真実とルールと世論~こじれる日韓関係やゴーン氏の事件は何を示唆しているのか~松田 学 通信 vol.74 2019.7.29
2019/07/29 (Mon) 08:30
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松田学通信 vol.74 2019.7.29
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メールニュースに登録いただいた方、名刺交換をさせていただいた方に一斉で
配信しております。今後配信が不要な場合は返信にてその旨お知らせください。
メールアドレス変更についても返信にて承ります。
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1. コラム
真実とルールと世論
~こじれる日韓関係やゴーン氏の事件は何を示唆しているのか~
2. 活動報告/セミナー情報
〇出演番組・イベント・寄稿等
(1)明日!7/30(火)松田学講演情報
松田政策研究所 代表 松田 学氏が緊急参戦!
トークンニュースブロックチェーン評議会主催
講演会[不動産xブロックチェーン]
(2)第3回松田政策研究所オープンセミナー8月30日(金)開催決定!
(3)SNS配信!松田学の「仮想通貨とみらいのお金」ニュース解説!
(4)講演・セミナー講師依頼はこちら
〇各情報発信・ツール紹介
(1)松田政策研究所動画コンテンツ 新着/アーカイブ紹介
◆『松田政策研究所動画コンセプト紹介』
◆参議院選挙を切る!シリーズ3動画アーカイブ
(2)各種 SNS紹介
3. 松田学 政策発信
*<2019年7月28日UP>
参院選の結果をどうみるか
~またもお預けとなった選択の機会。国政のバージョンアップを~
松田学の論考
4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 松田学 コラム
真実とルールと世論
~こじれる日韓関係やゴーン氏の事件は何を示唆しているのか~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
どうも世の中、真っ当な理屈が通らない…。そんなもどかしさを外交の世界か
らも感じさせるのが最近の日韓関係です。純粋に安全保障上の国際的な責務の
履行のために日本が講じる通常の貿易管理措置まで、韓国はWTOの場などで
国際世論?対策をしています。
大量破壊兵器に転用可能な物資の輸出管理は、国際的な合意に基づいて各国が
実施しているもので、もちろん、WTOの例外です。今回の日本の措置がWT
O協定違反なら、各国とも違反をしていることになります。「ホワイト国」の
指定は、輸出管理に関する緊密な意見交換が前提ですが、ここ3年ほど、韓国
はこれに応じていません。加えて、輸出管理上の不適切な措置が韓国側にみら
れた。ならば、もし、第三国への不正輸出があれば、日本の管理責任が問われ
てしまいます。EU諸国は韓国をホワイト国扱いしておらず、今回の日本の措
置は、他国並みに通常の措置をとることで、日本として国際ルールを誠実に守
ろうとしているだけのことです。
しかし、これは「徴用工」(応募工)問題など政治的な動機によるものだと韓国
は主張し、韓国に同調する国々もあるとのこと。いわゆる従軍慰安婦問題につ
いて、歴史的事実を歪曲した認識を国際社会に定着させた韓国の手口を想起さ
せるものがあります。
一部には、韓国の歴史や国民感情にも配慮して、外交関係の破綻を回避するこ
とを最優先すべきだという論調も見受けられますが、こと本件に関しては、そ
うとは言えません。国際社会はさまざまな歴史的背景や国民性を有する異質な
国々から成り立っています。相互理解の努力は当然、必要ですが、こうした国
々が仲良く共存できるために、「ルール」というものがあります。人間社会の
基本はルールを守ること。法というルールをおかした犯罪者には情状酌量の余
地はあっても、犯罪は犯罪として処断されなければならないはず。国際的なル
ールへの違反行為は、国際社会の一員であることを自己否定するものです。
応募工問題も、韓国の司法判断は日韓基本条約違反。条約が各国の国内法や司
法の上位に置かれるという国際法上のルールに対する明確な違反です。ルール
を守っている国がルール違反をしている国による国際世論工作に振り回され
る?異常な事態が起きています。
しかし、こうした理不尽な事態が、日本国内でも世論?の陰に隠れて、意外と
まかり通っている可能性があることを示唆したのが、先日、松田政策研究所で
動画対談をした会計の専門家である細野祐二氏でした。
動画はこちら↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1390&n=XXXX
明確なルール違反をしている韓国のケースとは異なり、ゴーン氏の場合は専門
家でない私が物事を決めつけるわけにはいきませんが、同氏は会計の立場から、
カルロス・ゴーン氏の3つの起訴内容が無実であるとしています。
まず、(1)有価証券報告書にゴーン氏への将来の役員報酬支払を計上しなか
った罪。実は、そうした報酬は「支払の蓋然性」の観点から有報には計上しな
いのが会計原則であるとのこと。次に、(2)通貨スワップ取引での損失の付
け替えと、これに関するサウジ関係者への報酬支払、(3)オマーンルート、
については、そもそもゴーン氏は通貨スワップ取引で損失を出しておらず、い
ずれのルートも販売奨励金として正当な支出であり、(3)は貸付であって損
失は出していない、自己の利益を図るために会社に損失を与えたという特別背
任罪の構成要件となる事実が存在しないということです。しかし、それでも裁
判所が無罪判決を出す可能性の方が低いそうです。
この、会計専門家による真摯な立証を信じるか否かは別として、少なくとも、
日本人の国民感情からすれば、ゴーン氏けしからん論が優勢でしょう。しかし、
もし、そうした一種の世論に流されて法というルールをおかしていない人に刑
事罰を与えることになれば、これは次元が異なる問題になります。かつて、捜
査側による証拠捏造でも話題になった元厚労次官の村木厚子氏が無罪になった
のは、裁判の世界では例外中の例外だそうです。
中世ヨーロッパの魔女狩りではありませんが、この現代社会においても、その
時々の社会の空気?や世論?あるいは特定の利害や組織の論理に誘導されて、
ルールが曲げられ、自由や人権がおかされている事例がないと言い切れるか…。
少なくとも、正直で信頼度の高い国民性を誇る日本人としては、「法の支配」
を日本の国是としつつ、これをもって国際世論を形成しようとする国でなけれ
ばならないと思います。松田政策研究所が発信する政策論でも、真実は何かを
冷静に見極めるリアリズムの視点の大切さを、今後とも引き続き強調してまい
りたいと考えております。
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2. 活動報告/セミナー情報
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出演番組・イベント・寄稿等
============================================
(1)7/30(火)松田学講演情報
松田政策研究所 代表 松田 学 氏が緊急参戦!
トークンニュースブロックチェーン評議会主催
講演会[不動産xブロックチェーン]
参加申込・講演詳細はコチラ↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1391&n=XXXX
【概要】
日時:2019年7月30日(火)受付開始18:30 講演開始19:00
会場:BINARYSTAR イベントホール
住所:東京都中央区銀座1-8-19 キラリトギンザ11F (BINARYSTAR内)
チケット:前売り 2000円+懇親会無料 当日 3000円+懇親会1000円
主催:一般社団法人トークンニュースブロックチェーン評議会
◆◇◆◇◆◇◆◇
元衆議院員 松田政策研究所 代表 松田 学 氏が緊急参戦!
金融、経済、暗号通貨の専門家の貴重な講演をいたします。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「不動産×ブロックチェーン」
その【親和性】と【可能性】に皆さんはお気づきでしょうか?
かつて「不動産ファンド」が登場した時、それは「不動産金融」とも呼ばれ、
怪しいもの扱いされた時代もありました。しかし今では不動産証券化やプロジ
ェクトファイナンスはなくてはならない仕組みになっています。
日本の不動産業はまだブロックチェーンの知識に乏しく、そこにある大きなビ
ジネスチャンスに気付けてないのが現状です。
今、世界では多くの業界でブロックチェーンの導入が進み、国策レベルでの取
り組みが始まっています。
不動産×ブロックチェーン、、、
今世界で行われているユースケースを元に、これから日本の不動産業がどう変
わっていくのか?ブロックチェーン技術がどういった影響を及ぼすのか?
世界で活躍するブロックチェーンのスペシャリストがココだけで話せる内容で
討論いたします。
日本の不動産業界にはこれから、オリンピック、万博、IRと、、、間違いなく
大きなビジネスチャンスの波がやってきます。
そのチャンスを手にしていただく上で、間違いなくアドバンテージになるであ
ろうブロックチェーンについての講演会です。
そして、講演会後の懇親会は、来場者のビジネスの発展が見込める場として、
今回の登壇者との会談や同業種、もしくは、近い業種の同じ目的を持つ方との
情報交換などがいつも行われておりますので是非ご参加下さい。
(2)第3回松田政策研究所オープンセミナー
参議院選挙が終わり、今後の政局をどう展望するかに触れながら、松田政策研
究所の松田学代表が、今回の選挙でも争点となった消費増税や年金問題の本質
や、財政運営に関して提起されているMMT(現代貨幣理論)の意味や限界に
ついて解き明かします。その上で、財政運営の現実的なソリューションと、次
なる社会を支える通貨のあり方について提言します。
【日 時】8月30日(金)18:30~20:30
【テーマ】いまのお金とみらいのお金
~消費増税、MMT、そして年金問題にどう向き合うか~
【講 師】松田政策研究所 代表
【セミナー詳細ページ】http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1392&n=XXXX
【申込口】http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1393&n=XXXX
(3)SNS配信!松田学の「仮想通貨とみらいのお金」ニュース解説!
未来社会をプロデュースする松田政策研究所代表 松田学が【松田学の「仮想
通貨とみらいのお金」ニュース解説!】と題して、仮想通貨(暗号資産)をめぐ
るさまざまなニュースの解説をSNSにて配信しております。
配信は松田政策研究所フェイスブックと松田学Twitterにて。
ぜひご登録ください。
◆松田政策研究所 フェイスブックはこちら
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1394&n=XXXX
◆松田学Twitter
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1395&n=XXXX
*また松田学ホームページでもニュース解説を取りまとめてアーカイブ
としております。
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1396&n=XXXX
(4)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
詳細はこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1397&n=XXXX
お問い合わせはこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1398&n=XXXX
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各情報発信・ツール紹介
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(1)松田政策研究所動画コンテンツ 新着/アーカイブ紹介
◆『松田政策研究所動画コンセプト紹介』
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1399&n=XXXX
◆参議院選挙を切る!シリーズ3動画アーカイブ
1:号外【ニュースを切る!】参議院選挙を切る!各党公約比較
第1回 外交・安全保障・憲法
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1400&n=XXXX
2:号外【ニュースを切る!】参議院選挙を切る!各党公約比較
第2回内政 自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党編
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1401&n=XXXX
3:号外【ニュースを切る!】参議院選挙を切る!各党公約比較
第3回内政 共産党、日本維新の会、れいわ新撰組編
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1402&n=XXXX
(2)各種 SNS紹介
◆松田政策研究所 ホームページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1403&n=XXXX
◆松田政策研究所 YouTubeページ
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1404&n=XXXX
◆松田学 公式ホームページはこちら
https://matsuda-manabu.jp/
◆松田学 公式ブログはこちら
https://ameblo.jp/matsuda-manabu/
◆松田政策研究所 フェイスブックはこちら
https://www.facebook.com/matsudaseisaku/
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3. 松田学 政策発信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2019年7月28日UP>
参院選の結果をどうみるか~またもお預けとなった選択の機会。
国政のバージョンアップを~松田学の論考
選択のチャンスを国民に与えられない政治。今回の参院選の結果も、これを如
実に示すものでした。投票率は50%を割り込む低水準。魅力的なメニューのな
いレストランにお客さんは立ち寄ろうとしないでしょう。
<続きはこちら>
⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1405&n=XXXX
<参考>
⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1406&n=XXXX
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4. 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こんにちは事務局です。
参議院選挙の結果について皆様いかがお考えでしょうか?当研究所でも参議院
選挙に向けて様々な情報発信をして参りました。与党は勝ったのか負けたのか?
れいわ新撰組、N国などは新しいムーブメントになるのか?残念なのは選挙自体
が盛り上がらず投票率が50%を割ったこと。皆さま投票には行かれましたか?
松田学通信編集部
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
松田学通信にお心当たりのない方、解除、その他メールマガジンに関する
お問合せは、松田政策研究所までご連絡ください。
E-mail:matsuda@yd-con.com
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【発行元】松田政策研究所
〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7-472 TEL:03-6434-7354 FAX:03-64347356
□URL. https://matsuda-manabu.jp/ □E-mail. matsuda@yd-con.com
□FB. https://www.facebook.com/manabu.matsuda.731
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
Copyright (c) 2018 Manabu Matsuda. All Rights Reserved.
※メール転送自由。掲載内容の転載・転用は事務局までご一報ください。
松田学通信 vol.74 2019.7.29
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1. コラム
真実とルールと世論
~こじれる日韓関係やゴーン氏の事件は何を示唆しているのか~
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松田政策研究所 代表 松田 学氏が緊急参戦!
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3. 松田学 政策発信
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松田学の論考
4. 編集後記
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1. 松田学 コラム
真実とルールと世論
~こじれる日韓関係やゴーン氏の事件は何を示唆しているのか~
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どうも世の中、真っ当な理屈が通らない…。そんなもどかしさを外交の世界か
らも感じさせるのが最近の日韓関係です。純粋に安全保障上の国際的な責務の
履行のために日本が講じる通常の貿易管理措置まで、韓国はWTOの場などで
国際世論?対策をしています。
大量破壊兵器に転用可能な物資の輸出管理は、国際的な合意に基づいて各国が
実施しているもので、もちろん、WTOの例外です。今回の日本の措置がWT
O協定違反なら、各国とも違反をしていることになります。「ホワイト国」の
指定は、輸出管理に関する緊密な意見交換が前提ですが、ここ3年ほど、韓国
はこれに応じていません。加えて、輸出管理上の不適切な措置が韓国側にみら
れた。ならば、もし、第三国への不正輸出があれば、日本の管理責任が問われ
てしまいます。EU諸国は韓国をホワイト国扱いしておらず、今回の日本の措
置は、他国並みに通常の措置をとることで、日本として国際ルールを誠実に守
ろうとしているだけのことです。
しかし、これは「徴用工」(応募工)問題など政治的な動機によるものだと韓国
は主張し、韓国に同調する国々もあるとのこと。いわゆる従軍慰安婦問題につ
いて、歴史的事実を歪曲した認識を国際社会に定着させた韓国の手口を想起さ
せるものがあります。
一部には、韓国の歴史や国民感情にも配慮して、外交関係の破綻を回避するこ
とを最優先すべきだという論調も見受けられますが、こと本件に関しては、そ
うとは言えません。国際社会はさまざまな歴史的背景や国民性を有する異質な
国々から成り立っています。相互理解の努力は当然、必要ですが、こうした国
々が仲良く共存できるために、「ルール」というものがあります。人間社会の
基本はルールを守ること。法というルールをおかした犯罪者には情状酌量の余
地はあっても、犯罪は犯罪として処断されなければならないはず。国際的なル
ールへの違反行為は、国際社会の一員であることを自己否定するものです。
応募工問題も、韓国の司法判断は日韓基本条約違反。条約が各国の国内法や司
法の上位に置かれるという国際法上のルールに対する明確な違反です。ルール
を守っている国がルール違反をしている国による国際世論工作に振り回され
る?異常な事態が起きています。
しかし、こうした理不尽な事態が、日本国内でも世論?の陰に隠れて、意外と
まかり通っている可能性があることを示唆したのが、先日、松田政策研究所で
動画対談をした会計の専門家である細野祐二氏でした。
動画はこちら↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1390&n=XXXX
明確なルール違反をしている韓国のケースとは異なり、ゴーン氏の場合は専門
家でない私が物事を決めつけるわけにはいきませんが、同氏は会計の立場から、
カルロス・ゴーン氏の3つの起訴内容が無実であるとしています。
まず、(1)有価証券報告書にゴーン氏への将来の役員報酬支払を計上しなか
った罪。実は、そうした報酬は「支払の蓋然性」の観点から有報には計上しな
いのが会計原則であるとのこと。次に、(2)通貨スワップ取引での損失の付
け替えと、これに関するサウジ関係者への報酬支払、(3)オマーンルート、
については、そもそもゴーン氏は通貨スワップ取引で損失を出しておらず、い
ずれのルートも販売奨励金として正当な支出であり、(3)は貸付であって損
失は出していない、自己の利益を図るために会社に損失を与えたという特別背
任罪の構成要件となる事実が存在しないということです。しかし、それでも裁
判所が無罪判決を出す可能性の方が低いそうです。
この、会計専門家による真摯な立証を信じるか否かは別として、少なくとも、
日本人の国民感情からすれば、ゴーン氏けしからん論が優勢でしょう。しかし、
もし、そうした一種の世論に流されて法というルールをおかしていない人に刑
事罰を与えることになれば、これは次元が異なる問題になります。かつて、捜
査側による証拠捏造でも話題になった元厚労次官の村木厚子氏が無罪になった
のは、裁判の世界では例外中の例外だそうです。
中世ヨーロッパの魔女狩りではありませんが、この現代社会においても、その
時々の社会の空気?や世論?あるいは特定の利害や組織の論理に誘導されて、
ルールが曲げられ、自由や人権がおかされている事例がないと言い切れるか…。
少なくとも、正直で信頼度の高い国民性を誇る日本人としては、「法の支配」
を日本の国是としつつ、これをもって国際世論を形成しようとする国でなけれ
ばならないと思います。松田政策研究所が発信する政策論でも、真実は何かを
冷静に見極めるリアリズムの視点の大切さを、今後とも引き続き強調してまい
りたいと考えております。
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【概要】
日時:2019年7月30日(火)受付開始18:30 講演開始19:00
会場:BINARYSTAR イベントホール
住所:東京都中央区銀座1-8-19 キラリトギンザ11F (BINARYSTAR内)
チケット:前売り 2000円+懇親会無料 当日 3000円+懇親会1000円
主催:一般社団法人トークンニュースブロックチェーン評議会
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金融、経済、暗号通貨の専門家の貴重な講演をいたします。
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その【親和性】と【可能性】に皆さんはお気づきでしょうか?
かつて「不動産ファンド」が登場した時、それは「不動産金融」とも呼ばれ、
怪しいもの扱いされた時代もありました。しかし今では不動産証券化やプロジ
ェクトファイナンスはなくてはならない仕組みになっています。
日本の不動産業はまだブロックチェーンの知識に乏しく、そこにある大きなビ
ジネスチャンスに気付けてないのが現状です。
今、世界では多くの業界でブロックチェーンの導入が進み、国策レベルでの取
り組みが始まっています。
不動産×ブロックチェーン、、、
今世界で行われているユースケースを元に、これから日本の不動産業がどう変
わっていくのか?ブロックチェーン技術がどういった影響を及ぼすのか?
世界で活躍するブロックチェーンのスペシャリストがココだけで話せる内容で
討論いたします。
日本の不動産業界にはこれから、オリンピック、万博、IRと、、、間違いなく
大きなビジネスチャンスの波がやってきます。
そのチャンスを手にしていただく上で、間違いなくアドバンテージになるであ
ろうブロックチェーンについての講演会です。
そして、講演会後の懇親会は、来場者のビジネスの発展が見込める場として、
今回の登壇者との会談や同業種、もしくは、近い業種の同じ目的を持つ方との
情報交換などがいつも行われておりますので是非ご参加下さい。
(2)第3回松田政策研究所オープンセミナー
参議院選挙が終わり、今後の政局をどう展望するかに触れながら、松田政策研
究所の松田学代表が、今回の選挙でも争点となった消費増税や年金問題の本質
や、財政運営に関して提起されているMMT(現代貨幣理論)の意味や限界に
ついて解き明かします。その上で、財政運営の現実的なソリューションと、次
なる社会を支える通貨のあり方について提言します。
【日 時】8月30日(金)18:30~20:30
【テーマ】いまのお金とみらいのお金
~消費増税、MMT、そして年金問題にどう向き合うか~
【講 師】松田政策研究所 代表
【セミナー詳細ページ】http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1392&n=XXXX
【申込口】http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1393&n=XXXX
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未来社会をプロデュースする松田政策研究所代表 松田学が【松田学の「仮想
通貨とみらいのお金」ニュース解説!】と題して、仮想通貨(暗号資産)をめぐ
るさまざまなニュースの解説をSNSにて配信しております。
配信は松田政策研究所フェイスブックと松田学Twitterにて。
ぜひご登録ください。
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*また松田学ホームページでもニュース解説を取りまとめてアーカイブ
としております。
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(4)講演・セミナー講師依頼はこちら
松田政策研究所は、松田学の講演やセミナーのご依頼を承っております。
『日本新秩序!日本の未来を描かずして改革も成長も安心もなし!松田学が日
本の未来と国家像について語ります』松田政策研究所代表、元衆議院議員東京
大学大学院客員教授の松田学が専門である金融・財政、マクロ経済だけにとど
まらずIT、やAI(人工知能)、サイバーセキュリティや危機管理などに対
する最先端の研究と松田学が考える確固たる国家像と未来予測による知見を皆
さんに語り掛けます。一緒に考えましょう!
詳細はこちら
↓↓↓
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1397&n=XXXX
お問い合わせはこちら
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http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1398&n=XXXX
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各情報発信・ツール紹介
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◆『松田政策研究所動画コンセプト紹介』
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◆参議院選挙を切る!シリーズ3動画アーカイブ
1:号外【ニュースを切る!】参議院選挙を切る!各党公約比較
第1回 外交・安全保障・憲法
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1400&n=XXXX
2:号外【ニュースを切る!】参議院選挙を切る!各党公約比較
第2回内政 自民党、公明党、立憲民主党、国民民主党編
http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1401&n=XXXX
3:号外【ニュースを切る!】参議院選挙を切る!各党公約比較
第3回内政 共産党、日本維新の会、れいわ新撰組編
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3. 松田学 政策発信
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*ここでは松田学の過去の政策提言や国会・政治社会・経済・文化等のアーカ
イブを中心に案内して参ります。もちろん最新の松田学の提言や国会に関する
分析などもUPして参ります。
*<2019年7月28日UP>
参院選の結果をどうみるか~またもお預けとなった選択の機会。
国政のバージョンアップを~松田学の論考
選択のチャンスを国民に与えられない政治。今回の参院選の結果も、これを如
実に示すものでした。投票率は50%を割り込む低水準。魅力的なメニューのな
いレストランにお客さんは立ち寄ろうとしないでしょう。
<続きはこちら>
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<参考>
⇒ http://y.bmd.jp/bm/p/aa/fw.php?d=70&i=matsuda_seisaku&c=1406&n=XXXX
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4. 編集後記
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こんにちは事務局です。
参議院選挙の結果について皆様いかがお考えでしょうか?当研究所でも参議院
選挙に向けて様々な情報発信をして参りました。与党は勝ったのか負けたのか?
れいわ新撰組、N国などは新しいムーブメントになるのか?残念なのは選挙自体
が盛り上がらず投票率が50%を割ったこと。皆さま投票には行かれましたか?
松田学通信編集部
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