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2019年8月30日(金)発行
__c0__(__c15__)様
睡眠時無呼吸症候群ネットワーク(SASネット)のメルマガは、睡眠の改善をテーマに、睡眠時無呼吸症候群のみなさまや、支えるみなさまに旬な情報をお届けします。 |
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今月号のメニュー
- 連載「生きて生かされる書 -ことばと健康-」シリーズ「心」 第十一回「怡」
- 特集「日本睡眠学会でのSAS専用ブース出展報告」
- 今月のトピックス 「睡眠の測定を家庭血圧のように身近に」
- 月例会報告
- 今月のコラム「食べて体の調子を整える(1)疲れ目に効く食べもの」
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連載
「生きて生かされる書 -ことばと健康-」
SASネット専務理事の書道家 齋藤左洲先生の渾身の揮毫をお届けします。
心のシリーズ、第十一回は、「 怡 」
音は、イ。訓は、よろこぶ。
出典は金文とし、意は、心のやわらぐよろこびのこと。
心が穏やかになごみ、日々楽しむことが続く人生でありたいものです。 齋藤 左洲 |
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特集
「日本睡眠学会での
SAS専用ブース出展報告」
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日本睡眠学会が6/27~28に、名古屋国際会議場にて開催され、SASネットでは専用ブースを出展しました。参加者は約2,500人と昨年を上回った模様です。SASネットからは4人の理事が参加し、2日間で約300人の参加者に応対することができました。
今回の出展の目的は、
① SASネットが啓発活動など真面目な活動を行っている患者の会であることを知ってもらうこと、
② 横向きベルトは、CPAPの脱落者にも適用される体位療法「横向き寝」を促す製品で、SASネットが仲間のために開発したものであり、今学会でも報告された臨床試験のエビデンスのある製品であることを認知して貰うこと、でした。
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ポスターパネルでの研究発表(睡眠呼吸障害への体位変換装置の効果、駒ヶ嶺医院睡眠呼吸センター)の展示を見た多くの参加者が、現物を見にSASネットのブースを訪れました。
その多くは、患者の会そのものへの興味は薄かったものの、CPAP脱落者のために患者の会が開発したことで、横向きベルトを信頼し、ほとんどの人が興味を持って説明を聴いてくださいました。
全般的に意義ある学会展示となりました。
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SASネットホームページでは
試験結果(概要)や、体験談、購入方法など、 詳しい情報をご覧頂けます。ぜひご覧ください。
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今月のトピックス
睡眠の測定を家庭血圧のように身近に
(FEATURE 日経BP 2019/6/6 より抜粋)
世界トップレベルの睡眠研究をバックボーンに、睡眠をより簡便かつ正確に測定し、医療ソリューションを与えようというのが、筑波大学発のベンチャー、S’UIMIN(すいみん)のミッション。経営ビジョンには、「世界中の睡眠に悩む人々にとっての希望の光となる」を掲げ、目下、睡眠を診断するため、誰でも簡単に装着できる脳波測定ウエアラブルデバイスを開発中。
手本としているのは血圧計で、今や血圧は国民的関心事。これは、簡易な家庭用血圧計が普及したため。
一方、睡眠の測定は、大がかり。睡眠時無呼吸症候群の診断に用いられるポリソムノグラフィー(PSG)は、検査に1泊の入院を伴い、就寝中に脳波、筋電、眼電、心電図などの電極、気流センサー、パルスオキシメーターなどを装着する。覚醒から眠りに落ちると、レム睡眠(高速な眼球運動を伴う眠り)とノンレム睡眠1~3(浅い眠り~深い眠り)を周期的に繰り返す。PSGで得られた膨大なデータは、その道に長けた臨床検査技師が解析し、睡眠をステージングしていく。
もっと簡単な装置で、PSGに匹敵する結果が得られないか──。S’UIMINでは、やはり筑波大発のベンチャーであるサイバーダインとともに、ヘッドバンドのように容易に装着できる脳波測定デバイスの開発を目指した。アプリを通じてデータを送信すると、それを人工知能(AI)が解析して、睡眠のステージを判定し、たちどころに送り返してくれる。この“頭脳”部分の開発は、筑波大の計算科学研究センターとともに手がける。
現在は脳波測定デバイス開発の最終段階を迎えており、コードレス、軽量、PSGと同等レベルのクリアな脳波取得という目標を掲げ、“性能”と“寝心地”という相反する要求を満たすことに注力する。睡眠中は無意識下で制御不能な状況にあるため、ひと晩(約8時間)にわたるノイズとの戦いが勝負となる。
将来的に、開発した測定装置は医療機器としての認証を取得後、家庭用血圧計のように広く普及させ、睡眠障害診断のデファクトスタンダードにすることを視野に入れている。
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月例会報告
■SASネット第140回定例会
(2019年7月19日開催・新現役ネットB会議室「田町」)
日本睡眠学会(6/27~28、名古屋国際会議場)SASネット専用ブース出展報告(特集に掲載)。
ホームページに掲載する病院リストの更新・充実について、病院数を増やす事も含め、今後検討を行うこととした。ホームページの改変進行状況→治療法のページの変更について、案が提示され、制作サイドと作業を進めることとした。
ネット通販サイトで、多くの「横向きベルト」販売があるとの情報があり、精査したところ、これらのサイトは、前払いで誘導し、実際の製品は有しないフィッシングサイトと考えられた。各方面へ注意喚起を行うこととした。
次回のSASネット第141回定例会は、2019年9月20日(金)に開催する。 |
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今月のコラム
「食べて体の調子を整える(1)
疲れ目に効く食べもの」 |
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長時間テレビを見たり、パソコンに向かったりして、目が疲れ気味になると、目の痛み、ちかちかする、眩しい、充血する、かすむ、などという症状が出てきます。またドライアイが原因で疲れ目になる人も急増中です。この場合は、目が乾く、ゴロゴロする、痛む、熱っぽいといった症状が出ます。諸症状を改善するには、目と体を休ませることと、バランスの良い食事を摂ることが大切です。
【眼精疲労の予防に効果的な食品をご紹介します】
- ブルーベリー
ブルーベリーに含まれるアントシアニンが目の毛細血管を健康に保ち、眼球への血液循環をよくします。また網膜にある、脳に視覚信号を伝達するロドプシンという物質の合成を助けて、疲れ目が進むのを防ぎます。
- ほうれんそう
ほうれんそうに多く含まれるルテインは強力な抗酸化作用があります。目の奥の視力をつかさどる組織である黄斑の酸化を防ぎ、目の健康を保ちます。白内障予防にも効果的です。
※ルテインはブロッコリー、芽キャベツ、夏かぼちゃ、グリンピースなどにも多く含まれます。
- カキ(牡蠣)
カキには視神経の働きを正常に保つのに効果があるタウリンが含まれています。
※タウリンはアサリ、アジ、サンマ、イカ、タコなどの魚介類にも含まれます。 また、サザエ、ホタテ、ハマグリなどにも多く含まれます。
- 野菜・果物
野菜や果物に含まれるビタミンCはストレスからくる目の疲れを予防します。また角膜を保護します。
※野菜ではブロッコリー、ほうれん草、ピーマン、キャベツ、など。果物では、イチゴ、キウイ、レモンなどに多く含まれます。
- 豚肉、豆類
神経の伝達作用に関与するビタミンB1を多く含みます。不足すると目が疲れやすくなります。
※豆類ではそら豆、枝豆、大豆、インゲン豆、小豆などに含まれています。
- クコの実
クコの実はビタミンA、B1、B2、Cを含み、眼精疲労・神経疲労回復に役立ちます。
肝臓の強化(漢方では目は肝臓と深い関係があると言われています)にも効果があります。お粥・味噌汁・煮物・炒め物・酢物・スープなどに入れてみましょう。
- 八ツ目ウナギ
八ツ目ウナギにはビタミンAが多く含まれています。目の疲れを改善し、目の乾燥を防ぎます。ドライアイの人に効果的です。
※ビタミンAはレバー、かぼちゃ、小松菜、ほうれん草、春菊、モロヘイヤ、人参、チーズなどにも含まれます。
目の疲れは、肩凝りや倦怠感、頭痛、めまいなども引き起こすことがあります。
食材は偏らずに、少しずつでも毎日摂ることが大事です。
(眠りと食事で毎日げんき 一般社団法人日本栄養睡眠改善協会 代表理事 村井美月) |
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次回は、Les Essais
「随筆の小窓」(2)
をお届けする予定です。 |
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