日米貿易協定とTPP興国論~克服すべきは反「グローバリズム」と敗北主義~松田 学 通信 vol.93 2019.12.09
2019/12/09 (Mon) 08:30
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
松田学通信 vol.93 2019.12.09
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
メールニュースに登録いただいた方、名刺交換をさせていただいた方に一斉で
配信しております。今後配信が不要な場合は返信にてその旨お知らせください。
メールアドレス変更についても返信にて承ります。
※SSL暗号化通信標準装備(Verisign証明書取得)
_/_/ INDEX _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. コラム
日米貿易協定とTPP興国論
~克服すべきは反「グローバリズム」と敗北主義~
2. 活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)松田政策研究所&丹羽経済塾合同開催
12/12(木)忘年会&動画撮影会
(2)松田学が福岡で講演 12/13(金)JWAT WAVE設立記念セミナー
(3)【ラジオ番組(FM FUJI等)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演】
12月15日(日)~12月21日(土)まで順次放送
(4)SNS配信!松田学の「仮想通貨とみらいのお金」ニュース解説!
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
〇各情報発信・ツール紹介
(1)松田政策研究所動画コンテンツ 新着/アーカイブ紹介
◆御礼!チャンネル3万登録 ~今後の方針~
◆特番『今の日本に必要な”志”とは?~civilsocietyの活用~』
ゲスト:株式会社コスモ・ピーアール 代表取締役 佐藤玖美氏
◆特番『チュチェ思想の恐怖、脱北者の実態とは・・』
ゲスト:ジャーナリスト 篠原常一郎氏
(2)各種 SNS紹介
3. 松田学 政策発信
*<2019年12月8日UP>
中国がデジタル人民元?
~いまこそ「松田プラン」を~日本の道はブロックチェーンの社会実装
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 松田学 コラム
日米貿易協定とTPP興国論
~克服すべきは反「グローバリズム」と敗北主義~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今国会での最大の懸案の一つ、日米貿易協定が12月4日、参院本会議で承認さ
れました。もっぱら「桜を見る会」が目立っていた陰で、国会では結構、重要
な法案が国民からの注目も十分な審議もなく通過したようです。「桜」は争点
隠しになった?野党側は政党の「合流」を画策していますが、「桜」しかテー
マのない野党が結束してどうする?との声も…。
国会で承認されたことで、9月に日米で合意した関税の削減・撤廃の内容が来
年1月から順次、実施されます。政府はEPAカバー率(経済連携協定を締結
する相手国との貿易額が日本の貿易総額に占める割合)を70%とすることを目
標としていますが、これまでは37%でした。この日米協定を加えると52%に高
まり、米国、EU、中国を追い抜きます。韓国の68%には及びませんが、一応、
自由貿易を国是とする国家としての面子が立ちます。
ただ、より重要なのは、昨年末に発効した「TPP11」と今年2月に発効した
「日・EU」EPAとあわせて、世界経済の約6割をカバーする自由な経済圏
が誕生すること。さらに、交渉が大詰め段階のRCEP(日中韓+ASEAN
+豪、NZ+インド?の16カ国による東アジア地域包括的経済連携)も妥結と
なれば、日本は世界のメガ経済圏のいずれにも属する世界唯一の国として、国
際社会のルールや経済秩序形成の「扇の要」の位置に立つことになります。
今回の日米デジタル貿易協定もそうです。電子データが主導する世界経済にお
いて、この両経済大国が電子商取引ルールを合意したことの意義は大きいでし
ょう。日本もようやく、国際標準を押し付けられる国から、ルールメーカーへ
と脱皮か…。
振り返れば、こうした成果の基礎となったのは、かつて、その賛否で国論を二
分したTPPへの参加でした。当時、特に保守系からは、日本が米国グローバ
リズムに支配される国になるなどと「TPP亡国論」が叫ばれたものです。反
対論の多くが思い込みによる事実誤認に満ちていたため、私は2012年に「TP
P興国論」を出版して反論いたしました。現実がその通りとなったいま、かつ
ての反対論者の意見を聞いてみたいものです。
反対論者が恐れていた米国がTPPから抜け、それは11カ国の経済秩序形成を
日本が主導する場になりました。そこで合意された自由化措置や国際ルールが、
その後の日・EUや今回の日米協定の基準になり、RCEPでも日本に主導的
地位を与えています。
TPPとは事実上の日米FTAである、というのが反対論者の重要な論拠でし
た。国力で日本を上回る米国が力で要求を押し付けるのが二国間FTA。まさ
に一国主義のトランプがこの考えを進めています。しかし、今回の日米協定は
事実上のFTAですが、TPPをやっていたおかげで、日本の農産品の自由化
はそこで約束した範囲にとどまり、米国の市場開放も一部、実現しました。も
ちろん、将来も続く日米交渉で米国がどんな要求を出してくるか予断を許しま
せんし、TPPで合意した米国自動車関税の撤廃もこれからです。
ただ、かつてのTPP反対論も、いまも根強い「グローバリズム」反対論もそ
うですが、その根底には、日本はしたたかな外国勢には勝てない弱い国との敗
北主義的な発想があります。現実をみれば、国力で日本を圧倒する米国との今
回の交渉でも、恐れられた自動車輸出規制や為替条項は回避されました。
日本の交渉力も捨てたものではない…。
勇ましく中国を批判する「反中派」にも、敗北主義的な考え方がみられます。
先日、親中でもなく反中でもない「知中派」を自称する某若手論客と松田政策
研究所チャンネルで対談しましたが、同氏は中国での研究活動の経験から、言
論統制のなかで中国側からはめったに明かされない、したたかな国家戦略を読
める数少ない日本人です。そこで解説された中国の世界戦略は、選挙で指導者
がコロコロ代わる米国を凌駕する、超長期のスパンで考え抜かれた見事な計略
でした。これが冷徹な事実…。
その発信後、反中派の方々からの書き込みは猛烈でした。親中派の発言だ、こ
んな人物をなぜ登場させたのか…等々。どうも、現実はこうだというリアリズ
ムに立った認識と、本当はこうあるべきなのだという願望の議論とを混同して
しまう傾向が、保守系や反米派、反中派には強いようです。中国けしからん、
バブル崩壊近し、国家分裂になる…そんな議論が横行してきましたが、どれも
現実には起きていません。
習近平を国賓待遇とするのは、それで日本が中国から取るものを取るディール
にすると考えるべきだとの論についても、約束を守らない中国に日本はしてや
られるだけだ…と。
こんなふうに日本を弱い国と想定するのが本当の愛国者でしょうか。日本の国
益を考えるなら、むしろ毅然とグローバル社会と渡り合って強い国になる道を
考えるべきでは…?
日本の産業界では、海外子会社との連結決算では好収益、単独決算は不調とい
う企業が多いそうです。原因は、少子高齢化で縮小する国内市場よりも、成長
する海外が日本にとっての収益源になっていること。ここからも、日本は自国
の繁栄のプラットフォームを広く海外に求め、それと国内経済との循環を強め
ることが国益となる国であることがわかります。米国の場合、シェール革命で
資源の制約を克服し、人口も増大を続けています。一国主義や保護主義も成り
立つかもしれません。この点では日本は明らかに異なる国です。
日本は古来、鎖国の時代でも、世界から異質の要素を取り込んで日本風に仕立
て上げる創造性に満ちてきた国。いま「扇の要」となったことをチャンスとし
て、世界の潮流を自国の強さへと取り込みつつ、世界に独自の価値を創出する
ことで新しい秩序づくりを先導する国になることを本気で考える。
そんな時代を迎えるのが令和時代の日本だと考えたいものです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2. 活動報告/セミナー情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
============================================
出演番組・イベント・寄稿等
============================================
(1)松田政策研究所&丹羽経済塾合同開催
12/12(木)忘年会&動画撮影会
12月12日(木)17時-21時の時間で出入り自由の松田政策研究所&丹羽経
済塾の2019年忘年会&一言動画収録を行います。当研究所チャンネルでもおな
じみ松田政策研究所研究員の宇山卓栄氏も参加いたします。
日頃の当研究所チャンネルのご視聴に感謝し、会員の皆様並びに当研究所動画
チャンネル視聴者の方々とともに動画収録&懇親会を行いたいと思います。当
研究所チャンネルを収録している東京都千代田区岩本町の会議室に12月12日の
17時-21時の間、出入り自由で動画収録を行います。
お越し頂いた方でご希望の方(任意)は1-3分程度で『今年を振り返る』と題
した一言コメントを頂き、動画撮影をして当研究所チャンネルに公開します。
少しの時間でも結構ですのでお顔を出していただける方はぜひお越しください。
ご参加ご希望の方は、以下よりお申込ください。
【申 込】⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1795&n=XXXX
【日 時】12月12日(木)17:00-21:00の間、出入り自由
【参加費】1,000円 ※学生は無料:受付でお申し出ください
【会 場】『防災教育中央振興会』:保険毎日新聞社ビル7F
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1丁目4-7 TEL:03-3865-9299
【交通案内】日比谷線「小伝馬町」駅の駅舎を出て北へ200メートル
【地図はこちら】http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1796&n=XXXX
(2)松田学が福岡で講演12/13(金)JWAT WAVE設立記念セミナー
「ブロックチェーン革命と未来のお金~新しいマネーシステムが生み出す次な
る日本」と題して、12月13日(金)に松田学が福岡で講演します。
これは、同日14時~17:40、福岡のパピヨン24(ガスホール)にて開催される
「株式会社JWAT WAVE設立記念セミナー」の中での特別講演です。全体とし
ては、地産地消など新しいエネルギーシステムの構築がテーマのセミナーです
が、これと情報技術分野との結合で何が生まれるか、松田学はマネーの観点か
ら新しい社会のあり方を提起します。
このセミナーでは、政府のエネルギー政策のご意見番で、松田学が日頃からお
世話になっている柏木孝夫・東京工業大学特命教授・名誉教授や、松田学とと
もにさまざまなプロジェクトを始めようとしている日本のブロックチェーン実
装の第一人者、中村良道・スマートエナジーファウンダー、その他、各界の第
一人者たちが講演します。もしかすると、電力システムのブロックチェーン化
について最前線の話も聞けるかもしれません。
終了後、18時より懇親会も予定されています。情報技術の社会実験では最先端
を行く福岡市の関係者も含め、各界の方々と交流できると思います。
ご案内はこちらです↓
詳細、及び当日のプログラムのPDFはこちらです↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1797&n=XXXX
ご参加お申し込みはこちらです↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1798&n=XXXX
(3)【ラジオ番組(FM FUJI等)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演】
12月15日(日)~12月21日(土)まで順次放送
「ニホンのナカミ」↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1799&n=XXXX
月に一度、松田学が準レギュラーとして出演しているこのラジオ番組、竹田
恒泰さんがDJを務められています。
今回は、「今年2019年の世界の動きからみた日本を振り返って」をテーマに
松田学が語ります。この番組ではこれまで、政治・経済の観点から色々なお
話をしてきましたが、12月は今年最後の登場となりますので、その総括をし
たいと思います。果たして、いまの日本に喝を入れられるか…。
お時間の合う方、ぜひ、お聴きください。
【放送予定】
FM FUJI JOCV-FM(78.6kHz) 2019年12月15日 (日) 8:30~8:58OA
MBC南日本放送JOCF(1107kHz) 2019年12月15日 (日) 25:00~25:30OA
岐阜放送JOZF(1431kHz) 2019年12月15日(日)17:25~17:40OA
エフエム立川(84.4mHz) 2019年12月15日 (日) 21:00~21:30OA
RNC西日本放送JOKF(1449kHz) 2019年12月17日(火)6:45~7:00OA
JRT四国放送(1269kHz) 2019年12月21日 (土) 6:15~6:30OA
IBS茨城放送JOYF(1197kHz) 2019年12月21日 (土) 18:15~18:45 OA
(4)SNS配信!松田学の「仮想通貨とみらいのお金」ニュース解説!
未来社会をプロデュースする松田政策研究所代表 松田学が【松田学の「仮想
通貨とみらいのお金」ニュース解説!】と題して、仮想通貨(暗号資産)をめぐ
るさまざまなニュースの解説をSNSにて配信しております。配信は松田政策研
究所フェイスブックと松田学Twitterにて。
ぜひご登録ください。
◆松田政策研究所 フェイスブックはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1800&n=XXXX
◆松田学Twitter
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1801&n=XXXX
*また松田学ホームページでもニュース解説を取りまとめてアーカイブ
としております。
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1802&n=XXXX
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
詳細はこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1803&n=XXXX
お問い合わせはこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1804&n=XXXX
============================================
各情報発信・ツール紹介
============================================
(1)松田政策研究所動画コンテンツ 新着/アーカイブ紹介
◆御礼!チャンネル3万登録 ~今後の方針~
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1805&n=XXXX
◆特番『今の日本に必要な”志”とは?~civilsocietyの活用~』
ゲスト:株式会社コスモ・ピーアール 代表取締役 佐藤玖美氏
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1806&n=XXXX
◆特番『チュチェ思想の恐怖、脱北者の実態とは・・』
ゲスト:ジャーナリスト 篠原常一郎氏
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1807&n=XXXX
(2)各種 SNS紹介
◆松田政策研究所 ホームページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1808&n=XXXX
◆松田政策研究所 YouTubeページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1809&n=XXXX
◆松田学 公式ホームページはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1810&n=XXXX
◆松田学 公式ブログはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1811&n=XXXX
◆松田政策研究所 フェイスブックはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1812&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3. 松田学 政策発信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2019年12月8日UP>
中国がデジタル人民元?
~いまこそ「松田プラン」を~日本の道はブロックチェーンの社会実装
日本がデジタル経済化の波に決定的な遅れをとるなかで、もはや、この分野で
は中国の後塵を拝する以外にないとの悲嘆の声が日本の大手関連企業のトップ
からも聞こえてくるが、もう一つ、中国が脅威になりそうな分野として、通貨
が浮上している。
<続きはこちら>
⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1813&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは事務局です。
12月4日、医師でペシャワール会現地代表、中村哲氏がアフガニスタン東部で
襲撃され、同乗していた運転手や警備員ら5人とともに殺害された。現時点の
報道では最初から中村医師を狙った犯行ではないかとのこと。アフガニスタン
の復興に大変な貢献をされた日本人医師でした。「医師100人より灌漑用水」
と・・・今後どのように日本人や日本政府が中村哲氏の遺志を継いでいくこと
ができるのか・・心よりご冥福をお祈り申し上げます。
松田学通信編集部
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
松田学通信にお心当たりのない方、解除、その他メールマガジンに関する
お問合せは、松田政策研究所までご連絡ください。
E-mail:matsuda@yd-con.com
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行元】松田政策研究所
〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7-472 TEL:03-6434-7354 FAX:03-64347356
□URL. https://matsuda-manabu.jp/ □E-mail. matsuda@yd-con.com
□FB. http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1814&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
Copyright (c) 2018 Manabu Matsuda. All Rights Reserved.
※メール転送自由。掲載内容の転載・転用は事務局までご一報ください。
松田学通信 vol.93 2019.12.09
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
メールニュースに登録いただいた方、名刺交換をさせていただいた方に一斉で
配信しております。今後配信が不要な場合は返信にてその旨お知らせください。
メールアドレス変更についても返信にて承ります。
※SSL暗号化通信標準装備(Verisign証明書取得)
_/_/ INDEX _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
1. コラム
日米貿易協定とTPP興国論
~克服すべきは反「グローバリズム」と敗北主義~
2. 活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)松田政策研究所&丹羽経済塾合同開催
12/12(木)忘年会&動画撮影会
(2)松田学が福岡で講演 12/13(金)JWAT WAVE設立記念セミナー
(3)【ラジオ番組(FM FUJI等)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演】
12月15日(日)~12月21日(土)まで順次放送
(4)SNS配信!松田学の「仮想通貨とみらいのお金」ニュース解説!
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
〇各情報発信・ツール紹介
(1)松田政策研究所動画コンテンツ 新着/アーカイブ紹介
◆御礼!チャンネル3万登録 ~今後の方針~
◆特番『今の日本に必要な”志”とは?~civilsocietyの活用~』
ゲスト:株式会社コスモ・ピーアール 代表取締役 佐藤玖美氏
◆特番『チュチェ思想の恐怖、脱北者の実態とは・・』
ゲスト:ジャーナリスト 篠原常一郎氏
(2)各種 SNS紹介
3. 松田学 政策発信
*<2019年12月8日UP>
中国がデジタル人民元?
~いまこそ「松田プラン」を~日本の道はブロックチェーンの社会実装
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 松田学 コラム
日米貿易協定とTPP興国論
~克服すべきは反「グローバリズム」と敗北主義~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今国会での最大の懸案の一つ、日米貿易協定が12月4日、参院本会議で承認さ
れました。もっぱら「桜を見る会」が目立っていた陰で、国会では結構、重要
な法案が国民からの注目も十分な審議もなく通過したようです。「桜」は争点
隠しになった?野党側は政党の「合流」を画策していますが、「桜」しかテー
マのない野党が結束してどうする?との声も…。
国会で承認されたことで、9月に日米で合意した関税の削減・撤廃の内容が来
年1月から順次、実施されます。政府はEPAカバー率(経済連携協定を締結
する相手国との貿易額が日本の貿易総額に占める割合)を70%とすることを目
標としていますが、これまでは37%でした。この日米協定を加えると52%に高
まり、米国、EU、中国を追い抜きます。韓国の68%には及びませんが、一応、
自由貿易を国是とする国家としての面子が立ちます。
ただ、より重要なのは、昨年末に発効した「TPP11」と今年2月に発効した
「日・EU」EPAとあわせて、世界経済の約6割をカバーする自由な経済圏
が誕生すること。さらに、交渉が大詰め段階のRCEP(日中韓+ASEAN
+豪、NZ+インド?の16カ国による東アジア地域包括的経済連携)も妥結と
なれば、日本は世界のメガ経済圏のいずれにも属する世界唯一の国として、国
際社会のルールや経済秩序形成の「扇の要」の位置に立つことになります。
今回の日米デジタル貿易協定もそうです。電子データが主導する世界経済にお
いて、この両経済大国が電子商取引ルールを合意したことの意義は大きいでし
ょう。日本もようやく、国際標準を押し付けられる国から、ルールメーカーへ
と脱皮か…。
振り返れば、こうした成果の基礎となったのは、かつて、その賛否で国論を二
分したTPPへの参加でした。当時、特に保守系からは、日本が米国グローバ
リズムに支配される国になるなどと「TPP亡国論」が叫ばれたものです。反
対論の多くが思い込みによる事実誤認に満ちていたため、私は2012年に「TP
P興国論」を出版して反論いたしました。現実がその通りとなったいま、かつ
ての反対論者の意見を聞いてみたいものです。
反対論者が恐れていた米国がTPPから抜け、それは11カ国の経済秩序形成を
日本が主導する場になりました。そこで合意された自由化措置や国際ルールが、
その後の日・EUや今回の日米協定の基準になり、RCEPでも日本に主導的
地位を与えています。
TPPとは事実上の日米FTAである、というのが反対論者の重要な論拠でし
た。国力で日本を上回る米国が力で要求を押し付けるのが二国間FTA。まさ
に一国主義のトランプがこの考えを進めています。しかし、今回の日米協定は
事実上のFTAですが、TPPをやっていたおかげで、日本の農産品の自由化
はそこで約束した範囲にとどまり、米国の市場開放も一部、実現しました。も
ちろん、将来も続く日米交渉で米国がどんな要求を出してくるか予断を許しま
せんし、TPPで合意した米国自動車関税の撤廃もこれからです。
ただ、かつてのTPP反対論も、いまも根強い「グローバリズム」反対論もそ
うですが、その根底には、日本はしたたかな外国勢には勝てない弱い国との敗
北主義的な発想があります。現実をみれば、国力で日本を圧倒する米国との今
回の交渉でも、恐れられた自動車輸出規制や為替条項は回避されました。
日本の交渉力も捨てたものではない…。
勇ましく中国を批判する「反中派」にも、敗北主義的な考え方がみられます。
先日、親中でもなく反中でもない「知中派」を自称する某若手論客と松田政策
研究所チャンネルで対談しましたが、同氏は中国での研究活動の経験から、言
論統制のなかで中国側からはめったに明かされない、したたかな国家戦略を読
める数少ない日本人です。そこで解説された中国の世界戦略は、選挙で指導者
がコロコロ代わる米国を凌駕する、超長期のスパンで考え抜かれた見事な計略
でした。これが冷徹な事実…。
その発信後、反中派の方々からの書き込みは猛烈でした。親中派の発言だ、こ
んな人物をなぜ登場させたのか…等々。どうも、現実はこうだというリアリズ
ムに立った認識と、本当はこうあるべきなのだという願望の議論とを混同して
しまう傾向が、保守系や反米派、反中派には強いようです。中国けしからん、
バブル崩壊近し、国家分裂になる…そんな議論が横行してきましたが、どれも
現実には起きていません。
習近平を国賓待遇とするのは、それで日本が中国から取るものを取るディール
にすると考えるべきだとの論についても、約束を守らない中国に日本はしてや
られるだけだ…と。
こんなふうに日本を弱い国と想定するのが本当の愛国者でしょうか。日本の国
益を考えるなら、むしろ毅然とグローバル社会と渡り合って強い国になる道を
考えるべきでは…?
日本の産業界では、海外子会社との連結決算では好収益、単独決算は不調とい
う企業が多いそうです。原因は、少子高齢化で縮小する国内市場よりも、成長
する海外が日本にとっての収益源になっていること。ここからも、日本は自国
の繁栄のプラットフォームを広く海外に求め、それと国内経済との循環を強め
ることが国益となる国であることがわかります。米国の場合、シェール革命で
資源の制約を克服し、人口も増大を続けています。一国主義や保護主義も成り
立つかもしれません。この点では日本は明らかに異なる国です。
日本は古来、鎖国の時代でも、世界から異質の要素を取り込んで日本風に仕立
て上げる創造性に満ちてきた国。いま「扇の要」となったことをチャンスとし
て、世界の潮流を自国の強さへと取り込みつつ、世界に独自の価値を創出する
ことで新しい秩序づくりを先導する国になることを本気で考える。
そんな時代を迎えるのが令和時代の日本だと考えたいものです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2. 活動報告/セミナー情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
============================================
出演番組・イベント・寄稿等
============================================
(1)松田政策研究所&丹羽経済塾合同開催
12/12(木)忘年会&動画撮影会
12月12日(木)17時-21時の時間で出入り自由の松田政策研究所&丹羽経
済塾の2019年忘年会&一言動画収録を行います。当研究所チャンネルでもおな
じみ松田政策研究所研究員の宇山卓栄氏も参加いたします。
日頃の当研究所チャンネルのご視聴に感謝し、会員の皆様並びに当研究所動画
チャンネル視聴者の方々とともに動画収録&懇親会を行いたいと思います。当
研究所チャンネルを収録している東京都千代田区岩本町の会議室に12月12日の
17時-21時の間、出入り自由で動画収録を行います。
お越し頂いた方でご希望の方(任意)は1-3分程度で『今年を振り返る』と題
した一言コメントを頂き、動画撮影をして当研究所チャンネルに公開します。
少しの時間でも結構ですのでお顔を出していただける方はぜひお越しください。
ご参加ご希望の方は、以下よりお申込ください。
【申 込】⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1795&n=XXXX
【日 時】12月12日(木)17:00-21:00の間、出入り自由
【参加費】1,000円 ※学生は無料:受付でお申し出ください
【会 場】『防災教育中央振興会』:保険毎日新聞社ビル7F
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1丁目4-7 TEL:03-3865-9299
【交通案内】日比谷線「小伝馬町」駅の駅舎を出て北へ200メートル
【地図はこちら】http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1796&n=XXXX
(2)松田学が福岡で講演12/13(金)JWAT WAVE設立記念セミナー
「ブロックチェーン革命と未来のお金~新しいマネーシステムが生み出す次な
る日本」と題して、12月13日(金)に松田学が福岡で講演します。
これは、同日14時~17:40、福岡のパピヨン24(ガスホール)にて開催される
「株式会社JWAT WAVE設立記念セミナー」の中での特別講演です。全体とし
ては、地産地消など新しいエネルギーシステムの構築がテーマのセミナーです
が、これと情報技術分野との結合で何が生まれるか、松田学はマネーの観点か
ら新しい社会のあり方を提起します。
このセミナーでは、政府のエネルギー政策のご意見番で、松田学が日頃からお
世話になっている柏木孝夫・東京工業大学特命教授・名誉教授や、松田学とと
もにさまざまなプロジェクトを始めようとしている日本のブロックチェーン実
装の第一人者、中村良道・スマートエナジーファウンダー、その他、各界の第
一人者たちが講演します。もしかすると、電力システムのブロックチェーン化
について最前線の話も聞けるかもしれません。
終了後、18時より懇親会も予定されています。情報技術の社会実験では最先端
を行く福岡市の関係者も含め、各界の方々と交流できると思います。
ご案内はこちらです↓
詳細、及び当日のプログラムのPDFはこちらです↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1797&n=XXXX
ご参加お申し込みはこちらです↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1798&n=XXXX
(3)【ラジオ番組(FM FUJI等)「ニホンのナカミ」準レギュラーとして出演】
12月15日(日)~12月21日(土)まで順次放送
「ニホンのナカミ」↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1799&n=XXXX
月に一度、松田学が準レギュラーとして出演しているこのラジオ番組、竹田
恒泰さんがDJを務められています。
今回は、「今年2019年の世界の動きからみた日本を振り返って」をテーマに
松田学が語ります。この番組ではこれまで、政治・経済の観点から色々なお
話をしてきましたが、12月は今年最後の登場となりますので、その総括をし
たいと思います。果たして、いまの日本に喝を入れられるか…。
お時間の合う方、ぜひ、お聴きください。
【放送予定】
FM FUJI JOCV-FM(78.6kHz) 2019年12月15日 (日) 8:30~8:58OA
MBC南日本放送JOCF(1107kHz) 2019年12月15日 (日) 25:00~25:30OA
岐阜放送JOZF(1431kHz) 2019年12月15日(日)17:25~17:40OA
エフエム立川(84.4mHz) 2019年12月15日 (日) 21:00~21:30OA
RNC西日本放送JOKF(1449kHz) 2019年12月17日(火)6:45~7:00OA
JRT四国放送(1269kHz) 2019年12月21日 (土) 6:15~6:30OA
IBS茨城放送JOYF(1197kHz) 2019年12月21日 (土) 18:15~18:45 OA
(4)SNS配信!松田学の「仮想通貨とみらいのお金」ニュース解説!
未来社会をプロデュースする松田政策研究所代表 松田学が【松田学の「仮想
通貨とみらいのお金」ニュース解説!】と題して、仮想通貨(暗号資産)をめぐ
るさまざまなニュースの解説をSNSにて配信しております。配信は松田政策研
究所フェイスブックと松田学Twitterにて。
ぜひご登録ください。
◆松田政策研究所 フェイスブックはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1800&n=XXXX
◆松田学Twitter
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1801&n=XXXX
*また松田学ホームページでもニュース解説を取りまとめてアーカイブ
としております。
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1802&n=XXXX
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
詳細はこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1803&n=XXXX
お問い合わせはこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1804&n=XXXX
============================================
各情報発信・ツール紹介
============================================
(1)松田政策研究所動画コンテンツ 新着/アーカイブ紹介
◆御礼!チャンネル3万登録 ~今後の方針~
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1805&n=XXXX
◆特番『今の日本に必要な”志”とは?~civilsocietyの活用~』
ゲスト:株式会社コスモ・ピーアール 代表取締役 佐藤玖美氏
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1806&n=XXXX
◆特番『チュチェ思想の恐怖、脱北者の実態とは・・』
ゲスト:ジャーナリスト 篠原常一郎氏
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1807&n=XXXX
(2)各種 SNS紹介
◆松田政策研究所 ホームページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1808&n=XXXX
◆松田政策研究所 YouTubeページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1809&n=XXXX
◆松田学 公式ホームページはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1810&n=XXXX
◆松田学 公式ブログはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1811&n=XXXX
◆松田政策研究所 フェイスブックはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1812&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3. 松田学 政策発信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2019年12月8日UP>
中国がデジタル人民元?
~いまこそ「松田プラン」を~日本の道はブロックチェーンの社会実装
日本がデジタル経済化の波に決定的な遅れをとるなかで、もはや、この分野で
は中国の後塵を拝する以外にないとの悲嘆の声が日本の大手関連企業のトップ
からも聞こえてくるが、もう一つ、中国が脅威になりそうな分野として、通貨
が浮上している。
<続きはこちら>
⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1813&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは事務局です。
12月4日、医師でペシャワール会現地代表、中村哲氏がアフガニスタン東部で
襲撃され、同乗していた運転手や警備員ら5人とともに殺害された。現時点の
報道では最初から中村医師を狙った犯行ではないかとのこと。アフガニスタン
の復興に大変な貢献をされた日本人医師でした。「医師100人より灌漑用水」
と・・・今後どのように日本人や日本政府が中村哲氏の遺志を継いでいくこと
ができるのか・・心よりご冥福をお祈り申し上げます。
松田学通信編集部
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
松田学通信にお心当たりのない方、解除、その他メールマガジンに関する
お問合せは、松田政策研究所までご連絡ください。
E-mail:matsuda@yd-con.com
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行元】松田政策研究所
〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7-472 TEL:03-6434-7354 FAX:03-64347356
□URL. https://matsuda-manabu.jp/ □E-mail. matsuda@yd-con.com
□FB. http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1814&n=XXXX
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
Copyright (c) 2018 Manabu Matsuda. All Rights Reserved.
※メール転送自由。掲載内容の転載・転用は事務局までご一報ください。