ヘルスケア関連団体ネットワーキングの会(VHO-net)のストレスマネージメント研修に参加しました。
東京都スク-ルカウンセラー(臨床心理士)の黒岩淑子先生によると、ストレスにもマネージメントが必要で、その実践により、ストレスは解消できるとのお話しでした。
●ストレスと自律神経
多くの病気の発生の引き金になっているストレスが自律神経のバランスを崩していることは、みなさんご存知の通りです。
自律神経では、交感神経が体を緊張させ、興奮させるものの、副交感神経が体を温め、リラックスさせます。 ある意味、ストレスは命を守ろうとしているのです。職場でも、うつ病や心身症などメンタルヘルス不全が起こりますが、これらをコーピング(ストレス対処法)することにより、軽減または解消できます。
●コーピング(ストレス対処法)とは
コーピングの方法としては、アサーション(自己表現)やリラクセーションをなどがあります。リラクセーションには、心拍リズムを安定させる呼吸法(コヒーレンス法)や動作療法による肩上げリラックス法がありますが、この実践により、ストレスが解消していきます。
SASネット顧問の中島さんもこの研修に参加しました。はじめは高齢で目がみえにくいとおっしゃっていましたが、動作療法の後は、目が良く見えるようになった実感を得られたとのことで驚きです。
●毎日に取り入れたいストレスマネージメント
SASでお悩みの方々も日ごろからストレスを感じられる方は多いことと思います。
ストレスマネージメントとしての動作療法では、肩上げ、肩開き、腕上げ、前屈、左右屈、膝立ち、片膝立ち、立位、膝前出し曲げ等の課題を行い、からだの緊張や動きの状況を意識に上らせ、それを実感できるように意識化します。これらによるリラックスは、緊張を弛緩させるだけが目的ではなく、適切な緊張を入れて生活上のできごとに対処していき、終了したら、不必要な力を抜くことを目指しているとのことです。
みなさんもストレスマネージメント運動療法で、ストレス解消を図ってみてはいかがでしょうか。
関連ホームページ:http://www.vho-net.org/ |