■ エプソンの大研究【更新情報 WK43_1】
2024/10/21 (Mon) 01:13
OIJC大野です。いつもご愛読有難うございます。
JITF2024はブックレットの編集作業がピークを越え、ちょっと落ち着きましたが、私は今週から Nessanや Sabineほか海外からの来客ラッシュ・企業訪問や東京パック、ラベルフォーラムなどでてんやわんやです。
気が付けば企業の第2四半期・第3四半期の決算発表が始まりますね!キヤノンはちょっと無理筋に見える数字を下方修正するのでしょうか?それとも頑張っちゃって期末で「頑張ったけれど未達でした」とやるんですかね?今年それやったら少なくとも3年連続ですよ?そろそろ社内より株主を向いて欲しいものです。
↑↑エプソンの2004年3月期は今よりも売上高が多かった
★ エプソンの大研究
いきなり大仰なタイトルではありますが、特段エプソンを深掘りしようというより、たまたま今話題の案件があるので、各社をチェックする中でトップバッターに選んでみた・・・くらいのイメージです。
たまたま今話題?・・・まあ何年かすれば忘れられるかもしれないので書いておきますが「Fiery」という、電子写真プリンター業界では名の知れたソフトウェア会社を「$591mil:発表現在のレートで 845億円」を買収した案件です。
少し付け加えれば、エプソンからそれに関して殆ど意味のある発表・説明が無いので「なんで?」「何考えてるの?(考えてないのでは?)」と業界ザワザワしている案件です。まあ、それもちょっとこの会社をまず深掘りしてみようと思った動機であることは否定しません。
後でまた考察しますが、2024年度 3月期のバランスシートでは「現預金が 2,674億円」もあるんですから、845億円くらい使ったとしても会社が傾く話ではありません。では、どうしてエプソンは 2,674億円もの手許現金があるのでしょうか?
ここでちょっと同社の IRライブラリから過去データを引っ張り出して「20年というスパン」でエプソンという会社を見てみました。それを見ると驚くべき構図が見えてきたのです(笑)・・・なんか、おどろおどろしいテレビのドキュメンタリーみたいですが(笑)それにしても、特段のエプソン・ウォッチャーでもなかった私には「おお、そうだったの?」と結構新鮮な驚きでした。
https://ohno-inkjet.com/?p=98680
★ エプソンの大研究(2)
前章ではエプソンが「売上高を 40%以上も落とす」という大構造改革をやった構図を財務データから見てきました。
しかし、これはいったい「どなたの仕事」なんでしょうか?
2004年から 2024年までの期間のエプソンの社長は(敬称略):草間 三郎(2001年~2004年)・花岡清二(2005~2008年)・碓井稔(2008年~2020年)・小川恭範(2020年~)の4氏で、在任期間から見ると2004年~2024年に至る大構造改革を主導したのは碓井さんとみて間違いないでしょう。小川さんの独自の色は(少なくともこういうドラマチックな成果は)まだこれからだろうと思われます。
あ!え?それが 800億円以上も投じた今回のば買収話なのかな?(これはまだバランスシートには反映されていません)
https://ohno-inkjet.com/?p=98715
★ 誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Staedte(75)★★★ ペルレベルク Perleberg -6-
さて、島というか中州状の部分に在る旧市街を歩いてみます。天気の所為もあるのか、写真ではイマイチ活気を感じません。実際水曜日の昼頃なにですが、人通りはまばらです。
https://ohno-inkjet.com/?p=96760
JITF2024はブックレットの編集作業がピークを越え、ちょっと落ち着きましたが、私は今週から Nessanや Sabineほか海外からの来客ラッシュ・企業訪問や東京パック、ラベルフォーラムなどでてんやわんやです。
気が付けば企業の第2四半期・第3四半期の決算発表が始まりますね!キヤノンはちょっと無理筋に見える数字を下方修正するのでしょうか?それとも頑張っちゃって期末で「頑張ったけれど未達でした」とやるんですかね?今年それやったら少なくとも3年連続ですよ?そろそろ社内より株主を向いて欲しいものです。
↑↑エプソンの2004年3月期は今よりも売上高が多かった
★ エプソンの大研究
いきなり大仰なタイトルではありますが、特段エプソンを深掘りしようというより、たまたま今話題の案件があるので、各社をチェックする中でトップバッターに選んでみた・・・くらいのイメージです。
たまたま今話題?・・・まあ何年かすれば忘れられるかもしれないので書いておきますが「Fiery」という、電子写真プリンター業界では名の知れたソフトウェア会社を「$591mil:発表現在のレートで 845億円」を買収した案件です。
少し付け加えれば、エプソンからそれに関して殆ど意味のある発表・説明が無いので「なんで?」「何考えてるの?(考えてないのでは?)」と業界ザワザワしている案件です。まあ、それもちょっとこの会社をまず深掘りしてみようと思った動機であることは否定しません。
後でまた考察しますが、2024年度 3月期のバランスシートでは「現預金が 2,674億円」もあるんですから、845億円くらい使ったとしても会社が傾く話ではありません。では、どうしてエプソンは 2,674億円もの手許現金があるのでしょうか?
ここでちょっと同社の IRライブラリから過去データを引っ張り出して「20年というスパン」でエプソンという会社を見てみました。それを見ると驚くべき構図が見えてきたのです(笑)・・・なんか、おどろおどろしいテレビのドキュメンタリーみたいですが(笑)それにしても、特段のエプソン・ウォッチャーでもなかった私には「おお、そうだったの?」と結構新鮮な驚きでした。
https://ohno-inkjet.com/?p=98680
★ エプソンの大研究(2)
前章ではエプソンが「売上高を 40%以上も落とす」という大構造改革をやった構図を財務データから見てきました。
しかし、これはいったい「どなたの仕事」なんでしょうか?
2004年から 2024年までの期間のエプソンの社長は(敬称略):草間 三郎(2001年~2004年)・花岡清二(2005~2008年)・碓井稔(2008年~2020年)・小川恭範(2020年~)の4氏で、在任期間から見ると2004年~2024年に至る大構造改革を主導したのは碓井さんとみて間違いないでしょう。小川さんの独自の色は(少なくともこういうドラマチックな成果は)まだこれからだろうと思われます。
あ!え?それが 800億円以上も投じた今回のば買収話なのかな?(これはまだバランスシートには反映されていません)
https://ohno-inkjet.com/?p=98715
★ 誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Staedte(75)★★★ ペルレベルク Perleberg -6-
さて、島というか中州状の部分に在る旧市街を歩いてみます。天気の所為もあるのか、写真ではイマイチ活気を感じません。実際水曜日の昼頃なにですが、人通りはまばらです。
https://ohno-inkjet.com/?p=96760