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春秋社 メールマガジン 【Vol.017】


           2020年2月3日配信
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■目次■
▼新刊案内(1月刊行)
▼近刊案内(2・3月刊行予定)
▼重版情報

▼書店フェア情報

▼書店イベント情報

▼編集後記



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☆新刊案内(1月刊行)☆
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●法華経菩薩思想論
久保継成 著
A5判(函入)/416頁/8000円

【内容】法華経研究界の巨人・久保継成の主要な論文をまとめた論文集。法華経研究を牽引してきた著者のエッセンスが詰まった一冊。著者の研究初期の大乗涅槃経に対する論文も収録。

●日本人の一年と一生
 変わりゆく日本人の心性〈改訂新版〉
石井研士 著
四六判/256頁/1800円
【内容】日本の年中行事と通過儀礼の伝統と変容をわかりやすく紹介して好評のロングセラーを、二分の一成人式など新興の行事や、葬儀の多様化など近年の変化を踏まえて全面的に改訂、これからの日本文化や社会のありかたを再考察する。

●希望のディアスポラ
 移民・難民をめぐる政治史
早尾貴紀 著
四六判/256頁/2300円
【内容】技能実習制度、入管法改定、外国人排除の問題を世界的・歴史的な観点でよみとくと何が見えるか。パレスチナ/イスラエル研究者であり原発事故の避難者でもある著者が、人の移動という視点から社会を考察。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333778.html

●男性復活!
 宇宙の進化と男性滅亡に抗して
佐治晴夫/堀江重郎 著
四六判/296頁/1800円
【内容】患者と主治医として出会った科学の詩人・佐治博士と男性医学の第一人者・堀江教授。互いの人生をふりかえりつつ、宇宙のふしぎと人体の驚異、現代医学の真実から人生の意味まで語りつくして、最近元気がない男性のみならず、みんなが元気になるヒントを探る。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393716342.htm


●バッハと対位法の美学
松原 薫 著
四六判/376頁/3500円
【内容】18世紀を通じて「対位法」はどのように理解されたのか。バッハが「対位法の巨匠」として称揚・顕彰された背景を、同時代の音楽美学を丹念な読解によってあぶり出す。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393932179.html

●雲の柱
 ガラスアーティストが行く
三浦啓子 著
四六判/328頁/口絵32頁/2800円
【内容】ガラスが生命を得るとき。光の絶妙な空間を創造すべく、「ロクレール」等独自の手法を駆使し、建築界ガラス分野で活躍する世界的なガラスアーティストの人生行路と創作の軌跡。
https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393955109.htm


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★近刊案内(2・3月刊行予定)★  https://www.shunjusha.co.jp/search/next.html
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(2月刊行)

『〈仏教3.0〉を哲学する バージョンII
藤田一照/永井 均/山下良道 著
四六判/304頁/1900円
従来の日本仏教や、到来したテーラワーダ仏教を超える〈仏教3.0〉を目指す二人の仏教僧が、一人の哲学者とともに他者や慈悲の問題を、瞑想や哲学を通して論じる鼎談集。

君は韓国のことを知っていますか? ――もう一つの韓国論
鈴木崇巨 著
四六判/184頁/1800円
悪化するばかりの日韓関係。知韓派の牧師が自らの経験を盛りこんで、日本人が知ろうとしない韓国の歴史や人々の暮らし、性格や特徴をやさしく語る、友好のための韓国論。
『バガヴァッド・ギーターの眼に見えぬ基盤』
ルドルフ・シュタイナー 著  高橋 巖 訳
四六判/320頁/2700円
有史以来の霊的伝統を担う『ギーター』の世界。その秘教的なメッセージを現在に読み解く。古代の叡智に寄り添いつつ、人生の意味と霊的体験の奥行きを改めて問い直す試み。

『「間合い」とは何か ――二人称的身体論
諏訪正樹 編著
伝 康晴/坂井田瑠衣/高梨克也 著
四六判/272頁/2200円
対戦スポーツから歯科医と患者の会話、フィールドワークでの人間関係まで、様々な事例から、間合いの本質を探究。主観と客観の壁を大胆に乗り越える知能研究の最先端。
『季節をめぐる気功 ――この一年で身体が変わる
天野泰司 著
A5判/180頁/1600円
春夏秋冬を無理なく自然に気持ちよくすごすには。体をゆらす、手をあてるなどの簡単な方法で、季節を先取りする身体をつくって、花粉症や冷えなどに備える効果絶大の入門書。



(3月刊行)

如来出現と衆生利益 ――『大法鼓経』研究
鈴木隆泰 著
如来蔵思想が抱える二大問題、(1)なぜ凡夫に修行が必要なのか、(2)なぜ凡夫は煩悩にまみれているのかを論理的に解決しようとした『大法鼓経』を徹底検証した、画期的な論考。
『両界曼荼羅の源流』
田中公明 著
胎蔵・金剛界の両界曼荼羅の成立過程をインドに遡って解明。あわせてインドの後期密教や日本で独自に発達した浄土や神道系の曼荼羅も多数紹介した、格好の曼荼羅の入門書。
『両界曼荼羅の誕生』(2004年刊行)を最新の画像と研究成果を反映させ大幅リニューアル。
『仏心の中を生きる』
横田南嶺 著
苦難を超え、悲しみを超えて、今をいきいきと生きるために。円覚寺の管長が語る、禅的人生のすすめ、とは。〈いのち〉への目覚めを語る、鮮烈な仏教エッセイ。

『西田哲学演習 ――ハイデガー『存在と時間』を横に見ながら
西田幾多郎 著  黒崎 宏 注・解説
難解で知られる西田哲学の核心論文を集め、巧みな補筆・注により「絶対矛盾的自己同一」「媒介者」などの独自概念を明確化、その世界的意義を闡明する画期的アンソロジー。

『結婚の哲学 ――21世紀にふさわしい結婚のかたちを求めて(1) 二人の絆篇
長町裕司 著
結婚って何だろう。実際の夫婦のケーススタディや、社会思想や宗教哲学など多様な側面から結婚のすばらしさを明らかに。パート1は夫婦という共同体の本質を問い、結婚の意味を考える「ふたりの絆」編。

(※刊行時期は変更となる場合がございます。)

『音楽分析の歴史 ――ムシカ・ポエティカからシェンカー分析へ
久保田慶一 著
17世紀初頭から20世紀前半の間に主流となった音楽分析方法を概観。文法、弁論、論理、有機体など、さまざまなメタファーを拠り所に、音楽の捉え方の歴史的変遷を追う。

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☆重版情報☆
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NHK Eテレ「クラシック音楽館」

著者公演放映で大反響!

☆☆たちまち3刷☆☆


●静寂から音楽が生まれる
アンドラーシュ・シフ 著

岡田安樹浩 訳

四六判/424頁/3000円


日本における人気と注目度も極めて高いピアニスト、アンドラーシュ・シフのインタビュー&エッセイ集。第1部では円熟した巨匠の芸術家としての姿勢や演奏解釈の方法論に加え、貴重な人生経験が語られ、第2部では、音楽への深い洞察が繊細な筆致で紡がれる。


毎日新聞(11/17)堀江敏幸氏・評
「音楽は一回性の出来事である。一回ごとの奇跡に驚嘆できるのは、前後に静寂があるからなのだ。」


読売新聞(12/1)通崎睦美氏・評
「その演奏と同じく時にチャーミングな語り口から、巨匠の素顔が垣間見られる。」


https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393936023.html



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★書店フェア情報★
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ジュンク堂書店池袋本店「信田さよ子書店」開催中!

著名人が“店長”となって自分の本屋をプロデュースするという企画「作家書店」。
第29代目店長は 『母が重くてたまらない』などの著書で知られる 信田さよ子氏!
選りすぐりの書籍、約700点がズラリと並びます。
お近くにおいでの際は、ぜひお立ち寄りください。

◇日時:2019年11月15日(金)~2020年5月頃まで
◇場所: ジュンク堂書店 池袋本店 6階特設会場

◆くわしくはこちらをご覧ください →  https://www.shunjusha.co.jp/news/n33367.html

※こちらの企画の縮小版を現在、 ジュンク堂書店 三宮店 MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店
にてそれぞれ開催中! こちらもあわせてよろしくお願い申し上げます。

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☆書店イベント情報☆
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『宮廷楽長サリエーリのお菓子な食卓』
刊行記念 お茶会&トーク&サイン会

遠藤雅司 『宮廷楽長(カペルマイスター)サリエーリのお菓子な食卓 ――時空を超えて味わうオペラ飯(メシ)の刊行を記念して、著者お茶会&トーク&サイン会が開催されます。

◇日時:2020年2月11日(火・祝)

    14時00分~(開場13時30分)
◇場所: 芳林堂書店 高田馬場店 8階イベントスペース

◆くわしくはをご覧ください →  https://www.shunjusha.co.jp/news/n33105.html



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□編集後記□
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おかげさまで2019年はたくさんの話題書を刊行することができました。
1月配本 『エドガー・ヴァレーズ ――孤独な射手の肖像』は10月に 第29回吉田秀和賞を受賞。第二次世界大戦後の音楽に大きな影響を及ぼした前衛音楽の旗手ヴァレーズの、日本語で書かれた初めての本格的評伝です。1月刊行 『〈雅楽〉の誕生 ――田辺尚雄が見た大東亜の響き』は、〈雅楽〉の概念を作り上げた人物・田辺尚雄の足跡を通して、つくられた〈雅楽〉の真相に迫った画期的論考として 第41回サントリー学芸賞〔芸術・文学部門〕を受賞いたしました。
また、年末に発表された 「紀伊國屋じんぶん大賞2020」では 『チョンキンマンションのボスは知っている ――アングラ経済の人類学』が第5位に、 『記憶する体』が第8位に選ばれました。
一般の読者の方々によるアンケートを基に、書店の方々による推薦などを鑑み、一年間に刊行された人文書を対象に選定されるこちらの企画。今年のベスト10内に2つランクインしたのは、“自慢になりますが小社だけ”です! ご推薦くださいましたみなさまに、この場を借りてあらためて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
2020年も春秋社をどうぞよろしくお願い申し上げます。


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□春秋社 メールマガジン□ 毎月1回配信

発行:株式会社 春秋社
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◆書籍のご注文はお近くの書店か小社営業部にお願いいたします。
(TEL:03-3255-9611 FAX:03-3253-1384)
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■バックナンバー

【Vol.015】 2019.10/31 配信

【Vol.016】 2019.12/5 配信

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