恐るべき無知と論理性なき言論統制こそが真のコロナ禍~総選挙向け与野党「分配」合戦と財務次官の反旗?~松田 学 通信 vol.188 2021.10.12
2021/10/12 (Tue) 08:30
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松田学通信vol.188 2021.10.12
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1.松田学 コラム
恐るべき無知と論理性なき言論統制こそが真のコロナ禍
~総選挙向け与野党「分配」合戦と財務次官の反旗?~
2.活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)10/15(金)19時からch桜討論 生配信!
(2)10/31(日)17時からTV放映~BSテレ東「松田学の未来経済タイムズ」
(3)【松田学出演番組・寄稿紹介】
(4)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
(5)松田学のニュース解説
(6)講演・セミナー講師依頼はこちら
〇各情報発信・ツール紹介
3.松田学 政策発信
*<2021年10月11日UP>
新型コロナウイルス対策の科学的基準再設定について
~岸田政権及び政府への有識者グループからの提言~
4.編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.松田学 コラム
恐るべき無知と論理性なき言論統制こそが真のコロナ禍
~総選挙向け与野党「分配」合戦と財務次官の反旗?~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
どうも、岸田さんの口癖は「しっかり…」、ご発言のなかに繰り返し出てきま
すので、今度、チェックしてみてください。発足時にしては支持率が低い、そ
んな状態で岸田政権はスタートしましたが、ではどんな政権になるのか。8日
に行われた所信表明演説では「新しい資本主義」が強調されていましたが、こ
れがいかなる意味で「新しい」のか?
そもそも「効率か平等か」は経済学の永遠のテーマ。岸田氏が打ち出している
ものは20世紀型の「修正資本主義」とどこが違うのか?「成長と分配の好循環」
と言っても、もとより「勝ち組」が極めて少ないのが日本。「成長」につなが
る規模で「分配」を起こせるだけのメカニズムはどう描かれるのか…?もう少
し「しっかり」説明してほしいものです。
コロナ対策で岸田氏は危機管理の強化を強調していますが、感染症の正しい知
識を欠いたまま、「危機」の本当の意味を共有できていない現状が続くようで
は、次なる「第6波」でいよいよ日本の経済社会は潰れてしまうでしょう。所
信表明では「ワクチン接種証明の積極的活用」まで謳われましたが、これは百
害あって一利無し。やってはいけません。
コロナの真相やワクチン問題については、明らかにグローバル製薬利権をバッ
クとする偏向的な言論封殺が目に余るものとなっています。松田政策研究所チ
ャンネルの番組が先日、また一本、強制削除され、二週間にわたり新規番組を
配信できないという制裁措置を受けていますが、どうも今回は、ユーチューブ
側の無能による判断ミスか…。
それでも問答無用。人間の営みに関する判断能力では未だ知能レベルが低いA
Iに、これ以上、人間社会を支配させてはいけません。世界で進行するオウエ
ル「1984」のディストピア化や全体主義から、人間の自由や健全な常識を守る
ことこそ、「新しい資本主義」よりも喫緊の政治テーマだと思います。すでに
人命や人権にも関わる大問題になっています。
『コラムの続きはこちらから・・・』↓
https://tinyurl.com/2ye4tb2s
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2.活動報告/セミナー情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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出演番組・イベント・寄稿等
============================================
(1)10/15(金)19時からch桜討論 生配信!
「闘論!倒論!討論!日本よ、今...」
テーマ:「日本経済への新提言-今すべき財政出動と減税とは?」
令和3年10月15日(金)19時00分~22時00分
こちらからご視聴いただけます。
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=i-MTg4ixcH4
パネリスト:50音順敬称略
金子洋一 (前参議院議員)
田村秀男 (産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員)
藤和彦 (経済産業研究所コンサルティング・フェロー)
松田学 (松田政策研究所代表・元衆議院議員)
三橋貴明 (経世論研究所所長)
森井じゅん(森井会計事務所代表・公認会計士・税理士)
森永康平 (経済アナリスト)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜代表)
<松田学よりひとこと>
このテーマでのチャンネル桜の討論番組ですから、議論は、「不作為の罪」を
おかさなかった矢野次官を始め財務省への批判の嵐になることでしょう。私と
しては、財務省は一定の制度のもとでしか政策を考えられない役人としての限
界の中で物事を組み立てているのであり、問題は、彼らが心置きなく積極財政
へと転じられるような仕組みの設計と合意形成をすべき政治家の側での不勉強
と不作為にこそあると申し上げることになると思います。もちろん、ソリュー
ションとしての「松田プラン」にも言及します。
(2)10/31(日)17時からTV放映~BSテレ東「松田学の未来経済タイムズ」
BSテレ東10月31日(日)17時~17時半、今度で第7回目となります。
今回のテーマは「世界に通用する人づくり」。
松田学が世界経済に伍していける日本の人材育成のあり方について、さまざま
な現場取材に基づいて政策提言いたします。
(3)【松田学出演番組・寄稿紹介】
◆10/8配信 参政党 新型コロナウイルス対策の科学的基準再設定について
【政党DIY→参政党 神谷宗幣×松田学】#109
https://youtu.be/akXSvIBTspU
<松田学よりひとこと>
今号のメルマガ「3.松田学 政策発信」でもご紹介しているブログ記事に9月
28日のシンポジウムで公表された「提言 新型コロナウイルス対策の科学的基
準再設定について」の全文が掲載されていますが、これは松田政策研究所HPの
みならず、本提言が参政党の政策そのものでもありますので、参政党HPにも掲
載されています。参政党チャンネルで、本提言の解説をいたしました。これを
ご覧いただくだけで、新型コロナとは何なのか、どのように対策を局面転換す
べきなのかを詳しく知ることができると思います。ぜひ、ご覧ください。
◆10/5配信 CH桜
【松田学】最悪は免れた岸田政権の成立、「新しい資本主義」ならどうぞ松田
プランを下敷きに[R3/10/5]
https://youtu.be/9agrMrPU3k0
<松田学よりひとこと>
今号のコラムでも前半で岸田政権の性格について触れましたが、この番組では、
それをさらに深く解説しています。まず、総裁選を振り返り、投票日が「自民
党が自民党でなくなる日」になるという最悪の事態を免れたことや、さはさり
ながら、高市氏が選出されなかった自民党は「三割保守」の政党であることな
どを述べています。そして、安倍氏の作戦が奏功して総裁に選ばれた岸田氏が、
リベラルな宏池会のDNAをひいていることや、それによって懸念される外交政
策、さらには経済政策など、岸田氏の政策についてコメントしています。
9月28日の「提言」にも触れましたが、これに関して作成したパワーポイント
を事前に見たチャンネル桜側が、かなりビビッていました。というのは、松田
政策研究所チャンネル同様、チャンネル桜も私の発言で2回目の制裁を受けて
おり、もう一度削除されればチャンネルのアカウントごと、永久に葬り去られ
るリスクを抱えているからです。もちろん、チャンネル桜にこれ以上ご迷惑を
かけるわけにはいきません。コロナの内容には一切、触れませんでした。
タイトルはチャンネル桜側がつけたものですが、「松田プラン」は決して岸田
氏が考える「新しい資本主義」の下敷きになるものではありませんので、念の
ため。この番組では、「松田プラン」の解説は、そのさわりだけ触れています。
(4)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
◆ニコニコ特別配信『新型コ〇ナ真相解明!スペシャル タブー無しで語ります』
出演:医学者 井上正康 × 科学者 武田邦彦 × MPI代表 松田学
https://live.nicovideo.jp/watch/lv333959266
<松田学よりひとこと>
ユーチューブではこんなこと、決して発言できません。常に客観的で科学的な
視点から新型コロナウイルスの様々な問題に対して発信し続けてきた松田政策
研究所がタブー無しでこの問題を斬る!ということで、当研究所でおなじみの
「医学者 井上正康先生 × 科学者 武田邦彦先生 × MPI代表 松田学」という3名
による新型コロナに関しての鼎談、ここまで新型コロナとは何かをわかりやす
く斬った番組は珍しいと思います。井上先生からの丁寧なコロナ解説に加え、
さすがは科学者の武田邦彦先生、井上先生に対する質問も実に当を得ていまし
た。武田先生も「ユーチューブによる弾圧は、製薬業界が何か悪事をしている
証拠」。この生放送番組、ご覧いただいた方がずいぶんと多かったようです。
ただし、途中から松田政策研究所の会員だけしか視聴できなくなります。まだ
の方、ぜひ、月550円の会員登録を。
◆特番『トリプルブルーの米国政治の現状を”保守派”の視点から分析する』
ゲスト:一般社団法人JCU議長 あえば浩明氏
https://youtu.be/hgFQaklbH0g
<松田学よりひとこと>
アメリカには二つのアメリカがある。それは共和と民主の二つのアメリカであ
る。これは戦前からそうで、日本の外交政策や政治情勢を考える上で欠かすこ
とのできない視点のようです。バイデンもアフガニスタン撤退の失策で支持率
が下がったようですが、対する米国保守派はいま、どうなっているのか。
レーガンに続く「アメリカの親父」となりそうなトランプは、アメリカ人の人
気の的。「間違いなく、次の大統領選挙に出る」、日米保守の連携を進めるJ
CU議長のあえば氏は、こう断言しています。バイデン民主党は、習近平を叩
くものの、中国共産党とは共存共栄したいようです。そこも日本は注意深く見
ていかないと、はしごを外されるかもしれません。やはり共和党政権のときが
日本はハッピー。いずれはトランプ大統領-高市総理の時代になるか…?
トランプがまた?まさか…!!と言う方が大半かもしれませんが、メディアを通
じて伝わってくる米国は、実際とは大違いであることは明白です。メディアで
創り上げられる人々の認識というものが、かくも真実とは程遠いものになって
しまうというのは、私たちが今回、コロナ騒動で日々、体験していることです。
世界での全体主義との闘いの上でも、日本の国益の上でも、日本と米国の健全
な保守派どうしが連携を深めることの重要性を再認識させてくれる対談となり
ました。
◆特番『海野恵一の世界を斬る!拡大する習政権の国家資本主義』
ゲスト:スウィングバイ(株)代表取締役 海野恵一氏
https://youtu.be/5tMkOGq1TTk
<松田学よりひとこと>
米国はアフガンで大失敗したが、それでも今後、長期にわたって米国は世界一
のスーパーパワーであり続ける。中国は高齢化で伸びなくなる。こう断言する
元アクセンチュア代表取締役の海野恵一氏の世界情報ウォッチ、今回もアフガ
ン情勢から中国の恒大集団問題、スタグフレーション気味の米国経済から最先
端ITの動向まで、幅広い話題に及んでいます。
◆特番『体制構築を急げ!危機管理の要諦はインテリジェンスである』
ゲスト:危機管理コンサルタント 丸谷元人氏
https://youtu.be/fQp68Esukn0
<松田学よりひとこと>
高市さんが危機管理投資と言っておられましたが、日本にいま最も欠けていて
最も必要な危機管理とは…国家レベルでいえば、米国では大統領に対して毎日、
朝食を食べながら情報機関のプロが国際情勢などについてブリーフィングをす
る、そうして政治家をいざという時に判断できるように鍛えていく、そのよう
な人材の育成に投資すること。
いざという時の最後の判断もさることながら、大事なのは現場における日常の
情報収集です。脅したりすかしたり、裏金を作って工作して、酒を飲んで信頼
関係を作り…インテリジェンスとは人間力そのものである。
ただ、これを官がやると、いま風にいえば、公務員倫理法と情報公開法にひっ
かかってしまいます。相手は組織を裏切って命がけでナマの情報を持ってくる
人、私がかつて役人だったときに、こんな規制ができてしまったら日本は犯罪
天国になると、各省庁の捜査担当者たちと危惧を共有したものです。政治は正
直でなければなりません。しかし、国民の命や財産を守るためには、言えない
機密も裏もある。そのことを国民が理解しているということも、民主主義の成
熟だろうと思います。
インテリジェンスの基本は民間企業も同じ。2~3年での人事異動が官民ともに
日本の力を弱めています。ただ、草の根レベルでのフィールドインテリジェン
スの日本人の能力は相当、高いようです。それを情報として吸い上げて集約し
ていく機能が大事。アフガンでの危機管理の失敗は、簡単には取り返せない日
本国への信頼喪失を招いてしまいました。やはり最終的には、邦人を守るため
の軍事力の行使について、法制面での制約を克服しないと、どうにもならない
面があります。
危機管理の専門家である丸谷元人さんのお話に耳を傾けてみてください。日本
の盲点、日本の強さと弱さをひしひしと実感させてくれます。
(5)松田学のニュース解説
◆松田学のニュース解説 続報、緊急事態宣言解除後の政府方針と医療体制は?
https://youtu.be/TtU0VnINF8U
<全編はこちらから>
https://www.nicovideo.jp/watch/so39426981
<松田学よりひとこと>
コロナ番組ですので、いつものように、前編でのユーチューブでは事実関係の
紹介にとどめ、大事な内容はニコニコのほうでじっくりコメントしました。前
編で取り上げたニュースは、緊急事態宣言の解除に当たって9月28日に政府が
改定した「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」の内容や、「ワ
クチン・検査パッケージ」の技術実証などについてです。政府が目指す「ウィ
ズ・コロナ」とは、「ウイズ・ワクチン」のもとでの「ウイズ・コロナ」。決
して持続可能なウイズ・コロナとはいえません。宣言解除後も、結構、規制は
残ります。その内容についても解説しました。10月24日までは東京都などはま
だ「リバウンド防止期間」です。
本編のニコニコのほうでは、まず、医療体制の問題に斬り込みました。「東京
都医師会・尾崎治夫会長はコロナそっちのけで政治活動 2億円超の献金、ワ
インを贈呈」…なぜ政府は医師会にモノを言うことができないのか、こういう
問題が多少でもコロナ対策に影響を与えていたとすれば、これは自民党の限界
ということになるかもしれません。菅政権も「専門家」に振り回されていた印
象があります。ある事情通によると、安倍氏は尾身氏に、方針を伝えてそれで
やってほしいと言っていたのに対し、菅総理の時はまるで「尾身総理」、「菅
副総理」?
ただ、このところ政府も医療界には厳しい姿勢に転じています。「診療報酬の
コロナ一律加算終了、政府、延長要望応じず」…そして、「コロナ対応の診療
報酬大幅拡充、外来も支援強化」…政府は今まで不十分だった医師のコロナシ
フトを加速しようとしています。
ただ、ワクチン接種後の死亡と接種に伴う副反応との因果関係を政府は頑なに
認めようとしていません。インフルエンザ接種後一週間の死者数とは2桁違い
ますし、今年から日本の超過死亡数はプラスで推移しています。いずれワクチ
ン利権派が追いつめられる日が来るかもしれません。ワクチンパスポートも、
論理的な視点、倫理的な視点、法治国家としての規範や公衆衛生の観点からみ
ても、不条理だらけです。ここでは精度の高い抗体検査に基づく「免疫パスポ
ート」も提唱しています。
さらに、この番組でハイライトになっているのは、最近、新規に開発されて話
題になっているワクチンや治療薬に対する井上正康先生のコメント紹介です。
この中で唯一、井上先生が肯定的なのは、塩野義製薬が開発した鼻腔粘膜に噴
霧するタイプの遺伝子ワクチン。いずれにしても、最大のコロナ対策は免疫力
です。政府が取り組むべきなのは「免疫力増強国民運動」。これが次への最大
の備えであり、そこには日本独自の固有性のメリットも発揮されます。人間が
ワクチンを打って生きるだけの存在に堕してはいけません。民度ではなく「畜
度」が高い?やはり、グローバル全体主義に対抗する「自由を守る国民国家」
の軸が政治には必要です。
◆松田学のニュース解説 日本の安全保障環境、AUKUS、クアッド、
ミサイル、専守防衛は限界か
https://youtu.be/axqbVtg_fm0
<松田学よりひとこと>
日本の地政学的戦略の中核である「自由で開かれたインド太平洋」には、2つ
の大きな国際協力の枠組みがあります。1つはオーカス(AUKUS)。その背景
にあるのは、EUから離脱し、大陸欧州から旧英連邦(コモンウェルス)に軸足を
移す英国の国家路線の変更が大きいといえます。アジア太平洋の軍事には日本
が加われない高度な部分があり、それがオーカス。もう一つのクアッド(日米
豪印)は、もう少し幅広い分野での協力という位置づけになります。なぜなら、
中国と表立って対立できないインドがいるため、軍事色を前面に出しにくいか
らです。
このクアッドについては、先般、菅前総理の最後の仕事となった首脳会談が行
われ、非軍事分野での幅広い協力関係が合意されました。その中に盛り込まれ
ているサイバーセキュリティは、実は、安全保障の中核に位置づけられている
もの。クアッドでの連携と言っても、日本の場合、法制面での制約から相手国
サーバーに対するサーチができないという限界があります。ここでも「専守防
衛」が壁。しかし、現在の戦争はほとんどがサイバーです。
もう一つ、核の脅威にどう対抗するかという問題があります。台湾海峡が明記
された4月の日米首脳会談で、日本はインド太平洋での特別な役割を与えられ
ましたが、台湾有事こそがこの地域での差し迫った脅威。ここで大問題になる
のが、北朝鮮が極超音速ミサイル実験を行ったこと。サイバーに加えてハイテ
ク戦争の様相が強まっています。もはや防衛の概念も技術によって変わったと
いえるでしょう。
この中で出てきたのが「敵基地攻撃論」。敵基地攻撃能力に関して岸田氏は
「用意しておくことも考えられる」と語り、高市氏は「敵基地の無力化をいか
に早くするか」として精密誘導ミサイルの必要性を力説しています。しかし、
河野氏は中国への抑止力に言及し、「勇ましい掛け声が良いというものでない」
と主張、敵基地攻撃能力は「かえって不安定化させる要因」としていました。
北朝鮮で移動式発射ミサイルということになると、確かに、敵基地攻撃論が
「昭和の発想」という面はあるでしょう。では、具体的にどう抑止するのか。
ミサイルがそこまで進歩すると、これもハイテクで考えるしかないとすれば、
ドームによる操縦乗っ取り方式(サイバーによる無力化)か、宇宙から監視し、
電磁波で…まさに「うさで」の領域か…。しかし、それがどこまで確実なミサ
イル抑止になるのかについては、かつてサイバーセキュリティの研究を経験し
た私からみれば、敵も味方も技術は日進月歩でいたちごっこです。確実な抑止
技術というものは簡単には成り立たないでしょう。
しかし、これも専守防衛で考えることから来る限界。基本はやはり「盾と矛」
であり、核の脅威に対しては相互確証破壊しかないということになります。打
てば打たれる。それが最大の抑止。米ソ冷戦時代の西ドイツと今の日本は同じ
状況にあります。日本として核兵器そのものではなくても、核戦略はもたねば
なりません。それが西側各国からの日本への要請です。日本に核戦略がない状
態は、西側陣営全体にとって迷惑な話になっています。今や「アジア最前線」
にある日本の国土は、日本だけのものではなくなっている。この時代的要請に
応える上で現行憲法では制約があるなら、やはり憲法改正が不可欠ということ
になると思います。
◆【セカンド】松田学のニュース解説 岸田新政権と今後の政局
https://youtu.be/dZkSE-rAwkM
<松田学よりひとこと>
今号のコラムの前半で述べている内容を深掘りしています。こちらの番組は、
メインチャンネルが新規番組配信停止措置を受けていることに伴ってセカンド
チャンネルで配信しているものですが、コラムでも訴えている通り、松田政策
研究所としての発信機能を維持していく上で、皆さまのご協力が必要です。ど
うか、「松田政策研究所2」のほうにも登録していただきますよう、よろしくお
願い申し上げます。
(6)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
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各情報発信・ツール紹介
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3.松田学 政策発信
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*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2021年10月11日UP>
新型コロナウイルス対策の科学的基準再設定について
~岸田政権及び政府への有識者グループからの提言~
菅前政権が行き詰まった原因は新型コロナだと言われています。ただ、その本
当の意味での原因は、「感染拡大」や医療崩壊の懸念などではなく、すでに世
界中の研究成果が明らかにしている科学的知見に基づいて、新型コロナ対策の
抜本的なモードチェンジを決断できなかったことにあります。
世界中がパンデミックから未だに抜け切れていない新型コロナウイルス感染症
も、いまや未知の疫病ではなく、そのほとんどが既知の病となっています。し
かし、残念ながら、これまで明らかになった病態や発症のメカニズムを始め、
科学的な研究成果が正確にメディアに取り上げられることは極めて少なく、医
療専門家や政策当事者の多くが、そうした真実に対してあまりに無知な状況が
依然として継続し、国民には「コロナ脳」がはびこったままです。
<続きはこちら>↓
https://ameblo.jp/matsuda-manabu/entry-12703209670.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4.編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは事務局です。
彼らにとっては広告主、スポンサーからの懸念に答えることは当然と考えてい
るのでしょうがこれは明らかに言論統制へとつながります。以下引用
『米グーグルは7日、動画共有サイト「ユーチューブ」を含むグループのサー
ビスで、気候変動を否定するコンテンツへの広告配信や収益化を停止すると明
らかにした。広告主やウェブサイトの運営企業などから懸念が強まっていたこ
とに対応する。』2021年10月8日 日経電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN080JG0Y1A001C2000000/?fbclid=IwAR1GN4qYyyJZANi6nVw_bgn_mENiWnpFktYVt4-jZ6EqkG3K4XIcVRTYd2g
松田学通信編集部
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お問合せは、松田政策研究所までご連絡ください。
E-mail:matsuda@yd-con.com
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【発行元】松田政策研究所
〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7-472 TEL:03-6434-7354 FAX:03-64347356
URL. http://matsuda-pi.com/ E-mail. matsuda@yd-con.com
FB. https://www.facebook.com/matsudaseisaku/
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こちらからご視聴いただけます。
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=i-MTg4ixcH4
パネリスト:50音順敬称略
金子洋一 (前参議院議員)
田村秀男 (産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員)
藤和彦 (経済産業研究所コンサルティング・フェロー)
松田学 (松田政策研究所代表・元衆議院議員)
三橋貴明 (経世論研究所所長)
森井じゅん(森井会計事務所代表・公認会計士・税理士)
森永康平 (経済アナリスト)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜代表)
<松田学よりひとこと>
このテーマでのチャンネル桜の討論番組ですから、議論は、「不作為の罪」を
おかさなかった矢野次官を始め財務省への批判の嵐になることでしょう。私と
しては、財務省は一定の制度のもとでしか政策を考えられない役人としての限
界の中で物事を組み立てているのであり、問題は、彼らが心置きなく積極財政
へと転じられるような仕組みの設計と合意形成をすべき政治家の側での不勉強
と不作為にこそあると申し上げることになると思います。もちろん、ソリュー
ションとしての「松田プラン」にも言及します。
(2)10/31(日)17時からTV放映~BSテレ東「松田学の未来経済タイムズ」
BSテレ東10月31日(日)17時~17時半、今度で第7回目となります。
今回のテーマは「世界に通用する人づくり」。
松田学が世界経済に伍していける日本の人材育成のあり方について、さまざま
な現場取材に基づいて政策提言いたします。
(3)【松田学出演番組・寄稿紹介】
◆10/8配信 参政党 新型コロナウイルス対策の科学的基準再設定について
【政党DIY→参政党 神谷宗幣×松田学】#109
https://youtu.be/akXSvIBTspU
<松田学よりひとこと>
今号のメルマガ「3.松田学 政策発信」でもご紹介しているブログ記事に9月
28日のシンポジウムで公表された「提言 新型コロナウイルス対策の科学的基
準再設定について」の全文が掲載されていますが、これは松田政策研究所HPの
みならず、本提言が参政党の政策そのものでもありますので、参政党HPにも掲
載されています。参政党チャンネルで、本提言の解説をいたしました。これを
ご覧いただくだけで、新型コロナとは何なのか、どのように対策を局面転換す
べきなのかを詳しく知ることができると思います。ぜひ、ご覧ください。
◆10/5配信 CH桜
【松田学】最悪は免れた岸田政権の成立、「新しい資本主義」ならどうぞ松田
プランを下敷きに[R3/10/5]
https://youtu.be/9agrMrPU3k0
<松田学よりひとこと>
今号のコラムでも前半で岸田政権の性格について触れましたが、この番組では、
それをさらに深く解説しています。まず、総裁選を振り返り、投票日が「自民
党が自民党でなくなる日」になるという最悪の事態を免れたことや、さはさり
ながら、高市氏が選出されなかった自民党は「三割保守」の政党であることな
どを述べています。そして、安倍氏の作戦が奏功して総裁に選ばれた岸田氏が、
リベラルな宏池会のDNAをひいていることや、それによって懸念される外交政
策、さらには経済政策など、岸田氏の政策についてコメントしています。
9月28日の「提言」にも触れましたが、これに関して作成したパワーポイント
を事前に見たチャンネル桜側が、かなりビビッていました。というのは、松田
政策研究所チャンネル同様、チャンネル桜も私の発言で2回目の制裁を受けて
おり、もう一度削除されればチャンネルのアカウントごと、永久に葬り去られ
るリスクを抱えているからです。もちろん、チャンネル桜にこれ以上ご迷惑を
かけるわけにはいきません。コロナの内容には一切、触れませんでした。
タイトルはチャンネル桜側がつけたものですが、「松田プラン」は決して岸田
氏が考える「新しい資本主義」の下敷きになるものではありませんので、念の
ため。この番組では、「松田プラン」の解説は、そのさわりだけ触れています。
(4)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
◆ニコニコ特別配信『新型コ〇ナ真相解明!スペシャル タブー無しで語ります』
出演:医学者 井上正康 × 科学者 武田邦彦 × MPI代表 松田学
https://live.nicovideo.jp/watch/lv333959266
<松田学よりひとこと>
ユーチューブではこんなこと、決して発言できません。常に客観的で科学的な
視点から新型コロナウイルスの様々な問題に対して発信し続けてきた松田政策
研究所がタブー無しでこの問題を斬る!ということで、当研究所でおなじみの
「医学者 井上正康先生 × 科学者 武田邦彦先生 × MPI代表 松田学」という3名
による新型コロナに関しての鼎談、ここまで新型コロナとは何かをわかりやす
く斬った番組は珍しいと思います。井上先生からの丁寧なコロナ解説に加え、
さすがは科学者の武田邦彦先生、井上先生に対する質問も実に当を得ていまし
た。武田先生も「ユーチューブによる弾圧は、製薬業界が何か悪事をしている
証拠」。この生放送番組、ご覧いただいた方がずいぶんと多かったようです。
ただし、途中から松田政策研究所の会員だけしか視聴できなくなります。まだ
の方、ぜひ、月550円の会員登録を。
◆特番『トリプルブルーの米国政治の現状を”保守派”の視点から分析する』
ゲスト:一般社団法人JCU議長 あえば浩明氏
https://youtu.be/hgFQaklbH0g
<松田学よりひとこと>
アメリカには二つのアメリカがある。それは共和と民主の二つのアメリカであ
る。これは戦前からそうで、日本の外交政策や政治情勢を考える上で欠かすこ
とのできない視点のようです。バイデンもアフガニスタン撤退の失策で支持率
が下がったようですが、対する米国保守派はいま、どうなっているのか。
レーガンに続く「アメリカの親父」となりそうなトランプは、アメリカ人の人
気の的。「間違いなく、次の大統領選挙に出る」、日米保守の連携を進めるJ
CU議長のあえば氏は、こう断言しています。バイデン民主党は、習近平を叩
くものの、中国共産党とは共存共栄したいようです。そこも日本は注意深く見
ていかないと、はしごを外されるかもしれません。やはり共和党政権のときが
日本はハッピー。いずれはトランプ大統領-高市総理の時代になるか…?
トランプがまた?まさか…!!と言う方が大半かもしれませんが、メディアを通
じて伝わってくる米国は、実際とは大違いであることは明白です。メディアで
創り上げられる人々の認識というものが、かくも真実とは程遠いものになって
しまうというのは、私たちが今回、コロナ騒動で日々、体験していることです。
世界での全体主義との闘いの上でも、日本の国益の上でも、日本と米国の健全
な保守派どうしが連携を深めることの重要性を再認識させてくれる対談となり
ました。
◆特番『海野恵一の世界を斬る!拡大する習政権の国家資本主義』
ゲスト:スウィングバイ(株)代表取締役 海野恵一氏
https://youtu.be/5tMkOGq1TTk
<松田学よりひとこと>
米国はアフガンで大失敗したが、それでも今後、長期にわたって米国は世界一
のスーパーパワーであり続ける。中国は高齢化で伸びなくなる。こう断言する
元アクセンチュア代表取締役の海野恵一氏の世界情報ウォッチ、今回もアフガ
ン情勢から中国の恒大集団問題、スタグフレーション気味の米国経済から最先
端ITの動向まで、幅広い話題に及んでいます。
◆特番『体制構築を急げ!危機管理の要諦はインテリジェンスである』
ゲスト:危機管理コンサルタント 丸谷元人氏
https://youtu.be/fQp68Esukn0
<松田学よりひとこと>
高市さんが危機管理投資と言っておられましたが、日本にいま最も欠けていて
最も必要な危機管理とは…国家レベルでいえば、米国では大統領に対して毎日、
朝食を食べながら情報機関のプロが国際情勢などについてブリーフィングをす
る、そうして政治家をいざという時に判断できるように鍛えていく、そのよう
な人材の育成に投資すること。
いざという時の最後の判断もさることながら、大事なのは現場における日常の
情報収集です。脅したりすかしたり、裏金を作って工作して、酒を飲んで信頼
関係を作り…インテリジェンスとは人間力そのものである。
ただ、これを官がやると、いま風にいえば、公務員倫理法と情報公開法にひっ
かかってしまいます。相手は組織を裏切って命がけでナマの情報を持ってくる
人、私がかつて役人だったときに、こんな規制ができてしまったら日本は犯罪
天国になると、各省庁の捜査担当者たちと危惧を共有したものです。政治は正
直でなければなりません。しかし、国民の命や財産を守るためには、言えない
機密も裏もある。そのことを国民が理解しているということも、民主主義の成
熟だろうと思います。
インテリジェンスの基本は民間企業も同じ。2~3年での人事異動が官民ともに
日本の力を弱めています。ただ、草の根レベルでのフィールドインテリジェン
スの日本人の能力は相当、高いようです。それを情報として吸い上げて集約し
ていく機能が大事。アフガンでの危機管理の失敗は、簡単には取り返せない日
本国への信頼喪失を招いてしまいました。やはり最終的には、邦人を守るため
の軍事力の行使について、法制面での制約を克服しないと、どうにもならない
面があります。
危機管理の専門家である丸谷元人さんのお話に耳を傾けてみてください。日本
の盲点、日本の強さと弱さをひしひしと実感させてくれます。
(5)松田学のニュース解説
◆松田学のニュース解説 続報、緊急事態宣言解除後の政府方針と医療体制は?
https://youtu.be/TtU0VnINF8U
<全編はこちらから>
https://www.nicovideo.jp/watch/so39426981
<松田学よりひとこと>
コロナ番組ですので、いつものように、前編でのユーチューブでは事実関係の
紹介にとどめ、大事な内容はニコニコのほうでじっくりコメントしました。前
編で取り上げたニュースは、緊急事態宣言の解除に当たって9月28日に政府が
改定した「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」の内容や、「ワ
クチン・検査パッケージ」の技術実証などについてです。政府が目指す「ウィ
ズ・コロナ」とは、「ウイズ・ワクチン」のもとでの「ウイズ・コロナ」。決
して持続可能なウイズ・コロナとはいえません。宣言解除後も、結構、規制は
残ります。その内容についても解説しました。10月24日までは東京都などはま
だ「リバウンド防止期間」です。
本編のニコニコのほうでは、まず、医療体制の問題に斬り込みました。「東京
都医師会・尾崎治夫会長はコロナそっちのけで政治活動 2億円超の献金、ワ
インを贈呈」…なぜ政府は医師会にモノを言うことができないのか、こういう
問題が多少でもコロナ対策に影響を与えていたとすれば、これは自民党の限界
ということになるかもしれません。菅政権も「専門家」に振り回されていた印
象があります。ある事情通によると、安倍氏は尾身氏に、方針を伝えてそれで
やってほしいと言っていたのに対し、菅総理の時はまるで「尾身総理」、「菅
副総理」?
ただ、このところ政府も医療界には厳しい姿勢に転じています。「診療報酬の
コロナ一律加算終了、政府、延長要望応じず」…そして、「コロナ対応の診療
報酬大幅拡充、外来も支援強化」…政府は今まで不十分だった医師のコロナシ
フトを加速しようとしています。
ただ、ワクチン接種後の死亡と接種に伴う副反応との因果関係を政府は頑なに
認めようとしていません。インフルエンザ接種後一週間の死者数とは2桁違い
ますし、今年から日本の超過死亡数はプラスで推移しています。いずれワクチ
ン利権派が追いつめられる日が来るかもしれません。ワクチンパスポートも、
論理的な視点、倫理的な視点、法治国家としての規範や公衆衛生の観点からみ
ても、不条理だらけです。ここでは精度の高い抗体検査に基づく「免疫パスポ
ート」も提唱しています。
さらに、この番組でハイライトになっているのは、最近、新規に開発されて話
題になっているワクチンや治療薬に対する井上正康先生のコメント紹介です。
この中で唯一、井上先生が肯定的なのは、塩野義製薬が開発した鼻腔粘膜に噴
霧するタイプの遺伝子ワクチン。いずれにしても、最大のコロナ対策は免疫力
です。政府が取り組むべきなのは「免疫力増強国民運動」。これが次への最大
の備えであり、そこには日本独自の固有性のメリットも発揮されます。人間が
ワクチンを打って生きるだけの存在に堕してはいけません。民度ではなく「畜
度」が高い?やはり、グローバル全体主義に対抗する「自由を守る国民国家」
の軸が政治には必要です。
◆松田学のニュース解説 日本の安全保障環境、AUKUS、クアッド、
ミサイル、専守防衛は限界か
https://youtu.be/axqbVtg_fm0
<松田学よりひとこと>
日本の地政学的戦略の中核である「自由で開かれたインド太平洋」には、2つ
の大きな国際協力の枠組みがあります。1つはオーカス(AUKUS)。その背景
にあるのは、EUから離脱し、大陸欧州から旧英連邦(コモンウェルス)に軸足を
移す英国の国家路線の変更が大きいといえます。アジア太平洋の軍事には日本
が加われない高度な部分があり、それがオーカス。もう一つのクアッド(日米
豪印)は、もう少し幅広い分野での協力という位置づけになります。なぜなら、
中国と表立って対立できないインドがいるため、軍事色を前面に出しにくいか
らです。
このクアッドについては、先般、菅前総理の最後の仕事となった首脳会談が行
われ、非軍事分野での幅広い協力関係が合意されました。その中に盛り込まれ
ているサイバーセキュリティは、実は、安全保障の中核に位置づけられている
もの。クアッドでの連携と言っても、日本の場合、法制面での制約から相手国
サーバーに対するサーチができないという限界があります。ここでも「専守防
衛」が壁。しかし、現在の戦争はほとんどがサイバーです。
もう一つ、核の脅威にどう対抗するかという問題があります。台湾海峡が明記
された4月の日米首脳会談で、日本はインド太平洋での特別な役割を与えられ
ましたが、台湾有事こそがこの地域での差し迫った脅威。ここで大問題になる
のが、北朝鮮が極超音速ミサイル実験を行ったこと。サイバーに加えてハイテ
ク戦争の様相が強まっています。もはや防衛の概念も技術によって変わったと
いえるでしょう。
この中で出てきたのが「敵基地攻撃論」。敵基地攻撃能力に関して岸田氏は
「用意しておくことも考えられる」と語り、高市氏は「敵基地の無力化をいか
に早くするか」として精密誘導ミサイルの必要性を力説しています。しかし、
河野氏は中国への抑止力に言及し、「勇ましい掛け声が良いというものでない」
と主張、敵基地攻撃能力は「かえって不安定化させる要因」としていました。
北朝鮮で移動式発射ミサイルということになると、確かに、敵基地攻撃論が
「昭和の発想」という面はあるでしょう。では、具体的にどう抑止するのか。
ミサイルがそこまで進歩すると、これもハイテクで考えるしかないとすれば、
ドームによる操縦乗っ取り方式(サイバーによる無力化)か、宇宙から監視し、
電磁波で…まさに「うさで」の領域か…。しかし、それがどこまで確実なミサ
イル抑止になるのかについては、かつてサイバーセキュリティの研究を経験し
た私からみれば、敵も味方も技術は日進月歩でいたちごっこです。確実な抑止
技術というものは簡単には成り立たないでしょう。
しかし、これも専守防衛で考えることから来る限界。基本はやはり「盾と矛」
であり、核の脅威に対しては相互確証破壊しかないということになります。打
てば打たれる。それが最大の抑止。米ソ冷戦時代の西ドイツと今の日本は同じ
状況にあります。日本として核兵器そのものではなくても、核戦略はもたねば
なりません。それが西側各国からの日本への要請です。日本に核戦略がない状
態は、西側陣営全体にとって迷惑な話になっています。今や「アジア最前線」
にある日本の国土は、日本だけのものではなくなっている。この時代的要請に
応える上で現行憲法では制約があるなら、やはり憲法改正が不可欠ということ
になると思います。
◆【セカンド】松田学のニュース解説 岸田新政権と今後の政局
https://youtu.be/dZkSE-rAwkM
<松田学よりひとこと>
今号のコラムの前半で述べている内容を深掘りしています。こちらの番組は、
メインチャンネルが新規番組配信停止措置を受けていることに伴ってセカンド
チャンネルで配信しているものですが、コラムでも訴えている通り、松田政策
研究所としての発信機能を維持していく上で、皆さまのご協力が必要です。ど
うか、「松田政策研究所2」のほうにも登録していただきますよう、よろしくお
願い申し上げます。
(6)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
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3.松田学 政策発信
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*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2021年10月11日UP>
新型コロナウイルス対策の科学的基準再設定について
~岸田政権及び政府への有識者グループからの提言~
菅前政権が行き詰まった原因は新型コロナだと言われています。ただ、その本
当の意味での原因は、「感染拡大」や医療崩壊の懸念などではなく、すでに世
界中の研究成果が明らかにしている科学的知見に基づいて、新型コロナ対策の
抜本的なモードチェンジを決断できなかったことにあります。
世界中がパンデミックから未だに抜け切れていない新型コロナウイルス感染症
も、いまや未知の疫病ではなく、そのほとんどが既知の病となっています。し
かし、残念ながら、これまで明らかになった病態や発症のメカニズムを始め、
科学的な研究成果が正確にメディアに取り上げられることは極めて少なく、医
療専門家や政策当事者の多くが、そうした真実に対してあまりに無知な状況が
依然として継続し、国民には「コロナ脳」がはびこったままです。
<続きはこちら>↓
https://ameblo.jp/matsuda-manabu/entry-12703209670.html
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4.編集後記
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こんにちは事務局です。
彼らにとっては広告主、スポンサーからの懸念に答えることは当然と考えてい
るのでしょうがこれは明らかに言論統制へとつながります。以下引用
『米グーグルは7日、動画共有サイト「ユーチューブ」を含むグループのサー
ビスで、気候変動を否定するコンテンツへの広告配信や収益化を停止すると明
らかにした。広告主やウェブサイトの運営企業などから懸念が強まっていたこ
とに対応する。』2021年10月8日 日経電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN080JG0Y1A001C2000000/?fbclid=IwAR1GN4qYyyJZANi6nVw_bgn_mENiWnpFktYVt4-jZ6EqkG3K4XIcVRTYd2g
松田学通信編集部
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松田学通信にお心当たりのない方、解除、その他メールマガジンに関する
お問合せは、松田政策研究所までご連絡ください。
E-mail:matsuda@yd-con.com
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【発行元】松田政策研究所
〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7-472 TEL:03-6434-7354 FAX:03-64347356
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