中国がデジタル人民元を発行?~日本はブロックチェーンの社会実装で国際標準を~松田 学 通信 vol.91 2019.11.25
2019/11/25 (Mon) 08:30
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松田学通信 vol.91 2019.11.25
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メールニュースに登録いただいた方、名刺交換をさせていただいた方に一斉で
配信しております。今後配信が不要な場合は返信にてその旨お知らせください。
メールアドレス変更についても返信にて承ります。
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1. コラム
中国がデジタル人民元を発行?
~日本はブロックチェーンの社会実装で国際標準を~
2. 活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)11/30(土)丹羽経済塾11月度で松田学が財政について講演
「日本財政の政策シミュレーション~数字で論じる各種改革案の影響~」
(2)松田学寄稿紹介
11/25「mymo」にて『そもそもお金って何なの?~電子マネーと
仮想通貨と銀行預金の違い~』寄稿
(3)報告「2019白馬会議」松田学プレゼンアジェンダ
(4)SNS配信!松田学の「仮想通貨とみらいのお金」ニュース解説!
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
〇各情報発信・ツール紹介
(1)松田政策研究所動画コンテンツ 新着/アーカイブ紹介
◆『松田政策研究所動画コンセプト紹介』
◆特番『すでに戦後ではない!世界の火薬庫?、韓国、香港、台湾の今後と
日本の取るべきスタンス』ゲスト:経済評論家 渡邉哲也氏
◆特番『国際経済最新情報!ブレグジットで揺れる英国、欧州そして消費税
増税後の日本経済の処方箋』ゲスト:経済評論家 渡邉哲也氏
(2)各種 SNS紹介
3. 松田学 政策発信
*<2019年11月24日UP>
ベルリンの壁崩壊から30年後の「壁」
~欧州の壁、東アジアの壁、「東京の壁」…~松田学の論考
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 松田学 コラム
中国がデジタル人民元を発行?
~日本はブロックチェーンの社会実装で国際標準を~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヤフー(ZHD)とライン(LINE)の経営統合が話題になっています。いま
や電子データが最大の付加価値の源泉となったこんにち、米国のGAFAや中
国のBATのような巨大プラットフォーマーを欠く日本は、何をするにも寺銭
を取られるだけの存在だとされてきました。しかし、株式時価総額や利用者数
などをみても、統合で誕生する新たなプラットフォームがこれらに打ち勝つに
は桁が違うようです。GAFAにネットフリックスを加えたFAANG(ファ
アング)の売上高だけで既に日本のGDPの3分の2。
日本がデジタル経済化の波に決定的な遅れをとるなかで、もう一つ、通貨の面
でも中国が脅威になりそうです。私がかねてから警告してきたとおり、中国が
仮想通貨の技術基盤であるブロックチェーンを用いてデジタル人民元の発行に
踏み切ることが現実味を帯びてきました。中国の当面の意図は、信認低下で海
外流出を続ける人民元対策。資本流出規制のためにブロックチェーンを用いた
管理強化ということがあります。さらには、オーウェル的な監視社会を築く中
国にとって、おカネを通じた国民監視にも役立つことになります。
ビットコインなど現在の仮想通貨でのブロックチェーンの使われ方は、中央管
理者がいない分散型の「パブリックチェーン」ですが、実は、これが中央管理
者が存在する「プライベートチェーン」として使われると、従来考えられなか
った高い精度の情報を中央管理者が得ることができるようになります。法定暗
号通貨でユーザーの情報が国の管理下に…。
暗号通貨は特に貿易金融では利便性が高く、中国が中長期的に狙っているのは
人民元の国際化でしょう。これまで人民元は米ドルがバックでしたが、米ドル
基軸通貨体制からの脱却は中国の長年の悲願。拡大する一帯一路地域で人民元
が基軸通貨になる…?これは米国にとっても脅威ですが、かと言って、通貨当
局にとってはリブラも困る…。各国とも、法定通貨のあり方に情報技術の面か
ら大きな変革を迫られることになるかもしれません。
では、いずれ日本人もデジタル人民元を使うのか?私たちの個人情報が人民銀
行から中国政府へと筒抜けに?いまでも多くの日本人がペイペイの利便性を享
受していますが、これも中国が仕掛ける「ハイブリッド戦」…?やはり、日本
としても利便性の高い独自の「政府暗号通貨」を発行して財政をも健全化させ
る「松田プラン」を検討してほしいものです。
さて、このブロックチェーンも、暗号のプロたちから言わせれば、仮想通貨に
使用するのは邪道、インターネットで経済的価値をやり取りする方法への模索
は90年代から続いてきましたが、その最も安易な解決がビットコインを生んだ
「サトシ・ナカモト」論文なのだそうです。巨大データを皆で共有するなど、
いずれ実務的に動きがとれなくなるとのこと。すでにビットコインでは取引に
時間を要するなど、限界が露呈し始めているようです。
むしろ、ブロックチェーンの本領は、社会のさまざまな仕組みへの実装におい
て発揮されます。その特性は、(1)第一に、よく言われるようなデータを改
ざんできないよう管理することだけでなく、(2)第二に、契約や手続きなど
のスマートコントラクトの実装(ここに技術革新の中核がある)、(3)第三
に、ユーザーがトークン(一種の暗号通貨)でアクセスするという「三位一体」
で、従来は考えられなかった利便性や価値を社会に創造すること。
これまではシステム毎に、それぞれの論理に従って管理されていたデータが、
今度は、データが特定の論理と結びついてシステム透過的に、その論理に応じ
て各システムを動かしていく。主役は、縦割りの社会の各種の仕組みから、電
子データへと移ります。まさに、ユーザーオリエンティドな「トークンエコノ
ミー」が各種の社会システムで実現します。
中国はAI(人工知能)だけでなく、金融インフラや物流を始め、ブロックチ
ェーンの社会実装でも国を挙げた取り組みで世界の先頭を走っているようです。
しかし、このブロックチェーン技術は未だ黎明期にあり、現状では社会実装の
メリットはなかなか出にくいもの。経済産業省が市場規模67兆円としています
が、鉛筆をなめた数字だそうです。
ここに日本のチャンスがあると思います。超高齢化など世界最初に人類共通の
課題に直面する課題先進国であり、これまでの産業や情報の蓄積、優れた工学
力や現場力を誇る日本の強みを活かす。ブロックチェーンの技術論理を知る個
々のITチャレンジャーたちが、目前の社会的課題解決に取り組むことで、各
分野の特性に応じたイノベーションをブロックチェーン技術自体に起こして進
化させ、そこで日本は、各分野の国際標準を築いていく。
ブロックチェーン革命の旗振り役を自任する私は、すでに、エネルギー、港湾、
医療、介護や看取り…等々の分野での課題解決への適用に関わろうとしていま
すが、同志の方々とのコラボで、来年には最先端ITアカデミーを開校すべく、
準備を進めています。与えられた課題に応じた手作りブロックチェーンの作成
から、そのビジネスマッチングまで…。
平成の30年にわたる日本経済の低迷の背景には、IT化の遅れによる生産性の
停滞がありました。ほとんどが既存システムのメインテナンスにとどまってい
る日本のIT業界の現状に対して新しいフロンティアを創らねばなりません。
ブロックチェーンは日本の産業界では未だ日陰者扱いですが、GAFAに対抗
するよりも、むしろ、草の根の強さが活きるこの分野にこそ、日本のイノベー
ションの光を当てるべきではないかと思います。
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2. 活動報告/セミナー情報
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出演番組・イベント・寄稿等
============================================
(1)11/30(土)丹羽経済塾11月度で松田学が財政について講演
「日本財政の政策シミュレーション~数字で論じる各種改革案の影響~」
⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1757&n=XXXX
<お申込はこちら>
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1758&n=XXXX
消費増税の基になった「社会保障と税の一体改革」など、既存の政策は現行の
財政の仕組みを前提に組み立てられていますが、制度自体をガラガラポンする
と、財政や国民負担はどうなるのか。丹羽経済塾の松田会長が代表を務める松
田政策研究所では、現在、世の中で提案されている各種政策の影響について、
現実の数字を用いた試算作業を某政党筋から請け負い、作業を進めているとこ
ろです。
次回11月度の丹羽経済塾では、これら試算値に基づいて、例えば、ベーシック
インカム、フラットタックスの導入、資産課税の創設、租税特別措置の整理な
どが、どのような結果をもたらすか、課税方式を変えるとどうなるかなど、さ
まざまな試算結果を提示しながら、リアリズムに基づいた経済財政論を皆さん
と共有し、今後の政策論を考える上での材料を提供したいと考えています。
数字に裏付けられた政策論を、ぜひ、お気軽にご参加ください。
【日 時】11月30日(土)17:30-19:30
【テーマ】「日本財政の政策シミュレーション~数字で論じる各種改革案の影響~」
【講 師】松田 学(丹羽経済塾会長)
【参加費】1,000円 ※学生は無料:受付でお申し出ください
【会 場】『防災教育中央振興会』:保険毎日新聞社ビル7F
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1丁目4-7 TEL:03-3865-9299
【交通案内】日比谷線「小伝馬町」駅の駅舎を出てから北へ200メートルくらい。
【地図はこちら】http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1759&n=XXXX
(2)松田学寄稿紹介
11/25「mymo」にて『そもそもお金って何なの?~電子マネーと仮想通貨
と銀行預金の違い~』寄稿
【松田学よりひと言】
私の「みらいのお金」を切り口に、新しいおカネのあり方と経済について
「mymo」にコラムを連載することになりました。その第一号をご紹介します。
『そもそもお金って何なの?~電子マネーと仮想通貨と銀行預金の違い~』
⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1760&n=XXXX
「mymo」は、「私の(my)お金を(money)もっと(more)」を名前の由来とし、今
よりちょっとだけスマートなライフスタイルを送りたくなる気持ちを後押しし
てくれるWEBマガジンです。今話題のお金にまつわるトピックや、「ひと」と
「くらし」の情報をお届けしています。
(3)報告「2019白馬会議」松田学プレゼンアジェンダ
第4の波にどう立ち向かうか?
~ブロックチェーン革命とサイバーセキュリティ~2019白馬会議
「西のダボス、東の白馬」を標榜して毎年、長野県白馬村の温泉リゾートホテ
ルで開催される「白馬会議」、今年は11月23~24日に統一テーマ「令和ニッポ
ンの青写真を描け!」のもと、私が標記をテーマにメインのプレゼンテーター
の一人を務めました。
他には、川島真・東京大学大学院総合文化研究科教授が「米中超大国間でどう
バランスをとるか?」(日本外交模索の先)と題して、金井利之・東京大学大学
院法学政治学研究科教授が「行政とどう向き合うか?」(忖度化する霞が関と弱
肉強食化する自治体間競争)と題して、西田亮介・東京工業大学リベラルアーツ
研究教育院准教授が「若者はどう未来をつかもうとしているのか?」(世代間ギ
ャップを超えて)と題して、それぞれプレゼンを行いました。
全体として、かなり濃密な議論となったと思います。
以下、会議の場で配布された私のアジェンダを掲載いたします。実際の会議の
模様については、改めてご報告いたします。
⇒
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1761&n=XXXX
(4)SNS配信!松田学の「仮想通貨とみらいのお金」ニュース解説!
未来社会をプロデュースする松田政策研究所代表 松田学が【松田学の「仮想
通貨とみらいのお金」ニュース解説!】と題して、仮想通貨(暗号資産)をめぐ
るさまざまなニュースの解説をSNSにて配信しております。配信は松田政策研
究所フェイスブックと松田学Twitterにて。
ぜひご登録ください。
◆松田政策研究所 フェイスブックはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1762&n=XXXX
◆松田学Twitter
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1763&n=XXXX
*また松田学ホームページでもニュース解説を取りまとめてアーカイブ
としております。
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1764&n=XXXX
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対す
る最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆さ
んに語り掛けます。一緒に考えましょう!
詳細はこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1765&n=XXXX
お問い合わせはこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1766&n=XXXX
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各情報発信・ツール紹介
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(1)松田政策研究所動画コンテンツ 新着/アーカイブ紹介
◆『松田政策研究所動画コンセプト紹介』
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1767&n=XXXX
◆特番『すでに戦後ではない!世界の火薬庫?、韓国、香港、台湾の今後と
日本の取るべきスタンス』ゲスト:経済評論家 渡邉哲也氏
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1768&n=XXXX
◆特番『国際経済最新情報!ブレグジットで揺れる英国、欧州そして消費税
増税後の日本経済の処方 箋』ゲスト:経済評論家 渡邉哲也氏
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1769&n=XXXX
(2)各種 SNS紹介
◆松田政策研究所 ホームページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1770&n=XXXX
◆松田政策研究所 YouTubeページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1771&n=XXXX
◆松田学 公式ホームページはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1772&n=XXXX
◆松田学 公式ブログはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1773&n=XXXX
◆松田政策研究所 フェイスブックはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1774&n=XXXX
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3. 松田学 政策発信
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*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2019年11月24日UP>
ベルリンの壁崩壊から30年後の「壁」
~欧州の壁、東アジアの壁、「東京の壁」…~松田学の論考
ちょうど30年前、日本では平成時代が始まる1989年の11月9日、ベルリンの壁
が崩壊した。この年はマルタ会談で東西冷戦が終結した年でもあったが、その
後、世界はグローバリゼーションで特徴づけられる新しい時代に入ることにな
る。この壁崩壊の4年前の3月、私は当時の東ドイツのライプチヒで10日ばか
り、ホームステイをしていた。
<続きはこちら>
⇒ https://ameblo.jp/matsuda-manabu/entry-12548559813.html
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4. 編集後記
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こんにちは事務局です。
損害保険大手3グループは19日、2019年9月中間連結決算を発表した。台風
15、19号など広域の被災が相次ぎ、自然災害による20年3月期通期の保険金
支払額は、3グループ合計で1兆円に迫る見通しだ。多発する災害を背景に各
社は火災保険料の引き上げを検討しており、契約者の負担は増加しそうだ。
⇒ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-00000092-jij-bus_all
松田学通信編集部
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松田学通信にお心当たりのない方、解除、その他メールマガジンに関する
お問合せは、松田政策研究所までご連絡ください。
E-mail:matsuda@yd-con.com
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行元】松田政策研究所
〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7-472 TEL:03-6434-7354 FAX:03-64347356
□URL. https://matsuda-manabu.jp/ □E-mail. matsuda@yd-con.com
□FB. https://www.facebook.com/manabu.matsuda.731
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
Copyright (c) 2018 Manabu Matsuda. All Rights Reserved.
※メール転送自由。掲載内容の転載・転用は事務局までご一報ください。
松田学通信 vol.91 2019.11.25
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1. コラム
中国がデジタル人民元を発行?
~日本はブロックチェーンの社会実装で国際標準を~
2. 活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)11/30(土)丹羽経済塾11月度で松田学が財政について講演
「日本財政の政策シミュレーション~数字で論じる各種改革案の影響~」
(2)松田学寄稿紹介
11/25「mymo」にて『そもそもお金って何なの?~電子マネーと
仮想通貨と銀行預金の違い~』寄稿
(3)報告「2019白馬会議」松田学プレゼンアジェンダ
(4)SNS配信!松田学の「仮想通貨とみらいのお金」ニュース解説!
(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
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◆『松田政策研究所動画コンセプト紹介』
◆特番『すでに戦後ではない!世界の火薬庫?、韓国、香港、台湾の今後と
日本の取るべきスタンス』ゲスト:経済評論家 渡邉哲也氏
◆特番『国際経済最新情報!ブレグジットで揺れる英国、欧州そして消費税
増税後の日本経済の処方箋』ゲスト:経済評論家 渡邉哲也氏
(2)各種 SNS紹介
3. 松田学 政策発信
*<2019年11月24日UP>
ベルリンの壁崩壊から30年後の「壁」
~欧州の壁、東アジアの壁、「東京の壁」…~松田学の論考
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 松田学 コラム
中国がデジタル人民元を発行?
~日本はブロックチェーンの社会実装で国際標準を~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ヤフー(ZHD)とライン(LINE)の経営統合が話題になっています。いま
や電子データが最大の付加価値の源泉となったこんにち、米国のGAFAや中
国のBATのような巨大プラットフォーマーを欠く日本は、何をするにも寺銭
を取られるだけの存在だとされてきました。しかし、株式時価総額や利用者数
などをみても、統合で誕生する新たなプラットフォームがこれらに打ち勝つに
は桁が違うようです。GAFAにネットフリックスを加えたFAANG(ファ
アング)の売上高だけで既に日本のGDPの3分の2。
日本がデジタル経済化の波に決定的な遅れをとるなかで、もう一つ、通貨の面
でも中国が脅威になりそうです。私がかねてから警告してきたとおり、中国が
仮想通貨の技術基盤であるブロックチェーンを用いてデジタル人民元の発行に
踏み切ることが現実味を帯びてきました。中国の当面の意図は、信認低下で海
外流出を続ける人民元対策。資本流出規制のためにブロックチェーンを用いた
管理強化ということがあります。さらには、オーウェル的な監視社会を築く中
国にとって、おカネを通じた国民監視にも役立つことになります。
ビットコインなど現在の仮想通貨でのブロックチェーンの使われ方は、中央管
理者がいない分散型の「パブリックチェーン」ですが、実は、これが中央管理
者が存在する「プライベートチェーン」として使われると、従来考えられなか
った高い精度の情報を中央管理者が得ることができるようになります。法定暗
号通貨でユーザーの情報が国の管理下に…。
暗号通貨は特に貿易金融では利便性が高く、中国が中長期的に狙っているのは
人民元の国際化でしょう。これまで人民元は米ドルがバックでしたが、米ドル
基軸通貨体制からの脱却は中国の長年の悲願。拡大する一帯一路地域で人民元
が基軸通貨になる…?これは米国にとっても脅威ですが、かと言って、通貨当
局にとってはリブラも困る…。各国とも、法定通貨のあり方に情報技術の面か
ら大きな変革を迫られることになるかもしれません。
では、いずれ日本人もデジタル人民元を使うのか?私たちの個人情報が人民銀
行から中国政府へと筒抜けに?いまでも多くの日本人がペイペイの利便性を享
受していますが、これも中国が仕掛ける「ハイブリッド戦」…?やはり、日本
としても利便性の高い独自の「政府暗号通貨」を発行して財政をも健全化させ
る「松田プラン」を検討してほしいものです。
さて、このブロックチェーンも、暗号のプロたちから言わせれば、仮想通貨に
使用するのは邪道、インターネットで経済的価値をやり取りする方法への模索
は90年代から続いてきましたが、その最も安易な解決がビットコインを生んだ
「サトシ・ナカモト」論文なのだそうです。巨大データを皆で共有するなど、
いずれ実務的に動きがとれなくなるとのこと。すでにビットコインでは取引に
時間を要するなど、限界が露呈し始めているようです。
むしろ、ブロックチェーンの本領は、社会のさまざまな仕組みへの実装におい
て発揮されます。その特性は、(1)第一に、よく言われるようなデータを改
ざんできないよう管理することだけでなく、(2)第二に、契約や手続きなど
のスマートコントラクトの実装(ここに技術革新の中核がある)、(3)第三
に、ユーザーがトークン(一種の暗号通貨)でアクセスするという「三位一体」
で、従来は考えられなかった利便性や価値を社会に創造すること。
これまではシステム毎に、それぞれの論理に従って管理されていたデータが、
今度は、データが特定の論理と結びついてシステム透過的に、その論理に応じ
て各システムを動かしていく。主役は、縦割りの社会の各種の仕組みから、電
子データへと移ります。まさに、ユーザーオリエンティドな「トークンエコノ
ミー」が各種の社会システムで実現します。
中国はAI(人工知能)だけでなく、金融インフラや物流を始め、ブロックチ
ェーンの社会実装でも国を挙げた取り組みで世界の先頭を走っているようです。
しかし、このブロックチェーン技術は未だ黎明期にあり、現状では社会実装の
メリットはなかなか出にくいもの。経済産業省が市場規模67兆円としています
が、鉛筆をなめた数字だそうです。
ここに日本のチャンスがあると思います。超高齢化など世界最初に人類共通の
課題に直面する課題先進国であり、これまでの産業や情報の蓄積、優れた工学
力や現場力を誇る日本の強みを活かす。ブロックチェーンの技術論理を知る個
々のITチャレンジャーたちが、目前の社会的課題解決に取り組むことで、各
分野の特性に応じたイノベーションをブロックチェーン技術自体に起こして進
化させ、そこで日本は、各分野の国際標準を築いていく。
ブロックチェーン革命の旗振り役を自任する私は、すでに、エネルギー、港湾、
医療、介護や看取り…等々の分野での課題解決への適用に関わろうとしていま
すが、同志の方々とのコラボで、来年には最先端ITアカデミーを開校すべく、
準備を進めています。与えられた課題に応じた手作りブロックチェーンの作成
から、そのビジネスマッチングまで…。
平成の30年にわたる日本経済の低迷の背景には、IT化の遅れによる生産性の
停滞がありました。ほとんどが既存システムのメインテナンスにとどまってい
る日本のIT業界の現状に対して新しいフロンティアを創らねばなりません。
ブロックチェーンは日本の産業界では未だ日陰者扱いですが、GAFAに対抗
するよりも、むしろ、草の根の強さが活きるこの分野にこそ、日本のイノベー
ションの光を当てるべきではないかと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2. 活動報告/セミナー情報
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出演番組・イベント・寄稿等
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(1)11/30(土)丹羽経済塾11月度で松田学が財政について講演
「日本財政の政策シミュレーション~数字で論じる各種改革案の影響~」
⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1757&n=XXXX
<お申込はこちら>
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1758&n=XXXX
消費増税の基になった「社会保障と税の一体改革」など、既存の政策は現行の
財政の仕組みを前提に組み立てられていますが、制度自体をガラガラポンする
と、財政や国民負担はどうなるのか。丹羽経済塾の松田会長が代表を務める松
田政策研究所では、現在、世の中で提案されている各種政策の影響について、
現実の数字を用いた試算作業を某政党筋から請け負い、作業を進めているとこ
ろです。
次回11月度の丹羽経済塾では、これら試算値に基づいて、例えば、ベーシック
インカム、フラットタックスの導入、資産課税の創設、租税特別措置の整理な
どが、どのような結果をもたらすか、課税方式を変えるとどうなるかなど、さ
まざまな試算結果を提示しながら、リアリズムに基づいた経済財政論を皆さん
と共有し、今後の政策論を考える上での材料を提供したいと考えています。
数字に裏付けられた政策論を、ぜひ、お気軽にご参加ください。
【日 時】11月30日(土)17:30-19:30
【テーマ】「日本財政の政策シミュレーション~数字で論じる各種改革案の影響~」
【講 師】松田 学(丹羽経済塾会長)
【参加費】1,000円 ※学生は無料:受付でお申し出ください
【会 場】『防災教育中央振興会』:保険毎日新聞社ビル7F
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1丁目4-7 TEL:03-3865-9299
【交通案内】日比谷線「小伝馬町」駅の駅舎を出てから北へ200メートルくらい。
【地図はこちら】http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1759&n=XXXX
(2)松田学寄稿紹介
11/25「mymo」にて『そもそもお金って何なの?~電子マネーと仮想通貨
と銀行預金の違い~』寄稿
【松田学よりひと言】
私の「みらいのお金」を切り口に、新しいおカネのあり方と経済について
「mymo」にコラムを連載することになりました。その第一号をご紹介します。
『そもそもお金って何なの?~電子マネーと仮想通貨と銀行預金の違い~』
⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1760&n=XXXX
「mymo」は、「私の(my)お金を(money)もっと(more)」を名前の由来とし、今
よりちょっとだけスマートなライフスタイルを送りたくなる気持ちを後押しし
てくれるWEBマガジンです。今話題のお金にまつわるトピックや、「ひと」と
「くらし」の情報をお届けしています。
(3)報告「2019白馬会議」松田学プレゼンアジェンダ
第4の波にどう立ち向かうか?
~ブロックチェーン革命とサイバーセキュリティ~2019白馬会議
「西のダボス、東の白馬」を標榜して毎年、長野県白馬村の温泉リゾートホテ
ルで開催される「白馬会議」、今年は11月23~24日に統一テーマ「令和ニッポ
ンの青写真を描け!」のもと、私が標記をテーマにメインのプレゼンテーター
の一人を務めました。
他には、川島真・東京大学大学院総合文化研究科教授が「米中超大国間でどう
バランスをとるか?」(日本外交模索の先)と題して、金井利之・東京大学大学
院法学政治学研究科教授が「行政とどう向き合うか?」(忖度化する霞が関と弱
肉強食化する自治体間競争)と題して、西田亮介・東京工業大学リベラルアーツ
研究教育院准教授が「若者はどう未来をつかもうとしているのか?」(世代間ギ
ャップを超えて)と題して、それぞれプレゼンを行いました。
全体として、かなり濃密な議論となったと思います。
以下、会議の場で配布された私のアジェンダを掲載いたします。実際の会議の
模様については、改めてご報告いたします。
⇒
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1761&n=XXXX
(4)SNS配信!松田学の「仮想通貨とみらいのお金」ニュース解説!
未来社会をプロデュースする松田政策研究所代表 松田学が【松田学の「仮想
通貨とみらいのお金」ニュース解説!】と題して、仮想通貨(暗号資産)をめぐ
るさまざまなニュースの解説をSNSにて配信しております。配信は松田政策研
究所フェイスブックと松田学Twitterにて。
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*また松田学ホームページでもニュース解説を取りまとめてアーカイブ
としております。
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(5)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対す
る最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆さ
んに語り掛けます。一緒に考えましょう!
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各情報発信・ツール紹介
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(1)松田政策研究所動画コンテンツ 新着/アーカイブ紹介
◆『松田政策研究所動画コンセプト紹介』
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◆特番『すでに戦後ではない!世界の火薬庫?、韓国、香港、台湾の今後と
日本の取るべきスタンス』ゲスト:経済評論家 渡邉哲也氏
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◆特番『国際経済最新情報!ブレグジットで揺れる英国、欧州そして消費税
増税後の日本経済の処方 箋』ゲスト:経済評論家 渡邉哲也氏
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(2)各種 SNS紹介
◆松田政策研究所 ホームページ
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◆松田政策研究所 YouTubeページ
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◆松田学 公式ホームページはこちら
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3. 松田学 政策発信
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*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2019年11月24日UP>
ベルリンの壁崩壊から30年後の「壁」
~欧州の壁、東アジアの壁、「東京の壁」…~松田学の論考
ちょうど30年前、日本では平成時代が始まる1989年の11月9日、ベルリンの壁
が崩壊した。この年はマルタ会談で東西冷戦が終結した年でもあったが、その
後、世界はグローバリゼーションで特徴づけられる新しい時代に入ることにな
る。この壁崩壊の4年前の3月、私は当時の東ドイツのライプチヒで10日ばか
り、ホームステイをしていた。
<続きはこちら>
⇒ https://ameblo.jp/matsuda-manabu/entry-12548559813.html
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4. 編集後記
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こんにちは事務局です。
損害保険大手3グループは19日、2019年9月中間連結決算を発表した。台風
15、19号など広域の被災が相次ぎ、自然災害による20年3月期通期の保険金
支払額は、3グループ合計で1兆円に迫る見通しだ。多発する災害を背景に各
社は火災保険料の引き上げを検討しており、契約者の負担は増加しそうだ。
⇒ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-00000092-jij-bus_all
松田学通信編集部
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