和のスタンスを続ければ、市中のインフレ期待が上がり、結果として物価は
必ず上昇するというものでした。これが見事に裏切られている背景の一つには、
賃金が上がらなければ物価は簡単には上がらないし、国民は自分の賃金が継続
的に上昇するという見通しを持って初めて、消費におカネを回し、需要が増え
て物価も上がるという、当然のメカニズムが機能していないことがあります。
インフレ目標という、そもそもが庶民の敵である物価高をめざすが如き言葉よ
りも、給料アップ目標のほうが、よほどデフレ脱却を確実にすると思われます。
例えば「実質賃金上昇率2%」なら、経済政策としても十分な目標でしょう。
安倍政権が必ずしも生活者目線を欠いているわけではありません。2015年9月
の「新3本の矢」には介護離職ゼロ、出生率1.8が掲げられています。ただ、
そもそも日本で出生率が上がらない大きな原因は若者の賃金水準が低いこと。
女性の就業率の向上も、「女性活躍」というよりは、夫の賃金では生活できず
にやむを得ず非正規で働いているケースが多いのが実態。欧州には、子どもを
3人も生めば外に働きに出なくても子育てに専念しているだけで生活できるだ
けの給付が受けられる国があります。そのための財源なら、消費税率引上げは
日本でも女性有権者たちからの支持が得られることでしょう。
安倍総理が、もっと生活の匂いのする総理になることができれば、有権者の半
分を占める女性からの支持を取り戻し、もしかすると、改憲への国民の抵抗感
をも和らげる道につながるかもしれません。同じ政策でも、少し目線を変えた
言葉で語ることで、国家主義、強者の論理、格差拡大といったマイナスイメー
ジを少しでも払拭できるように思われます。
そのカギを握るのは、唯一の女性閣僚、強者(つわもの)の片山大臣が、生活
の匂い溢れる巷の女性を心底から演じられるかどうかなのかもしれません。
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2. 活動報告/セミナー情報
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==========================================
出演番組・イベント・寄稿等
==========================================
(1)【松田学 インターネット番組出演】
チャンネルくらら 山村明義のウワサの深層 特別編
「元大蔵官僚に聞く~財源は○○にある!」元衆議院議員松田学 倉山満
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=491&n=XXXX
↑番組に対する松田学のコメント:
番組の趣旨は、来年の消費税率10%への引上げを控え、財政と景気をめぐる議
論を元大蔵官僚に…。日頃お世話になっている山村明義さんの司会と、久しぶ
りに再会した倉山満さんからの鋭い質問にも答えながら、消費税の本質や、財
政に対するモノの見方、さらには財政運営の新たな仕組み「松田プラン」の入
口としての永久国債の活用についてまで、私の持論や色々な提案を投げかけて
みました。
私は決して財務省の代弁者ではなく、かと言って無責任な積極財政一辺倒でも
ない積極財政派?といえるでしょうか。むしろ、両者をアウフへーベンする立
場。今回は時間の関係でそこまで行かなかったからか、結構、無理解に基づく
「増税派」レッテル貼りの激しい書き込みで、番組は炎上に近い状態になった
ようです。
ただ、番組内容は、山村、倉山両先生の深いご理解を得ながら、質的に内容の
濃い議論となりました。ぜひ、ご覧いただければと思います。私としては財政
論の全体像を話せる次の収録の機会を楽しみにしております。
(2)【松田学講演紹介】*どなたでもご参加いただけます
<10/16(火)紀尾井町倫理法人会モーニングセミナー>
「みらいのおかねと日本の道」と題して、松田学が紀尾井町倫理法人会のモー
ニングセミナーで講話をいたします。
10月16日(火)午前7時~ホテル ニューオータニ【ザ・メイン・16階ラピス】で
開催されます。講話は無料です。午前8時に終了し、9時から1時間ほど朝食会が
あり、こちらは参加費1,500円です。
倫理法人会の会員以外の方々も、どうぞ、ご参加ください。
ご参加ご希望の方は、下記のいずれかの方法でお申し込みください。
〇松田政策研究所
表題に『10/16モーニングセミナー』参加希望と記入し
<お名前、電話番号>をご記入のうえお申込みください。
matsuda@yd-con.com ←申込アドレス
〇紀尾井町倫理法人会
直接、こちら↓にお申し込みすることもできます。
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=492&n=XXXX
早朝のさわやかな気分で、松田学による未来のお話をお気軽にお楽しみ
いだたければと思います。
(3)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
10月21日(日)~27日(土)まで順次放送
ラジオ番組 FM FUJI「ニホンのナカミ」に準レギュラー出演
月に一度、松田学が準レギュラーとして出演しているこのラジオ番組、竹田恒
泰さんがDJを務められています。
今回の番組では、広島の西日本豪雨の被災地で実施した「全国初となるドロー
ンによる産学民3者共同の実態調査」について、ドローンによる調査が実際に
どのような発見につながったのか、住民の方々の反応や防災意識向上の効果は
どうだったのかなど、松田学の現地での体験を中心に語ります。
また、医療ではAI(人工知能)で大腸がんを発見する高精度の検査支援シス
テムが開発されるなど、AIが人間にもたらす革命や、それとサイバーセキュ
リティとの重要な関連性などについても、竹田恒泰さんのご質問に答えながら、
松田学が解説しています。
【放送予定】
FM FUJI JOCV-FM (78.6kHz) 2018年10月21日 (日) 8:30~8:58OA
JRT四国放送(1269kHz) 2018年10月27日 (土) 6:15~6:30OA
MBC南日本放送 JOCF(1107kHz) 2018年10月21日 (日) 25:00~25:30OA
IBS茨城放送JOYF(1197kHz) 2018年10月27日 (土) 20:30~21:00OA
エフエム立川 (84.4mHz) 2018年10月21日 (日) 21:00~21:30OA
岐阜放送JOZF (1431kHz) 2018年10月21日(日)17:25 ~17:40OA
「ニホンのナカミ」↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=493&n=XXXX
(4)11/12(月)松田学登壇予定シンポジウムご案内
2018産業政策シンポジウム
~激変する世界の産業社会!日本の目指すべき方向性とは?~
◆詳細・お申込はこちら ⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=494&n=XXXX
産業法務研究会(産法研)の創立5周年を記念して、産業に関連する立法や経済、
国土計画、エネルギー、知的財産等について、各方面で専門家として携わって
来た政策研究者が一堂に会して、国内外の産業発展を推進するために、自由闊
達な議論を通じて多角的に検討し、問題提起や提言をします。
松田学がパネリストとして未来社会に向けた提言をいたします。
11月12日(月)
13:30~開会、基調報告等
14:45~16:30 パネルディスカッション
【パネルディスカッション項目予定】
1.食料危機と第一次産業の振興、2.国土計画と公共事業
3.激甚化する災害と恒久対策、4.不安定な通貨制度と怪しげな仮想通貨
5.格差是正と税制改革、6.社会保障制度改革とベーシックインカム
7.高度情報化社会における知的財産保護、8.少子高齢化社会と人工知能ロボット、
9.学校教育と進路指導、10.乱立する産業関連法の体系化
【コーディネーター】平川 博(産法研専務理事)
【パネリスト】
早川忠孝 (産法研理事長)
遠藤宣彦 (日本政策総合研究所理事長)
松田 学 (松田政策研究所代表)
田中 甲 (リーダーシップ研究所代表)
小林純子 (産法研理事)
◆日時:平成30年11月12日(月) 13:30~16:30(13:15開場)
◆会場:日本消防会館 大会議室(5階) 東京都港区虎ノ門2丁目9番16号
(東京メトロ銀座線:虎ノ門下車 2番・3番出口徒歩5分)
(東京メトロ日比谷線:神谷町下車 4番出口徒歩10分)
◆定員:120名
◆参加費:3,000円(消費税込) 予約受付後に下記口座宛てご送金下さい。
【口座】ゆうちょ銀行 00八(ゼロゼロハチ)店
普通預金 5846821
シャ)サンギョウホウムケンキュウカイ
◆詳細・お申込はこちら ⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=495&n=XXXX
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各情報発信ツール紹介
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(1)松田政策研究所動画コンテンツ アーカイブ紹介
特番『日本を取巻く安全保障環境 最新情報』
対談:元衆議院議員 中丸啓氏
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=496&n=XXXX
↑かつて同じ政党でともに議員活動をしていた中丸啓・元衆議院議員と松田
学の動画チャンネルで安全保障問題を中心に対談をいたしました。世界経済だ
けでなく、日本は結構、気が付かないうちに領土問題などでも危険な状態に置
かれているようです。中丸元議員からの最新情報も注目です。国際社会では外
交には裏があるのが常識。お時間のある方はぜひ、ご覧ください。
(2)各種 SNS紹介
・松田政策研究所 YouTubeページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=497&n=XXXX
・松田学 公式ホームページはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=498&n=XXXX
・松田学 公式ブログはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=499&n=XXXX
・松田政策研究所 フェイスブックはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=500&n=XXXX
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3. 松田学 政策発信
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ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカイ
ブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する分
析などもUPして参ります。
<2018年10月13日ブログエントリー>
安倍政権、残る3年の課題としての「新しい国づくり」と戦後システムの組み替え
~松田学の論点~
「新しい国づくり」。このたび総裁3選を果たした安倍総理がよく口にしてき
た言葉です。私も衆議院議員の頃は、国会の様々な質疑の場で何度も安倍総理
と政策論のやり取りをいたしましたが、そのたびに「新しい国づくり」の具体
的な中身を問うておりました。
例えば、マイナンバー法案では、個人番号制の普及で日本の社会は具体的にど
うなるのか国民にビジョンを示してほしい、いま話題の国家戦略特区では、こ
の法案が日本らしい経済の強さをどう引き出すことにつながるのか…等々。も
ちろん、国会答弁というものは無難な模範答案の域を出ないものです。
続きはこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=501&n=XXXX
松田学のビデオレター
第96回は「早急な具体化が求められる、安倍総理の『新しい国づくり』」
チャンネル桜10月2日放映。
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=502&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4. 編集後記
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こんにちは事務局です。
今週こんな記事がありました。
ヤマトHD、米ヘリメーカーと協業 ドローン物流開拓目指す 1012産経
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=503&n=XXXX
両社の持つノウハウを生かして機体開発を進め、2020年代半ばの実用化を
目指す。
ドローンの可能性については物流、防災など今後その活用領域が様々に検討さ
れていくものと思われます。と同時にそのリスク(賠償や墜落補償など)に関
してもしっかり検討していく必要があると思われます。
AIとの組み合わせによる新しい技術革新にも期待したいところです。
松田学通信編集部
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松田学通信にお心当たりのない方、解除、その他メールマガジンに関する
お問合せは、松田政策研究所までご連絡ください。
E-mail:matsuda@yd-con.com
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行元】松田政策研究所
〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7-472 TEL:03-6434-7354 FAX:03-64347356
□URL. http://matsuda-manabu.jp/ □E-mail. matsuda@yd-con.com
□FB. http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=504&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
Copyright (c) 2018 Manabu Matsuda. All Rights Reserved.
※メール転送自由。掲載内容の転載・転用は事務局までご一報ください。
松田学通信 vol.34 2018.10.15
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メールニュースに登録いただいた方、名刺交換をさせていただいた方に一斉で
配信しております。今後配信が不要な場合は返信にてその旨お知らせください。
メールアドレス変更についても返信にて承ります。
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_/_/ INDEX _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. コラム
安倍政権と生活の匂い~片山さつき大臣の女性活躍~
2. 活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)【松田学 インターネット番組出演】
チャンネルくらら 山村明義のウワサの深層 特別編
「元大蔵官僚に聞く~財源は○○にある!」元衆議院議員松田学 倉山満
(2)【松田学講演紹介】*どなたでもご参加いただけます
10/16(火)AM07:00~08:00紀尾井町倫理法人会モーニングセミナー
「みらいのおかねと日本の道」
(3)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
10月21日(日)~27日(土)まで順次放送
ラジオ番組 FM FUJI「ニホンのナカミ」に準レギュラー出演
(4)11/12(月)松田学登壇予定シンポジウムご案内
2018産業政策シンポジウム
~激変する世界の産業社会!日本の目指すべき方向性とは?~
〇各情報発信ツール紹介
(1)松田政策研究所動画コンテンツ/アーカイブ紹介
特番『日本を取巻く安全保障環境 最新情報』対談:元衆議院議員中丸啓氏
(2)各種 SNS紹介
3. 松田学 政策発信
<2018年10月13日ブログエントリー>
安倍政権、残る3年の課題としての「新しい国づくり」と戦後システムの組み替え
~松田学の論点~
4. 編集後記
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1. 松田学 コラム
安倍政権と生活の匂い~片山さつき大臣の女性活躍~
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安倍新内閣の閣僚人事に関して、あるメディア人が、今回はたった一人の女性
閣僚となった片山さつき氏が女性活躍をも担当する大臣となったことに違和感
があると言っていました。安倍総理は、片山氏は女性3人分だと仰っています。
確かに彼女は、旧大蔵省時代も含め、華があって押しも強い女性には弱いのが
男性たちの常であることを手玉にとって「活躍」してきたバリバリのキャリア
ウーマン。しかし、多くの女性が活躍できるよう、国が応援を必要とする女性
たちを応援するのが女性活躍だとすれば、放っておいてものし上がる強い女性
がその顔として君臨することに違和感はあるかもしれません。
むしろ、子育てが終わって社会復帰しても自らの能力にふさわしい場が得られ
ない普通の女性たちにどう活躍してもらえるのか。家事という立派な仕事をし
ている専業主婦をどうサポートするのか。こちらを考えるのが本当の女性活躍
政策のようにも思われます。
世論調査をみると、安倍内閣の女性からの支持率が男性よりも下回る傾向がみ
られます。アベノミクスに対しても、生鮮品など生活必需品の物価高を日頃、
肌で感じる主婦の方々の目には、それでもなおインフレ目標2%を掲げ続け、
物価を上げようとする安倍総理が市井の感覚からズレているように映っている
という話もあります。ただ、日銀のコミットメントは、あくまで「生鮮食品を
除く」消費者物価指数の前年比上昇率。それがようやくプラスへと浮上しても、
未だ1%に届かない低迷状態のままでは、「安定的に2%を超えるまで、マネタ
リーベースの拡大方針を継続する」と言い続けるしかありません。
しかし、アベノミクスを6年続けても、勤労者にとっては何よりも大きな関心事
である肝心の賃金の上昇率は、物価と似たような数字で低迷状態。ここからイ
ンフレ率を引いた実質賃金にいたっては、もっと低い数字か、前年比マイナス。
アベノミクスの理論的支柱であるリフレ派の主張は、政策当局が断固たる金融
緩和のスタンスを続ければ、市中のインフレ期待が上がり、結果として物価は
必ず上昇するというものでした。これが見事に裏切られている背景の一つには、
賃金が上がらなければ物価は簡単には上がらないし、国民は自分の賃金が継続
的に上昇するという見通しを持って初めて、消費におカネを回し、需要が増え
て物価も上がるという、当然のメカニズムが機能していないことがあります。
インフレ目標という、そもそもが庶民の敵である物価高をめざすが如き言葉よ
りも、給料アップ目標のほうが、よほどデフレ脱却を確実にすると思われます。
例えば「実質賃金上昇率2%」なら、経済政策としても十分な目標でしょう。
安倍政権が必ずしも生活者目線を欠いているわけではありません。2015年9月
の「新3本の矢」には介護離職ゼロ、出生率1.8が掲げられています。ただ、
そもそも日本で出生率が上がらない大きな原因は若者の賃金水準が低いこと。
女性の就業率の向上も、「女性活躍」というよりは、夫の賃金では生活できず
にやむを得ず非正規で働いているケースが多いのが実態。欧州には、子どもを
3人も生めば外に働きに出なくても子育てに専念しているだけで生活できるだ
けの給付が受けられる国があります。そのための財源なら、消費税率引上げは
日本でも女性有権者たちからの支持が得られることでしょう。
安倍総理が、もっと生活の匂いのする総理になることができれば、有権者の半
分を占める女性からの支持を取り戻し、もしかすると、改憲への国民の抵抗感
をも和らげる道につながるかもしれません。同じ政策でも、少し目線を変えた
言葉で語ることで、国家主義、強者の論理、格差拡大といったマイナスイメー
ジを少しでも払拭できるように思われます。
そのカギを握るのは、唯一の女性閣僚、強者(つわもの)の片山大臣が、生活
の匂い溢れる巷の女性を心底から演じられるかどうかなのかもしれません。
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2. 活動報告/セミナー情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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出演番組・イベント・寄稿等
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(1)【松田学 インターネット番組出演】
チャンネルくらら 山村明義のウワサの深層 特別編
「元大蔵官僚に聞く~財源は○○にある!」元衆議院議員松田学 倉山満
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=491&n=XXXX
↑番組に対する松田学のコメント:
番組の趣旨は、来年の消費税率10%への引上げを控え、財政と景気をめぐる議
論を元大蔵官僚に…。日頃お世話になっている山村明義さんの司会と、久しぶ
りに再会した倉山満さんからの鋭い質問にも答えながら、消費税の本質や、財
政に対するモノの見方、さらには財政運営の新たな仕組み「松田プラン」の入
口としての永久国債の活用についてまで、私の持論や色々な提案を投げかけて
みました。
私は決して財務省の代弁者ではなく、かと言って無責任な積極財政一辺倒でも
ない積極財政派?といえるでしょうか。むしろ、両者をアウフへーベンする立
場。今回は時間の関係でそこまで行かなかったからか、結構、無理解に基づく
「増税派」レッテル貼りの激しい書き込みで、番組は炎上に近い状態になった
ようです。
ただ、番組内容は、山村、倉山両先生の深いご理解を得ながら、質的に内容の
濃い議論となりました。ぜひ、ご覧いただければと思います。私としては財政
論の全体像を話せる次の収録の機会を楽しみにしております。
(2)【松田学講演紹介】*どなたでもご参加いただけます
<10/16(火)紀尾井町倫理法人会モーニングセミナー>
「みらいのおかねと日本の道」と題して、松田学が紀尾井町倫理法人会のモー
ニングセミナーで講話をいたします。
10月16日(火)午前7時~ホテル ニューオータニ【ザ・メイン・16階ラピス】で
開催されます。講話は無料です。午前8時に終了し、9時から1時間ほど朝食会が
あり、こちらは参加費1,500円です。
倫理法人会の会員以外の方々も、どうぞ、ご参加ください。
ご参加ご希望の方は、下記のいずれかの方法でお申し込みください。
〇松田政策研究所
表題に『10/16モーニングセミナー』参加希望と記入し
<お名前、電話番号>をご記入のうえお申込みください。
matsuda@yd-con.com ←申込アドレス
〇紀尾井町倫理法人会
直接、こちら↓にお申し込みすることもできます。
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=492&n=XXXX
早朝のさわやかな気分で、松田学による未来のお話をお気軽にお楽しみ
いだたければと思います。
(3)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
10月21日(日)~27日(土)まで順次放送
ラジオ番組 FM FUJI「ニホンのナカミ」に準レギュラー出演
月に一度、松田学が準レギュラーとして出演しているこのラジオ番組、竹田恒
泰さんがDJを務められています。
今回の番組では、広島の西日本豪雨の被災地で実施した「全国初となるドロー
ンによる産学民3者共同の実態調査」について、ドローンによる調査が実際に
どのような発見につながったのか、住民の方々の反応や防災意識向上の効果は
どうだったのかなど、松田学の現地での体験を中心に語ります。
また、医療ではAI(人工知能)で大腸がんを発見する高精度の検査支援シス
テムが開発されるなど、AIが人間にもたらす革命や、それとサイバーセキュ
リティとの重要な関連性などについても、竹田恒泰さんのご質問に答えながら、
松田学が解説しています。
【放送予定】
FM FUJI JOCV-FM (78.6kHz) 2018年10月21日 (日) 8:30~8:58OA
JRT四国放送(1269kHz) 2018年10月27日 (土) 6:15~6:30OA
MBC南日本放送 JOCF(1107kHz) 2018年10月21日 (日) 25:00~25:30OA
IBS茨城放送JOYF(1197kHz) 2018年10月27日 (土) 20:30~21:00OA
エフエム立川 (84.4mHz) 2018年10月21日 (日) 21:00~21:30OA
岐阜放送JOZF (1431kHz) 2018年10月21日(日)17:25 ~17:40OA
「ニホンのナカミ」↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=493&n=XXXX
(4)11/12(月)松田学登壇予定シンポジウムご案内
2018産業政策シンポジウム
~激変する世界の産業社会!日本の目指すべき方向性とは?~
◆詳細・お申込はこちら ⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=494&n=XXXX
産業法務研究会(産法研)の創立5周年を記念して、産業に関連する立法や経済、
国土計画、エネルギー、知的財産等について、各方面で専門家として携わって
来た政策研究者が一堂に会して、国内外の産業発展を推進するために、自由闊
達な議論を通じて多角的に検討し、問題提起や提言をします。
松田学がパネリストとして未来社会に向けた提言をいたします。
11月12日(月)
13:30~開会、基調報告等
14:45~16:30 パネルディスカッション
【パネルディスカッション項目予定】
1.食料危機と第一次産業の振興、2.国土計画と公共事業
3.激甚化する災害と恒久対策、4.不安定な通貨制度と怪しげな仮想通貨
5.格差是正と税制改革、6.社会保障制度改革とベーシックインカム
7.高度情報化社会における知的財産保護、8.少子高齢化社会と人工知能ロボット、
9.学校教育と進路指導、10.乱立する産業関連法の体系化
【コーディネーター】平川 博(産法研専務理事)
【パネリスト】
早川忠孝 (産法研理事長)
遠藤宣彦 (日本政策総合研究所理事長)
松田 学 (松田政策研究所代表)
田中 甲 (リーダーシップ研究所代表)
小林純子 (産法研理事)
◆日時:平成30年11月12日(月) 13:30~16:30(13:15開場)
◆会場:日本消防会館 大会議室(5階) 東京都港区虎ノ門2丁目9番16号
(東京メトロ銀座線:虎ノ門下車 2番・3番出口徒歩5分)
(東京メトロ日比谷線:神谷町下車 4番出口徒歩10分)
◆定員:120名
◆参加費:3,000円(消費税込) 予約受付後に下記口座宛てご送金下さい。
【口座】ゆうちょ銀行 00八(ゼロゼロハチ)店
普通預金 5846821
シャ)サンギョウホウムケンキュウカイ
◆詳細・お申込はこちら ⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=495&n=XXXX
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各情報発信ツール紹介
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(1)松田政策研究所動画コンテンツ アーカイブ紹介
特番『日本を取巻く安全保障環境 最新情報』
対談:元衆議院議員 中丸啓氏
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↑かつて同じ政党でともに議員活動をしていた中丸啓・元衆議院議員と松田
学の動画チャンネルで安全保障問題を中心に対談をいたしました。世界経済だ
けでなく、日本は結構、気が付かないうちに領土問題などでも危険な状態に置
かれているようです。中丸元議員からの最新情報も注目です。国際社会では外
交には裏があるのが常識。お時間のある方はぜひ、ご覧ください。
(2)各種 SNS紹介
・松田政策研究所 YouTubeページ
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・松田学 公式ホームページはこちら
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・松田学 公式ブログはこちら
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・松田政策研究所 フェイスブックはこちら
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3. 松田学 政策発信
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ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカイ
ブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する分
析などもUPして参ります。
<2018年10月13日ブログエントリー>
安倍政権、残る3年の課題としての「新しい国づくり」と戦後システムの組み替え
~松田学の論点~
「新しい国づくり」。このたび総裁3選を果たした安倍総理がよく口にしてき
た言葉です。私も衆議院議員の頃は、国会の様々な質疑の場で何度も安倍総理
と政策論のやり取りをいたしましたが、そのたびに「新しい国づくり」の具体
的な中身を問うておりました。
例えば、マイナンバー法案では、個人番号制の普及で日本の社会は具体的にど
うなるのか国民にビジョンを示してほしい、いま話題の国家戦略特区では、こ
の法案が日本らしい経済の強さをどう引き出すことにつながるのか…等々。も
ちろん、国会答弁というものは無難な模範答案の域を出ないものです。
続きはこちら
↓↓↓
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松田学のビデオレター
第96回は「早急な具体化が求められる、安倍総理の『新しい国づくり』」
チャンネル桜10月2日放映。
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4. 編集後記
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こんにちは事務局です。
今週こんな記事がありました。
ヤマトHD、米ヘリメーカーと協業 ドローン物流開拓目指す 1012産経
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=503&n=XXXX
両社の持つノウハウを生かして機体開発を進め、2020年代半ばの実用化を
目指す。
ドローンの可能性については物流、防災など今後その活用領域が様々に検討さ
れていくものと思われます。と同時にそのリスク(賠償や墜落補償など)に関
してもしっかり検討していく必要があると思われます。
AIとの組み合わせによる新しい技術革新にも期待したいところです。
松田学通信編集部
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