大安研メルマガVol.90(2025年12月1日)
2025/12/01 (Mon) 14:00
地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所(略称「大安研(だいあんけん)」)は、日本初の「地方独立行政法人化した地方衛生研究所」として2017年4月1日に発足しました。大安研では、皆さまの健康に役立つ情報を直接お届けするため、「大安研メルマガ」を月1回配信しています。
━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●お知らせ
【 1 】大阪府内で侵襲性髄膜炎菌感染症患者が増加しています!
【 2 】治療用に加え予防用も! 抗HIV薬の最新情報
【 3 】防水スプレーを安全に使えていますか?
【 4 】血糖値スパイク~糖尿病のリスク~
【 5 】<論文紹介>合成カンナビノイドの生体影響と熱分解
【 6 】インフルエンザが大阪府で警報レベル。警戒を!
●大阪府の感染症発生動向調査週報
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●お知らせ
【 1 】大阪府内で侵襲性髄膜炎菌感染症患者が増加しています!
(更新日:2025年10月23日)
髄膜炎菌による感染症は、1999年から髄膜炎菌性髄膜炎が感染症発生動向調査の報告対象疾患とされました。2013年4月1日からは髄液又は血液などの無菌部位から検出される侵襲性髄膜炎菌感染症に変更となっています。また、5類感染症として全数把握対象疾患に定められています。大阪府内では2025年の報告は第42週時点で累計7例となっています。2024年の累計報告数は11例と、現在の集計方法となった2013年4月以降最も多い年間報告数となりました。本稿では、府内の診断年別報告数、症状の特徴及び血清群の情報を記しています。
https://y.bmd.jp/90/963/2312/XXXX
【 2 】治療用に加え予防用も! 抗HIV薬の最新情報
(掲載日:2025年10月24日)
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染すると、体を守る力(免疫)が弱まり、健康な人では問題にならない病気にかかりやすくなります。この状態を「エイズ(後天性免疫不全症候群)」と呼びます。かつては有効な治療法がなく、HIVに感染するとやがてエイズを発症し、命に関わる病気でした。
しかし今では多くの種類の抗HIV薬が開発され、早期に診断して治療を始めれば、HIVは「死に至る病」ではなく「治療を続けることで、HIVに感染していない人と同じように生活できる病気」になりました。
さらに、治療によって体の中のウイルス量を減らすことで、他の人に感染させないことも可能になり、新たに感染する人も減少傾向にあります。本稿では、このように進歩を続ける「抗HIV薬」の最新情報をご紹介します。
https://y.bmd.jp/90/963/2313/XXXX
【 3 】防水スプレーを安全に使えていますか?
(掲載日:2025年11月13日)
季節が変わると、新しい衣類や靴、ウインタースポーツ用品などの防水や汚れ防止のために、防水スプレーを使用する機会が増えます。しかし、使い方を間違えて、呼吸器障害をおこして救急搬送される事故が起こっています。また、その症状は、使用直後に現れるだけでなく、数時間から数日後に悪化する場合もあります。本稿では、安全に使うためのポイントなどをご紹介します。
https://y.bmd.jp/90/963/2314/XXXX
【 4 】血糖値スパイク~糖尿病のリスク~
(更新日:2025年11月14日)
糖尿病とは、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が慢性的に高くなる病気です。これまで本ページ(参考)では、「インスリンの働き」、「糖尿病の分類や治療」、「糖尿病の合併症」など、糖尿病に関する情報をお伝えしてきました。糖尿病という病気は、血糖値が高い状態というだけではなく、「どのように血糖値が上がり、下がるか」といった血糖値の変動も重要です。「血糖値スパイク」という食事に関係して起こる急激な血糖変動が近年注目されており、本稿では、この「血糖値スパイク」についてご紹介します。
https://y.bmd.jp/90/963/2315/XXXX
(参考)
https://y.bmd.jp/90/963/2316/XXXX
【 5 】<論文紹介>合成カンナビノイドの生体影響と熱分解
(更新日:2025年11月19日)
合成カンナビノイドは大麻とよく似た効能を得るために、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノールの化学構造を基に合成され、植物片に混ぜられハーブと称して流通していました。薬物乱用者は紙巻きタバコにして喫煙することで合成カンナビノイドを摂取してきました。今回、合成カンナビノイドの1つであるNPB-22が熱分解することを東京都健康安全研究センターとの共同研究により明らかにした論文がForensic Toxicologyにオープンアクセスとして掲載されましたので、本稿においてご紹介します(なお、記事は専門家を対象に執筆されたものです)。
https://y.bmd.jp/90/963/2317/XXXX
【 6 】インフルエンザが大阪府で警報レベル。警戒を!
(更新日:2025年11月20日)
2025年第46週に大阪府におけるインフルエンザの定点あたり報告数が31.57と第45週の19.74から増加し、警報レベル開始の目安である30を上回りました。11ブロックすべてが、前週より増加しており、南河内44.83、北河内40.45、大阪市北部34.40、堺市32.64と4ブロックで30を超えています。また、全国においては、第45週の定点あたり報告数は21.82となっています。今後さらに患者数が増加する恐れがあり、注意が必要です。
https://y.bmd.jp/90/963/2318/XXXX
※各記事のURLは、11月27日時点のものです。
●大阪府の感染症発生動向調査週報
2025年第42週~2025年第46週(10月13日~11月16日)の大阪府感染症発生動向調査週報
(速報)を大阪府感染症情報センターのHPに掲載しました。
【第42週】インフルエンザ さらに増加
https://y.bmd.jp/90/963/2319/XXXX
【第43週】インフルエンザ 流行期入り後 増加続く
https://y.bmd.jp/90/963/2320/XXXX
【第44週】インフルエンザ 注意報レベルを超える
https://y.bmd.jp/90/963/2321/XXXX
【第45週】インフルエンザ さらに増加
https://y.bmd.jp/90/963/2322/XXXX
【第46週】インフルエンザ 警報レベル超える
https://y.bmd.jp/90/963/2323/XXXX
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●お知らせ
【 1 】大阪府内で侵襲性髄膜炎菌感染症患者が増加しています!
【 2 】治療用に加え予防用も! 抗HIV薬の最新情報
【 3 】防水スプレーを安全に使えていますか?
【 4 】血糖値スパイク~糖尿病のリスク~
【 5 】<論文紹介>合成カンナビノイドの生体影響と熱分解
【 6 】インフルエンザが大阪府で警報レベル。警戒を!
●大阪府の感染症発生動向調査週報
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●お知らせ
【 1 】大阪府内で侵襲性髄膜炎菌感染症患者が増加しています!
(更新日:2025年10月23日)
髄膜炎菌による感染症は、1999年から髄膜炎菌性髄膜炎が感染症発生動向調査の報告対象疾患とされました。2013年4月1日からは髄液又は血液などの無菌部位から検出される侵襲性髄膜炎菌感染症に変更となっています。また、5類感染症として全数把握対象疾患に定められています。大阪府内では2025年の報告は第42週時点で累計7例となっています。2024年の累計報告数は11例と、現在の集計方法となった2013年4月以降最も多い年間報告数となりました。本稿では、府内の診断年別報告数、症状の特徴及び血清群の情報を記しています。
https://y.bmd.jp/90/963/2312/XXXX
【 2 】治療用に加え予防用も! 抗HIV薬の最新情報
(掲載日:2025年10月24日)
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染すると、体を守る力(免疫)が弱まり、健康な人では問題にならない病気にかかりやすくなります。この状態を「エイズ(後天性免疫不全症候群)」と呼びます。かつては有効な治療法がなく、HIVに感染するとやがてエイズを発症し、命に関わる病気でした。
しかし今では多くの種類の抗HIV薬が開発され、早期に診断して治療を始めれば、HIVは「死に至る病」ではなく「治療を続けることで、HIVに感染していない人と同じように生活できる病気」になりました。
さらに、治療によって体の中のウイルス量を減らすことで、他の人に感染させないことも可能になり、新たに感染する人も減少傾向にあります。本稿では、このように進歩を続ける「抗HIV薬」の最新情報をご紹介します。
https://y.bmd.jp/90/963/2313/XXXX
【 3 】防水スプレーを安全に使えていますか?
(掲載日:2025年11月13日)
季節が変わると、新しい衣類や靴、ウインタースポーツ用品などの防水や汚れ防止のために、防水スプレーを使用する機会が増えます。しかし、使い方を間違えて、呼吸器障害をおこして救急搬送される事故が起こっています。また、その症状は、使用直後に現れるだけでなく、数時間から数日後に悪化する場合もあります。本稿では、安全に使うためのポイントなどをご紹介します。
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【 4 】血糖値スパイク~糖尿病のリスク~
(更新日:2025年11月14日)
糖尿病とは、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が慢性的に高くなる病気です。これまで本ページ(参考)では、「インスリンの働き」、「糖尿病の分類や治療」、「糖尿病の合併症」など、糖尿病に関する情報をお伝えしてきました。糖尿病という病気は、血糖値が高い状態というだけではなく、「どのように血糖値が上がり、下がるか」といった血糖値の変動も重要です。「血糖値スパイク」という食事に関係して起こる急激な血糖変動が近年注目されており、本稿では、この「血糖値スパイク」についてご紹介します。
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(参考)
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【 5 】<論文紹介>合成カンナビノイドの生体影響と熱分解
(更新日:2025年11月19日)
合成カンナビノイドは大麻とよく似た効能を得るために、大麻に含まれるテトラヒドロカンナビノールの化学構造を基に合成され、植物片に混ぜられハーブと称して流通していました。薬物乱用者は紙巻きタバコにして喫煙することで合成カンナビノイドを摂取してきました。今回、合成カンナビノイドの1つであるNPB-22が熱分解することを東京都健康安全研究センターとの共同研究により明らかにした論文がForensic Toxicologyにオープンアクセスとして掲載されましたので、本稿においてご紹介します(なお、記事は専門家を対象に執筆されたものです)。
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【 6 】インフルエンザが大阪府で警報レベル。警戒を!
(更新日:2025年11月20日)
2025年第46週に大阪府におけるインフルエンザの定点あたり報告数が31.57と第45週の19.74から増加し、警報レベル開始の目安である30を上回りました。11ブロックすべてが、前週より増加しており、南河内44.83、北河内40.45、大阪市北部34.40、堺市32.64と4ブロックで30を超えています。また、全国においては、第45週の定点あたり報告数は21.82となっています。今後さらに患者数が増加する恐れがあり、注意が必要です。
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※各記事のURLは、11月27日時点のものです。
●大阪府の感染症発生動向調査週報
2025年第42週~2025年第46週(10月13日~11月16日)の大阪府感染症発生動向調査週報
(速報)を大阪府感染症情報センターのHPに掲載しました。
【第42週】インフルエンザ さらに増加
https://y.bmd.jp/90/963/2319/XXXX
【第43週】インフルエンザ 流行期入り後 増加続く
https://y.bmd.jp/90/963/2320/XXXX
【第44週】インフルエンザ 注意報レベルを超える
https://y.bmd.jp/90/963/2321/XXXX
【第45週】インフルエンザ さらに増加
https://y.bmd.jp/90/963/2322/XXXX
【第46週】インフルエンザ 警報レベル超える
https://y.bmd.jp/90/963/2323/XXXX
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