壊れゆく「アメリカ」~もはや日本が頼れる米国はそこにはなく、日本が見下せる中国もそこにはない~松田 学 通信 vol.195 2021.11.29
2021/11/29 (Mon) 08:30
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松田学通信vol.195 2021.11.29
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1.松田学 コラム
壊れゆく「アメリカ」~もはや日本が頼れる米国はそこにはなく、
日本が見下せる中国もそこにはない~
2.活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)松田学出演・登壇のお知らせ
◆松田学の新著(共著)「新型コロナ騒動の正しい終わらせ方」ご紹介
◆12/4松田学CPAC JAPANで登壇
◆12/5丹羽経済塾12月開催
『総選挙の結果を踏まえ、岸田政権と日本の政界の課題を考える
~財政政策はなぜMMTよりも『MMP』なのか~』
◆12/14(火)16時~霞が関ナレッジスクエア講
AVCC&KK²特別講演会 [2021冬] 明日はどうなる!令和の日本
~元財務官僚 松田学氏と考える~
(2)【松田学出演番組・寄稿紹介】
(3)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
(4)松田学のニュース解説
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
〇各情報発信・ツール紹介
3.松田学 政策発信
*<2021年11月28日UP>
新型コロナ&ワ〇チン情勢[ニコニコ配信(1)21年11月号]
井上正康先生のコメントあり
4.編集後記
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1.松田学 コラム
壊れゆく「アメリカ」~もはや日本が頼れる米国はそこにはなく、
日本が見下せる中国もそこにはない~
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追加経済対策を盛り込んだ補正予算が11月26日に閣議決定されました。追加
歳出規模は補正予算として過去最大の総額36兆円、うち22.1兆円が国債の追
加発行(うちほとんどを占める19.2兆円が赤字国債)で賄われ、31.6兆円が
今回の経済対策に充てられます。補正後の今年度予算は142.6兆円と、過去最
大の175兆円の昨年度に次ぐ規模、今年度の国債発行額は65.7兆円となり、
国債発行残高は1,000兆円を超えることになりました。
ここまで来ると、日銀が半分ぐらいを保有する国債について、日銀のバランス
シートのなかでストック処理をするところから始まる「松田プラン」の出番が
近づいている…。こうした仕組みが将来において想定されているのであれば、
国家にとって本当に必要な財政支出を必要な時に惜しみなくできるようになる
でしょう。国あっての財政なのですから。
そのような支出として注目すべきなのは、今回7,738億円という、補正予算と
しては過去最大の防衛費が計上されたこと。当初予算と合せると6.1兆円、自
民党公約で念頭に置くとされた2%にはほど遠いですが、これで防衛費はGD
P比1.09%になるようです。
本年4月の日米首脳会談の声明に「台湾海峡」が盛り込まれ、インド太平洋の
安全保障での積極的な役割と防衛力の強化を日本が約束したことに応えての予
算措置という位置づけになります。かつては西ドイツが米ソ冷戦時代の「ヨー
ロッパ最前線」でしたが、現在は日本が米中新冷戦時代の最前線。日本の国防
力強化はリアリズムの体現そのものです。
しかし…日本が戦後一貫して自国の防衛を依存してきた肝心の米国が、バイデ
ン大統領のもとで、もはや、日本が頼れるかつての米国ではなくなっている…。
その意味でも、自主防衛力の強化どころか、これからは独自の核戦略まで日本
には問われてくるでしょう。それにしても、いまの米国の壊れ方は尋常ではな
いようです。分断どころか、内戦状態…?
今回は、いまの米国のナマの実態について、現地在住の山中泉氏からの報告を
ご紹介します。そして、対する中国については…TPP加盟申請は結構本気…?
習近平主席のもとで日本にとっての新たな種類の脅威が台頭していることにも
触れたいと思います。
『コラムの続きはこちらから・・・』↓
https://tinyurl.com/mrpcd4dj
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2. 活動報告/セミナー情報
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出演番組・イベント・寄稿等
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(1)松田学出演・登壇のお知らせ
◆松田学の新著(共著)「新型コロナ騒動の正しい終わらせ方」ご紹介
<松田学よりひとこと>
井上正康先生との共著第二弾が11月末に全国の書店で発売されます。5月に発
売された共著第一弾「新型コロナが本当に怖くなくなる本」(方丈社)は、お
かげさまで何度か増刷を重ね、話題の書となっています。日本では第5波の感
染は急激に収束しましたが、今冬に向けて第6波が起こることは、ウイルス感
染症の基礎地域を踏まえれば、十分に予想されること。ワクチン接種が欧米に
遅れて進んだ日本では、いずれ現在の欧州のような事態になることも否定でき
ないかもしれません。政府は行動規制の緩和を決めましたが、第6波が来ても
ジタバタしないよう、これにどのような心構えで向き合うかについて、広く国
民に正しい知識を普及させる必要があると考え、今回も方丈社より、井上正康
先生との共著の形で「新型コロナ騒動の正しい終わらせ方」を上梓することと
なりました。本の内容は、私が井上先生に質問したり、問題提起したりする形
での著述となっています。Amazonでは既に出ておりますので、下記URLをご
参照ください。
https://tinyurl.com/3jrd66hz
◆12/4 松田学CPAC JAPANで登壇
詳細はこちら → https://jcpac.org/
日米の要人が保守トピックを議論する日本最大級の国際政治カンファレンスで
す。毎年2月、米国でACUが主催する保守政治行動会議(CPAC)では、2万人
を超える保守派が全米から結集し、保守派の連邦議員や大統領などの要人が登
壇しており、アメリカ最大級の政治イベントとなっています。これがレーガン
大統領やトランプ大統領の誕生の原動力ともなりました。日本においては、
2017年よりCPAC JAPAN(旧称:J-CPAC)が毎年開催されており、日米の政
府要人や保守系の政治家たちが参加して保守トピックを議論する日本最大級の
国際政治カンファレンスとなっています。
<松田学よりひとこと>
主催団体である一般社団法人JCU(日本保守連合)の議長のあえば浩明氏と松
田政策研究所チャンネルで対談をしたことがご縁で、今回のメルマガでもご紹
介しているJCUのチャンネルに出演するだけでなく、この「CPAC JAPAN」
にも登壇することとなりました。そこでは、主としてデジタル通貨という視点
から日本の国益上の問題について議論を提起する講演をすることとしています。
12月4日(土)に行われるこのイベント、丸の内の会場でのリアルの参加とオ
ンライン参加の両方の可能性があるようです。お申し込みはこちらから。
→ https://jcpac.org/ticket/
◆丹羽経済塾12月開催
『総選挙の結果を踏まえ、岸田政権と日本の政界の課題を考える
~財政政策はなぜMMTよりも『MMP』なのか~』
【詳細はこちら】→ https://matsuda-pi.com/niwa.html
<松田学よりひとこと>
このところ新型コロナ対策に関するシンポジウム等が相次ぎ、月次の例会の延
期が続いていた丹羽経済塾も、来たる12月から月次例会を再開いたします。
次回12月の例会では、標記をテーマに、私から、まず、今回の総選挙の結果に
ついて総括し、これを踏まえて、今後の日本の政治や政局の展開をどのように
見ていくべきなのかを論じることといたします。総選挙では結果として、与党
が絶対安定多数を維持し、「立憲共産党」が退潮した一方で、維新が再び台頭
しましたが、このことの意味をどう捉えるべきなのか、岸田総理が掲げる「新
しい資本主義」は今ひとつ意味が不明確ですが、今後の日本は従来の「改革」
論からどのような方向に向けて脱却できるのかなど、これからの政局展開も併
せて論点を提示します。特に、今後の政策論の中で問われてくることになるの
が、財政政策の基本スタンスをどうするかです。「新たな財政財源を提案する
会」でもある丹羽経済塾として、MMP(松田プラン)を提唱している私から、
改めて、MMTを超えるMMPのメリットなどについてもわかりやすい整理を示す
こととしています。
活発な意見交換の場としたく存じますので、皆様、奮ってご参加ください。
【申し込みはこちら】→ http://u0u1.net/0qeN
【日 時】12月5日(日) 16:30-21:00
第一部:勉強会 16:30-19:00|第二部:懇親会 19:00-21:00
【参加費】4,000円(第一部・第二部 両方ともご参加される方)
第一部:勉強会 1,000円
第二部:懇親会 3,000円 ※お食事代+2ドリンク分の料金
※参加費は、当日受付にてお支払いください。
【会 場】Zen Cafe Marina(ゼン・カフェマリーナ)
【住 所】千代田区麹町4-8高善ビル2F
【最寄駅】有楽町内線 麹町駅 4番出口
【地 図】https://www.zencafemarina.com/contact-us
◆12/14(火)16時~霞が関ナレッジスクエア講演
AVCC&KK2特別講演会 [2021冬] 明日はどうなる!令和の日本
~元財務官僚 松田学氏と考える~
詳細はこちら → https://www.kk2.ne.jp/kk2/biz01/spc17.html
外務省が「Beautiful Harmony」と世界に紹介した「令和」も3年目を迎えま
した。KK2は、令和元年に財務省にご協力いただき「日本の財政を考える」を
制作しましたが、COVID-19パンデミックにより、わが国のフラジャイル(脆
弱性)やデジタル化の遅れが露呈、取り繕う補正予算連発で財政収支は悪化し
続けています。今回は元財務官僚の松田学氏をお招きし「日本の財政」と「日
本のデジタル化」という2つのテーマを取り上げ、皆さまと共に考える場をご
用意しました。コロナ感染対策を十分に施し、KK2会場での参加を40名、ライ
ブ配信参加は500名を定員とし、DPPを駆使しハイブリッド形式で開催します。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
<松田学よりひとこと>
霞が関ナレッジスクエアは長年にわたり、霞が関各省庁とも連携しながら、さ
まざまな啓発イベントや番組配信を続けてきた団体です。財務省の先輩の仲介
で、この団体を運営している久保田氏と談論風発する関係になり、今回、講師
として呼ばれることになりました。ご関心のある方は、上記サイトよりお申し
込みください。
(2)【松田学出演番組・寄稿紹介】
◆11/26配信 参政党
参政党の政策について(4)~希望の作るのが政治!
" 豊かさを実現する上昇曲線の経済づくり"
https://youtu.be/6pZnaA_sBQk
<松田学よりひとこと>
参政党の政策解説、第3回目からは何回かにわたって経済です。政党の政策の
いちばん重要な部分です。この部分は「豊かさを実現する上昇曲線の経済づく
り」として、次を掲げています。
「今日より明日は豊かになる。日本には未来の希望がある。そのような次なる
日本の物語(ストーリー)を描き、これを実現するため、経済財政政策の枠組
みを根本から変えます。そして、急速に進歩する情報技術の実装と、日本人の
強さを引き出す日本らしい経済の在り方に基いて経済成長革命を興すことで、
平成時代30年間の停滞を反転させ、日本経済を力強い上昇曲線に乗せます。
日本が築き上げたストック(資産)を国内に循環させて私たちの豊かさにつな
げ、新しい通貨の創造で国民負担を回避しつつ、実質可処分所得を倍増させる
令和の新経済戦略を打ち出します。」
ここでは、この考え方を理解し、咀嚼する上で必要なマクロ経済政策の基本に
ついて述べ、参政党が担うことになる「経済財政運営のパラダイムchange」
について論じています。
(3)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
◆ニコニコ配信 特番『山中泉氏に訊く!アメリカのコロナ最新情報』
https://www.nicovideo.jp/watch/so39631753
<松田学よりひとこと>
米国で起こったことはやがて日本でも起こる…?そう考えたくない事態が米国
で進行していますが、他方で、民意には期待できる動きも。9月から米国では
潮目の流れが変わり、ファウチが嘘つきだと連邦議会で何度もとっちめられて
いるようです。驚くべきは、と言うより、分かっていたことが証明されたこと
なのですが、マスクを始めとする行動規制がない州ほど、感染は少ない…。無
症候感染を拡大させて集団免疫を達成させることが感染収束の道であることを、
米国は立証してくれているようです。井上正康先生が言っていることが現に、
証明されているといえます。
米国は州ごとに政策が採られているので、自由を大事にする人々にとって選択
の自由がまだあります。しかし、ワチンパスポートまで使って製薬利権のため
にワチン接種へと追い込む政策を中央集権の国でやると、正しい行動を選択し
ようとしている人々には逃げ場がありません。米国には復元力があるかもしれ
ませんが、日本こそが全体主義の餌食になってしまわないか心配です。欧米で
は、自由を求める人々の層が厚いため、接種率が一定まで達すると、それ以上
になかなか上がらないのに対して、日本はあっという間に接種率75%超えとな
り、他の多くの先進国を追い抜いてしまいました。
リベラルとは全体主義であり、保守とは自由主義である、このことを、今回の
コロナワチン騒動で米国が明確に示してくれているようです。自由を求める万
国の人々よ、立ち上がれ!!こういうことを保守派が言わねばならない時代にな
ったようです。世界の政治の構図が大きく転換しています。
◆特番【本編は概要欄】『眞子さんと小〇圭氏の結婚、露呈する矛盾と問題』
ゲスト:著作家 宇山卓栄氏
https://youtu.be/MjwKR4wjaW4
ニコニコ本編→ https://www.nicovideo.jp/watch/so39651243
<松田学よりひとこと>
眞子様バッシングだ、けしからん!!そんな批判が宇山氏に多数寄せられました。
この私まで、バッシンググループに分類されてしまいましたが、先日は小林よ
しのり氏と対談し、宇山氏を批判する議論もご紹介したところです。この小室
氏とのご結婚問題については、松田政策研究所チャンネルでは複数の有識者の
方々と対談し、様々な意見をお示し頂いています。視聴者の皆さまにおかれま
しても、賛否両論があることは承知していますが、これは皇室という日本国の
根幹をなす事項に関わる問題でもあり、このご結婚が提起した論点をできるだ
け多くの人々に知っていただくこと自体が大事なことであると考えます。
今回は、宇山氏に再度、登場していただき、小林氏に対する反論も含め、改め
て、皇室のご結婚は国家の尊厳や安全保障に関わる重大問題であるとの立場か
ら、本問題についての議論をさらに掘り下げてもらいました。
宇山氏のところにも異論・反論が多く寄せられ、多くのお叱りのメール、なか
には、罵倒や脅迫じみたメールもあるようです。講演会を中止しろと主催者に
圧力を掛けてくる人も複数いるようですが、世間の皆さまの関心が高い問題な
ので仕方ない…。宇山氏曰く「私は結婚に大反対の立場だが、異論反論があっ
てよい、むしろ、大歓迎。この問題を通して、皇室とは何か、また、国民が皇
室にどう向き合えば良いかを考える機会になっている。」としています。
やはり、皇室の問題は何事も、国家としてのリスク管理に関わっているという
ことについて、日本国民も自覚を持たねばならないということになるでしょう。
君主制とどう向き合うかを一人一人の国民が、日本国民としての基本的な見識
として身に着ける必要があります。それは日本を知ることでもあると思います。
(4)松田学のニュース解説
◆松田学のニュース解説 武蔵野市の実質的参政権、住民投票条例案など
日本の安全保障
https://youtu.be/6c9nsAjDsHA
<松田学よりひとこと>
「習氏を毛沢東・トウ小平に並ぶ指導者に 中国共産党、歴史決議採択」…その
習近平がバイデン大統領と3時間半にわたりオンラインで首脳会談をしました
が、平行線…。やはり、台湾と人権では溝は埋まりませんでした。ロシアも衛
星攻撃兵器の実験、米国宇宙軍が宇宙の脅威となると警告を発しました。日本
の防衛省も『第2宇宙作戦隊』を防府北基地に新設する予定です。この番組で
は日本の安全保障をめぐる国際情勢について解説していますが、周辺国からの
脅威が高まっている中にあって、脅威は日本国内にもあるようです。武蔵野市
が外国人に住民投票権を与える条例を制定する…?国際社会でも、これは非常
識。中国には国防動員法があることを忘れてはいけません。
◆松田学のニュース解説 尾身不況?日本経済現状分析
https://youtu.be/Gec3XoG1irA
<松田学よりひとこと>
日本の7-9月期のGDPは年率▲3.0%のマイナス成長。「尾身不況」という言葉
も出ていますが、その意味は申し上げる必要もないでしょう。この番組では日
本経済の現況を解説しました。特に、日本の成長戦略の目玉となっているデジ
タルとグリーンについて取り上げましたが、半導体では、台湾からの誘致に日
本政府は巨額の補助金を決めました。ただ、大事なのはCPU(中央演算処理装
置)のソフトの設計の部分であり、やはり、その部分を含めた意味での「クラ
スター」の形成が必要でしょう。いまや競争の主体は個々の企業単位ではなく、
有機的な企業集合体としてのクラスターごとの競争。その根本部分はきちんと
国産で抑えるべきです。スパコンでは、「富岳」が4期連続世界一となったよ
うですが、これも来年には米国や中国に追い抜かれるようです。デジタル革命
については、今のところ、最も肝心かなめのところが政府の政策には抜けてい
ます。それはブロックチェーンの社会実装。グリーンについても、石炭火力が
国際社会でこれだけ削減圧力となると、やはり原発推進が抜けている…このこ
とが明確になってきました。
◆松田学のニュース解説 岸田政権の経済政策&外交・安全保障
https://youtu.be/SHZTAheJPvA
<松田学よりひとこと>
まずは、岸田内閣の最初の大仕事について。政府は11月19日、国と地方の財
政支出総額が過去最大の55.7兆円、事業規模78.9兆円にのぼる追加経済対策
を決定しました。ただ、早速、積み上げた支出の中身がwise spendingなのか?
と、議論が百出。特に、10万円給付金に対する批判は強く、せっかくのバラ
マキ?にも世論調査では反対の方が圧倒的に多いようです。矢野君(財務次官)
の「タイタニック氷山」論も奏功しているのかもしれませんが…。ただ、先日
の総選挙で自民が比例票で、特に若い世代からの票を伸ばした背景を考えると、
一つには、野党が唱える消費減税などに対し、「どうせ自分たちの世代が負担
するんだろ」…ということがなかったか。潮目の流れが変わって、もう、おカ
ネで票を釣る時代ではなくなったのかもしれません。それより、「将来の負担
につながらない仕組みを構築します、だから積極財政ができるんです」という
論を出すべきでしょう。それが、言うまでもなく「松田プラン」。参政党が掲
げます。この番組ではその他…石油の国家備蓄の放出なんか効かないよという
話、共産党の暴力革命方針には変更がないという政府答弁書が決定された話(ソ
フト路線にごまかされてはいけません)、中国とロシアの爆撃機が日本周辺を共
同飛行したという話(足元見られてますね)、今度の補正予算に異例の金額の
防衛費を計上するという話、だから、高市さんも言っていたように、米ミサイ
ルの日本配備に向けて議論が必要だという話、片や韓国の警察庁長官が竹島に
上陸して日韓関係は最悪、日中韓首脳会談も今年はやらないという話、そして
最後に、林外相が中国から呼ばれて訪中…?こんな状況で行くなんて、岸田政
権への信頼が落ちるからやめといたら…という話…これらのニュースを取り上
げて解説しています。
◆松田学のニュース解説【本編は概要欄】新型C〇〇最新情報 前半
https://youtu.be/5h4oqohJln0
ニコニコ本編はこちら→ https://www.nicovideo.jp/watch/so39657417
<松田学よりひとこと>
以下、取り上げたニュースと、その解説の要点です。
・「町職員「宣伝効果2500万円上回る」と断言…コロナ交付金で設置『イカキ
ング』半年でどうなった」:
こちらの記事の中の写真をご覧ください。
https://www.ishikawa-tv.com/news/itc/00244839
感染症に対する正しい知識がないと、国の税金がこんなことに投じられる?た
だ、本当にイカれているのはコロナバカ騒ぎ…?
・「行動制限緩和、感染対策を議論 新型コロナ対策で政府分科会」:
日本でも3回目のブースター接種が俎上に載せられていますが…2回目との間
で8か月空けようが6か月空けようが、日本政府がめざしている「ウイズ・コ
ロナ」が「ウイズ・ワクチン」を前提とするそれである限り、持続可能な収束
状況には、かえってなかなか至らないのではないでしょうか。ワクチンを早い
時期に打った国ほど、ワクチンによる抗体が切れるのと、打ったワクチンも新
しい変異株の遺伝情報に基づいて作られたものではないことにより、感染の再
拡大が起こっています。日本では、第6波が来る時期が、その時期と重なる可
能性がある…?でも、感染の波が何度も訪れては、その都度、無症候感染(み
んな、感染していて、気が付かないうちに治っている人がほとんどだと思いま
す)の広がりで集団免疫ができて、免疫の軍事訓練が重ねられていますから、
波は高くても、重症化率や死亡率は低下するはずです(すでに第5波でそうな
っていました)。感染が怖いと言ってワクチンを何度も接種していると、ワク
チンよりもずっと持続可能性が高く、応用問題にも強い自然感染による免疫を
形成する機会を逃してしまうのではないかと心配します。
これではワクチン中毒…?何度も投与すると動物実験では動物はみんな死ぬの
は研究者の間では常識だと、以前ご紹介した村上康文先生との対談動画(ニコ
ニコ)で、同先生は研究現場から警鐘を鳴らしていました。
医療政策として考えるべきは、免疫弱者に対する対応であり、発症者を重症化
させない体制の整備。ステイホームしろ、外出は控えろ…これでは免疫力を強
化するのが最大のコロナ対策なのに、逆に、免疫弱者を大量に生み出すことに
ならないか…。
ここで注目すべきニュースが2つあります。
一つは、ファウチ博士がNew York Timesに次のように語ったこと。「常に先
を行くイスラエルのデータによれば2回接種者は免疫機能が低下し、感染、入
院、死亡のリスクが全ての世代で高まる。ハイリスク層だけではない。従って
3回目の接種はボーナスではなく、必須の過程だと考えるべきだ」
もう一つは、COP26に出席し英国でインタビューを受けたビルゲイツ。「感染
を防ぐワクチンはありませんでした。私たちは健康に役立つワクチンを手に入
れましたが、感染をわずかに減らすだけです。新しい方法のワクチンが必要で
す」最も莫大な投資をした人物の発言を真摯に受け止めるべきだとの声が出て
います。
・「コロナで失業長引く女性、急増34万人 『事務職の仕事、見つからない』」:
コロナは怖い、ペストのように対応すべきだ、そういう論調に乗って真実を明
かさない専門家たち、製薬会社…潤う人たちがたくさんいる。そもそも一体誰
のための医療なのか、医療専門家たちなのか、そういう政治運動が必要になっ
ています。参政党の役割でしょう。犠牲者は国民です。これは健康のことだけ
でなく、この記事のように、経済的な弱者が最も犠牲になっています。
・「欧州でワクチン義務化広まる 接種停滞、反対派も根強く―新型コロナ」:
欧州では、接種率が頭打ちだから、さらに上げるために義務化へと強硬措置に
…結局、それが社会の分断を招こうとしています。米国と同じ状況が先進国に
広がっています。日本人はそこまでいかない従順な国民。そうであるからこそ、
怖いものがあります。全体主義に対して無抵抗?欧州でワクチン接種が進まな
いのは、ある意味、社会として健全な証しなのかもしれません。そもそも製薬
利権に対して自由を守る発想が日本にないようです。だから、抗がん剤も、米
国では禁止されているのに日本では、これを使用しないと、がん指定病院に指
定されないそうです。日本人の死因の中でがんは半分にのぼっています。医療
そのものが国民本位でない?これを国民の立場から変えていくことも参政党の
役割です。
・「オーストリア 未接種者を対象にロックダウン導入」:
ウィーンからこんな声が聞こえてきます…「オーストリアはワクチン接種済み
者か、罹患者か、死んだ人間しかいなくなると、ニュースに出ていた。」、
「自然免疫が一番と思っている人たちもいる」、「何回も打ち続けたら体がボ
ロボロになって死ぬぞ、と言っている人もいます」…。
・「ヨーロッパ感染再拡大で見えるフランスのヘルスパスの整合性」:
要するに、ワクチンを打っても感染が拡大するのはフランスのような「ヘルス
パス」がないからであるとの記事が出ていました。それによると、フランスは
良い選択をした、自由を求める人々にもヘルスパスはワクチン接種を促す効果
があつたとのこと。それでもフランスはまた感染拡大して3回目の接種に…。
そこで、2回接種で出ていた今までのヘルスパスを無効に…。1回「ワクパス」
を取得しても安心できない、使えなくなるかもしれない、ということですね。
では、なぜ日本は欧州と違ってこんなに感染が少ないのか。それとも時期的な
ズレで欧州と同じになるのか?免疫状態は日本も欧州も同じはずなのに…井上
正康先生に質問してみました。以下が返答です。
<<日本にはファクターXとして早期集団免疫確立ということがありましたが、
何度も感染波へ暴露されたことにより、日本と海外の免疫のハンディーは無く
なった時代に入っています。事実、変異株誕生毎にピークアウト後は毎年のイ
ンフルエンザの様に急速に被害が収束しています。国内外での免疫的ハンディ
ーは既に解消されていると考えるべきですね。
ワクチン普及が遅れた日本はタイムラグをもって、近く欧州と同じ状態になる
という可能性を私も危惧しています。PEGを介する遺伝子ワクチンの体内組織
分布は非特異的であり、広範な組織や細胞に取り込まれて異種のスパイク蛋白
を産生しています。この為に、(1)全組織でスパイクによる血栓形成のリスクが
あり、(2)血管網のバリアー機能が障害されると同時に、(3)頻回接種でスパイ
ク産生細胞が自己免疫的に障害されつつある可能性が考えられます。更に、ワ
クチン粒子は(4)ホルモン代謝の要である副腎に取り込まれると同時に(5)神経
系にも影響(微小血栓による脳障害と自律神経系の障害)しており、脳免疫統合
系の異常による免疫抑制の可能性が考えられます。その為に、ワクチン接種開
始時期が遅れた日本でもやがて類似の感染病態が起こる可能性はあり得ます。>>
<<ワクチン接種が極端に進んでいないアフリカでの感染状況が、先進国の問題
を理解する鍵」になると思います。アフリカはEUの海賊達の奴隷貿易などで
歴史的に根深い不信感があり、大半の大統領が新型コロナやワクチンに懐疑的
(6名の大統領が過去1年間に謎の死)であり、WHOが薦めてもワクチン接種が
ほとんど広がってない様です。
新型コロナの被害が極めて低い事から、イベルメクチンの効果が期待されてい
る経緯があります。イベルメクチンが有効なオンコセルカ病はアフリカやイン
ドなどの寄生虫疾患であり、これに長年利用され、多くの患者を助けたことか
ら大村さんがノーベル賞を受賞されました。その使用状況とコロナが蔓延しな
いことが重なってイベルメクチン信仰が広がった様です。(イベルメクチンの新
型コロナへの効用はまだ十分には実証されていませんが、欧米諸国もワクチン
ではなく、真に安全かつ有効な予防治療薬を投与すべきでしょう。
ただ、レムデジビルやモルヌピラビルなどの新規開発薬はアビガンなどと同様
に健康維持に必要な核酸代謝の阻害剤であり、正常代謝も阻害する可能性が高
く、慎重なチェックが必要です。現在の様なパニック状態下で政治指導で決め
た薬は大抵新たな薬害を生み出します。緊急時こそ「毒でなければ薬ではあり
得ない」との医学的名言を肝に銘じる必要が有ります。因みに、昨年春に安部
前首相が「抗インフルエンザ薬として備蓄されているアビガンを6月までに使
用可能にする」と発言しましたが、これを厚労省が認可しなかったのは「正常
な拡散代謝が阻害されて奇形などの薬害が増産される可能性があったから」で
す。私はこの決断を「厚労省としては珍しく良い仕事をした」と評価していま
す。>>
・「子供へのワクチン接種、させるか否か…保護者に悩み広がる」:
井上先生のコメントです。
<<新型コロナで子供が重症化しにくい理由と、ワクチンの副反応が出やすい理
由については、コロナ感染では子供の自然免疫力の強さと、高血圧と無縁であ
りACE2が少ない事と、高齢者より免疫応答反応が高い事が、その理由と考え
られます。免疫系も含めて子供の代謝応答力は高齢者よりも高いので、感染し
ても重症化しにくい代わりに応答反応の強さ故に副反応も強く現れます。尚、
若者の副反応では女性の方が強く出ますが、これは女性ホルモンと関係した免
疫的性差が関与しています。逆に心筋炎に関しては男子の方が高リスクですが、
これは小児の心臓血管系の病気である『川崎病』も男子が圧倒的に多い事実と
関係しており、心血管系の性差医学的因子が関与していると思われます。
いずれにしても、現在、人類は未知の遺伝子ワクチンで免疫的人体実験を暴走
させており、やがて大きなツケを払わされる事になると思われます。
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が
日本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員
東京大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけ
にとどまらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理
などに対する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測によ
る知見を皆さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
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各情報発信・ツール紹介
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(1)各種 SNS紹介
◆松田政策研究所チャンネル2
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◆松田政策研究所 フェイスブックはこちら
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3.松田学 政策発信
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*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2021年11月28日UP>
新型コロナ&ワ〇チン情勢[ニコニコ配信(1)21年11月号]
井上正康先生のコメントあり
松田政策研究所チャンネルではこのところ、週一回のペースで、ニュース解説
の一環として新型コロナや、世界的に接種が進む新型コロナワ〇チンについて
のニュース記事を取り上げ、松田学が解説する番組を配信しております。
今回の世界的なパンデミックにおいて生じている現象に鑑みると、新型コロナ
の真の収束のために何よりも必要なのは、ウイルス感染症に対する正しい知識
を人類社会全体が早く共有することだと考えざるを得ません。そのような趣旨
から、今般、これらの番組とその解説記事を何回かごとにこのブログでもご紹
介することが望ましいと判断されました。
<続きはこちら>↓
https://ameblo.jp/matsuda-manabu/entry-12712802202.html
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4.編集後記
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こんにちは事務局です。
『感染症専門家が警鐘 コロナ感染「2カ月後にはヨーロッパに近い状況に」』
https://news.yahoo.co.jp/articles/a04099fdb9cc8c773469679a30c00740a60f4598
過去何度もこういった発言を専門家から耳にしました。その度に私たちは騙さ
れてきました。もちろん発言は自由でしょうし今回はそうなるかもしれません。
しかし過去、専門家としてその発言内容について大きく間違えてもなお公共の
電波で同様の発言を繰り返すのは問題ではないでしょうか?
松田学通信編集部
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松田学通信にお心当たりのない方、解除、その他メールマガジンに関する
お問合せは、松田政策研究所までご連絡ください。
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※メール転送自由。掲載内容の転載・転用は事務局までご一報ください。
松田学通信vol.195 2021.11.29
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1.松田学 コラム
壊れゆく「アメリカ」~もはや日本が頼れる米国はそこにはなく、
日本が見下せる中国もそこにはない~
2.活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)松田学出演・登壇のお知らせ
◆松田学の新著(共著)「新型コロナ騒動の正しい終わらせ方」ご紹介
◆12/4松田学CPAC JAPANで登壇
◆12/5丹羽経済塾12月開催
『総選挙の結果を踏まえ、岸田政権と日本の政界の課題を考える
~財政政策はなぜMMTよりも『MMP』なのか~』
◆12/14(火)16時~霞が関ナレッジスクエア講
AVCC&KK²特別講演会 [2021冬] 明日はどうなる!令和の日本
~元財務官僚 松田学氏と考える~
(2)【松田学出演番組・寄稿紹介】
(3)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
(4)松田学のニュース解説
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
〇各情報発信・ツール紹介
3.松田学 政策発信
*<2021年11月28日UP>
新型コロナ&ワ〇チン情勢[ニコニコ配信(1)21年11月号]
井上正康先生のコメントあり
4.編集後記
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1.松田学 コラム
壊れゆく「アメリカ」~もはや日本が頼れる米国はそこにはなく、
日本が見下せる中国もそこにはない~
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追加経済対策を盛り込んだ補正予算が11月26日に閣議決定されました。追加
歳出規模は補正予算として過去最大の総額36兆円、うち22.1兆円が国債の追
加発行(うちほとんどを占める19.2兆円が赤字国債)で賄われ、31.6兆円が
今回の経済対策に充てられます。補正後の今年度予算は142.6兆円と、過去最
大の175兆円の昨年度に次ぐ規模、今年度の国債発行額は65.7兆円となり、
国債発行残高は1,000兆円を超えることになりました。
ここまで来ると、日銀が半分ぐらいを保有する国債について、日銀のバランス
シートのなかでストック処理をするところから始まる「松田プラン」の出番が
近づいている…。こうした仕組みが将来において想定されているのであれば、
国家にとって本当に必要な財政支出を必要な時に惜しみなくできるようになる
でしょう。国あっての財政なのですから。
そのような支出として注目すべきなのは、今回7,738億円という、補正予算と
しては過去最大の防衛費が計上されたこと。当初予算と合せると6.1兆円、自
民党公約で念頭に置くとされた2%にはほど遠いですが、これで防衛費はGD
P比1.09%になるようです。
本年4月の日米首脳会談の声明に「台湾海峡」が盛り込まれ、インド太平洋の
安全保障での積極的な役割と防衛力の強化を日本が約束したことに応えての予
算措置という位置づけになります。かつては西ドイツが米ソ冷戦時代の「ヨー
ロッパ最前線」でしたが、現在は日本が米中新冷戦時代の最前線。日本の国防
力強化はリアリズムの体現そのものです。
しかし…日本が戦後一貫して自国の防衛を依存してきた肝心の米国が、バイデ
ン大統領のもとで、もはや、日本が頼れるかつての米国ではなくなっている…。
その意味でも、自主防衛力の強化どころか、これからは独自の核戦略まで日本
には問われてくるでしょう。それにしても、いまの米国の壊れ方は尋常ではな
いようです。分断どころか、内戦状態…?
今回は、いまの米国のナマの実態について、現地在住の山中泉氏からの報告を
ご紹介します。そして、対する中国については…TPP加盟申請は結構本気…?
習近平主席のもとで日本にとっての新たな種類の脅威が台頭していることにも
触れたいと思います。
『コラムの続きはこちらから・・・』↓
https://tinyurl.com/mrpcd4dj
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2. 活動報告/セミナー情報
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出演番組・イベント・寄稿等
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(1)松田学出演・登壇のお知らせ
◆松田学の新著(共著)「新型コロナ騒動の正しい終わらせ方」ご紹介
<松田学よりひとこと>
井上正康先生との共著第二弾が11月末に全国の書店で発売されます。5月に発
売された共著第一弾「新型コロナが本当に怖くなくなる本」(方丈社)は、お
かげさまで何度か増刷を重ね、話題の書となっています。日本では第5波の感
染は急激に収束しましたが、今冬に向けて第6波が起こることは、ウイルス感
染症の基礎地域を踏まえれば、十分に予想されること。ワクチン接種が欧米に
遅れて進んだ日本では、いずれ現在の欧州のような事態になることも否定でき
ないかもしれません。政府は行動規制の緩和を決めましたが、第6波が来ても
ジタバタしないよう、これにどのような心構えで向き合うかについて、広く国
民に正しい知識を普及させる必要があると考え、今回も方丈社より、井上正康
先生との共著の形で「新型コロナ騒動の正しい終わらせ方」を上梓することと
なりました。本の内容は、私が井上先生に質問したり、問題提起したりする形
での著述となっています。Amazonでは既に出ておりますので、下記URLをご
参照ください。
https://tinyurl.com/3jrd66hz
◆12/4 松田学CPAC JAPANで登壇
詳細はこちら → https://jcpac.org/
日米の要人が保守トピックを議論する日本最大級の国際政治カンファレンスで
す。毎年2月、米国でACUが主催する保守政治行動会議(CPAC)では、2万人
を超える保守派が全米から結集し、保守派の連邦議員や大統領などの要人が登
壇しており、アメリカ最大級の政治イベントとなっています。これがレーガン
大統領やトランプ大統領の誕生の原動力ともなりました。日本においては、
2017年よりCPAC JAPAN(旧称:J-CPAC)が毎年開催されており、日米の政
府要人や保守系の政治家たちが参加して保守トピックを議論する日本最大級の
国際政治カンファレンスとなっています。
<松田学よりひとこと>
主催団体である一般社団法人JCU(日本保守連合)の議長のあえば浩明氏と松
田政策研究所チャンネルで対談をしたことがご縁で、今回のメルマガでもご紹
介しているJCUのチャンネルに出演するだけでなく、この「CPAC JAPAN」
にも登壇することとなりました。そこでは、主としてデジタル通貨という視点
から日本の国益上の問題について議論を提起する講演をすることとしています。
12月4日(土)に行われるこのイベント、丸の内の会場でのリアルの参加とオ
ンライン参加の両方の可能性があるようです。お申し込みはこちらから。
→ https://jcpac.org/ticket/
◆丹羽経済塾12月開催
『総選挙の結果を踏まえ、岸田政権と日本の政界の課題を考える
~財政政策はなぜMMTよりも『MMP』なのか~』
【詳細はこちら】→ https://matsuda-pi.com/niwa.html
<松田学よりひとこと>
このところ新型コロナ対策に関するシンポジウム等が相次ぎ、月次の例会の延
期が続いていた丹羽経済塾も、来たる12月から月次例会を再開いたします。
次回12月の例会では、標記をテーマに、私から、まず、今回の総選挙の結果に
ついて総括し、これを踏まえて、今後の日本の政治や政局の展開をどのように
見ていくべきなのかを論じることといたします。総選挙では結果として、与党
が絶対安定多数を維持し、「立憲共産党」が退潮した一方で、維新が再び台頭
しましたが、このことの意味をどう捉えるべきなのか、岸田総理が掲げる「新
しい資本主義」は今ひとつ意味が不明確ですが、今後の日本は従来の「改革」
論からどのような方向に向けて脱却できるのかなど、これからの政局展開も併
せて論点を提示します。特に、今後の政策論の中で問われてくることになるの
が、財政政策の基本スタンスをどうするかです。「新たな財政財源を提案する
会」でもある丹羽経済塾として、MMP(松田プラン)を提唱している私から、
改めて、MMTを超えるMMPのメリットなどについてもわかりやすい整理を示す
こととしています。
活発な意見交換の場としたく存じますので、皆様、奮ってご参加ください。
【申し込みはこちら】→ http://u0u1.net/0qeN
【日 時】12月5日(日) 16:30-21:00
第一部:勉強会 16:30-19:00|第二部:懇親会 19:00-21:00
【参加費】4,000円(第一部・第二部 両方ともご参加される方)
第一部:勉強会 1,000円
第二部:懇親会 3,000円 ※お食事代+2ドリンク分の料金
※参加費は、当日受付にてお支払いください。
【会 場】Zen Cafe Marina(ゼン・カフェマリーナ)
【住 所】千代田区麹町4-8高善ビル2F
【最寄駅】有楽町内線 麹町駅 4番出口
【地 図】https://www.zencafemarina.com/contact-us
◆12/14(火)16時~霞が関ナレッジスクエア講演
AVCC&KK2特別講演会 [2021冬] 明日はどうなる!令和の日本
~元財務官僚 松田学氏と考える~
詳細はこちら → https://www.kk2.ne.jp/kk2/biz01/spc17.html
外務省が「Beautiful Harmony」と世界に紹介した「令和」も3年目を迎えま
した。KK2は、令和元年に財務省にご協力いただき「日本の財政を考える」を
制作しましたが、COVID-19パンデミックにより、わが国のフラジャイル(脆
弱性)やデジタル化の遅れが露呈、取り繕う補正予算連発で財政収支は悪化し
続けています。今回は元財務官僚の松田学氏をお招きし「日本の財政」と「日
本のデジタル化」という2つのテーマを取り上げ、皆さまと共に考える場をご
用意しました。コロナ感染対策を十分に施し、KK2会場での参加を40名、ライ
ブ配信参加は500名を定員とし、DPPを駆使しハイブリッド形式で開催します。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
<松田学よりひとこと>
霞が関ナレッジスクエアは長年にわたり、霞が関各省庁とも連携しながら、さ
まざまな啓発イベントや番組配信を続けてきた団体です。財務省の先輩の仲介
で、この団体を運営している久保田氏と談論風発する関係になり、今回、講師
として呼ばれることになりました。ご関心のある方は、上記サイトよりお申し
込みください。
(2)【松田学出演番組・寄稿紹介】
◆11/26配信 参政党
参政党の政策について(4)~希望の作るのが政治!
" 豊かさを実現する上昇曲線の経済づくり"
https://youtu.be/6pZnaA_sBQk
<松田学よりひとこと>
参政党の政策解説、第3回目からは何回かにわたって経済です。政党の政策の
いちばん重要な部分です。この部分は「豊かさを実現する上昇曲線の経済づく
り」として、次を掲げています。
「今日より明日は豊かになる。日本には未来の希望がある。そのような次なる
日本の物語(ストーリー)を描き、これを実現するため、経済財政政策の枠組
みを根本から変えます。そして、急速に進歩する情報技術の実装と、日本人の
強さを引き出す日本らしい経済の在り方に基いて経済成長革命を興すことで、
平成時代30年間の停滞を反転させ、日本経済を力強い上昇曲線に乗せます。
日本が築き上げたストック(資産)を国内に循環させて私たちの豊かさにつな
げ、新しい通貨の創造で国民負担を回避しつつ、実質可処分所得を倍増させる
令和の新経済戦略を打ち出します。」
ここでは、この考え方を理解し、咀嚼する上で必要なマクロ経済政策の基本に
ついて述べ、参政党が担うことになる「経済財政運営のパラダイムchange」
について論じています。
(3)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
◆ニコニコ配信 特番『山中泉氏に訊く!アメリカのコロナ最新情報』
https://www.nicovideo.jp/watch/so39631753
<松田学よりひとこと>
米国で起こったことはやがて日本でも起こる…?そう考えたくない事態が米国
で進行していますが、他方で、民意には期待できる動きも。9月から米国では
潮目の流れが変わり、ファウチが嘘つきだと連邦議会で何度もとっちめられて
いるようです。驚くべきは、と言うより、分かっていたことが証明されたこと
なのですが、マスクを始めとする行動規制がない州ほど、感染は少ない…。無
症候感染を拡大させて集団免疫を達成させることが感染収束の道であることを、
米国は立証してくれているようです。井上正康先生が言っていることが現に、
証明されているといえます。
米国は州ごとに政策が採られているので、自由を大事にする人々にとって選択
の自由がまだあります。しかし、ワチンパスポートまで使って製薬利権のため
にワチン接種へと追い込む政策を中央集権の国でやると、正しい行動を選択し
ようとしている人々には逃げ場がありません。米国には復元力があるかもしれ
ませんが、日本こそが全体主義の餌食になってしまわないか心配です。欧米で
は、自由を求める人々の層が厚いため、接種率が一定まで達すると、それ以上
になかなか上がらないのに対して、日本はあっという間に接種率75%超えとな
り、他の多くの先進国を追い抜いてしまいました。
リベラルとは全体主義であり、保守とは自由主義である、このことを、今回の
コロナワチン騒動で米国が明確に示してくれているようです。自由を求める万
国の人々よ、立ち上がれ!!こういうことを保守派が言わねばならない時代にな
ったようです。世界の政治の構図が大きく転換しています。
◆特番【本編は概要欄】『眞子さんと小〇圭氏の結婚、露呈する矛盾と問題』
ゲスト:著作家 宇山卓栄氏
https://youtu.be/MjwKR4wjaW4
ニコニコ本編→ https://www.nicovideo.jp/watch/so39651243
<松田学よりひとこと>
眞子様バッシングだ、けしからん!!そんな批判が宇山氏に多数寄せられました。
この私まで、バッシンググループに分類されてしまいましたが、先日は小林よ
しのり氏と対談し、宇山氏を批判する議論もご紹介したところです。この小室
氏とのご結婚問題については、松田政策研究所チャンネルでは複数の有識者の
方々と対談し、様々な意見をお示し頂いています。視聴者の皆さまにおかれま
しても、賛否両論があることは承知していますが、これは皇室という日本国の
根幹をなす事項に関わる問題でもあり、このご結婚が提起した論点をできるだ
け多くの人々に知っていただくこと自体が大事なことであると考えます。
今回は、宇山氏に再度、登場していただき、小林氏に対する反論も含め、改め
て、皇室のご結婚は国家の尊厳や安全保障に関わる重大問題であるとの立場か
ら、本問題についての議論をさらに掘り下げてもらいました。
宇山氏のところにも異論・反論が多く寄せられ、多くのお叱りのメール、なか
には、罵倒や脅迫じみたメールもあるようです。講演会を中止しろと主催者に
圧力を掛けてくる人も複数いるようですが、世間の皆さまの関心が高い問題な
ので仕方ない…。宇山氏曰く「私は結婚に大反対の立場だが、異論反論があっ
てよい、むしろ、大歓迎。この問題を通して、皇室とは何か、また、国民が皇
室にどう向き合えば良いかを考える機会になっている。」としています。
やはり、皇室の問題は何事も、国家としてのリスク管理に関わっているという
ことについて、日本国民も自覚を持たねばならないということになるでしょう。
君主制とどう向き合うかを一人一人の国民が、日本国民としての基本的な見識
として身に着ける必要があります。それは日本を知ることでもあると思います。
(4)松田学のニュース解説
◆松田学のニュース解説 武蔵野市の実質的参政権、住民投票条例案など
日本の安全保障
https://youtu.be/6c9nsAjDsHA
<松田学よりひとこと>
「習氏を毛沢東・トウ小平に並ぶ指導者に 中国共産党、歴史決議採択」…その
習近平がバイデン大統領と3時間半にわたりオンラインで首脳会談をしました
が、平行線…。やはり、台湾と人権では溝は埋まりませんでした。ロシアも衛
星攻撃兵器の実験、米国宇宙軍が宇宙の脅威となると警告を発しました。日本
の防衛省も『第2宇宙作戦隊』を防府北基地に新設する予定です。この番組で
は日本の安全保障をめぐる国際情勢について解説していますが、周辺国からの
脅威が高まっている中にあって、脅威は日本国内にもあるようです。武蔵野市
が外国人に住民投票権を与える条例を制定する…?国際社会でも、これは非常
識。中国には国防動員法があることを忘れてはいけません。
◆松田学のニュース解説 尾身不況?日本経済現状分析
https://youtu.be/Gec3XoG1irA
<松田学よりひとこと>
日本の7-9月期のGDPは年率▲3.0%のマイナス成長。「尾身不況」という言葉
も出ていますが、その意味は申し上げる必要もないでしょう。この番組では日
本経済の現況を解説しました。特に、日本の成長戦略の目玉となっているデジ
タルとグリーンについて取り上げましたが、半導体では、台湾からの誘致に日
本政府は巨額の補助金を決めました。ただ、大事なのはCPU(中央演算処理装
置)のソフトの設計の部分であり、やはり、その部分を含めた意味での「クラ
スター」の形成が必要でしょう。いまや競争の主体は個々の企業単位ではなく、
有機的な企業集合体としてのクラスターごとの競争。その根本部分はきちんと
国産で抑えるべきです。スパコンでは、「富岳」が4期連続世界一となったよ
うですが、これも来年には米国や中国に追い抜かれるようです。デジタル革命
については、今のところ、最も肝心かなめのところが政府の政策には抜けてい
ます。それはブロックチェーンの社会実装。グリーンについても、石炭火力が
国際社会でこれだけ削減圧力となると、やはり原発推進が抜けている…このこ
とが明確になってきました。
◆松田学のニュース解説 岸田政権の経済政策&外交・安全保障
https://youtu.be/SHZTAheJPvA
<松田学よりひとこと>
まずは、岸田内閣の最初の大仕事について。政府は11月19日、国と地方の財
政支出総額が過去最大の55.7兆円、事業規模78.9兆円にのぼる追加経済対策
を決定しました。ただ、早速、積み上げた支出の中身がwise spendingなのか?
と、議論が百出。特に、10万円給付金に対する批判は強く、せっかくのバラ
マキ?にも世論調査では反対の方が圧倒的に多いようです。矢野君(財務次官)
の「タイタニック氷山」論も奏功しているのかもしれませんが…。ただ、先日
の総選挙で自民が比例票で、特に若い世代からの票を伸ばした背景を考えると、
一つには、野党が唱える消費減税などに対し、「どうせ自分たちの世代が負担
するんだろ」…ということがなかったか。潮目の流れが変わって、もう、おカ
ネで票を釣る時代ではなくなったのかもしれません。それより、「将来の負担
につながらない仕組みを構築します、だから積極財政ができるんです」という
論を出すべきでしょう。それが、言うまでもなく「松田プラン」。参政党が掲
げます。この番組ではその他…石油の国家備蓄の放出なんか効かないよという
話、共産党の暴力革命方針には変更がないという政府答弁書が決定された話(ソ
フト路線にごまかされてはいけません)、中国とロシアの爆撃機が日本周辺を共
同飛行したという話(足元見られてますね)、今度の補正予算に異例の金額の
防衛費を計上するという話、だから、高市さんも言っていたように、米ミサイ
ルの日本配備に向けて議論が必要だという話、片や韓国の警察庁長官が竹島に
上陸して日韓関係は最悪、日中韓首脳会談も今年はやらないという話、そして
最後に、林外相が中国から呼ばれて訪中…?こんな状況で行くなんて、岸田政
権への信頼が落ちるからやめといたら…という話…これらのニュースを取り上
げて解説しています。
◆松田学のニュース解説【本編は概要欄】新型C〇〇最新情報 前半
https://youtu.be/5h4oqohJln0
ニコニコ本編はこちら→ https://www.nicovideo.jp/watch/so39657417
<松田学よりひとこと>
以下、取り上げたニュースと、その解説の要点です。
・「町職員「宣伝効果2500万円上回る」と断言…コロナ交付金で設置『イカキ
ング』半年でどうなった」:
こちらの記事の中の写真をご覧ください。
https://www.ishikawa-tv.com/news/itc/00244839
感染症に対する正しい知識がないと、国の税金がこんなことに投じられる?た
だ、本当にイカれているのはコロナバカ騒ぎ…?
・「行動制限緩和、感染対策を議論 新型コロナ対策で政府分科会」:
日本でも3回目のブースター接種が俎上に載せられていますが…2回目との間
で8か月空けようが6か月空けようが、日本政府がめざしている「ウイズ・コ
ロナ」が「ウイズ・ワクチン」を前提とするそれである限り、持続可能な収束
状況には、かえってなかなか至らないのではないでしょうか。ワクチンを早い
時期に打った国ほど、ワクチンによる抗体が切れるのと、打ったワクチンも新
しい変異株の遺伝情報に基づいて作られたものではないことにより、感染の再
拡大が起こっています。日本では、第6波が来る時期が、その時期と重なる可
能性がある…?でも、感染の波が何度も訪れては、その都度、無症候感染(み
んな、感染していて、気が付かないうちに治っている人がほとんどだと思いま
す)の広がりで集団免疫ができて、免疫の軍事訓練が重ねられていますから、
波は高くても、重症化率や死亡率は低下するはずです(すでに第5波でそうな
っていました)。感染が怖いと言ってワクチンを何度も接種していると、ワク
チンよりもずっと持続可能性が高く、応用問題にも強い自然感染による免疫を
形成する機会を逃してしまうのではないかと心配します。
これではワクチン中毒…?何度も投与すると動物実験では動物はみんな死ぬの
は研究者の間では常識だと、以前ご紹介した村上康文先生との対談動画(ニコ
ニコ)で、同先生は研究現場から警鐘を鳴らしていました。
医療政策として考えるべきは、免疫弱者に対する対応であり、発症者を重症化
させない体制の整備。ステイホームしろ、外出は控えろ…これでは免疫力を強
化するのが最大のコロナ対策なのに、逆に、免疫弱者を大量に生み出すことに
ならないか…。
ここで注目すべきニュースが2つあります。
一つは、ファウチ博士がNew York Timesに次のように語ったこと。「常に先
を行くイスラエルのデータによれば2回接種者は免疫機能が低下し、感染、入
院、死亡のリスクが全ての世代で高まる。ハイリスク層だけではない。従って
3回目の接種はボーナスではなく、必須の過程だと考えるべきだ」
もう一つは、COP26に出席し英国でインタビューを受けたビルゲイツ。「感染
を防ぐワクチンはありませんでした。私たちは健康に役立つワクチンを手に入
れましたが、感染をわずかに減らすだけです。新しい方法のワクチンが必要で
す」最も莫大な投資をした人物の発言を真摯に受け止めるべきだとの声が出て
います。
・「コロナで失業長引く女性、急増34万人 『事務職の仕事、見つからない』」:
コロナは怖い、ペストのように対応すべきだ、そういう論調に乗って真実を明
かさない専門家たち、製薬会社…潤う人たちがたくさんいる。そもそも一体誰
のための医療なのか、医療専門家たちなのか、そういう政治運動が必要になっ
ています。参政党の役割でしょう。犠牲者は国民です。これは健康のことだけ
でなく、この記事のように、経済的な弱者が最も犠牲になっています。
・「欧州でワクチン義務化広まる 接種停滞、反対派も根強く―新型コロナ」:
欧州では、接種率が頭打ちだから、さらに上げるために義務化へと強硬措置に
…結局、それが社会の分断を招こうとしています。米国と同じ状況が先進国に
広がっています。日本人はそこまでいかない従順な国民。そうであるからこそ、
怖いものがあります。全体主義に対して無抵抗?欧州でワクチン接種が進まな
いのは、ある意味、社会として健全な証しなのかもしれません。そもそも製薬
利権に対して自由を守る発想が日本にないようです。だから、抗がん剤も、米
国では禁止されているのに日本では、これを使用しないと、がん指定病院に指
定されないそうです。日本人の死因の中でがんは半分にのぼっています。医療
そのものが国民本位でない?これを国民の立場から変えていくことも参政党の
役割です。
・「オーストリア 未接種者を対象にロックダウン導入」:
ウィーンからこんな声が聞こえてきます…「オーストリアはワクチン接種済み
者か、罹患者か、死んだ人間しかいなくなると、ニュースに出ていた。」、
「自然免疫が一番と思っている人たちもいる」、「何回も打ち続けたら体がボ
ロボロになって死ぬぞ、と言っている人もいます」…。
・「ヨーロッパ感染再拡大で見えるフランスのヘルスパスの整合性」:
要するに、ワクチンを打っても感染が拡大するのはフランスのような「ヘルス
パス」がないからであるとの記事が出ていました。それによると、フランスは
良い選択をした、自由を求める人々にもヘルスパスはワクチン接種を促す効果
があつたとのこと。それでもフランスはまた感染拡大して3回目の接種に…。
そこで、2回接種で出ていた今までのヘルスパスを無効に…。1回「ワクパス」
を取得しても安心できない、使えなくなるかもしれない、ということですね。
では、なぜ日本は欧州と違ってこんなに感染が少ないのか。それとも時期的な
ズレで欧州と同じになるのか?免疫状態は日本も欧州も同じはずなのに…井上
正康先生に質問してみました。以下が返答です。
<<日本にはファクターXとして早期集団免疫確立ということがありましたが、
何度も感染波へ暴露されたことにより、日本と海外の免疫のハンディーは無く
なった時代に入っています。事実、変異株誕生毎にピークアウト後は毎年のイ
ンフルエンザの様に急速に被害が収束しています。国内外での免疫的ハンディ
ーは既に解消されていると考えるべきですね。
ワクチン普及が遅れた日本はタイムラグをもって、近く欧州と同じ状態になる
という可能性を私も危惧しています。PEGを介する遺伝子ワクチンの体内組織
分布は非特異的であり、広範な組織や細胞に取り込まれて異種のスパイク蛋白
を産生しています。この為に、(1)全組織でスパイクによる血栓形成のリスクが
あり、(2)血管網のバリアー機能が障害されると同時に、(3)頻回接種でスパイ
ク産生細胞が自己免疫的に障害されつつある可能性が考えられます。更に、ワ
クチン粒子は(4)ホルモン代謝の要である副腎に取り込まれると同時に(5)神経
系にも影響(微小血栓による脳障害と自律神経系の障害)しており、脳免疫統合
系の異常による免疫抑制の可能性が考えられます。その為に、ワクチン接種開
始時期が遅れた日本でもやがて類似の感染病態が起こる可能性はあり得ます。>>
<<ワクチン接種が極端に進んでいないアフリカでの感染状況が、先進国の問題
を理解する鍵」になると思います。アフリカはEUの海賊達の奴隷貿易などで
歴史的に根深い不信感があり、大半の大統領が新型コロナやワクチンに懐疑的
(6名の大統領が過去1年間に謎の死)であり、WHOが薦めてもワクチン接種が
ほとんど広がってない様です。
新型コロナの被害が極めて低い事から、イベルメクチンの効果が期待されてい
る経緯があります。イベルメクチンが有効なオンコセルカ病はアフリカやイン
ドなどの寄生虫疾患であり、これに長年利用され、多くの患者を助けたことか
ら大村さんがノーベル賞を受賞されました。その使用状況とコロナが蔓延しな
いことが重なってイベルメクチン信仰が広がった様です。(イベルメクチンの新
型コロナへの効用はまだ十分には実証されていませんが、欧米諸国もワクチン
ではなく、真に安全かつ有効な予防治療薬を投与すべきでしょう。
ただ、レムデジビルやモルヌピラビルなどの新規開発薬はアビガンなどと同様
に健康維持に必要な核酸代謝の阻害剤であり、正常代謝も阻害する可能性が高
く、慎重なチェックが必要です。現在の様なパニック状態下で政治指導で決め
た薬は大抵新たな薬害を生み出します。緊急時こそ「毒でなければ薬ではあり
得ない」との医学的名言を肝に銘じる必要が有ります。因みに、昨年春に安部
前首相が「抗インフルエンザ薬として備蓄されているアビガンを6月までに使
用可能にする」と発言しましたが、これを厚労省が認可しなかったのは「正常
な拡散代謝が阻害されて奇形などの薬害が増産される可能性があったから」で
す。私はこの決断を「厚労省としては珍しく良い仕事をした」と評価していま
す。>>
・「子供へのワクチン接種、させるか否か…保護者に悩み広がる」:
井上先生のコメントです。
<<新型コロナで子供が重症化しにくい理由と、ワクチンの副反応が出やすい理
由については、コロナ感染では子供の自然免疫力の強さと、高血圧と無縁であ
りACE2が少ない事と、高齢者より免疫応答反応が高い事が、その理由と考え
られます。免疫系も含めて子供の代謝応答力は高齢者よりも高いので、感染し
ても重症化しにくい代わりに応答反応の強さ故に副反応も強く現れます。尚、
若者の副反応では女性の方が強く出ますが、これは女性ホルモンと関係した免
疫的性差が関与しています。逆に心筋炎に関しては男子の方が高リスクですが、
これは小児の心臓血管系の病気である『川崎病』も男子が圧倒的に多い事実と
関係しており、心血管系の性差医学的因子が関与していると思われます。
いずれにしても、現在、人類は未知の遺伝子ワクチンで免疫的人体実験を暴走
させており、やがて大きなツケを払わされる事になると思われます。
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3.松田学 政策発信
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*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2021年11月28日UP>
新型コロナ&ワ〇チン情勢[ニコニコ配信(1)21年11月号]
井上正康先生のコメントあり
松田政策研究所チャンネルではこのところ、週一回のペースで、ニュース解説
の一環として新型コロナや、世界的に接種が進む新型コロナワ〇チンについて
のニュース記事を取り上げ、松田学が解説する番組を配信しております。
今回の世界的なパンデミックにおいて生じている現象に鑑みると、新型コロナ
の真の収束のために何よりも必要なのは、ウイルス感染症に対する正しい知識
を人類社会全体が早く共有することだと考えざるを得ません。そのような趣旨
から、今般、これらの番組とその解説記事を何回かごとにこのブログでもご紹
介することが望ましいと判断されました。
<続きはこちら>↓
https://ameblo.jp/matsuda-manabu/entry-12712802202.html
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4.編集後記
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こんにちは事務局です。
『感染症専門家が警鐘 コロナ感染「2カ月後にはヨーロッパに近い状況に」』
https://news.yahoo.co.jp/articles/a04099fdb9cc8c773469679a30c00740a60f4598
過去何度もこういった発言を専門家から耳にしました。その度に私たちは騙さ
れてきました。もちろん発言は自由でしょうし今回はそうなるかもしれません。
しかし過去、専門家としてその発言内容について大きく間違えてもなお公共の
電波で同様の発言を繰り返すのは問題ではないでしょうか?
松田学通信編集部
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