新型コロナと日本人の「畜度」?~国益の評価軸から見た高市早苗氏の政策と保守主義の本質を考える~松田 学 通信 vol.184 2021.9.13
2021/09/13 (Mon) 08:30
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松田学通信vol.184 2021.9.13
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1.松田学 コラム
新型コロナと日本人の「畜度」?
~国益の評価軸から見た高市早苗氏の政策と保守主義の本質を考える~
2.活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)9/18松田学出演METT管弦楽団定期演奏会のご案内
(2)9/26テレビ出演-松田学の未来経済タイムズ-「不老長寿」BSテレ東
(3)9/28開催 新型コロナシンポジウム
「新政権に対し新型コロナ対策のモードチェンジを求める!」
(4)【松田学出演番組・寄稿紹介】
(5)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
(6)松田学のニュース解説
(7)講演・セミナー講師依頼はこちら
〇各情報発信・ツール紹介
3.編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.松田学 コラム
新型コロナと日本人の「畜度」?
~国益の評価軸から見た高市早苗氏の政策と保守主義の本質を考える~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
つい先頃までは「コロナか五輪か」だったマスコミ報道も、先週はすっかり
「コロナか総裁選か」に。では、誰が次の総裁にふさわしいかとなると、支持
率低迷気味の自民党にとって総選挙の顔となるような国民の人気という尺度と、
いまの日本にとって国益にかなう人という尺度に分かれるようです。永田町や
政治に近い識者たちもこんな言い方をしますが、要するに、河野氏を知る人た
ちから見ると、彼だと国益に反するというのが本音?
総選挙対策なら河野、国益なら高市、平時を無難にこなす人なら岸田というこ
とでしょうか。どうも、ネットの世界では高市氏が人気ナンバーワン。メディ
アの世論調査とは大きく乖離しています。そもそも戦後の日本のマスコミは反
日左翼が支配的。高市氏の靖国参拝発言に「こわい」と反応するテレビ街頭イ
ンタビューでの国民の声を聞いて、武田邦彦先生の言う「洗脳」を強く再認識
しました。これは中国や韓国が反日を自らの体制維持のレジティマシーとして
いる論理に日本人までもが乗っているだけのことなのですが…
いまの日本が置かれた国際環境のもとでは、この構造からの脱却こそが問われ
ていると考えると、ここは安倍前総理が取り戻そうとした保守政治路線しか選
択肢はないはずです。そもそも自民党の岩盤支持層は保守層。これを取り込も
うと、河野氏も岸田氏もリップサービスしていますが、では、保守とはそもそ
も何なのか…。
リベラル革新が、特定の理想に向けた進歩概念に基づく設計主義によって全体
主義に傾きがちなのに対し、保守とは、人間は神のように賢くないと考えるか
らこそ、伝統や慣習や常識を重んじながらの漸進的な改良と、多様性と独自性
に対する寛容や自由を旨とする立場だといえます。いまコロナ騒動が壊そうと
しているのは後者。今回ご紹介する「ゴーマニズム」の小林よしのり氏が、意
外と?この点の本質を突いた議論を提起しています。
『コラムの続きはこちらから・・・』↓
https://tinyurl.com/3s5fkxjj
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2.活動報告/セミナー情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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出演番組・イベント・寄稿等
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(1)9/18松田学出演METT管弦楽団定期演奏会のご案内
松田学がチェロのトップを務めておりますMETT管弦楽団の定期演奏会が下記
の要領で開催されます。土曜日の午後のひととき、いずれもクラシック音楽で
は名曲中の名曲である「未完成」と「悲愴」をお楽しみください。
日 時:9月18日(土)14時開演
場 所:なかのZERO大ホール
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-cULxbLn5Pq-/map/?bm=sydd_spt_slo_p_ttl
曲 目:シューベルト 交響曲第8番「未完成」
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
演 奏:METT管弦楽団
指 揮:久世武志
入場無料 自由席 ただし、新型コロナ対応のため手指の消毒やマスク着用は
求められますので、あらかじめご了承ください。
<お問い合わせ>
info@matsuda-pi.com
なお、このコンサートでメインの曲となる「悲愴」を作曲したチャイコフスキ
ーについて、ご参考までに樋口隆一先生との対談をご覧ください。この番組で
関心を持たれた方もぜひ、本番にお気軽にお越しください。
◆『樋口先生とロシアの大作曲家、チャイコフスキーを語る!』
ゲスト:明治学院大学名誉教授 音楽学者・指揮者 樋口隆一氏
https://www.youtube.com/watch?v=13PFCmpD-6E&t=1132s
(2)9/26テレビ出演-松田学の未来経済タイムズ-「不老長寿」BSテレ東
本番組もこれで第6回目の放映になりますが、今回は、人類史上未曽有の超高
齢社会を迎えつつある日本が、いかに活力ある社会を構築し、この世界共通課
題に対する解決モデルを生み出していくのか。これは日本の国家目標の一つに
据えてもおかしくないほどの大テーマ。
日本で起こっている様々なチャレンジをご紹介しつつ、松田学が政策提言をい
たします。
・9月26日(日)17:00~17:30 BSテレ東
松田学の未来経済タイムズ 第6回「不老長寿」
(3)9/28開催 新型コロナシンポジウム
「新政権に対し新型コロナ対策のモードチェンジを求める!」
新型コロナウイルスが誕生して2年近くが経とうとしています。「緊急事態宣
言」や「まん延防止等重点措置」を繰り返し、日本はどのようになっています
か?感染者は減っているのでしょうか?
ウィルスは生存を維持するために、変異によって感染力が強まっていくととも
に、毒性自体は弱毒化していくものです。「人間と一体の共存関係」この状態
に達することによりウィルス感染症の流行は収束するのではないでしょうか。
日本政府や自治体は、PCR 検査という感染症対策に使用するべきではない検査
方法による陽性者の増減で、社会の停滞と混乱を長引かせるばかりです。アメ
リカや海外の一部では、年内に PCR 検査での判定をとりやめる方向です。今
の政府のやり方では、コロナを収束に向かわせるのは難しい・・・
そこで!
正しい科学的な知見に基づいて社会を正常化するために松田政策研究所代表で
元衆議院議員の松田学と、考え方を同じくする専門家・有識者グループの呼び
かけで「新政権に対し新型コロナ対策のモードチェンジを求める!」と題する
イベントを開催することになりました。
新型コロナの真相を最もよく知る大阪市立大学名誉教授の井上正康先生をはじ
め、医療法人社団誠敬会会長で歯学博士の吉野敏明先生、文芸評論家で日本平
和学研究所理事長の小川榮太郎氏…他にも普段なかなかお会いできないような
方々が登壇する予定です。
メディアからの一方的な情報をたよりにして、また同じような2年間をあなた
は過ごしたいですか?正しい情報を聞くこと、知ることで「モードチェンジ」
しませんか?
講演会:13時00分から16時30分
登壇者:松田学氏、神谷宗幣氏、吉野敏明氏、井上正康氏、大橋眞氏、
小川榮太郎氏 外
参加料:2,000円
会 場:星陵会館 ホール https://www.seiryokai.org/kaikan/map.html
住 所:東京都千代田区永田町2丁目16-2
定 員:200名
詳細・お申込み:https://m.sanseito.jp/l/m/sfEwmXzaKVrqCk
【お問い合わせ先】
参政党東京支部 sanseito.tokio@gmail.com
(4)【松田学出演番組・寄稿紹介】
◆9/7配信 CH桜
【松田学】自民党総裁選~高市候補には「真のアベノミクス」を、その為
に「松田プラン」をご参考に[R3/9/7]
https://youtu.be/b-FDi-OctWE
<松田学よりひとこと>
今回のビデオレターでは、最初に、菅総理辞任に関する感想と、自民党総裁選
について河野氏に関する辛口のコメントをいたしました。そして、なぜ、いま
の日本に必要なのは高市早苗氏なのかを論じました。例えば、高市氏がインフ
レ目標2%達成まではプライマリーバランスを棚上げして政府投資による積極
財政をアベノミクスを継承発展させる立場で主張している点は、私の立場と全
く同じです。しかし、まだ、高市氏には不足している政策があります。その見
通しがないからこそ、増税を口走って批判を浴びることに…。言うまでもなく、
新しい通貨基盤の構築で国の債務を通貨に転換する「松田プラン」が必要です。
最近、ビデオレターでは、この私の構想について順次、解説を進めています。
今回は、「松田プラン」の前段である、財政金融などマクロ経済政策のあり方
論の説明にまで、ようやく漕ぎつけました。
◆9/10配信 CH桜
【討論】中国が望む日本と世界の未来[桜R3/9/10]
https://youtu.be/ynZPXus5Sx4
<松田学よりひとこと>
中国が日本や世界の未来に何を望んでいる?それは言うまでもなく、中国が主
宰する世界秩序の形成。これが中国共産党に埋め込まれている生存DNAです。
その中で、日本に望んでいるのは、もっと中共によるコントロールができる国
になってほしいということではないでしょうか。
これまでも度々出演してきたチャンネル桜の討論番組、いつも、掲げている大
局的なテーマの割には、途中で一つのイシューをめぐって多すぎるパネラーた
ちがああだ、こうだの迷走で長時間を費やしてしまうので、今回は、私から冒
頭部分で15分間、私に期待されているであろう最も大事な大局的な論点につ
いて、フリップを用いてプレゼンをいたしました。それは、デジタル人民元を
切り口にした中国の国家戦略の解説。中国共産党が日常的な経済領域を通じて、
いかに長期的な総合戦略をもって一つの統合された意思のもとに、世界に対す
る巧みな浸透工作を展開しているかを、多角的に論じました。
特に気を付けなければならないのは、今号のコラムでも触れているBSN(ブ
ロックチェーン・ベイスト・サービス・ネットワーク)。これから世界中がブ
ロックチェーン技術を社会実装していく上で、中国が運営するこのプラットフ
ォーム上でなければ何も展開できなくなる可能性があります。これによって中
国はデジタル覇権とマネー覇権の両者を実現する…。
これに対抗していくためには「松田プラン」が不可欠ですが、まずは今回の総
裁選で、総務大臣を経験して情報技術にも具体的に通じている高市氏が選ばれ
ることが、日本の国益上、必要でしょう。
話があちこちに飛んだこの討論会、最後にひと言のときに5分ほど、私から
「人類運命共同体」を提唱する中国の世界ガバナンス構想を打ち砕くべく、日
本は何をすべきかを述べることで、議論を大局的な視点へと着地させました。
以下、今回のパネリストと、私の発言部分をご紹介します。
●パネリスト(50音順敬称略)
古森義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員・麗澤大学特別教授)※スカイ
プ出演/石平(評論家)※スカイプ出演/川島博之(ビングループ主席経済顧
問・元東京大学大学院准教授)/坂東忠信(元警視庁通訳捜査官・外国人犯罪
防犯講師)/松田学(松田政策研究所代表・元衆議院議員)/ロバート・D・
エルドリッヂ(エルドリッヂ研究所代表)※スカイプ出演/渡部悦和(元陸上
自衛隊東部方面総監 陸将)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜代表)
●私の発言部分…数字は番組最初からの経過時間(時間:分:秒)
・中国の浸透工作全体のプレゼン…0:21:02~0:36:23
・日本が対抗できるためには技術開発を始め、新自由主義から転換して国家に
よる戦略的な投資へと財政のモードを切り替えることが必要…1:14:20~1:17:20
・議論が延々と核武装論になったので、ひと言、日本はかつての「ヨーロッパ
最前線」の時の西ドイツと同じ状況になった…2:43:11~2:44:14
・経済的な浸透工作が中国的な価値観によるレジティマシー形成にまで向かお
うとしているとき、日本はこれにどう対抗すべきなのか、新しい文明は日本
がリードするぐらいの覚悟を…3:14:52~3:19:55
論者が8人もいた今回の討論、3時間40分に及んだ放映時間のうち私の発言時
間は、12%ぐらいでした。司会の水島さんが私の発言にいたく共鳴しておられ
ました。番組終了後、「松田さん、中国はやっぱり、やってしまいますね」…。
高市さんが総理になれば「松田プラン」を献策できるか、自民党でできないな
ら参政党の国政進出で実現するか、政権の枠組みを変えてでも「松田プラン」
は実施すべきだと思います。
(5)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
◆【ニコニコ】特番『わしにも言わせろ!新型コ〇〇と腐ったマスコミ』
ゲスト:漫画家 小林よしのり氏 【全編】
https://www.nicovideo.jp/watch/so39284950
<松田学よりひとこと>
「ごーまんかましてよかですか?」のゴーマニズムでよく知られる小林よしの
りさんとコロナ対談をいたしました。その内容は、今号のコラムで詳しくご紹
介しています。ぜひ、動画のほうもご覧いただき、小林さんのパンチある肉声
で内容をご確認ください。
コロナもナショナリズムで考えなければならない…実は、これが科学的には正
しい考察。インフルエンザと比較してみれば、少なくとも日本に関して言えば、
今回のコロナ騒動が作り上げられたバカ騒ぎであることは誰でもわかる…この
一年半、専門家とテレビメディアの不勉強ぶりと恐ろしき国民洗脳の力が見事
に露呈しましたが、数字を見ている常識的な素人の判断のほうが、ここまで正
鵠を射ている…。小林氏の見方は、井上正康先生が医学的、疫学的な立場から
裏付けることにもなりました。
このままだと、人間はワクチンを打ってただ生きているだけの家畜になる!!民
度が高いと言われてきた日本人は、コロナで「畜度」が高い国民に…?生命至
上主義よりも経世済民だ!!命、命…、と言うが、命を超えるもののために頑張
るのが人間、そのときに命が輝く…!!これが東京五輪でみんなが経験した感動
だった。グローバリズムではなく、多様性と独自性を認め合うインターナショ
ナリズムを!!これが真の保守主義の立場。
コロナを超えた対談になりました。ニコニコの本編の前に、コロナには全く触
れずに、主としてアフガン問題からアプローチした前編をYouTube配信して
います。こちらもぜひ、ご覧ください。
◆特番【前編】『わしにも言わせろ!新型コ〇〇と腐ったマスコミ』
ゲスト:漫画家 小林よしのり氏
https://www.youtube.com/watch?v=WX37Dk_FlVQ
◆特番『塩野義製薬による中国への”お注射”提携の本質と問題点とは?』
ゲスト:(株)アシスト代表取締役 平井宏治氏
https://youtu.be/AwSdFrtKsRk
<松田学よりひとこと>
この番組は、塩野義製薬が開発している「組み換えタンパクワクチン」が、中
国への技術流出になるのではないか、中国のワクチン外交を助長することにな
るのではないかとの懸念に対して、経済安全保障の専門家である平井さんがお
答えしている番組です。相手は中国の「平安グループ」。こういう懸念がわき
あがっているのは、わが日本国民の間で経済安全保障に対する関心が高まって
いることを示すものでもあります。ならば、高市さんの出番…がんばってもら
わねば。
最近では、「クラスター」と言うと、すっかりコロナ感染のことを思い浮かべ
るようになってしまいましたが、かつては「産業クラスター」として使われて
いた言葉です。第一に、クラスターを創り、個別企業を超えて、クラスター単
位で勝負する。第二に、収益性では国家を守れなくなっている。私が対談の最
後で締め括っているように、この2つの論点が浮き上がりました。各企業が利
益極大化を目指して競争するという従来の考え方から、パラダイムシフトが起
こっています。米国でも、それが法案に…平井さんには、次回はこのお話を聞
かせていただくことになっています。
まさに、経済安全保障を成長戦略とリンクさせるという、高市さんがおっしゃ
っていることでもあります。この面でも、今は総裁選で劣勢と言われてはいま
すが、高市さんには期待できるところが大ではないでしょうか。
◆特番『山尾志桜里議員に訊く!中国人権問題、タリバン政権への日本のと
るべき役割など』ゲスト:国民民主党衆議院議員 山尾志桜里氏
https://youtu.be/-fsSPYUEXyE
<松田学よりひとこと>
自民党では保守系の女性議員である高市早苗氏が総裁選に出る決断をし、その
所信の発信で話題となっていますが、野党では、これも保守系ともいえる女性
議員が、こちらは総選挙に出ない決断をし、今期をもって国会を去ることにな
りました。日本の国益を重視し、対中国人権問題での活躍が注目され、保守層
からも期待されている、国民民主党の山尾志桜里・衆議院議員は、憲法改正を
やり残した仕事としつつ、なぜ国会の外に出るのか。その思いを語っていただ
きました。
やはり、今の国会を変えたい、現状では選挙で当選するのが仕事となっている
国会議員を、国政に専念する国会議員に変えたい、生涯職業議員ではなく、各
界との間でリボルビングドアを創り、有為な議員を生み出したい…これらを実
現するには、国会の外で新しい動きを創っていかねばならない…私の考えや、
私が今、急がば回れで取り組んでいることとも共通項が多々あります。これは、
自民党でどんな総理総裁が選ばれても実現できないこと。国民目線からみれば、
機能する国政へと政治を根本から建て直す、より大きな大作業といえるでしょ
う。その他、アジアにおける日本のあり方や、安倍・菅両政権の政治スタイル
など、いくつかの国政上の論点でも、意見が一致するところが多々ありました。
政治を国民の参加型へと根本から変え、政府をきちんと機能させ、政治家は広
い層からの新陳代謝でという点で、参政党とも組んでいけるような気がします。
議員を辞めたあとの連携関係の構築についても一致しました。
(6)松田学のニュース解説
◆松田学のニュース解説 9月1日、デジタル庁発足の期待と問題点
https://youtu.be/pLdrBqol8U4
<松田学よりひとこと>
いよいよ発足しましたデジタル庁、場所は昔の赤坂プリンスホテル跡地の高層
ビル。ただ、同庁トップのデジタル監に民間から就任した石倉洋子氏、かつて
マッキンゼーで一緒だった某経済人によると、ITのことがわかるようになるに
は10年かかるような人だとのこと。いつも政府の民間人人事は、ピント外れ
です。真の日本のデジタル改革には決して成功しないだろうと、早速、専門家
の方々から疑問の声が出ているようです。他方で、デジタル庁には、プロフェ
ッショナル人材が民と官との間を行ったり来たりするリボルビングドアシステ
ムのモデルになることへの期待が寄せられています。他国に大きく遅れた社会
のデジタル化、まずは平井大臣が会見で述べていたように、同庁の最初の目玉
はマイナンバーカードのアプリをスマホに装着し、いずれスマホで色々な手続
きや、プッシュ型の行政サービスを受けられるようにしていくこと。
実は、これは、昨年、私たちが、現在デジタル大臣をしている平井卓也衆議院
議員に提案した技術に平井氏や総務省が飛びつき、マイナンバー制度と同水準
のセキュリティをスマホで実現することが可能になったことで実現したもので
す。先般の通常国会で成立したデジタル改革6法で、スマホへのマイナンバー
カードの装着が可能となり、来年度中には実現することになっています。ただ、
この機能のユースケースを民間も含めた社会全体に行き渡らせるという、最も
大事な趣旨を実現するためには、政府の側には余力がなく、その部分は、技術
の開発者である私たちが私を代表理事として5月に設立した一般社団法人デジ
タルアイデンティティ推進コンソーシアムが、民間への拡大という部分を全面
的に引き受けることになっており、平井大臣もデジタル庁も総務省も、私ども
のこの社団の活動を、政府と車の両輪をなす形ですぐに発展していくことをサ
ポートするとともに、強く期待しているところです。
スマホで本人確認ができる世の中になると、日本のデジタル基盤は米欧の大国
よりも一歩進んだものとなり、場合によっては日本の基盤が国際標準になるこ
とも考えられます。もちろん、私の目論見としては、スマホがマイナンバーや
官民の各種サービスとつながるようになれば、あとは政府発行のデジタル円の
ウォレットをスマホに装着することで、「松田プラン」の実現につながること
を期しているものです。
◆松田学のニュース解説
アフガニスタン邦人救出における自衛隊活動制限と憲法の制約
https://youtu.be/6vP3bHbeCrA
<松田学よりひとこと>
安全が保たれていると判断できる地域でないと自衛隊機を派遣できない…?カ
ブール空港は米軍が守っているからOKだが、カブール市内はそうでないから
行けない…。安全なところにしか行けない自衛隊機なら、民間機と同じ。何の
ための自衛隊?自衛隊法84条の4が自衛隊に課している制約です。今回のアフ
ガン、他国は軍隊を派遣して大使館を守っているのに、それができなかった日
本は大使館員を全員避難させ、ようやく自衛隊機の派遣を決めたときには時す
でに遅し。日本に協力してきたアフガン人数百名を救出できないという、大変
お粗末な結果に…。一緒にリスクをとってきた仲間を救えなければ、これから
国際秩序の構築で手を挙げる資格がなくなるという問題になります。さすがに、
日本の安全保障に係る戦後システムが何か根本的におかしいと、多くの国民が
気付き始めたのではないでしょうか。憲法も含めて根本的な議論をしなければ
なりません。これは軍国主義云々とは全く無関係の問題です。
◆松田学のニュース解説
習指導部、過度の民間介入で現代版”文化大革命”なのか!?
https://youtu.be/_lONMm2g6vg
<松田学よりひとこと>
習近平は毛沢東になり、中国は文化大革命をまたやり始める?最近、中国当局
が著名人や大企業などを攻撃・弾圧し、教育にまで介入していることをもって、
社会への思想統制を強めているとの見方が強まっています。ただ、教育につい
ては思想統制というよりも、例えば、学習塾を禁止するのは、教育費を抑制し
て少子化対策の社会実験をしようとしているものに過ぎないとの見方もありま
す。中国の政府系メディアでも、思想統制を強めるという記事もあれば、それ
を否定して改革開放路線は変わっていないとする記事も出ています。いずれに
しても、何がどうなっていくのかよくわからないのが巨大な中国。この番組で
は、中国の脅威に対抗すべく派遣されている英国最新空母のクィーンエリザべ
スを、その写真番組とのリンクでご紹介しています。
(7)講演・セミナー講師依頼はこちら
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『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは事務局です。
2001年9月11日米国同時多発テロから20年、その年に米軍はアフガニ
スタンから撤退しタリバン政権が再度樹立されました。この20年のテロとの
戦いは何だったのか?我々は今一度検証する必要があります。
9.11テロ ドキュメント 時事
https://www.jiji.com/jc/v2?id=20090909september_eleven_terror_attacks
松田学通信編集部
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新型コロナと日本人の「畜度」?
~国益の評価軸から見た高市早苗氏の政策と保守主義の本質を考える~
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つい先頃までは「コロナか五輪か」だったマスコミ報道も、先週はすっかり
「コロナか総裁選か」に。では、誰が次の総裁にふさわしいかとなると、支持
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主義に傾きがちなのに対し、保守とは、人間は神のように賢くないと考えるか
らこそ、伝統や慣習や常識を重んじながらの漸進的な改良と、多様性と独自性
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2.活動報告/セミナー情報
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出演番組・イベント・寄稿等
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(1)9/18松田学出演METT管弦楽団定期演奏会のご案内
松田学がチェロのトップを務めておりますMETT管弦楽団の定期演奏会が下記
の要領で開催されます。土曜日の午後のひととき、いずれもクラシック音楽で
は名曲中の名曲である「未完成」と「悲愴」をお楽しみください。
日 時:9月18日(土)14時開演
場 所:なかのZERO大ホール
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-cULxbLn5Pq-/map/?bm=sydd_spt_slo_p_ttl
曲 目:シューベルト 交響曲第8番「未完成」
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
演 奏:METT管弦楽団
指 揮:久世武志
入場無料 自由席 ただし、新型コロナ対応のため手指の消毒やマスク着用は
求められますので、あらかじめご了承ください。
<お問い合わせ>
info@matsuda-pi.com
なお、このコンサートでメインの曲となる「悲愴」を作曲したチャイコフスキ
ーについて、ご参考までに樋口隆一先生との対談をご覧ください。この番組で
関心を持たれた方もぜひ、本番にお気軽にお越しください。
◆『樋口先生とロシアの大作曲家、チャイコフスキーを語る!』
ゲスト:明治学院大学名誉教授 音楽学者・指揮者 樋口隆一氏
https://www.youtube.com/watch?v=13PFCmpD-6E&t=1132s
(2)9/26テレビ出演-松田学の未来経済タイムズ-「不老長寿」BSテレ東
本番組もこれで第6回目の放映になりますが、今回は、人類史上未曽有の超高
齢社会を迎えつつある日本が、いかに活力ある社会を構築し、この世界共通課
題に対する解決モデルを生み出していくのか。これは日本の国家目標の一つに
据えてもおかしくないほどの大テーマ。
日本で起こっている様々なチャレンジをご紹介しつつ、松田学が政策提言をい
たします。
・9月26日(日)17:00~17:30 BSテレ東
松田学の未来経済タイムズ 第6回「不老長寿」
(3)9/28開催 新型コロナシンポジウム
「新政権に対し新型コロナ対策のモードチェンジを求める!」
新型コロナウイルスが誕生して2年近くが経とうとしています。「緊急事態宣
言」や「まん延防止等重点措置」を繰り返し、日本はどのようになっています
か?感染者は減っているのでしょうか?
ウィルスは生存を維持するために、変異によって感染力が強まっていくととも
に、毒性自体は弱毒化していくものです。「人間と一体の共存関係」この状態
に達することによりウィルス感染症の流行は収束するのではないでしょうか。
日本政府や自治体は、PCR 検査という感染症対策に使用するべきではない検査
方法による陽性者の増減で、社会の停滞と混乱を長引かせるばかりです。アメ
リカや海外の一部では、年内に PCR 検査での判定をとりやめる方向です。今
の政府のやり方では、コロナを収束に向かわせるのは難しい・・・
そこで!
正しい科学的な知見に基づいて社会を正常化するために松田政策研究所代表で
元衆議院議員の松田学と、考え方を同じくする専門家・有識者グループの呼び
かけで「新政権に対し新型コロナ対策のモードチェンジを求める!」と題する
イベントを開催することになりました。
新型コロナの真相を最もよく知る大阪市立大学名誉教授の井上正康先生をはじ
め、医療法人社団誠敬会会長で歯学博士の吉野敏明先生、文芸評論家で日本平
和学研究所理事長の小川榮太郎氏…他にも普段なかなかお会いできないような
方々が登壇する予定です。
メディアからの一方的な情報をたよりにして、また同じような2年間をあなた
は過ごしたいですか?正しい情報を聞くこと、知ることで「モードチェンジ」
しませんか?
講演会:13時00分から16時30分
登壇者:松田学氏、神谷宗幣氏、吉野敏明氏、井上正康氏、大橋眞氏、
小川榮太郎氏 外
参加料:2,000円
会 場:星陵会館 ホール https://www.seiryokai.org/kaikan/map.html
住 所:東京都千代田区永田町2丁目16-2
定 員:200名
詳細・お申込み:https://m.sanseito.jp/l/m/sfEwmXzaKVrqCk
【お問い合わせ先】
参政党東京支部 sanseito.tokio@gmail.com
(4)【松田学出演番組・寄稿紹介】
◆9/7配信 CH桜
【松田学】自民党総裁選~高市候補には「真のアベノミクス」を、その為
に「松田プラン」をご参考に[R3/9/7]
https://youtu.be/b-FDi-OctWE
<松田学よりひとこと>
今回のビデオレターでは、最初に、菅総理辞任に関する感想と、自民党総裁選
について河野氏に関する辛口のコメントをいたしました。そして、なぜ、いま
の日本に必要なのは高市早苗氏なのかを論じました。例えば、高市氏がインフ
レ目標2%達成まではプライマリーバランスを棚上げして政府投資による積極
財政をアベノミクスを継承発展させる立場で主張している点は、私の立場と全
く同じです。しかし、まだ、高市氏には不足している政策があります。その見
通しがないからこそ、増税を口走って批判を浴びることに…。言うまでもなく、
新しい通貨基盤の構築で国の債務を通貨に転換する「松田プラン」が必要です。
最近、ビデオレターでは、この私の構想について順次、解説を進めています。
今回は、「松田プラン」の前段である、財政金融などマクロ経済政策のあり方
論の説明にまで、ようやく漕ぎつけました。
◆9/10配信 CH桜
【討論】中国が望む日本と世界の未来[桜R3/9/10]
https://youtu.be/ynZPXus5Sx4
<松田学よりひとこと>
中国が日本や世界の未来に何を望んでいる?それは言うまでもなく、中国が主
宰する世界秩序の形成。これが中国共産党に埋め込まれている生存DNAです。
その中で、日本に望んでいるのは、もっと中共によるコントロールができる国
になってほしいということではないでしょうか。
これまでも度々出演してきたチャンネル桜の討論番組、いつも、掲げている大
局的なテーマの割には、途中で一つのイシューをめぐって多すぎるパネラーた
ちがああだ、こうだの迷走で長時間を費やしてしまうので、今回は、私から冒
頭部分で15分間、私に期待されているであろう最も大事な大局的な論点につ
いて、フリップを用いてプレゼンをいたしました。それは、デジタル人民元を
切り口にした中国の国家戦略の解説。中国共産党が日常的な経済領域を通じて、
いかに長期的な総合戦略をもって一つの統合された意思のもとに、世界に対す
る巧みな浸透工作を展開しているかを、多角的に論じました。
特に気を付けなければならないのは、今号のコラムでも触れているBSN(ブ
ロックチェーン・ベイスト・サービス・ネットワーク)。これから世界中がブ
ロックチェーン技術を社会実装していく上で、中国が運営するこのプラットフ
ォーム上でなければ何も展開できなくなる可能性があります。これによって中
国はデジタル覇権とマネー覇権の両者を実現する…。
これに対抗していくためには「松田プラン」が不可欠ですが、まずは今回の総
裁選で、総務大臣を経験して情報技術にも具体的に通じている高市氏が選ばれ
ることが、日本の国益上、必要でしょう。
話があちこちに飛んだこの討論会、最後にひと言のときに5分ほど、私から
「人類運命共同体」を提唱する中国の世界ガバナンス構想を打ち砕くべく、日
本は何をすべきかを述べることで、議論を大局的な視点へと着地させました。
以下、今回のパネリストと、私の発言部分をご紹介します。
●パネリスト(50音順敬称略)
古森義久(産経新聞ワシントン駐在客員特派員・麗澤大学特別教授)※スカイ
プ出演/石平(評論家)※スカイプ出演/川島博之(ビングループ主席経済顧
問・元東京大学大学院准教授)/坂東忠信(元警視庁通訳捜査官・外国人犯罪
防犯講師)/松田学(松田政策研究所代表・元衆議院議員)/ロバート・D・
エルドリッヂ(エルドリッヂ研究所代表)※スカイプ出演/渡部悦和(元陸上
自衛隊東部方面総監 陸将)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜代表)
●私の発言部分…数字は番組最初からの経過時間(時間:分:秒)
・中国の浸透工作全体のプレゼン…0:21:02~0:36:23
・日本が対抗できるためには技術開発を始め、新自由主義から転換して国家に
よる戦略的な投資へと財政のモードを切り替えることが必要…1:14:20~1:17:20
・議論が延々と核武装論になったので、ひと言、日本はかつての「ヨーロッパ
最前線」の時の西ドイツと同じ状況になった…2:43:11~2:44:14
・経済的な浸透工作が中国的な価値観によるレジティマシー形成にまで向かお
うとしているとき、日本はこれにどう対抗すべきなのか、新しい文明は日本
がリードするぐらいの覚悟を…3:14:52~3:19:55
論者が8人もいた今回の討論、3時間40分に及んだ放映時間のうち私の発言時
間は、12%ぐらいでした。司会の水島さんが私の発言にいたく共鳴しておられ
ました。番組終了後、「松田さん、中国はやっぱり、やってしまいますね」…。
高市さんが総理になれば「松田プラン」を献策できるか、自民党でできないな
ら参政党の国政進出で実現するか、政権の枠組みを変えてでも「松田プラン」
は実施すべきだと思います。
(5)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
◆【ニコニコ】特番『わしにも言わせろ!新型コ〇〇と腐ったマスコミ』
ゲスト:漫画家 小林よしのり氏 【全編】
https://www.nicovideo.jp/watch/so39284950
<松田学よりひとこと>
「ごーまんかましてよかですか?」のゴーマニズムでよく知られる小林よしの
りさんとコロナ対談をいたしました。その内容は、今号のコラムで詳しくご紹
介しています。ぜひ、動画のほうもご覧いただき、小林さんのパンチある肉声
で内容をご確認ください。
コロナもナショナリズムで考えなければならない…実は、これが科学的には正
しい考察。インフルエンザと比較してみれば、少なくとも日本に関して言えば、
今回のコロナ騒動が作り上げられたバカ騒ぎであることは誰でもわかる…この
一年半、専門家とテレビメディアの不勉強ぶりと恐ろしき国民洗脳の力が見事
に露呈しましたが、数字を見ている常識的な素人の判断のほうが、ここまで正
鵠を射ている…。小林氏の見方は、井上正康先生が医学的、疫学的な立場から
裏付けることにもなりました。
このままだと、人間はワクチンを打ってただ生きているだけの家畜になる!!民
度が高いと言われてきた日本人は、コロナで「畜度」が高い国民に…?生命至
上主義よりも経世済民だ!!命、命…、と言うが、命を超えるもののために頑張
るのが人間、そのときに命が輝く…!!これが東京五輪でみんなが経験した感動
だった。グローバリズムではなく、多様性と独自性を認め合うインターナショ
ナリズムを!!これが真の保守主義の立場。
コロナを超えた対談になりました。ニコニコの本編の前に、コロナには全く触
れずに、主としてアフガン問題からアプローチした前編をYouTube配信して
います。こちらもぜひ、ご覧ください。
◆特番【前編】『わしにも言わせろ!新型コ〇〇と腐ったマスコミ』
ゲスト:漫画家 小林よしのり氏
https://www.youtube.com/watch?v=WX37Dk_FlVQ
◆特番『塩野義製薬による中国への”お注射”提携の本質と問題点とは?』
ゲスト:(株)アシスト代表取締役 平井宏治氏
https://youtu.be/AwSdFrtKsRk
<松田学よりひとこと>
この番組は、塩野義製薬が開発している「組み換えタンパクワクチン」が、中
国への技術流出になるのではないか、中国のワクチン外交を助長することにな
るのではないかとの懸念に対して、経済安全保障の専門家である平井さんがお
答えしている番組です。相手は中国の「平安グループ」。こういう懸念がわき
あがっているのは、わが日本国民の間で経済安全保障に対する関心が高まって
いることを示すものでもあります。ならば、高市さんの出番…がんばってもら
わねば。
最近では、「クラスター」と言うと、すっかりコロナ感染のことを思い浮かべ
るようになってしまいましたが、かつては「産業クラスター」として使われて
いた言葉です。第一に、クラスターを創り、個別企業を超えて、クラスター単
位で勝負する。第二に、収益性では国家を守れなくなっている。私が対談の最
後で締め括っているように、この2つの論点が浮き上がりました。各企業が利
益極大化を目指して競争するという従来の考え方から、パラダイムシフトが起
こっています。米国でも、それが法案に…平井さんには、次回はこのお話を聞
かせていただくことになっています。
まさに、経済安全保障を成長戦略とリンクさせるという、高市さんがおっしゃ
っていることでもあります。この面でも、今は総裁選で劣勢と言われてはいま
すが、高市さんには期待できるところが大ではないでしょうか。
◆特番『山尾志桜里議員に訊く!中国人権問題、タリバン政権への日本のと
るべき役割など』ゲスト:国民民主党衆議院議員 山尾志桜里氏
https://youtu.be/-fsSPYUEXyE
<松田学よりひとこと>
自民党では保守系の女性議員である高市早苗氏が総裁選に出る決断をし、その
所信の発信で話題となっていますが、野党では、これも保守系ともいえる女性
議員が、こちらは総選挙に出ない決断をし、今期をもって国会を去ることにな
りました。日本の国益を重視し、対中国人権問題での活躍が注目され、保守層
からも期待されている、国民民主党の山尾志桜里・衆議院議員は、憲法改正を
やり残した仕事としつつ、なぜ国会の外に出るのか。その思いを語っていただ
きました。
やはり、今の国会を変えたい、現状では選挙で当選するのが仕事となっている
国会議員を、国政に専念する国会議員に変えたい、生涯職業議員ではなく、各
界との間でリボルビングドアを創り、有為な議員を生み出したい…これらを実
現するには、国会の外で新しい動きを創っていかねばならない…私の考えや、
私が今、急がば回れで取り組んでいることとも共通項が多々あります。これは、
自民党でどんな総理総裁が選ばれても実現できないこと。国民目線からみれば、
機能する国政へと政治を根本から建て直す、より大きな大作業といえるでしょ
う。その他、アジアにおける日本のあり方や、安倍・菅両政権の政治スタイル
など、いくつかの国政上の論点でも、意見が一致するところが多々ありました。
政治を国民の参加型へと根本から変え、政府をきちんと機能させ、政治家は広
い層からの新陳代謝でという点で、参政党とも組んでいけるような気がします。
議員を辞めたあとの連携関係の構築についても一致しました。
(6)松田学のニュース解説
◆松田学のニュース解説 9月1日、デジタル庁発足の期待と問題点
https://youtu.be/pLdrBqol8U4
<松田学よりひとこと>
いよいよ発足しましたデジタル庁、場所は昔の赤坂プリンスホテル跡地の高層
ビル。ただ、同庁トップのデジタル監に民間から就任した石倉洋子氏、かつて
マッキンゼーで一緒だった某経済人によると、ITのことがわかるようになるに
は10年かかるような人だとのこと。いつも政府の民間人人事は、ピント外れ
です。真の日本のデジタル改革には決して成功しないだろうと、早速、専門家
の方々から疑問の声が出ているようです。他方で、デジタル庁には、プロフェ
ッショナル人材が民と官との間を行ったり来たりするリボルビングドアシステ
ムのモデルになることへの期待が寄せられています。他国に大きく遅れた社会
のデジタル化、まずは平井大臣が会見で述べていたように、同庁の最初の目玉
はマイナンバーカードのアプリをスマホに装着し、いずれスマホで色々な手続
きや、プッシュ型の行政サービスを受けられるようにしていくこと。
実は、これは、昨年、私たちが、現在デジタル大臣をしている平井卓也衆議院
議員に提案した技術に平井氏や総務省が飛びつき、マイナンバー制度と同水準
のセキュリティをスマホで実現することが可能になったことで実現したもので
す。先般の通常国会で成立したデジタル改革6法で、スマホへのマイナンバー
カードの装着が可能となり、来年度中には実現することになっています。ただ、
この機能のユースケースを民間も含めた社会全体に行き渡らせるという、最も
大事な趣旨を実現するためには、政府の側には余力がなく、その部分は、技術
の開発者である私たちが私を代表理事として5月に設立した一般社団法人デジ
タルアイデンティティ推進コンソーシアムが、民間への拡大という部分を全面
的に引き受けることになっており、平井大臣もデジタル庁も総務省も、私ども
のこの社団の活動を、政府と車の両輪をなす形ですぐに発展していくことをサ
ポートするとともに、強く期待しているところです。
スマホで本人確認ができる世の中になると、日本のデジタル基盤は米欧の大国
よりも一歩進んだものとなり、場合によっては日本の基盤が国際標準になるこ
とも考えられます。もちろん、私の目論見としては、スマホがマイナンバーや
官民の各種サービスとつながるようになれば、あとは政府発行のデジタル円の
ウォレットをスマホに装着することで、「松田プラン」の実現につながること
を期しているものです。
◆松田学のニュース解説
アフガニスタン邦人救出における自衛隊活動制限と憲法の制約
https://youtu.be/6vP3bHbeCrA
<松田学よりひとこと>
安全が保たれていると判断できる地域でないと自衛隊機を派遣できない…?カ
ブール空港は米軍が守っているからOKだが、カブール市内はそうでないから
行けない…。安全なところにしか行けない自衛隊機なら、民間機と同じ。何の
ための自衛隊?自衛隊法84条の4が自衛隊に課している制約です。今回のアフ
ガン、他国は軍隊を派遣して大使館を守っているのに、それができなかった日
本は大使館員を全員避難させ、ようやく自衛隊機の派遣を決めたときには時す
でに遅し。日本に協力してきたアフガン人数百名を救出できないという、大変
お粗末な結果に…。一緒にリスクをとってきた仲間を救えなければ、これから
国際秩序の構築で手を挙げる資格がなくなるという問題になります。さすがに、
日本の安全保障に係る戦後システムが何か根本的におかしいと、多くの国民が
気付き始めたのではないでしょうか。憲法も含めて根本的な議論をしなければ
なりません。これは軍国主義云々とは全く無関係の問題です。
◆松田学のニュース解説
習指導部、過度の民間介入で現代版”文化大革命”なのか!?
https://youtu.be/_lONMm2g6vg
<松田学よりひとこと>
習近平は毛沢東になり、中国は文化大革命をまたやり始める?最近、中国当局
が著名人や大企業などを攻撃・弾圧し、教育にまで介入していることをもって、
社会への思想統制を強めているとの見方が強まっています。ただ、教育につい
ては思想統制というよりも、例えば、学習塾を禁止するのは、教育費を抑制し
て少子化対策の社会実験をしようとしているものに過ぎないとの見方もありま
す。中国の政府系メディアでも、思想統制を強めるという記事もあれば、それ
を否定して改革開放路線は変わっていないとする記事も出ています。いずれに
しても、何がどうなっていくのかよくわからないのが巨大な中国。この番組で
は、中国の脅威に対抗すべく派遣されている英国最新空母のクィーンエリザべ
スを、その写真番組とのリンクでご紹介しています。
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『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
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3.編集後記
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こんにちは事務局です。
2001年9月11日米国同時多発テロから20年、その年に米軍はアフガニ
スタンから撤退しタリバン政権が再度樹立されました。この20年のテロとの
戦いは何だったのか?我々は今一度検証する必要があります。
9.11テロ ドキュメント 時事
https://www.jiji.com/jc/v2?id=20090909september_eleven_terror_attacks
松田学通信編集部
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