自民党公約は岸田色よりも高市色…総選挙での選択肢とは?~矢野次官発言の欠陥&迫る台湾有事と専守防衛~松田 学 通信 vol.189 2021.10.19
2021/10/19 (Tue) 08:40
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松田学通信vol.189 2021.10.19
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1.松田学 コラム
自民党公約は岸田色よりも高市色…総選挙での選択肢とは?
~矢野次官発言の欠陥&迫る台湾有事と専守防衛~
2.活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)10/31(日)17時からTV放映~BSテレ東「松田学の未来経済タイムズ」
(2)【松田学出演番組・寄稿紹介】
(3)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
(4)松田学のニュース解説
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
〇各情報発信・ツール紹介
3.編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.松田学 コラム
自民党公約は岸田色よりも高市色…総選挙での選択肢とは?
~矢野次官発言の欠陥&迫る台湾有事と専守防衛~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「新時代共創内閣」という、なぜか大変覚えにくいネーミングを掲げた岸田内
閣が先週14日に衆議院を解散、「未来選択選挙、新しい時代を皆さんとともに」
という、これも少し意味不明なキャッチを掲げた総選挙が本日、公示となりま
す。岸田総理の所信表明演説では、人の話をよく聞くことが特技の岸田総理ら
しく、閣僚たちには「車座対話」を求め、リベラルらしく「多様性」や「格差、
分断」を強調し、「日本の絆の力を呼び起こす」…。
ただ、中身の不明な「新しい資本主義」も「成長と分配」も、かつて下村治氏
などを囲んで本格的な経済の勉強会を積み重ねて所得倍増などの政策を出して
いた頃の宏池会と比べると、あまりに付け焼刃的に見えます。所信表明でアフ
リカのことわざを出すぐらいなら、安岡正篤の言葉ぐらい探してみては…?ど
うも、近年の政治家は教養が浅く、思考も言葉も軽いように感じます。岸田さ
んも「しっかり」を連発しているようでは…。私としては、そもそもこの辺り
が最近の政治家たちに対して抱く絶望感の一つです。
言葉の軽さは最近の官僚も同じ…?これまでの官邸一極集中の重石がとれたか
らか、政治家たちに「バラマキ」とモノ申したのが矢野君(財務事務次官)の
文芸春秋への寄稿論文。あちこちで話題になっていますが、私も、これをどう
思うかと、あちこちで訊かれます。現職官僚が発言するのはいいけれど、言う
のであればきちんとしたことを言え…。
ただ、彼が言うように今度の総選挙が与野党「分配合戦」の様相を呈しそうな
のは事実です。それより、日本には予想外の速さで、安全保障面で台湾有事の
危機が差し迫っているようです。もしかすると、日本本土に核攻撃…?この危
機にどう対処するのか。岸田総理の決断が問われるのも、総選挙の争点になる
べきなのも、むしろこちらかもしれません。
『コラムの続きはこちらから・・・』↓
https://tinyurl.com/3mz98sd9
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2.活動報告/セミナー情報
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出演番組・イベント・寄稿等
============================================
(1)10/31(日)17時からTV放映~BSテレ東「松田学の未来経済タイムズ」
BSテレ東10月31日(日)17時~17時半、今度で第7回目となります。
今回のテーマは「世界に通用する人づくり」。
松田学が世界経済に伍していける日本の人材育成のあり方について、さまざま
な現場取材に基づいて政策提言いたします。
<松田学よりひとこと>
人材育成のあり方が大きく変化しているのに、日本の教育は未だに一律に平均
的な能力を底上げする戦後システム型から抜けきっていません。ただ、時代の
動きに合わせて、創造力や表現力を高める教育の在り方を模索するチャレンジ
があちこちで始まっています。この番組では、日本人の本来の強さを活かしつ
つ「経済成長の鍵は、独創性と協調性に溢れるプロフェッショナルな人間を育
てる教育だ!」という私の提言とその具体的な中身について発信します。
(2)【松田学出演番組・寄稿紹介】
◆10/15配信 Ch桜別館
【討論】日本経済への新提言-今すべき財政出動と減税とは?[桜R3/10/15]
https://youtu.be/oqrMCfwl5xg
<松田学よりひとこと>
後記の方々で財政経済政策と岸田政権について徹底討論いたしました。私から
は主として、新しい資本主義という岸田ドクトリン?の意味不明さと、高市政
調会長のもとで岸田色が薄れ、保守色の強まった自民党の公約について論じつ
つ、矢野財務次官の発言のおかしさを日本経済全体のバランスシートの観点か
ら突き、マクロ経済政策の答は、日銀保有国債を永久国債へと化して政府発行
デジタル円へと置き換えていく「松田プラン」であるという流れで議論を提起
しました。パネラーの藤さんからはさかんにインフレ懸念のもとでは積極財政
は困難であるなど、牽制がなされましたが、私はもう少し大きな経済社会構造
の変化から長期を睨んだ政策論がいまこそ必要であることを強調しています。
また、消費税の根本的なおかしさが提起され、それで議論が30分ぐらい盛り上
がっていましたが、そういう問題も全て、「松田プラン」で実現するデジタル
エコノミーが解決することも最後に少し丁寧に説明しています。
・パネリスト:50音順敬称略
田村秀男(産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員)
藤和彦(経済産業研究所コンサルティング・フェロー)
松田学(松田政策研究所代表・元衆議院議員)
三橋貴明(経世論研究所所長)
森井じゅん(森井会計事務所代表・公認会計士・税理士)
森永康平(経済アナリスト)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)
・私の発言は下記です。まとまった大事な発言箇所は最初の(1)と最後の(7)です。
(番組開始からの経過時間〇時間:〇分:〇秒で表示)
(1) 岸田政権、自民党公約、矢野論文に対する総括コメント…0:15:03~0:28:05
(2) 永久国債(国民民主党の大塚耕平氏も提案)についての解説…1:08:31~1:09:39
(3) 米国の経済戦略の失敗と日米経済関係など…1:08:31~1:28:16の間に4度ほど発言
(4) 対中国経済安全保障問題に関して…1:57:18~2:00:05
(5) 新しい経済社会と財政政策のパラダイムチェンジについて…2:14:50~2:18:54
(6) 消費税も年金も国民負担の問題は「松田プラン」で解消…2:32:52~2:34:39
(7) 「松田プラン」についての踏み込んだ解説(含む田村氏とのやりとり)…3:05:21~3:13:32
◆10/15配信 参政党
参政党もモードチェンジを!参議院議員選挙に向けて…
【政党DIY→参政党 神谷宗幣×松田学】#110
https://youtu.be/MlYFL4X5n-I
<松田学よりひとこと>
今回の衆議院選挙では残念ながら公認候補を立てませんが、そもそも日本の選
挙制度のもとでは新しい政党は参院選から国政進出するしか方法がないのが現
実。参政党は来年の参院選に全国比例と選挙区で候補者を立てます。7~8,000
人の党員党友からも候補者を募集します。訴える政策も近く公開予定ですが、
やはり参政党の候補者は自分の頭で政策論を組み立ててほしいもの。ベンチャ
ー政党として民意を集約する斬新な手法も次々と選挙に取り入れていきたいと
思います。単に「日本を取り戻す」のではなく、参政党としては、こういう日
本で日本を取り戻す…来年に向けて着々とアクションを開始することを宣言し
ました。
(3)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
◆特番『小〇圭氏と眞子さまの結婚、国民の怒りを逆撫でする宮内庁』
ゲスト:著作家 宇山卓栄氏
https://youtu.be/-BDk_IVV8Bk
<松田学よりひとこと>
眞子内親王殿下と小室圭氏が26日に結婚されることを宮内庁が10月1日に正
式に発表し、眞子殿下が「複雑性PTSD」を患われておられることも公表され
ました。これに関して宇山卓栄氏と行った対談を過日、配信したところ、私、
松田が、眞子様をバッシングしている、けしからんとのネット記事が拡散され、
私のところにも私を非難するクレームが来ました。もちろん、私には眞子様を
バッシングする意図も気持ちも毛頭ありません。
クレームを寄せたある方に、取り消してほしい旨を返信したところ、初めて番
組をご覧になって、少なくとも私がそんなことは言っていないことを確認し、
取り消しますとのお詫びの返信が届きました。
内容を吟味せず、また確かめもせずに、カッとなって決めつける傾向が保守系
ネットの世界には、まま見られるようです。熱い心は大切ですが、国を思う気
持ちが本当にあるのであれば、そこに冷静な判断が伴わねば、保守系の思いは
いつまでも実現しないのではないかといつも心配になります。
では、宇山氏が眞子様を本当にバッシングしていたのか…?確かに、小室氏と
のご結婚に反対している点は、眞子様の思いを遂げさせてあげたい、祝福して
あげたいと思う国民からみれば、バッシングにみえるかもしれません。ただ、
同氏の思いは、ご病気になられた眞子様を心配し、この状態で渡米されること
が本当に眞子様のためになるのか、海外には容赦ないパパラッチの問題もあり
ますし、日本の国家や皇室の尊厳が傷つけられることにならないかを懸念して
の、国体を護りたい忠臣ならではの諌言だと解されます。少なくとも、宇山氏
ご本人としてはそう思っての発言。私には、むしろ、宇山氏のバッシングの矛
先は、宮内庁や政府や政治家に向かっていたという印象のほうが強いです。
松田政策研究所チャンネルの対談番組は、特定の考えを声高に叫んで押し付け
ようとするようなネットチャンネルではなく、「万機公論に決す」の精神で、
特に大事な問題についてはさまざまな立場からの議論を発信し、視聴者の方々
に幅広く判断材料を提供することをもってクォリティと考えております。です
から、対談では、ゲストの方の議論をできるだけわかりやすく引き出すことに
注力しており、対談相手のご意見が私の意見であるということでは必ずしもあ
りません。私自身の意見は、ニュース解説などの一人語り番組で述べておりま
す。最後にご判断するのは視聴者です。ぜひ、この番組をご覧になっていただ
き、宇山氏の発言が心無きバッシングに当たるものなのかどうか、ご判断いた
だければ幸いです。その上で、国家の尊厳と、一人の人間としての眞子様の思
いとを、どのように衡量すべきなのか、自らの思考の糧としていただければ幸
いです。
◆特番『田村重信氏に訊く!岸田内閣と総選挙』
ゲスト:政治評論家 田村重信氏
https://youtu.be/kilJF931o1A
<松田学よりひとこと>
最近では海外の報道にも頻繁に登場するなど内外で大活躍の政治評論家、田村
重信さん、ずっと自民党政調に席を置き、歴代政権と苦楽をともにした積み重
ねに基づくコメントには重みがあります。
そんな田村さんが、総裁選を振り返り、岸田政権にモノ申し、来たる総選挙に
ついてコメントしているのに、セカンドチャンネルだと視聴数がこんなに少な
い…!!これもYouTubeによる過日の心無い言論弾圧で二週間の配信停止状態
となっているメインチャンネルでは配信できないから…。ぜひ、見てあげてく
ださい。そして、まだの方は「松田政策研究所2」にもぜひ、ご登録ください。
タイミングの問題があるので、喪から明けてからのメインチャンネル配信では
もう遅い。特に、政治の世界は一寸先は闇…早速、本番組収録後に国政進出を
あきらめたファーストの動きについてのコメントは古くなっています(本番組
で古くなっているのはこの部分だけです)。
やっぱり…中身の不明な「新しい資本主義」も「成長と分配」も、下村治氏な
どを囲んで本格的な経済の勉強会を積み重ねて所得倍増などの政策を出してい
た頃の宏池会と比べると、あまりに付け焼刃的…。所信表明でアフリカの言葉
を出すぐらいなら、安岡正篤の言葉ぐらい探してみては…?どうも、近年の政
治家は教養が浅く、思考も言葉も軽い…岸田さんも「しっかり」を連発してい
るようでは…。今号のコラムでも書きましたが、私としては、そもそもこの辺
りが最近の政治家たちに対して感じる絶望感の一つではあります。
(5)松田学のニュース解説
◆松田学のニュース解説 【前半】新型コ〇〇最新情勢 本編概要欄から
https://youtu.be/YMdFSu_zFUA
ニコニコ本編はこちら
➡ https://www.nicovideo.jp/watch/so39458451
<松田学よりひとこと>
新規番組の配信が停止されている制裁期間中であるため、前半のYouTubeは
セカンドチャンネルで、ニコニコの本編で取り上げるニュースの項目だけご
紹介しています。具体的には…、
「飲み会参加なら感染リスク『2倍』、2人以上でカラオケなら『9倍』」
「マスク未着用は感染リスク4倍に」
「接種証明や陰性証明で安心にJリーグ観戦…専用エリア、実証調査」
「『客を線引きしたくない』、飲食店やライブハウスでも予定の実証調査へ難しい調整」
「民間初の新型コロナワクチン接種証明アプリ『ワクパス』、飲食やホテルで特典」
「英国、『コロナ共生』一進一退 入院増で医療逼迫も」
「ワクチン接種、全生徒に義務化へ 来年にも実施―米加州」
「シンガポール、ワクチン8割接種でも感染者急増」、
これらについては、ニコニコでじっくりとコメントしています。
・新型コロナウイルスは口腔からの感染ですから、マイクを着用しないと飛沫
が飛ぶので、感染が増えるのは当然のこと。問題は、未だにほとんどの人が新
型コロナは空気感染だと信じている点にあります。ここでは、改めて、感染の
メカニズムと自然感染について解説しています。まず、食べ物を食べると口腔
内で大量の免疫物質がウイルスをも砕きます。PCRは現状のようにCt値が高い
と、これによる死骸や断片まで陽性検出。これは無症候感染どころか無感染。
そして、新型コロナに感染すれば、ワクチンよりもはるかに強力な自然免疫が
形成されます。そもそも感染は防げないと観念すべきもの。毎年、インフルエ
ンザも、免疫が広がることで初めて、ストンと感染者が減少し、収束してきた
ものです。感染しても発症しない、発症しても軽くて済む、そういう状態を目
指すのが正しい姿です。答は免疫力の強化にしかありません。
・ワクチンパスポートの義務化で、ニューヨークのパブ店経営者が悲鳴を上げ
ています。客が40~60%減、チェック専任の人を余計に一人雇わねばならない。
ワクチンパスポートは本当に飲食店の現場で受け容れられるのか。ドイツでは、
マスク着用を求めた店員を射殺する事件が起こりました。ワクチンパスポート
で社会はさらにギスギスするでしょう。これこそ分断と差別。そもそも、これ
らを排するのが政治の流れではなかったでしょうか。
・ワクチンパスポートを「ワクパス」と呼ぶそうです。政府は、アレルギーな
どの理由でワクチンを接種できない人については、検査結果などの代替手段を
検討しているそうですが、これって何?マイノリティーに対して、いつも検査
をし続けることを強要するのか?抗原検査が検討されているようですが、それ
よりも有効なのが、免疫記憶があるかどうかの検査でしょう。「免疫パスポー
ト」は日本から提唱できます。「ワクパス」ではなく「メンパス」を…。
・そもそも変異株にはワクチンは基本的に効きません。その理由はこの番組で
解説しています。既存のウイルスのスパイク部分の情報に基づいて製造されて
いるため、その部分が変異する(それによって感染力が強まる)と、効き目が
低下するのは当然です。その点、実際に感染することで形成される自然免疫は
スパイク部分以外の情報にも基づいていますから、より強力な免疫が形成され
ることになります。これは井上正康先生が述べていること。
・英国のジョンソン首相は「さらに高い免疫の壁をつくる」として、50歳以上
などの人を対象にワクチンの3回目接種を開始しましたが、免疫の壁はこれで
はありません。いわゆるブースター接種の危険性は、東京理科大学の村上康文
先生が強く警鐘を鳴らしていることです。免疫の壁は、免疫力の強化で。これ
には生活習慣が大事。日本の知恵を。英国政府は「ウイルスと共生する社会」
を目標に掲げましたが、そのために本当に必要なのは、感染症に対する正しい
知識でしょう。
・バイデン大統領が演説で、ワクチンの未接種者を犯罪者のように扱うあの悪
魔的な形相には、恐ろしいものを感じます。もともと西洋には、魔女狩りとか
排除の論理が根強いのか…。ワクチン接種後の感染がイスラエルで急激に増加。
井上先生は、これはADE(免疫依存性感染増強)ではないかとしています。公
衆衛生の論理からすれば、ワクチン接種で感染はかえって増えます。なぜなら、
ワクチンを打っても感染は抑えられないものの、重症化は抑えるため、元気な
感染者をたくさん生み出すからです。ワクチン接種者たちがスーパースプレッ
ダーに…。「コロナとの共生」を言うなら、免疫力を強化することで深刻な発
症を抑えつつ、自然感染による免疫の広がりを期することが正道です。
◆松田学のニュース解説
中国がもたらす2つのリスク『ブラックスワンと灰色のサイ』
https://youtu.be/i-YrgVaoC4Q
<松田学よりひとこと>
かつてリーマン・ブラザーズの破綻が世界の金融システムを危機に陥れました
が、それ以来、経済学者たちは「ブラックスワン」(めったに起こらないが、
壊滅的被害をもたらす事象)と呼ばれる金融リスクと、それに似た「灰色のサ
イ」(高い確率で大きな問題を引き起こすと考えられるにも関わらず、軽視さ
れがちな材料)を警戒してきました。
どちらにも分類されるリスクとして、中国は安全保障と経済の両面で、2つの
巨大リスクを世界にもたらしています。安全保障面のリスクはやはり、台湾。
台湾の国防相が立法院(国会)での答弁で、中国軍の能力について「2025年
にも本格的な(台湾への)侵攻実施が可能になる」との認識を示しました。
国防部が立法院に提出した報告書では、中国が25年にも台湾海峡周辺を封鎖
する能力を備えるとも予測。
もう一つ、こちらは「灰色のサイ」と言っていいと思いますが、中国恒大集団
の債務問題。ドル建ての利払いが滞っているようです。ただ、世界経済はこれ
以外にも、いくつかの、より大きなリスクを抱えているとも言われています。
それは米中デカップリングがもたらすサプライチェーンの分断と原油などエネ
ルギー価格の高騰。米欧でのインフレ率上昇が一過性のものなのか、それとも
脱炭素に伴う持続的なものなのか、十分な見極めが必要です。
◆松田学のニュース解説 どう見る!?矢野財務次官の”バラマキ発言”
https://youtu.be/sL684wv7OVQ
<松田学よりひとこと>
今号のコラムでも取り上げた、矢野君の発言に対する私の見方を配信した番組です。
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松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
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3.編集後記
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コロナ関連動画の規制もありニコニコ動画でも配信しています。以下ご登録を
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松田学通信vol.189 2021.10.19
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1.松田学 コラム
自民党公約は岸田色よりも高市色…総選挙での選択肢とは?
~矢野次官発言の欠陥&迫る台湾有事と専守防衛~
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「新時代共創内閣」という、なぜか大変覚えにくいネーミングを掲げた岸田内
閣が先週14日に衆議院を解散、「未来選択選挙、新しい時代を皆さんとともに」
という、これも少し意味不明なキャッチを掲げた総選挙が本日、公示となりま
す。岸田総理の所信表明演説では、人の話をよく聞くことが特技の岸田総理ら
しく、閣僚たちには「車座対話」を求め、リベラルらしく「多様性」や「格差、
分断」を強調し、「日本の絆の力を呼び起こす」…。
ただ、中身の不明な「新しい資本主義」も「成長と分配」も、かつて下村治氏
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うも、近年の政治家は教養が浅く、思考も言葉も軽いように感じます。岸田さ
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が最近の政治家たちに対して抱く絶望感の一つです。
言葉の軽さは最近の官僚も同じ…?これまでの官邸一極集中の重石がとれたか
らか、政治家たちに「バラマキ」とモノ申したのが矢野君(財務事務次官)の
文芸春秋への寄稿論文。あちこちで話題になっていますが、私も、これをどう
思うかと、あちこちで訊かれます。現職官僚が発言するのはいいけれど、言う
のであればきちんとしたことを言え…。
ただ、彼が言うように今度の総選挙が与野党「分配合戦」の様相を呈しそうな
のは事実です。それより、日本には予想外の速さで、安全保障面で台湾有事の
危機が差し迫っているようです。もしかすると、日本本土に核攻撃…?この危
機にどう対処するのか。岸田総理の決断が問われるのも、総選挙の争点になる
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松田学が世界経済に伍していける日本の人材育成のあり方について、さまざま
な現場取材に基づいて政策提言いたします。
<松田学よりひとこと>
人材育成のあり方が大きく変化しているのに、日本の教育は未だに一律に平均
的な能力を底上げする戦後システム型から抜けきっていません。ただ、時代の
動きに合わせて、創造力や表現力を高める教育の在り方を模索するチャレンジ
があちこちで始まっています。この番組では、日本人の本来の強さを活かしつ
つ「経済成長の鍵は、独創性と協調性に溢れるプロフェッショナルな人間を育
てる教育だ!」という私の提言とその具体的な中身について発信します。
(2)【松田学出演番組・寄稿紹介】
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【討論】日本経済への新提言-今すべき財政出動と減税とは?[桜R3/10/15]
https://youtu.be/oqrMCfwl5xg
<松田学よりひとこと>
後記の方々で財政経済政策と岸田政権について徹底討論いたしました。私から
は主として、新しい資本主義という岸田ドクトリン?の意味不明さと、高市政
調会長のもとで岸田色が薄れ、保守色の強まった自民党の公約について論じつ
つ、矢野財務次官の発言のおかしさを日本経済全体のバランスシートの観点か
ら突き、マクロ経済政策の答は、日銀保有国債を永久国債へと化して政府発行
デジタル円へと置き換えていく「松田プラン」であるという流れで議論を提起
しました。パネラーの藤さんからはさかんにインフレ懸念のもとでは積極財政
は困難であるなど、牽制がなされましたが、私はもう少し大きな経済社会構造
の変化から長期を睨んだ政策論がいまこそ必要であることを強調しています。
また、消費税の根本的なおかしさが提起され、それで議論が30分ぐらい盛り上
がっていましたが、そういう問題も全て、「松田プラン」で実現するデジタル
エコノミーが解決することも最後に少し丁寧に説明しています。
・パネリスト:50音順敬称略
田村秀男(産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員)
藤和彦(経済産業研究所コンサルティング・フェロー)
松田学(松田政策研究所代表・元衆議院議員)
三橋貴明(経世論研究所所長)
森井じゅん(森井会計事務所代表・公認会計士・税理士)
森永康平(経済アナリスト)
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・私の発言は下記です。まとまった大事な発言箇所は最初の(1)と最後の(7)です。
(番組開始からの経過時間〇時間:〇分:〇秒で表示)
(1) 岸田政権、自民党公約、矢野論文に対する総括コメント…0:15:03~0:28:05
(2) 永久国債(国民民主党の大塚耕平氏も提案)についての解説…1:08:31~1:09:39
(3) 米国の経済戦略の失敗と日米経済関係など…1:08:31~1:28:16の間に4度ほど発言
(4) 対中国経済安全保障問題に関して…1:57:18~2:00:05
(5) 新しい経済社会と財政政策のパラダイムチェンジについて…2:14:50~2:18:54
(6) 消費税も年金も国民負担の問題は「松田プラン」で解消…2:32:52~2:34:39
(7) 「松田プラン」についての踏み込んだ解説(含む田村氏とのやりとり)…3:05:21~3:13:32
◆10/15配信 参政党
参政党もモードチェンジを!参議院議員選挙に向けて…
【政党DIY→参政党 神谷宗幣×松田学】#110
https://youtu.be/MlYFL4X5n-I
<松田学よりひとこと>
今回の衆議院選挙では残念ながら公認候補を立てませんが、そもそも日本の選
挙制度のもとでは新しい政党は参院選から国政進出するしか方法がないのが現
実。参政党は来年の参院選に全国比例と選挙区で候補者を立てます。7~8,000
人の党員党友からも候補者を募集します。訴える政策も近く公開予定ですが、
やはり参政党の候補者は自分の頭で政策論を組み立ててほしいもの。ベンチャ
ー政党として民意を集約する斬新な手法も次々と選挙に取り入れていきたいと
思います。単に「日本を取り戻す」のではなく、参政党としては、こういう日
本で日本を取り戻す…来年に向けて着々とアクションを開始することを宣言し
ました。
(3)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
◆特番『小〇圭氏と眞子さまの結婚、国民の怒りを逆撫でする宮内庁』
ゲスト:著作家 宇山卓栄氏
https://youtu.be/-BDk_IVV8Bk
<松田学よりひとこと>
眞子内親王殿下と小室圭氏が26日に結婚されることを宮内庁が10月1日に正
式に発表し、眞子殿下が「複雑性PTSD」を患われておられることも公表され
ました。これに関して宇山卓栄氏と行った対談を過日、配信したところ、私、
松田が、眞子様をバッシングしている、けしからんとのネット記事が拡散され、
私のところにも私を非難するクレームが来ました。もちろん、私には眞子様を
バッシングする意図も気持ちも毛頭ありません。
クレームを寄せたある方に、取り消してほしい旨を返信したところ、初めて番
組をご覧になって、少なくとも私がそんなことは言っていないことを確認し、
取り消しますとのお詫びの返信が届きました。
内容を吟味せず、また確かめもせずに、カッとなって決めつける傾向が保守系
ネットの世界には、まま見られるようです。熱い心は大切ですが、国を思う気
持ちが本当にあるのであれば、そこに冷静な判断が伴わねば、保守系の思いは
いつまでも実現しないのではないかといつも心配になります。
では、宇山氏が眞子様を本当にバッシングしていたのか…?確かに、小室氏と
のご結婚に反対している点は、眞子様の思いを遂げさせてあげたい、祝福して
あげたいと思う国民からみれば、バッシングにみえるかもしれません。ただ、
同氏の思いは、ご病気になられた眞子様を心配し、この状態で渡米されること
が本当に眞子様のためになるのか、海外には容赦ないパパラッチの問題もあり
ますし、日本の国家や皇室の尊厳が傷つけられることにならないかを懸念して
の、国体を護りたい忠臣ならではの諌言だと解されます。少なくとも、宇山氏
ご本人としてはそう思っての発言。私には、むしろ、宇山氏のバッシングの矛
先は、宮内庁や政府や政治家に向かっていたという印象のほうが強いです。
松田政策研究所チャンネルの対談番組は、特定の考えを声高に叫んで押し付け
ようとするようなネットチャンネルではなく、「万機公論に決す」の精神で、
特に大事な問題についてはさまざまな立場からの議論を発信し、視聴者の方々
に幅広く判断材料を提供することをもってクォリティと考えております。です
から、対談では、ゲストの方の議論をできるだけわかりやすく引き出すことに
注力しており、対談相手のご意見が私の意見であるということでは必ずしもあ
りません。私自身の意見は、ニュース解説などの一人語り番組で述べておりま
す。最後にご判断するのは視聴者です。ぜひ、この番組をご覧になっていただ
き、宇山氏の発言が心無きバッシングに当たるものなのかどうか、ご判断いた
だければ幸いです。その上で、国家の尊厳と、一人の人間としての眞子様の思
いとを、どのように衡量すべきなのか、自らの思考の糧としていただければ幸
いです。
◆特番『田村重信氏に訊く!岸田内閣と総選挙』
ゲスト:政治評論家 田村重信氏
https://youtu.be/kilJF931o1A
<松田学よりひとこと>
最近では海外の報道にも頻繁に登場するなど内外で大活躍の政治評論家、田村
重信さん、ずっと自民党政調に席を置き、歴代政権と苦楽をともにした積み重
ねに基づくコメントには重みがあります。
そんな田村さんが、総裁選を振り返り、岸田政権にモノ申し、来たる総選挙に
ついてコメントしているのに、セカンドチャンネルだと視聴数がこんなに少な
い…!!これもYouTubeによる過日の心無い言論弾圧で二週間の配信停止状態
となっているメインチャンネルでは配信できないから…。ぜひ、見てあげてく
ださい。そして、まだの方は「松田政策研究所2」にもぜひ、ご登録ください。
タイミングの問題があるので、喪から明けてからのメインチャンネル配信では
もう遅い。特に、政治の世界は一寸先は闇…早速、本番組収録後に国政進出を
あきらめたファーストの動きについてのコメントは古くなっています(本番組
で古くなっているのはこの部分だけです)。
やっぱり…中身の不明な「新しい資本主義」も「成長と分配」も、下村治氏な
どを囲んで本格的な経済の勉強会を積み重ねて所得倍増などの政策を出してい
た頃の宏池会と比べると、あまりに付け焼刃的…。所信表明でアフリカの言葉
を出すぐらいなら、安岡正篤の言葉ぐらい探してみては…?どうも、近年の政
治家は教養が浅く、思考も言葉も軽い…岸田さんも「しっかり」を連発してい
るようでは…。今号のコラムでも書きましたが、私としては、そもそもこの辺
りが最近の政治家たちに対して感じる絶望感の一つではあります。
(5)松田学のニュース解説
◆松田学のニュース解説 【前半】新型コ〇〇最新情勢 本編概要欄から
https://youtu.be/YMdFSu_zFUA
ニコニコ本編はこちら
➡ https://www.nicovideo.jp/watch/so39458451
<松田学よりひとこと>
新規番組の配信が停止されている制裁期間中であるため、前半のYouTubeは
セカンドチャンネルで、ニコニコの本編で取り上げるニュースの項目だけご
紹介しています。具体的には…、
「飲み会参加なら感染リスク『2倍』、2人以上でカラオケなら『9倍』」
「マスク未着用は感染リスク4倍に」
「接種証明や陰性証明で安心にJリーグ観戦…専用エリア、実証調査」
「『客を線引きしたくない』、飲食店やライブハウスでも予定の実証調査へ難しい調整」
「民間初の新型コロナワクチン接種証明アプリ『ワクパス』、飲食やホテルで特典」
「英国、『コロナ共生』一進一退 入院増で医療逼迫も」
「ワクチン接種、全生徒に義務化へ 来年にも実施―米加州」
「シンガポール、ワクチン8割接種でも感染者急増」、
これらについては、ニコニコでじっくりとコメントしています。
・新型コロナウイルスは口腔からの感染ですから、マイクを着用しないと飛沫
が飛ぶので、感染が増えるのは当然のこと。問題は、未だにほとんどの人が新
型コロナは空気感染だと信じている点にあります。ここでは、改めて、感染の
メカニズムと自然感染について解説しています。まず、食べ物を食べると口腔
内で大量の免疫物質がウイルスをも砕きます。PCRは現状のようにCt値が高い
と、これによる死骸や断片まで陽性検出。これは無症候感染どころか無感染。
そして、新型コロナに感染すれば、ワクチンよりもはるかに強力な自然免疫が
形成されます。そもそも感染は防げないと観念すべきもの。毎年、インフルエ
ンザも、免疫が広がることで初めて、ストンと感染者が減少し、収束してきた
ものです。感染しても発症しない、発症しても軽くて済む、そういう状態を目
指すのが正しい姿です。答は免疫力の強化にしかありません。
・ワクチンパスポートの義務化で、ニューヨークのパブ店経営者が悲鳴を上げ
ています。客が40~60%減、チェック専任の人を余計に一人雇わねばならない。
ワクチンパスポートは本当に飲食店の現場で受け容れられるのか。ドイツでは、
マスク着用を求めた店員を射殺する事件が起こりました。ワクチンパスポート
で社会はさらにギスギスするでしょう。これこそ分断と差別。そもそも、これ
らを排するのが政治の流れではなかったでしょうか。
・ワクチンパスポートを「ワクパス」と呼ぶそうです。政府は、アレルギーな
どの理由でワクチンを接種できない人については、検査結果などの代替手段を
検討しているそうですが、これって何?マイノリティーに対して、いつも検査
をし続けることを強要するのか?抗原検査が検討されているようですが、それ
よりも有効なのが、免疫記憶があるかどうかの検査でしょう。「免疫パスポー
ト」は日本から提唱できます。「ワクパス」ではなく「メンパス」を…。
・そもそも変異株にはワクチンは基本的に効きません。その理由はこの番組で
解説しています。既存のウイルスのスパイク部分の情報に基づいて製造されて
いるため、その部分が変異する(それによって感染力が強まる)と、効き目が
低下するのは当然です。その点、実際に感染することで形成される自然免疫は
スパイク部分以外の情報にも基づいていますから、より強力な免疫が形成され
ることになります。これは井上正康先生が述べていること。
・英国のジョンソン首相は「さらに高い免疫の壁をつくる」として、50歳以上
などの人を対象にワクチンの3回目接種を開始しましたが、免疫の壁はこれで
はありません。いわゆるブースター接種の危険性は、東京理科大学の村上康文
先生が強く警鐘を鳴らしていることです。免疫の壁は、免疫力の強化で。これ
には生活習慣が大事。日本の知恵を。英国政府は「ウイルスと共生する社会」
を目標に掲げましたが、そのために本当に必要なのは、感染症に対する正しい
知識でしょう。
・バイデン大統領が演説で、ワクチンの未接種者を犯罪者のように扱うあの悪
魔的な形相には、恐ろしいものを感じます。もともと西洋には、魔女狩りとか
排除の論理が根強いのか…。ワクチン接種後の感染がイスラエルで急激に増加。
井上先生は、これはADE(免疫依存性感染増強)ではないかとしています。公
衆衛生の論理からすれば、ワクチン接種で感染はかえって増えます。なぜなら、
ワクチンを打っても感染は抑えられないものの、重症化は抑えるため、元気な
感染者をたくさん生み出すからです。ワクチン接種者たちがスーパースプレッ
ダーに…。「コロナとの共生」を言うなら、免疫力を強化することで深刻な発
症を抑えつつ、自然感染による免疫の広がりを期することが正道です。
◆松田学のニュース解説
中国がもたらす2つのリスク『ブラックスワンと灰色のサイ』
https://youtu.be/i-YrgVaoC4Q
<松田学よりひとこと>
かつてリーマン・ブラザーズの破綻が世界の金融システムを危機に陥れました
が、それ以来、経済学者たちは「ブラックスワン」(めったに起こらないが、
壊滅的被害をもたらす事象)と呼ばれる金融リスクと、それに似た「灰色のサ
イ」(高い確率で大きな問題を引き起こすと考えられるにも関わらず、軽視さ
れがちな材料)を警戒してきました。
どちらにも分類されるリスクとして、中国は安全保障と経済の両面で、2つの
巨大リスクを世界にもたらしています。安全保障面のリスクはやはり、台湾。
台湾の国防相が立法院(国会)での答弁で、中国軍の能力について「2025年
にも本格的な(台湾への)侵攻実施が可能になる」との認識を示しました。
国防部が立法院に提出した報告書では、中国が25年にも台湾海峡周辺を封鎖
する能力を備えるとも予測。
もう一つ、こちらは「灰色のサイ」と言っていいと思いますが、中国恒大集団
の債務問題。ドル建ての利払いが滞っているようです。ただ、世界経済はこれ
以外にも、いくつかの、より大きなリスクを抱えているとも言われています。
それは米中デカップリングがもたらすサプライチェーンの分断と原油などエネ
ルギー価格の高騰。米欧でのインフレ率上昇が一過性のものなのか、それとも
脱炭素に伴う持続的なものなのか、十分な見極めが必要です。
◆松田学のニュース解説 どう見る!?矢野財務次官の”バラマキ発言”
https://youtu.be/sL684wv7OVQ
<松田学よりひとこと>
今号のコラムでも取り上げた、矢野君の発言に対する私の見方を配信した番組です。
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
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3.編集後記
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