緊急事態宣言延長はウイルス感染症への無知が招いた災禍~自由を守る政治へ、新著と正論記事による建言~松田 学 通信 vol.166 2021.5.10
2021/05/10 (Mon) 08:30
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松田学通信vol.166 2021.5.10
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メールマガジンに登録いただいた方、名刺交換をさせていただいた方、丹羽経
済塾にご参加いただいた方に一斉配信しております。今後配信が不要な場合は
返信にてその旨お知らせください。メールアドレス変更についても返信にて承
ります。※SSL暗号化通信標準装備(Verisign証明書取得)
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1. コラム
緊急事態宣言延長はウイルス感染症への無知が招いた災禍
~自由を守る政治へ、新著と正論記事による建言~
2. 活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)5/18(火)第6回松田政策研究所オープンセミナー&公開収録 開催!
松田学×池田 信夫「日本人の“ゼロリスク”信仰はとはなんなのか?
(2)5/22(土)丹羽経済塾5月開催~新財源システムを提案する会~
「転機を迎えた日本の安全保障~軍事面で迫られる決断と経済安全保障~」
(3)【松田学出演番組・寄稿紹介】
(4)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
(5)【松田政策研究所Chからのお知らせ】削除動画の復活に関して
(6)松田学のニュース解説
(7)講演・セミナー講師依頼はこちら
〇各情報発信・ツール紹介
(1)各種 SNS紹介
3. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 松田学 コラム
緊急事態宣言延長はウイルス感染症への無知が招いた災禍
~自由を守る政治へ、新著と正論記事による建言~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
緊急事態宣言の延長が決定…。コロナウイルス感染症の基礎知識を多少ともお
持ちの方であれば、この措置も、マスメディアに出てくる数々の言辞も、その
愚かさ、無知ぶりに、あきれて言葉も出なくなるはずです。緊急事態宣言を出
したり、その延長を決めている為政者の方々、この天下の失策を迫っている医
師会?や首長さんたち、これ以上の殺人的行為はもうやめにして、少しはお勉
強をしてください。コロナを別の意味で甘く見てますよ!
この科学的な基本認識を広く国民と共有する趣旨での発信活動を弾圧している
YouTubeですが、過日、突然、先般強制削除した松田政策研究所Chのコロナ
番組を復活させました。このこと自体は多としますが、どうも、私が正論誌に
掲載した記事が影響…?そこではSNSプラットフォーマーを規制する立法を
建言しています。AI支配のディストピア…。
「コロナ脳からの脱却」と「グローバル勢力から自由社会を守る国民国家の新
しい役割」、少なくとも、この2つを掲げる政治勢力が本当に必要な局面にな
ってきました。
今回は、コロナ感染症につき為政者は何をお勉強しなければならないか、そし
て削除動画の復活の経緯や、私のコロナに関する新著や正論誌記事の中身にも
触れたいと思います。
『コラムの続きはこちらから・・・』↓
https://tinyurl.com/278xw5n8
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2. 活動報告/セミナー情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
============================================
出演番組・イベント・寄稿等
============================================
(1)5/18(火)第6回松田政策研究所オープンセミナー&公開収録 開催!
松田学×池田 信夫「日本人の“ゼロリスク”信仰はとはなんなのか?」
*緊急事態宣言の状況によっては開催内容を変更する場合があります。
<申込はこちら>↓↓↓
https://forms.gle/FsG3ed2GMjhugizo9
2020年に発生した新型コロナウイルス騒動からすでに1年以上が経過し、なお
も新型コロナは全世界を混迷させ続けています。日本は免疫状態が欧米とは異
なる状態にあるにも関わらず、そうした科学的な知識が国民に共有されること
のないまま、現在でも社会活動の過度な抑制が継続しています。このウイルス
そのもの以上に日本において深刻な影響を与えているのは、“コロナ脳”だとさ
れますが、これまでも日本では、過度にリスクを恐れる日本人の“ゼロリスク信
仰”が国の大事な意思決定を遅らせ、かえって、国民の命や健康も含め様々な弊
害を招く事態が繰り返されてきました。これは3・11以降の原発問題にも当て
はまりますが、処理水放出の問題がようやく決着がつきそうな現状も踏まえ日
本人のリスクマネジメントに関する意識の問題を中心に、アゴラ所長の池田信
夫氏と公開対談を開催します。
<予定アジェンダ>*内容は変更の場合があります
:欧米とは被害が全く違う新型コロナがここまで恐れられているのはなぜ?
:新型コロナ騒動は戦前の“失敗の本質”の繰り返し
:福島原発廃炉と処理水排出問題の長期化も“ゼロリスク”信仰が原因?
:そもそも“ゼロリスク”信仰は日本人の民族性や島国気質?
:平和ボケ日本はリスクに対する認識の欠如があるのか?
:科学は風評に負けるのか?
:日本人は環境変化への適応力不足?
:今後の課題
<申込はこちら>↓↓↓
https://forms.gle/FsG3ed2GMjhugizo9
日 時:2021年5月18日(火)17:00-18:30
テーマ:日本人の“ゼロリスク”信仰はとはなんなのか?
出 演:松田学(松田政策研究所代表)×池田信夫(株式会社アゴラ代表取締役所長)
参加費:3,000円(税込)| RMCA会員:2,000円(税込)
※参加費は当日会場にてお支払いください。
会 場:ワイム貸会議室四谷三丁目 RoomC
(東京都新宿区四谷3-12 丸正総本店ビル6F)
定 員:20名限定 ※コロナ対策のために人数を制限しております。
後 援:特定非営利活動法人日本リスクマネジャー&コンサルタント協会
(2)5/22(土)丹羽経済塾5月開催 ~新財源システムを提案する会~
「転機を迎えた日本の安全保障~軍事面で迫られる決断と経済安全保障~」
基調講演:松田 学
対 談:松田 学 × 平井 宏治(株式会社アシスト社長)
先日の日米首脳会談で、日本はついに、安全保障面での重大な決断を選択する
ことになりました。国民にはまだ十分に共有されていませんが、それは、日本
の防衛力が自国の防衛のみならず、広くアジア海洋同盟諸国の防衛を目的とす
るものへと、その位置づけがバージョンアップすることを意味する決断です。
これは戦後長らく続いた東アジアの安全保障秩序の大転換でもあります。かつ
て米ソ冷戦時代に「ヨーロッパ最前線」とされたのは西ドイツでしたが、米中
新冷戦下での「最前線」は日本に・・・。
今回の丹羽経済塾では、まず、松田会長が、このことの意味を解き明かし、現
実味を帯びてきた台湾有事に向けて日本は何をしなければならないかも併せて
安全保障問題に関する基本的視点について論じます。その後、ゲストに経済安
全保障では日本の第一人者として論陣を張っておられる平井宏治氏をお迎えし、
経済面での米中デカップリングや中国の軍民融合政策の実態などについて論じ
た上で、日本企業が直面しているリスクと対応策を明らかにしていきます。
奮ってご参加ください。
【日 時】5月22日(土) 16:30-21:00
第一部:勉強会 16:30-19:00|第二部:懇親会 19:00-21:00
【参加費】4,000円(第一部・第二部 両方ともご参加される方)
第一部:勉強会 1,000円|第二部:懇親会 3,000円
※お食事代+2ドリンク分の料金
※参加費は、当日受付にてお支払いください。
【会 場】Zen Cafe Marina(ゼン・カフェマリーナ)
【住 所】千代田区麹町4-8高善ビル2F(有楽町内線 麹町駅 4番出口)
地図は《https://www.zencafemarina.com/contact-us》
<申込はこちら>↓↓↓
https://forms.gle/egFAQiqWuxcEocDD7
(3)【松田学出演番組・寄稿紹介】
◆4/27配信 チャンネル桜
【松田学】蔓延するコロナと思想の変異株、日米首脳会談と
カーボンニュートラルで語られない大問題[桜R3/4/27]
https://youtu.be/n01vQRm2upM
<松田学よりひとこと>
コロナを甘くみるな、ユビキタスの如しだ、「感染」を人間の力で押さえられ
るものではない、答は免疫力の強化しかない、今回のコラムでも述べている内
容を述べ、新著を紹介するところから、今回のビデオレターでの語りを始めて
います。グローバル勢力VS自由社会を守る新たな国家の役割にも言及したあと、
取り上げたのは、日米首脳会談で日本が核をめぐる二つの決断を迫られること
になったこと。もはや、日本の防衛力は自国の防衛にとどまるものではありま
せん。そして、カーボンゼロ。これは原発への決断そのものです。カーボンゼ
ロの意味や、あまり国民に共有されていない問題点に踏み込んでいます。
(4)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
◆特番『日本は覚悟を決めるべき!日米首脳会談の成果と日本外交、菅政権』
ゲスト:産経新聞論説委員 阿比留瑠比氏
https://youtu.be/3De9S5c8njI
<松田学よりひとこと>
今回の日米首脳会談で核をめぐる2つの重大な決断を日本がしたことについて、
この阿比留さんとの対談は、いわば、このことを再確認することになったもの
でもありました。菅総理が増強を約束した日本の防衛力は、もはや、日本を守
るためだけの防衛力ではなく、インド太平洋海洋同盟全体のための防衛力に…。
米国一国だけでは手に負えなくなったから、日本がやれ、だから、この地域で
最も有事が迫っている台湾海峡を明記。米ソ冷戦時はドイツが核ミサイルを配
備した「ヨーロッパ最前線」、米中冷戦の現在は、日本がアジア最前線、38度
線は対馬海峡に。
もう一つの核をめぐる決断が、カーボンニュートラル。バイデンとともに日米
が主導して気候変動対策を…となりましたが、2050年実質ゼロとは、すなわち、
原発推進へのギアチェンジ。さもなくば、消費増税どころの騒ぎではない国民
負担増が…。これら重大な事実をほとんどの国民が自覚していない。
台湾有事か、尖閣で何かあると、日本人はいよいよ覚醒するでしょう。しかし、
そのレールがすでに敷かれたものと思います。
◆特番『日本人よ、自信をもって積極的に国際広報で発信せよ!』
ゲスト:慶応大学大学院教授 元内閣官房参与 谷口智彦氏
https://youtu.be/rbZZ667F-ww
<松田学よりひとこと>
新型コロナのほかに、もう一つ、日本人の間に蔓延している誤解に改めて気付
かせてくれたのが、先日まで安倍前総理のもとで内閣官房参与として政権の国
際発信で大きな成果を上げ続けてきた谷口智彦氏とのこの対談。それは、日本
は国際的な発信力が弱いという誤解です。確かに、指導層のレベルでみれば、
日本は「病気」というぐらい戦略的な情報発信が弱い状態が歴史的に続いてい
るのですが、国全体でみれば、自国の魅力が有する世界への影響力という点で、
日本は世界の中でもトップクラス。そういえば、もう20年近く前、この谷口氏
とともに言論NPOで「日本のパワーアセスメント」の議論づくりをしたことが
あります。そこでは、日本が他国と比して圧倒的に強く、かつ、戦略的に活用
すべきものは何かといえば、大衆文化の国際的影響力がその筆頭に挙がってい
たことを想起します。
私たち日本人自身が日本のことをもっとよく知り、それを静かなる自信として
いくべき。そうでないと、これから熾烈化する国際ルールづくりで、また、日
本は受け身となって、国際社会でいつも損ばかりしている日本、を繰り返すこ
とに…これはカーボンニュートラルもデジタルもそうです。
この対談をご覧いただければ、これからは日本人がもっと自信を持つことが国
益となっていくことについて、ご納得いただけるのではないかと思います。
自分たちの弱いところを弱いと反省しているだけでは強くなれない。自分たち
の強いところを戦略的に自覚して活かしていくことにこそ、国家戦略の要諦が
ある。それがかつて、谷口氏とともに取り組んだ日本のパワーアセスメントの
基本思想でした。
◆特番『人権外交を積極的に展開すべし!日米首脳会談で突き付けられた課題
と今後の政局』ゲスト:衆議院議員 笠浩史氏
https://youtu.be/pl5QDHiUAM0
<松田学よりひとこと>
日本はどうするんだ、という議論をするとき、たいていの人は総理大臣率いる
日本政府のことをイメージしています。しかし、本来、日本の国家意思を形成
して表明するのは、「国権の最高機関」たる国会の役割、このことが往々にし
て忘れられがちです。政府は本来、国民の代表である国会が決める国家意思の
もとに、それを遂行する執行機関に過ぎません。このことは米国では顕著で、
何事も議会が承認しないと大事なことは何もできない大統領の権限は、議院内
閣制のもとで国会と政府との役割分担が曖昧な日本の総理大臣よりも弱いとい
えます。
こうした三権分立の基本を国民が忘れがちなのも、国会が事実上、政府の予算
案や法案を通すだけの存在になっており、テレビに出てくる国会審議といえば、
野党によるスキャンダル追及ばかりだからでしょう。そんな中で、高級官僚は
国会議員よりも偉いと思っている民間の方々が大変多いようです。私の場合、
官僚をシニアで卒業したので、ある程度、官僚機構のことが見え、かつ、そう
いう議員だからこそ上から官僚機構を見下ろすことができる国会議員を経験し
ましたので実感したことですが、実は、国会議員からみれば、次官であろうと、
どんなに偉い官僚であろうと、吹けば飛ぶような存在。だからこそ、国会は国
家意思を形成できる有為な存在へと成長できなければならないはず。
それが、「政治主導」というものが「官邸一極支配」に置き換わってしまった
ことで、すっかり遠のいてしまっています。現在、国会が本来の存在感を取り
戻す試金石になるのが、中国の人権問題に対する制裁決議と、憲法改正論議か
もしれません。現時点では、いずれも国会が機能できないでいます。
このことを再認識させてくれたのが、党は違えど、保守系議員として、私が議
員だった頃に何かとご縁のあった、現在は無所属の笠浩史・衆議院議員との対
談でした。
憲法改正は与党政権の仕事ではありません。憲法改正を決めるのは国会ではな
く、国民による投票です。憲法についていえば、国会の仕事とは、国民にそう
いう選択の機会を与えることにあります。3分の2で国会が発議しなければ、
国民投票などできません。国会が発議ができる状態になってから、もう9年目、
なのに、改正の中身すら国会の場で未だに議論されていません。こんなに長い
間、国会独自の重要なお仕事がストップ状態だったのは、現職国会議員全体が
責任をとらねばならないことでしょう。もう、国会議員は今度の選挙で総とっ
かえしたほうがいい…?それぐらいの話ではないでしょうか。
対談では、総選挙は任期満了時が望ましいというお話が出ましたが、それまで
じっくりと、これまでの怠慢を少しでも償って、今度の総選挙では有権者にき
ちんと審判してほしいものです。
◆特番『医療崩壊の原因!?”医系技官”とは何者か?』
ゲスト:歴史家・評論家 八幡和郎氏
https://youtu.be/Rsk5bbMhDGo
<松田学よりひとこと>
このGW中も、勤務医やコロナ対応をしているお医者さんは大変だったと思い
ますが、開業医の皆さまはどうお過ごしでしたでしょうか。この際、大病院に
駆けつけるとか、ワクチン投与は休まずにとか、人工呼吸器の練習をするとか、
せめて姿勢でも示さないと、いずれ今の開業医中心の日本の医療システムは、
国民各界からの批判を浴びてもたなくなる…。そもそも国民がこのGWも自宅
蟄居や禁酒を強要されてしまっているのも、実は、日本の医療界に原因がある。
私たちが昨年来指摘してきたこの構造問題に、最近はメディアも気が付いて、
色々と議論が始まりつつあります。今回の緊急事態宣言を決めたときの菅総理
の記者会見では…、感染者数が欧米などに比べて圧倒的に少なく、しかも、ベ
ッド数は世界一を誇るこの日本で緊急事態になるのは、医療の側に問題がある
のでは?という趣旨の、記者からの久しぶりにまともな質問に対して菅総理は
…政府には医療界を動かす権限がない、落ち着いたら法制面を含めて考えたい
…こうお答えになる菅総理の表情からは、これが総理の心の叫びであることが
読み取れました。ようやく、世間もコロナ騒動の本質に迫り始めたか…
ただ、この医療界の問題、その背景にあるのは厚労省の医系技官。彼らの意識
は官邸の方にも事務次官の方にも向いていません。私たち財務官僚とも経産官
僚とも別世界の存在(八幡先生は旧通産省のご出身)。日本の「専門家」たち
が、なぜ、素人でもわかるような俯瞰的な数字の読み方ができないのか、こん
なに科学的に間違ったことを言って、国民をコロナ騒動へと追い込むのか、そ
の根っこにある医系技官や医療界の問題に、ズバリ斬り込みました。
個々には立派なお医者さん、がんばっている医療人の方々がいることは決して
否定していませんし、私の知人にも立派な医師は多数おられます。むしろ、お
医者さんたち自身が必ずしもハッピーではない牢固とした医療界の構造にこそ、
問題あり。今回、コロナがあぶり出したのは、日本の医療システムに待ったな
しの立て直しが求められているということではないでしょうか。
実は、この話はまだ途中です。続きがあります。ここからは、ワクチンの問題
になりました。なんで、日本では医療関係者が高齢者や基礎疾患や高齢施設よ
りも先に…?多くの国では、そうではありません。しかし、ワクチンの話は、
残念なことに、YouTubeには上げられません。対談の後半は、松田政策研究所
のニコニコ動画で後日配信し、いずれこのメルマガでも、その内容をご紹介い
たします。
◆特番『仲村覚の時事解説 防災訓練より大切な国民保護訓練』
ゲスト:一社)日本沖縄政策研究フォーラム理事長 仲村覚氏
https://youtu.be/b8HAPot1R4c
<松田学よりひとこと>
沖縄からの視点は、日本の安全保障全体に鋭い視覚を提起してくれます。これ
まで沖縄の歴史認識問題を10回にわたり語ってきた仲村さんが、これからは
時事問題に斬り込んでいきます。
(5)【松田政策研究所Chからのお知らせ】削除動画の復活に関して
今号のコラムでも述べておりますように、先般、YouTube側から突然の強制削
除を受けました松田政策研究所Chの新型コロナ番組2本のうち、1本『井上正
康先生に訊く!視聴者からの『新型コロナ』疑問、質問に答えます!』(本年
2月21日配信直後に削除)につき、5月2日、YouTube側から、「再度確認を
行った結果、お客様のコンテンツはYouTubeのコミュニティガイドラインに違
反していないと判断されました。」との通知がメールで届き、削除されていた
本対談動画が再び、アップされました。
この経緯や、本件に関して松田学が発信している議論等につきましては、コラ
ムをお読みいただければと思います。
この措置に対して多くの方々から賜っておりますご声援に対しまして、改めて
御礼申し上げます。
本件につき、松田学が「正論」誌で発信した議論と併せて解説した動画を配信
いたしました。今号のコラムからもアクセスできますが、こちらにもリンクを
貼っておきます。
早速、正論誌編集部より、素晴らしい内容とのご評価をいただいております。
ぜひ、ご覧ください。
◆当チャンネルの”削除動画復活”に見る言論の自由とは!?
https://youtu.be/e7AmOm75CyU
また、復活した井上先生との対談番組は、視聴者の皆さまからの200件を超え
るご質問に井上先生が答えている番組ですが、強制削除によってご覧いただけ
ないでいる視聴者も多数おられると思います。今号のコラムからもご覧いただ
けますが、こちらでもリンクを貼っておきますので、まだの方、ぜひ、ご覧く
ださい。
◆『井上正康先生に訊く!視聴者からの『新型コロナ』疑問、質問に答えます!』
ゲスト:大阪市立大学名誉教授 井上正康氏
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=tcfX4eq-T60
(6)松田学のニュース解説
このGW前後に配信された「松田学のニュース解説」は16本にのぼります。
今回は、下記のブログ記事に整理して動画を掲載いたしました。目次は後記の
とおりですので、いずれも、このURLからご覧いただけます。この中から、ご
関心のあるニュース解説の動画を、ぜひ、ご覧ください。
◆【動画ご紹介】松田学のニュース解説より、GW前後の16番組<解説付き>
↓↓↓
https://ameblo.jp/matsuda-manabu/entry-12673541347.html
ー目次ー
1.新型コロナ関係
◆日本版『禁酒法』か!?今日から東京も緊急事態宣言へ[4/25配信]
◆3度目の緊急事態宣言、どうなる観光業、飲食店!?[5/1配信]
◆イカの巨大モニュメントも??緊急事態宣言中のGWの日本列島は!?[5/8配信]
◆感染対策と経済活動は両立する”山梨モデル、グリーン・ゾーン認証”とは!?[5/8配信]
2.外交
◆”台湾”明記!日本が担う大きな課題、日米首脳会談の成果とは?[4/25配信]
◆気候変動サミット開催、ケリー米環境特使が中国訪問、中国は目標据置・・・[5/2配信]
◆”ウイグル””ミャンマー”人権問題へ日本はどう対処すべきか?[5/6配信]
3.対中問題、中国ネタ
◆テンセントの楽天出資で日米共同監視体制へ![4/25配信]
◆中国共産党対自由国際社会、ユニクロ柳井社長はウイグル人権問題に『ノーコメント』![4/23配信]
◆日本企業が直面する”チャイナリスク”を認識せよ![4/24]配信
◆原発処理水問題の麻生発言に対し中国が反発『太平洋は日本の下水道ではない』![4/29配信]
◆中国共産党による”データ・エコノミー”の脅威[5/7配信]
4.韓国ネタ
◆”従軍慰安婦”は不適切。政府が閣議決定![5/2配信]
◆中国頼み、韓国産業の現状。EV、半導体など[5/4配信]
5.日本の内政
◆衆参3選挙、自民党3連敗!総選挙はいつ?[5/2配信]
◆【続報】デジタル庁、普及急増「マイナンバーカード」(4/22配信)
(7)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
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◆松田政策研究所 フェイスブックはこちら
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは事務局です。
5月11日が期限であった緊急事態宣言ですが地域を拡大して延長との方針を
政府が打ち出しました。これで今まで我慢に我慢を重ねてきた中小旅行・飲食・
サービス業は更なる苦境に立たされることになります。経営は持つのでしょう
か・・来期からは返済期限がくる借り入れも発生してきます。経済的にも大変
心配な状況が続きます。
松田学通信編集部
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お問合せは、松田政策研究所までご連絡ください。
E-mail:matsuda@yd-con.com
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行元】松田政策研究所
〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7-472 TEL:03-6434-7354 FAX:03-64347356
URL. http://matsuda-pi.com/ E-mail. matsuda@yd-con.com
FB. https://www.facebook.com/matsudaseisaku/
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も新型コロナは全世界を混迷させ続けています。日本は免疫状態が欧米とは異
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れますが、これまでも日本では、過度にリスクを恐れる日本人の“ゼロリスク信
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<予定アジェンダ>*内容は変更の場合があります
:欧米とは被害が全く違う新型コロナがここまで恐れられているのはなぜ?
:新型コロナ騒動は戦前の“失敗の本質”の繰り返し
:福島原発廃炉と処理水排出問題の長期化も“ゼロリスク”信仰が原因?
:そもそも“ゼロリスク”信仰は日本人の民族性や島国気質?
:平和ボケ日本はリスクに対する認識の欠如があるのか?
:科学は風評に負けるのか?
:日本人は環境変化への適応力不足?
:今後の課題
<申込はこちら>↓↓↓
https://forms.gle/FsG3ed2GMjhugizo9
日 時:2021年5月18日(火)17:00-18:30
テーマ:日本人の“ゼロリスク”信仰はとはなんなのか?
出 演:松田学(松田政策研究所代表)×池田信夫(株式会社アゴラ代表取締役所長)
参加費:3,000円(税込)| RMCA会員:2,000円(税込)
※参加費は当日会場にてお支払いください。
会 場:ワイム貸会議室四谷三丁目 RoomC
(東京都新宿区四谷3-12 丸正総本店ビル6F)
定 員:20名限定 ※コロナ対策のために人数を制限しております。
後 援:特定非営利活動法人日本リスクマネジャー&コンサルタント協会
(2)5/22(土)丹羽経済塾5月開催 ~新財源システムを提案する会~
「転機を迎えた日本の安全保障~軍事面で迫られる決断と経済安全保障~」
基調講演:松田 学
対 談:松田 学 × 平井 宏治(株式会社アシスト社長)
先日の日米首脳会談で、日本はついに、安全保障面での重大な決断を選択する
ことになりました。国民にはまだ十分に共有されていませんが、それは、日本
の防衛力が自国の防衛のみならず、広くアジア海洋同盟諸国の防衛を目的とす
るものへと、その位置づけがバージョンアップすることを意味する決断です。
これは戦後長らく続いた東アジアの安全保障秩序の大転換でもあります。かつ
て米ソ冷戦時代に「ヨーロッパ最前線」とされたのは西ドイツでしたが、米中
新冷戦下での「最前線」は日本に・・・。
今回の丹羽経済塾では、まず、松田会長が、このことの意味を解き明かし、現
実味を帯びてきた台湾有事に向けて日本は何をしなければならないかも併せて
安全保障問題に関する基本的視点について論じます。その後、ゲストに経済安
全保障では日本の第一人者として論陣を張っておられる平井宏治氏をお迎えし、
経済面での米中デカップリングや中国の軍民融合政策の実態などについて論じ
た上で、日本企業が直面しているリスクと対応策を明らかにしていきます。
奮ってご参加ください。
【日 時】5月22日(土) 16:30-21:00
第一部:勉強会 16:30-19:00|第二部:懇親会 19:00-21:00
【参加費】4,000円(第一部・第二部 両方ともご参加される方)
第一部:勉強会 1,000円|第二部:懇親会 3,000円
※お食事代+2ドリンク分の料金
※参加費は、当日受付にてお支払いください。
【会 場】Zen Cafe Marina(ゼン・カフェマリーナ)
【住 所】千代田区麹町4-8高善ビル2F(有楽町内線 麹町駅 4番出口)
地図は《https://www.zencafemarina.com/contact-us》
<申込はこちら>↓↓↓
https://forms.gle/egFAQiqWuxcEocDD7
(3)【松田学出演番組・寄稿紹介】
◆4/27配信 チャンネル桜
【松田学】蔓延するコロナと思想の変異株、日米首脳会談と
カーボンニュートラルで語られない大問題[桜R3/4/27]
https://youtu.be/n01vQRm2upM
<松田学よりひとこと>
コロナを甘くみるな、ユビキタスの如しだ、「感染」を人間の力で押さえられ
るものではない、答は免疫力の強化しかない、今回のコラムでも述べている内
容を述べ、新著を紹介するところから、今回のビデオレターでの語りを始めて
います。グローバル勢力VS自由社会を守る新たな国家の役割にも言及したあと、
取り上げたのは、日米首脳会談で日本が核をめぐる二つの決断を迫られること
になったこと。もはや、日本の防衛力は自国の防衛にとどまるものではありま
せん。そして、カーボンゼロ。これは原発への決断そのものです。カーボンゼ
ロの意味や、あまり国民に共有されていない問題点に踏み込んでいます。
(4)【松田政策研究所Ch】最近の新着動画紹介
◆特番『日本は覚悟を決めるべき!日米首脳会談の成果と日本外交、菅政権』
ゲスト:産経新聞論説委員 阿比留瑠比氏
https://youtu.be/3De9S5c8njI
<松田学よりひとこと>
今回の日米首脳会談で核をめぐる2つの重大な決断を日本がしたことについて、
この阿比留さんとの対談は、いわば、このことを再確認することになったもの
でもありました。菅総理が増強を約束した日本の防衛力は、もはや、日本を守
るためだけの防衛力ではなく、インド太平洋海洋同盟全体のための防衛力に…。
米国一国だけでは手に負えなくなったから、日本がやれ、だから、この地域で
最も有事が迫っている台湾海峡を明記。米ソ冷戦時はドイツが核ミサイルを配
備した「ヨーロッパ最前線」、米中冷戦の現在は、日本がアジア最前線、38度
線は対馬海峡に。
もう一つの核をめぐる決断が、カーボンニュートラル。バイデンとともに日米
が主導して気候変動対策を…となりましたが、2050年実質ゼロとは、すなわち、
原発推進へのギアチェンジ。さもなくば、消費増税どころの騒ぎではない国民
負担増が…。これら重大な事実をほとんどの国民が自覚していない。
台湾有事か、尖閣で何かあると、日本人はいよいよ覚醒するでしょう。しかし、
そのレールがすでに敷かれたものと思います。
◆特番『日本人よ、自信をもって積極的に国際広報で発信せよ!』
ゲスト:慶応大学大学院教授 元内閣官房参与 谷口智彦氏
https://youtu.be/rbZZ667F-ww
<松田学よりひとこと>
新型コロナのほかに、もう一つ、日本人の間に蔓延している誤解に改めて気付
かせてくれたのが、先日まで安倍前総理のもとで内閣官房参与として政権の国
際発信で大きな成果を上げ続けてきた谷口智彦氏とのこの対談。それは、日本
は国際的な発信力が弱いという誤解です。確かに、指導層のレベルでみれば、
日本は「病気」というぐらい戦略的な情報発信が弱い状態が歴史的に続いてい
るのですが、国全体でみれば、自国の魅力が有する世界への影響力という点で、
日本は世界の中でもトップクラス。そういえば、もう20年近く前、この谷口氏
とともに言論NPOで「日本のパワーアセスメント」の議論づくりをしたことが
あります。そこでは、日本が他国と比して圧倒的に強く、かつ、戦略的に活用
すべきものは何かといえば、大衆文化の国際的影響力がその筆頭に挙がってい
たことを想起します。
私たち日本人自身が日本のことをもっとよく知り、それを静かなる自信として
いくべき。そうでないと、これから熾烈化する国際ルールづくりで、また、日
本は受け身となって、国際社会でいつも損ばかりしている日本、を繰り返すこ
とに…これはカーボンニュートラルもデジタルもそうです。
この対談をご覧いただければ、これからは日本人がもっと自信を持つことが国
益となっていくことについて、ご納得いただけるのではないかと思います。
自分たちの弱いところを弱いと反省しているだけでは強くなれない。自分たち
の強いところを戦略的に自覚して活かしていくことにこそ、国家戦略の要諦が
ある。それがかつて、谷口氏とともに取り組んだ日本のパワーアセスメントの
基本思想でした。
◆特番『人権外交を積極的に展開すべし!日米首脳会談で突き付けられた課題
と今後の政局』ゲスト:衆議院議員 笠浩史氏
https://youtu.be/pl5QDHiUAM0
<松田学よりひとこと>
日本はどうするんだ、という議論をするとき、たいていの人は総理大臣率いる
日本政府のことをイメージしています。しかし、本来、日本の国家意思を形成
して表明するのは、「国権の最高機関」たる国会の役割、このことが往々にし
て忘れられがちです。政府は本来、国民の代表である国会が決める国家意思の
もとに、それを遂行する執行機関に過ぎません。このことは米国では顕著で、
何事も議会が承認しないと大事なことは何もできない大統領の権限は、議院内
閣制のもとで国会と政府との役割分担が曖昧な日本の総理大臣よりも弱いとい
えます。
こうした三権分立の基本を国民が忘れがちなのも、国会が事実上、政府の予算
案や法案を通すだけの存在になっており、テレビに出てくる国会審議といえば、
野党によるスキャンダル追及ばかりだからでしょう。そんな中で、高級官僚は
国会議員よりも偉いと思っている民間の方々が大変多いようです。私の場合、
官僚をシニアで卒業したので、ある程度、官僚機構のことが見え、かつ、そう
いう議員だからこそ上から官僚機構を見下ろすことができる国会議員を経験し
ましたので実感したことですが、実は、国会議員からみれば、次官であろうと、
どんなに偉い官僚であろうと、吹けば飛ぶような存在。だからこそ、国会は国
家意思を形成できる有為な存在へと成長できなければならないはず。
それが、「政治主導」というものが「官邸一極支配」に置き換わってしまった
ことで、すっかり遠のいてしまっています。現在、国会が本来の存在感を取り
戻す試金石になるのが、中国の人権問題に対する制裁決議と、憲法改正論議か
もしれません。現時点では、いずれも国会が機能できないでいます。
このことを再認識させてくれたのが、党は違えど、保守系議員として、私が議
員だった頃に何かとご縁のあった、現在は無所属の笠浩史・衆議院議員との対
談でした。
憲法改正は与党政権の仕事ではありません。憲法改正を決めるのは国会ではな
く、国民による投票です。憲法についていえば、国会の仕事とは、国民にそう
いう選択の機会を与えることにあります。3分の2で国会が発議しなければ、
国民投票などできません。国会が発議ができる状態になってから、もう9年目、
なのに、改正の中身すら国会の場で未だに議論されていません。こんなに長い
間、国会独自の重要なお仕事がストップ状態だったのは、現職国会議員全体が
責任をとらねばならないことでしょう。もう、国会議員は今度の選挙で総とっ
かえしたほうがいい…?それぐらいの話ではないでしょうか。
対談では、総選挙は任期満了時が望ましいというお話が出ましたが、それまで
じっくりと、これまでの怠慢を少しでも償って、今度の総選挙では有権者にき
ちんと審判してほしいものです。
◆特番『医療崩壊の原因!?”医系技官”とは何者か?』
ゲスト:歴史家・評論家 八幡和郎氏
https://youtu.be/Rsk5bbMhDGo
<松田学よりひとこと>
このGW中も、勤務医やコロナ対応をしているお医者さんは大変だったと思い
ますが、開業医の皆さまはどうお過ごしでしたでしょうか。この際、大病院に
駆けつけるとか、ワクチン投与は休まずにとか、人工呼吸器の練習をするとか、
せめて姿勢でも示さないと、いずれ今の開業医中心の日本の医療システムは、
国民各界からの批判を浴びてもたなくなる…。そもそも国民がこのGWも自宅
蟄居や禁酒を強要されてしまっているのも、実は、日本の医療界に原因がある。
私たちが昨年来指摘してきたこの構造問題に、最近はメディアも気が付いて、
色々と議論が始まりつつあります。今回の緊急事態宣言を決めたときの菅総理
の記者会見では…、感染者数が欧米などに比べて圧倒的に少なく、しかも、ベ
ッド数は世界一を誇るこの日本で緊急事態になるのは、医療の側に問題がある
のでは?という趣旨の、記者からの久しぶりにまともな質問に対して菅総理は
…政府には医療界を動かす権限がない、落ち着いたら法制面を含めて考えたい
…こうお答えになる菅総理の表情からは、これが総理の心の叫びであることが
読み取れました。ようやく、世間もコロナ騒動の本質に迫り始めたか…
ただ、この医療界の問題、その背景にあるのは厚労省の医系技官。彼らの意識
は官邸の方にも事務次官の方にも向いていません。私たち財務官僚とも経産官
僚とも別世界の存在(八幡先生は旧通産省のご出身)。日本の「専門家」たち
が、なぜ、素人でもわかるような俯瞰的な数字の読み方ができないのか、こん
なに科学的に間違ったことを言って、国民をコロナ騒動へと追い込むのか、そ
の根っこにある医系技官や医療界の問題に、ズバリ斬り込みました。
個々には立派なお医者さん、がんばっている医療人の方々がいることは決して
否定していませんし、私の知人にも立派な医師は多数おられます。むしろ、お
医者さんたち自身が必ずしもハッピーではない牢固とした医療界の構造にこそ、
問題あり。今回、コロナがあぶり出したのは、日本の医療システムに待ったな
しの立て直しが求められているということではないでしょうか。
実は、この話はまだ途中です。続きがあります。ここからは、ワクチンの問題
になりました。なんで、日本では医療関係者が高齢者や基礎疾患や高齢施設よ
りも先に…?多くの国では、そうではありません。しかし、ワクチンの話は、
残念なことに、YouTubeには上げられません。対談の後半は、松田政策研究所
のニコニコ動画で後日配信し、いずれこのメルマガでも、その内容をご紹介い
たします。
◆特番『仲村覚の時事解説 防災訓練より大切な国民保護訓練』
ゲスト:一社)日本沖縄政策研究フォーラム理事長 仲村覚氏
https://youtu.be/b8HAPot1R4c
<松田学よりひとこと>
沖縄からの視点は、日本の安全保障全体に鋭い視覚を提起してくれます。これ
まで沖縄の歴史認識問題を10回にわたり語ってきた仲村さんが、これからは
時事問題に斬り込んでいきます。
(5)【松田政策研究所Chからのお知らせ】削除動画の復活に関して
今号のコラムでも述べておりますように、先般、YouTube側から突然の強制削
除を受けました松田政策研究所Chの新型コロナ番組2本のうち、1本『井上正
康先生に訊く!視聴者からの『新型コロナ』疑問、質問に答えます!』(本年
2月21日配信直後に削除)につき、5月2日、YouTube側から、「再度確認を
行った結果、お客様のコンテンツはYouTubeのコミュニティガイドラインに違
反していないと判断されました。」との通知がメールで届き、削除されていた
本対談動画が再び、アップされました。
この経緯や、本件に関して松田学が発信している議論等につきましては、コラ
ムをお読みいただければと思います。
この措置に対して多くの方々から賜っておりますご声援に対しまして、改めて
御礼申し上げます。
本件につき、松田学が「正論」誌で発信した議論と併せて解説した動画を配信
いたしました。今号のコラムからもアクセスできますが、こちらにもリンクを
貼っておきます。
早速、正論誌編集部より、素晴らしい内容とのご評価をいただいております。
ぜひ、ご覧ください。
◆当チャンネルの”削除動画復活”に見る言論の自由とは!?
https://youtu.be/e7AmOm75CyU
また、復活した井上先生との対談番組は、視聴者の皆さまからの200件を超え
るご質問に井上先生が答えている番組ですが、強制削除によってご覧いただけ
ないでいる視聴者も多数おられると思います。今号のコラムからもご覧いただ
けますが、こちらでもリンクを貼っておきますので、まだの方、ぜひ、ご覧く
ださい。
◆『井上正康先生に訊く!視聴者からの『新型コロナ』疑問、質問に答えます!』
ゲスト:大阪市立大学名誉教授 井上正康氏
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=tcfX4eq-T60
(6)松田学のニュース解説
このGW前後に配信された「松田学のニュース解説」は16本にのぼります。
今回は、下記のブログ記事に整理して動画を掲載いたしました。目次は後記の
とおりですので、いずれも、このURLからご覧いただけます。この中から、ご
関心のあるニュース解説の動画を、ぜひ、ご覧ください。
◆【動画ご紹介】松田学のニュース解説より、GW前後の16番組<解説付き>
↓↓↓
https://ameblo.jp/matsuda-manabu/entry-12673541347.html
ー目次ー
1.新型コロナ関係
◆日本版『禁酒法』か!?今日から東京も緊急事態宣言へ[4/25配信]
◆3度目の緊急事態宣言、どうなる観光業、飲食店!?[5/1配信]
◆イカの巨大モニュメントも??緊急事態宣言中のGWの日本列島は!?[5/8配信]
◆感染対策と経済活動は両立する”山梨モデル、グリーン・ゾーン認証”とは!?[5/8配信]
2.外交
◆”台湾”明記!日本が担う大きな課題、日米首脳会談の成果とは?[4/25配信]
◆気候変動サミット開催、ケリー米環境特使が中国訪問、中国は目標据置・・・[5/2配信]
◆”ウイグル””ミャンマー”人権問題へ日本はどう対処すべきか?[5/6配信]
3.対中問題、中国ネタ
◆テンセントの楽天出資で日米共同監視体制へ![4/25配信]
◆中国共産党対自由国際社会、ユニクロ柳井社長はウイグル人権問題に『ノーコメント』![4/23配信]
◆日本企業が直面する”チャイナリスク”を認識せよ![4/24]配信
◆原発処理水問題の麻生発言に対し中国が反発『太平洋は日本の下水道ではない』![4/29配信]
◆中国共産党による”データ・エコノミー”の脅威[5/7配信]
4.韓国ネタ
◆”従軍慰安婦”は不適切。政府が閣議決定![5/2配信]
◆中国頼み、韓国産業の現状。EV、半導体など[5/4配信]
5.日本の内政
◆衆参3選挙、自民党3連敗!総選挙はいつ?[5/2配信]
◆【続報】デジタル庁、普及急増「マイナンバーカード」(4/22配信)
(7)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
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3. 編集後記
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こんにちは事務局です。
5月11日が期限であった緊急事態宣言ですが地域を拡大して延長との方針を
政府が打ち出しました。これで今まで我慢に我慢を重ねてきた中小旅行・飲食・
サービス業は更なる苦境に立たされることになります。経営は持つのでしょう
か・・来期からは返済期限がくる借り入れも発生してきます。経済的にも大変
心配な状況が続きます。
松田学通信編集部
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