滞貨一掃?の組閣と国会議員の悲しい性~大臣就任だけが政治家の本当の仕事なのか~ 松田学 通信 vol.33 2018.10.09
2018/10/09 (Tue) 08:30
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松田学通信 vol.33 2018.10.09
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1. コラム
滞貨一掃?の組閣と国会議員の悲しい性
~大臣就任だけが政治家の本当の仕事なのか~
2. 活動報告/セミナー情報
□出演番組・イベント・寄稿等
(1)【松田学の講演紹介】*どなたでもご参加いただけます
10/16(火)AM07:00~08:00紀尾井町倫理法人会モーニングセミナー
「みらいのおかねと日本の道」
(2)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
10月21日(日)~27日(土)まで順次放送
ラジオ番組 FM FUJI「ニホンのナカミ」に準レギュラー出演
□各情報発信ツール紹介
(1)松田政策研究所動画コンテンツ アーカイブ紹介
特番『今の日本人に必要な”日本人らしさとは?”』
対談:一般社団法人日本らしさ・地域らしさ研究所 理事長 山村明義氏
(2)各種 SNS紹介
3. 松田学 政策発信
<2018年10月7日ブログエントリー>
サイバーセキュリティの実装化へ「ジュピタープロジェクト」
~松田学の新著より【その5】
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 松田学 コラム
滞貨一掃?の組閣と国会議員の悲しい性~大臣就任だけが政治家の本当の仕事なのか~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
新内閣が発足しましたが、国民の評価はいま一つのようです。ある新聞社の世
論調査では、内閣改造後は上がるのが通例の内閣支持率が珍しく低下。原因は
「在庫一掃」、「滞貨一掃」などと揶揄されるように、60人を超えるとも言わ
れる大臣待機組の処遇。派閥順送り人事の色彩が強く出て、目新しさやインパ
クトに欠けたことだと言われます。
ただ、安倍総理の立場からすれば、総裁選で石破氏が善戦したように、自身へ
の求心力が低下する中で、党内の不満を極力抑える必要に迫られていたでしょう。
自民党国会議員たちの側からすれば、「大臣病」という、政治家特有の悲しい
性(さが)があります。いつまで経っても大臣にならないと選挙区で言われる
のが恐い。後援会を維持できなくなる…。
選挙で確実に当選を続けることが彼らの最も大事な仕事です。昔は「末は博士
か大臣か」と言われた大臣職も、能力面で専門性の薄い大臣が短い任期で次々
と大量生産され続けるようでは、その値打ちは下がってしまうでしょう。
かつて大平正芳総理は、各省庁で自らの生涯をその分野に賭けてきた官僚たち
からみれば、大臣はすぐにいなくなる「仮客」に過ぎないと、喝破していまし
た。だから、官僚が積み上げた政策や人事を簡単に覆すことはできない。確か
に、これに真っ向から反した民主党政権は挫折し、官邸一極、内閣人事局で官
僚を操縦せんとする安倍政権も、「もりかけ」で「忖度」などと言われて躓き
ました。
しかし、これでは「政治主導」の看板も、官僚がお膳立てした土俵の上で踊る
だけの政治家たちの自己満足に過ぎなくなります。その分野で一生食べていけ
る第一線のプロを閣僚に起用する米国のように、独自の政策や情報源を持つ大
臣が官僚と対等以上に渡りあってこそ、民意に基づいた機動的な政策展開がで
きるという意味での政治主導というもの。
かつての日本には「仮客の人」の欠点を補う仕組みとして「族議員」がありま
した。特定分野に精通した彼らは短い大臣在任中だけでなく、党の省庁別部会
などで政治家として強い影響力を行使し続けていたものと想像されます。ただ、
これも言われているように、多様な畑の人材が当選できた中選挙区制時代の現
象であり、小選挙区制では難しいのならば、政界の草の根から政治主導を行使
できる人材が、いまは育ちにくいのかもしれません。
限られた有能な政治家だけが一つの政権で何年も大臣を続け、その分野で日本
を代表する国際社会での顔にもなるのが理想です。その実現のためには、他の
多くの議員に対しては、政府の要職に就かずとも、本来は自らの本分であるは
ずの国会の場で選挙民にアピールできるプレステージを組み立てる必要がある
でしょう。国会とは本来、政府から独立した立法機関であり、国権の最高機関。
例えば、現在は9割以上が政府提出となっている法案は、米国のように、基本
的に国会議員が国会に提出する形にすることが選択肢として考えられるかもし
れません。各議員は国会議員であるだけで、大きな力と名声を得られます。
もちろん、三権分立が徹底した米国と議院内閣制の日本では国情が異なります。
日本の場合は憲法に定められたように、国の予算だけは政府に提出権限を残す
必要があるでしょう。政府は予算案提出者として予算委員会や、その省庁別分
科会で責任をもって答弁をする。法案は各省庁が出したい法案も、与党議員の
名を冠した法案の形で議員に国会提出を依頼することとすれば、各委員会では、
政府は参考意見を述べる存在にとどまり、答弁は提出議員自らが責任をもって
当たることになります。こうなれば、議員も必死に勉強し、選挙よりも国政を
仕事とする本来の国会議員が多数誕生するでしょう。総理や大臣が国会に拘束
される時間も大幅に減って、本来の行政や外交に専念できるようになります。
当選回数を重ねないと大臣になれない現在の硬直的な仕組みでは、各界から有
為な人材を政界に吸収できませんし、真に有為な人材なら能力本位で閣僚に起
用できるようにすることが、日本の政界の国際競争力確保の上でも不可欠だと
思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2. 活動報告/セミナー情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
=============================================
出演番組・イベント・寄稿等
=============================================
(1)【松田学講演紹介】*どなたでもご参加いただけます
<10/16(火)紀尾井町倫理法人会モーニングセミナー>
「みらいのおかねと日本の道」と題して、松田学が紀尾井町倫理法人会のモー
ニングセミナーで講話をいたします。
10月16日(火)午前7時~ホテル ニューオータニ【ザ・メイン・16階ラピス】で
開催されます。講話は無料です。午前8時に終了し、9時から1時間ほど朝食会が
あり、こちらは参加費1,500円です。倫理法人会の会員以外の方々も、どうぞ、
ご参加ください。
ご参加ご希望の方は、下記のいずれかの方法でお申し込みください。
〇松田政策研究所
表題に『10/16モーニングセミナー』参加希望と記入し
<お名前、電話番号>をご記入のうえお申込みください。
matsuda@yd-con.com ←申込アドレス
〇紀尾井町倫理法人会
直接、こちら↓にお申し込みすることもできます。
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=478&n=XXXX
あるいは↓
Kioicho.otani@gmail.com
早朝のさわやかな気分で、松田学による未来のお話をお気軽に
お楽しみいただければと思います。
(2)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
10月21日(日)~27日(土)まで順次放送
ラジオ番組 FM FUJI「ニホンのナカミ」に準レギュラー出演
月に一度、松田学が準レギュラーとして出演しているこのラジオ番組、竹田恒
泰さんがDJを務められています。
今回の番組では、広島の西日本豪雨の被災地で実施した「全国初となるドロー
ンによる産学民3者共同の実態調査」について、ドローンによる調査が実際に
どのような発見につながったのか、住民の方々の反応や防災意識向上の効果は
どうだったのかなど、松田学の現地での体験を中心に語ります。
また、医療ではAI(人工知能)で大腸がんを発見する高精度の検査支援シス
テムが開発されるなど、AIが人間にもたらす革命や、それとサイバーセキュ
リティとの重要な関連性などについても、竹田恒泰さんのご質問に答えながら、
松田学が解説しています。
【放送予定】
FM FUJI JOCV-FM (78.6kHz) 2018年10月21日 (日) 8:30~8:58OA
JRT四国放送(1269kHz) 2018年10月27日 (土) 6:15~6:30OA
MBC南日本放送 JOCF(1107kHz) 2018年10月21日 (日) 25:00~25:30OA
IBS茨城放送 JOYF(1197kHz) 2018年10月27日 (土) 20:30~21:00OA
エフエム立川 (84.4mHz) 2018年10月21日 (日) 21:00~21:30OA
岐阜放送 JOZF (1431kHz) 2018年10月21日(日)17:25 ~17:40OA
「ニホンのナカミ」↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=479&n=XXXX
=============================================
各情報発信ツール紹介
=============================================
(1)・松田政策研究所動画コンテンツ アーカイブ紹介
20180912公開 特番『今の日本人に必要な”日本人らしさとは?”』
対談:一般社団法人日本らしさ・地域らしさ研究所 理事長 山村明義氏
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=480&n=XXXX
(2)・各種 SNS紹介
・松田政策研究所 YouTubeページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=481&n=XXXX
・松田学 公式ホームページはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=482&n=XXXX
・松田学 公式ブログはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=483&n=XXXX
・松田政策研究所 フェイスブックはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=484&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3. 松田学 政策発信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2018年10月7日ブログエントリー>
サイバーセキュリティの実装化へ「ジュピタープロジェクト」
~松田学の新著より【その5】
サイバーセキュリティが「未来社会の番人」ともいえる喫緊の課題であること
は、すでにこのシリーズでも述べました。大事なことは、これを広く社会に普
及、実装化していくことです。本シリーズ前回では、サイバーセキュリティの
要諦が、実は人的・社会的側面にあることを論じました。↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=485&n=XXXX
今回は、その考え方を踏まえてセキュリティシステムを開発し、まずは広く、
日本の企業や個人などに実装を促していくことから世界のサイバーセキュリテ
ィに貢献していくことを目指そうとする「ジュピタープロジェクト」を取り上
げます。
続きはこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=486&n=XXXX
松田学のビデオレター、第95回は
「黄金の国とジュピター、防災とサイバーセキュリティの最前線」
チャンネル桜9月18日放映。
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=487&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは事務局です。
台風シーズン真っ最中。自然災害は1年中続きます。さて、
9月に北海道で起こった北海道胆振東部地震で発生したブラックアウトに対し
てコープさっぽろが北海道電力を相手に損害賠償を求めました。
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=488&n=XXXX
この訴訟には法的な面以外にも論点が色々あるように思えます。皆さんはどう
お考えになりますか?
とここまで書いて配信寸前にコープさっぽろから以下のリリースがありま
した。どうなっているのでしょう・・
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=490&n=XXXX
松田学通信編集部
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お問合せは、松田政策研究所までご連絡ください。
E-mail:matsuda@yd-con.com
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【発行元】松田政策研究所
〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7-472 TEL:03-6434-7354 FAX:03-64347356
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1. コラム
滞貨一掃?の組閣と国会議員の悲しい性
~大臣就任だけが政治家の本当の仕事なのか~
2. 活動報告/セミナー情報
□出演番組・イベント・寄稿等
(1)【松田学の講演紹介】*どなたでもご参加いただけます
10/16(火)AM07:00~08:00紀尾井町倫理法人会モーニングセミナー
「みらいのおかねと日本の道」
(2)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
10月21日(日)~27日(土)まで順次放送
ラジオ番組 FM FUJI「ニホンのナカミ」に準レギュラー出演
□各情報発信ツール紹介
(1)松田政策研究所動画コンテンツ アーカイブ紹介
特番『今の日本人に必要な”日本人らしさとは?”』
対談:一般社団法人日本らしさ・地域らしさ研究所 理事長 山村明義氏
(2)各種 SNS紹介
3. 松田学 政策発信
<2018年10月7日ブログエントリー>
サイバーセキュリティの実装化へ「ジュピタープロジェクト」
~松田学の新著より【その5】
4. 編集後記
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1. 松田学 コラム
滞貨一掃?の組閣と国会議員の悲しい性~大臣就任だけが政治家の本当の仕事なのか~
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新内閣が発足しましたが、国民の評価はいま一つのようです。ある新聞社の世
論調査では、内閣改造後は上がるのが通例の内閣支持率が珍しく低下。原因は
「在庫一掃」、「滞貨一掃」などと揶揄されるように、60人を超えるとも言わ
れる大臣待機組の処遇。派閥順送り人事の色彩が強く出て、目新しさやインパ
クトに欠けたことだと言われます。
ただ、安倍総理の立場からすれば、総裁選で石破氏が善戦したように、自身へ
の求心力が低下する中で、党内の不満を極力抑える必要に迫られていたでしょう。
自民党国会議員たちの側からすれば、「大臣病」という、政治家特有の悲しい
性(さが)があります。いつまで経っても大臣にならないと選挙区で言われる
のが恐い。後援会を維持できなくなる…。
選挙で確実に当選を続けることが彼らの最も大事な仕事です。昔は「末は博士
か大臣か」と言われた大臣職も、能力面で専門性の薄い大臣が短い任期で次々
と大量生産され続けるようでは、その値打ちは下がってしまうでしょう。
かつて大平正芳総理は、各省庁で自らの生涯をその分野に賭けてきた官僚たち
からみれば、大臣はすぐにいなくなる「仮客」に過ぎないと、喝破していまし
た。だから、官僚が積み上げた政策や人事を簡単に覆すことはできない。確か
に、これに真っ向から反した民主党政権は挫折し、官邸一極、内閣人事局で官
僚を操縦せんとする安倍政権も、「もりかけ」で「忖度」などと言われて躓き
ました。
しかし、これでは「政治主導」の看板も、官僚がお膳立てした土俵の上で踊る
だけの政治家たちの自己満足に過ぎなくなります。その分野で一生食べていけ
る第一線のプロを閣僚に起用する米国のように、独自の政策や情報源を持つ大
臣が官僚と対等以上に渡りあってこそ、民意に基づいた機動的な政策展開がで
きるという意味での政治主導というもの。
かつての日本には「仮客の人」の欠点を補う仕組みとして「族議員」がありま
した。特定分野に精通した彼らは短い大臣在任中だけでなく、党の省庁別部会
などで政治家として強い影響力を行使し続けていたものと想像されます。ただ、
これも言われているように、多様な畑の人材が当選できた中選挙区制時代の現
象であり、小選挙区制では難しいのならば、政界の草の根から政治主導を行使
できる人材が、いまは育ちにくいのかもしれません。
限られた有能な政治家だけが一つの政権で何年も大臣を続け、その分野で日本
を代表する国際社会での顔にもなるのが理想です。その実現のためには、他の
多くの議員に対しては、政府の要職に就かずとも、本来は自らの本分であるは
ずの国会の場で選挙民にアピールできるプレステージを組み立てる必要がある
でしょう。国会とは本来、政府から独立した立法機関であり、国権の最高機関。
例えば、現在は9割以上が政府提出となっている法案は、米国のように、基本
的に国会議員が国会に提出する形にすることが選択肢として考えられるかもし
れません。各議員は国会議員であるだけで、大きな力と名声を得られます。
もちろん、三権分立が徹底した米国と議院内閣制の日本では国情が異なります。
日本の場合は憲法に定められたように、国の予算だけは政府に提出権限を残す
必要があるでしょう。政府は予算案提出者として予算委員会や、その省庁別分
科会で責任をもって答弁をする。法案は各省庁が出したい法案も、与党議員の
名を冠した法案の形で議員に国会提出を依頼することとすれば、各委員会では、
政府は参考意見を述べる存在にとどまり、答弁は提出議員自らが責任をもって
当たることになります。こうなれば、議員も必死に勉強し、選挙よりも国政を
仕事とする本来の国会議員が多数誕生するでしょう。総理や大臣が国会に拘束
される時間も大幅に減って、本来の行政や外交に専念できるようになります。
当選回数を重ねないと大臣になれない現在の硬直的な仕組みでは、各界から有
為な人材を政界に吸収できませんし、真に有為な人材なら能力本位で閣僚に起
用できるようにすることが、日本の政界の国際競争力確保の上でも不可欠だと
思います。
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2. 活動報告/セミナー情報
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出演番組・イベント・寄稿等
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(1)【松田学講演紹介】*どなたでもご参加いただけます
<10/16(火)紀尾井町倫理法人会モーニングセミナー>
「みらいのおかねと日本の道」と題して、松田学が紀尾井町倫理法人会のモー
ニングセミナーで講話をいたします。
10月16日(火)午前7時~ホテル ニューオータニ【ザ・メイン・16階ラピス】で
開催されます。講話は無料です。午前8時に終了し、9時から1時間ほど朝食会が
あり、こちらは参加費1,500円です。倫理法人会の会員以外の方々も、どうぞ、
ご参加ください。
ご参加ご希望の方は、下記のいずれかの方法でお申し込みください。
〇松田政策研究所
表題に『10/16モーニングセミナー』参加希望と記入し
<お名前、電話番号>をご記入のうえお申込みください。
matsuda@yd-con.com ←申込アドレス
〇紀尾井町倫理法人会
直接、こちら↓にお申し込みすることもできます。
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=478&n=XXXX
あるいは↓
Kioicho.otani@gmail.com
早朝のさわやかな気分で、松田学による未来のお話をお気軽に
お楽しみいただければと思います。
(2)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演
10月21日(日)~27日(土)まで順次放送
ラジオ番組 FM FUJI「ニホンのナカミ」に準レギュラー出演
月に一度、松田学が準レギュラーとして出演しているこのラジオ番組、竹田恒
泰さんがDJを務められています。
今回の番組では、広島の西日本豪雨の被災地で実施した「全国初となるドロー
ンによる産学民3者共同の実態調査」について、ドローンによる調査が実際に
どのような発見につながったのか、住民の方々の反応や防災意識向上の効果は
どうだったのかなど、松田学の現地での体験を中心に語ります。
また、医療ではAI(人工知能)で大腸がんを発見する高精度の検査支援シス
テムが開発されるなど、AIが人間にもたらす革命や、それとサイバーセキュ
リティとの重要な関連性などについても、竹田恒泰さんのご質問に答えながら、
松田学が解説しています。
【放送予定】
FM FUJI JOCV-FM (78.6kHz) 2018年10月21日 (日) 8:30~8:58OA
JRT四国放送(1269kHz) 2018年10月27日 (土) 6:15~6:30OA
MBC南日本放送 JOCF(1107kHz) 2018年10月21日 (日) 25:00~25:30OA
IBS茨城放送 JOYF(1197kHz) 2018年10月27日 (土) 20:30~21:00OA
エフエム立川 (84.4mHz) 2018年10月21日 (日) 21:00~21:30OA
岐阜放送 JOZF (1431kHz) 2018年10月21日(日)17:25 ~17:40OA
「ニホンのナカミ」↓
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各情報発信ツール紹介
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(1)・松田政策研究所動画コンテンツ アーカイブ紹介
20180912公開 特番『今の日本人に必要な”日本人らしさとは?”』
対談:一般社団法人日本らしさ・地域らしさ研究所 理事長 山村明義氏
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=480&n=XXXX
(2)・各種 SNS紹介
・松田政策研究所 YouTubeページ
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・松田学 公式ホームページはこちら
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・松田学 公式ブログはこちら
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3. 松田学 政策発信
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*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2018年10月7日ブログエントリー>
サイバーセキュリティの実装化へ「ジュピタープロジェクト」
~松田学の新著より【その5】
サイバーセキュリティが「未来社会の番人」ともいえる喫緊の課題であること
は、すでにこのシリーズでも述べました。大事なことは、これを広く社会に普
及、実装化していくことです。本シリーズ前回では、サイバーセキュリティの
要諦が、実は人的・社会的側面にあることを論じました。↓
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今回は、その考え方を踏まえてセキュリティシステムを開発し、まずは広く、
日本の企業や個人などに実装を促していくことから世界のサイバーセキュリテ
ィに貢献していくことを目指そうとする「ジュピタープロジェクト」を取り上
げます。
続きはこちら
↓↓↓
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松田学のビデオレター、第95回は
「黄金の国とジュピター、防災とサイバーセキュリティの最前線」
チャンネル桜9月18日放映。
↓↓↓
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4. 編集後記
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こんにちは事務局です。
台風シーズン真っ最中。自然災害は1年中続きます。さて、
9月に北海道で起こった北海道胆振東部地震で発生したブラックアウトに対し
てコープさっぽろが北海道電力を相手に損害賠償を求めました。
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=488&n=XXXX
この訴訟には法的な面以外にも論点が色々あるように思えます。皆さんはどう
お考えになりますか?
とここまで書いて配信寸前にコープさっぽろから以下のリリースがありま
した。どうなっているのでしょう・・
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=490&n=XXXX
松田学通信編集部
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【発行元】松田政策研究所
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