大安研メルマガVol.89(2025年11月4日)
2025/11/04 (Tue) 14:00
地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所(略称「大安研(だいあんけん)」)は、日本初の「地方独立行政法人化した地方衛生研究所」として2017年4月1日に発足しました。大安研では、皆さまの健康に役立つ情報を直接お届けするため、「大安研メルマガ」を月1回配信しています。
━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●お知らせ
【 1 】〈論文紹介〉食中毒原因菌の迅速測定法の開発
【 2 】インフルエンザが大阪府で増加傾向。ご注意を!
【 3 】<論文紹介>非典型腸管病原性大腸菌による食中毒事例と分離菌株の全ゲノム配列解析
●大阪府の感染症発生動向調査週報
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●お知らせ
【 1 】〈論文紹介〉食中毒原因菌の迅速測定法の開発
(更新日:2025年9月22日)
細菌の検出には培養法が広く用いられていますが、この方法は、1)すでに多くの細菌で培養条件が確立されている、2)操作が容易で低コストといった特長がある一方で、培養に時間を要するという課題もあります。このため培養に頼らず細菌を迅速に検出するために、様々な方法が開発されており、その一つが、「蛍光染色法(細菌を光る試薬で染めて検出する方法)」です。当研究所では、「マイクロ流路デバイス」と呼ばれる小さな分析チップと蛍光染色法を使って細菌を短時間で検出する技術の開発に取り組んでいます。本稿では、食中毒の原因となる細菌を対象にした事例についてご紹介します。
https://y.bmd.jp/90/963/2303/XXXX
【 2 】インフルエンザが大阪府で増加傾向。ご注意を!
(掲載日:2025年9月25日)
2025年第38週(9月15日~9月21日)に大阪府全体の定点あたり報告数が1.05と、流行開始の目安である1を上回りました。5ブロック(北河内、南河内、泉州、大阪市北部、大阪市西部)で定点あたり報告数1を超えています。全国では第37週の定点あたり報告数は0.72です。今後さらに患者数が増加する恐れがあり、注意が必要です。
https://y.bmd.jp/90/963/2304/XXXX
【 3 】<論文紹介>非典型腸管病原性大腸菌による食中毒事例と分離菌株の全ゲノム配列解析
(掲載日:2025年10月1日)
下痢原性大腸菌は保有する病原因子の種類や病原性発現機構の違いによって、大きく6つのカテゴリー(腸管病原性大腸菌、腸管侵入性大腸菌、腸管毒素原性大腸菌、腸管出血性大腸菌、腸管凝集付着性大腸菌、分散付着性大腸菌)に分類されます。このうち、腸管病原性大腸菌は主に発展途上国の小児下痢症の原因となる他、しばしば食中毒の原因にもなります。2022年6月、患者数が170名を超える食中毒事例が近畿地方で発生しました。患者便等から腸管病原性大腸菌が検出され、本事例は、この菌による食中毒であると断定されました。本稿では、食中毒調査の一環として実施した細菌検査結果の概要と、分離された腸管病原性大腸菌株の全ゲノム配列解析結果を紹介します。
https://y.bmd.jp/90/963/2305/XXXX
※各記事のURLは、10月27日時点のものです。
●大阪府の感染症発生動向調査週報
2025年第38週~2025年第41週(9月15日~10月12日)の大阪府感染症発生動向調査週報
(速報)を大阪府感染症情報センターのHPに掲載しました。
【第38週】インフルエンザ 流行期入りの目安を超える
https://y.bmd.jp/90/963/2306/XXXX
【第39週】インフルエンザ やや増加
https://y.bmd.jp/90/963/2307/XXXX
【第40週】インフルエンザ 増加続く
https://y.bmd.jp/90/963/2308/XXXX
【第41週】インフルエンザ 6週連続で増加
https://y.bmd.jp/90/963/2309/XXXX
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○配信登録・停止の手続、バックナンバーはこちら
https://y.bmd.jp/90/963/2310/XXXX
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webmaster@iph.osaka.jp
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○当メールマガジンの内容は、私的使用または引用等、著作権法上認められた行為として、出所を明示することにより、引用・転載・複製を行うことができます。
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●お知らせ
【 1 】〈論文紹介〉食中毒原因菌の迅速測定法の開発
【 2 】インフルエンザが大阪府で増加傾向。ご注意を!
【 3 】<論文紹介>非典型腸管病原性大腸菌による食中毒事例と分離菌株の全ゲノム配列解析
●大阪府の感染症発生動向調査週報
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●お知らせ
【 1 】〈論文紹介〉食中毒原因菌の迅速測定法の開発
(更新日:2025年9月22日)
細菌の検出には培養法が広く用いられていますが、この方法は、1)すでに多くの細菌で培養条件が確立されている、2)操作が容易で低コストといった特長がある一方で、培養に時間を要するという課題もあります。このため培養に頼らず細菌を迅速に検出するために、様々な方法が開発されており、その一つが、「蛍光染色法(細菌を光る試薬で染めて検出する方法)」です。当研究所では、「マイクロ流路デバイス」と呼ばれる小さな分析チップと蛍光染色法を使って細菌を短時間で検出する技術の開発に取り組んでいます。本稿では、食中毒の原因となる細菌を対象にした事例についてご紹介します。
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【 2 】インフルエンザが大阪府で増加傾向。ご注意を!
(掲載日:2025年9月25日)
2025年第38週(9月15日~9月21日)に大阪府全体の定点あたり報告数が1.05と、流行開始の目安である1を上回りました。5ブロック(北河内、南河内、泉州、大阪市北部、大阪市西部)で定点あたり報告数1を超えています。全国では第37週の定点あたり報告数は0.72です。今後さらに患者数が増加する恐れがあり、注意が必要です。
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【 3 】<論文紹介>非典型腸管病原性大腸菌による食中毒事例と分離菌株の全ゲノム配列解析
(掲載日:2025年10月1日)
下痢原性大腸菌は保有する病原因子の種類や病原性発現機構の違いによって、大きく6つのカテゴリー(腸管病原性大腸菌、腸管侵入性大腸菌、腸管毒素原性大腸菌、腸管出血性大腸菌、腸管凝集付着性大腸菌、分散付着性大腸菌)に分類されます。このうち、腸管病原性大腸菌は主に発展途上国の小児下痢症の原因となる他、しばしば食中毒の原因にもなります。2022年6月、患者数が170名を超える食中毒事例が近畿地方で発生しました。患者便等から腸管病原性大腸菌が検出され、本事例は、この菌による食中毒であると断定されました。本稿では、食中毒調査の一環として実施した細菌検査結果の概要と、分離された腸管病原性大腸菌株の全ゲノム配列解析結果を紹介します。
https://y.bmd.jp/90/963/2305/XXXX
※各記事のURLは、10月27日時点のものです。
●大阪府の感染症発生動向調査週報
2025年第38週~2025年第41週(9月15日~10月12日)の大阪府感染症発生動向調査週報
(速報)を大阪府感染症情報センターのHPに掲載しました。
【第38週】インフルエンザ 流行期入りの目安を超える
https://y.bmd.jp/90/963/2306/XXXX
【第39週】インフルエンザ やや増加
https://y.bmd.jp/90/963/2307/XXXX
【第40週】インフルエンザ 増加続く
https://y.bmd.jp/90/963/2308/XXXX
【第41週】インフルエンザ 6週連続で増加
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