大安研メルマガVol.63(2023年9月1日)
2023/09/01 (Fri) 14:00
地方独立行政法人大阪健康安全基盤研究所(略称「大安研(だいあんけん)」)は、日本初の「地方独立行政法人化した地方衛生研究所」として2017年4月1日に発足しました。大安研では、皆さまの健康に役立つ情報を直接お届けするため、「大安研メルマガ」を月1回配信しています。
━目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●お知らせ
【 1 】夏休み科学体験を開催しました!
【 2 】最近よく聞く!?ヘルパンギーナってなんだろう?
【 3 】温めなおしても防げません!~「やっつけられない」食中毒~
●大阪府の感染症発生動向調査週報
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●お知らせ
【 1 】夏休み科学体験を開催しました!
(掲載日:2023年8月7日)
『大安研夏休み科学体験』を8月4日に開催しました。参加された24組の皆様、ありがとうございました。当日の様子を写真とともにご紹介します。
https://y.bmd.jp/90/963/1749/XXXX
【 2 】最近よく聞く!?ヘルパンギーナってなんだろう?
(掲載日:2023年8月10日)
ヘルパンギーナは、エンテロウイルスによる感染症で、夏かぜの一種です。1歳から2歳の子どもに多くみられますが、年長の子どもや、まれに大人も発症することがあります。主な症状は、発熱とのどの痛みで、のどには多数の水ぶくれがあらわれます。ほとんどの場合、発熱やのどの痛みは数日以内に軽快しますが、まれに発熱に伴うけいれんを起こしたり、のどの痛みで飲食を受け付けずに脱水症状を起こしたりすることがあるので注意が必要です。治療には特効薬はなく、解熱剤や点滴などの対症療法が一般的です。手洗いやマスクの着用など、まずは予防を心がけましょう。
https://y.bmd.jp/90/963/1750/XXXX
【 3 】温めなおしても防げません!~「やっつけられない」食中毒~
(掲載日:2023年8月17日)
料理を食卓に置きっぱなしにすると、細菌が増えて食中毒の危険性が高くなります。食べる直前に「火を通せば大丈夫!」というわけではありません。たとえば、料理がブドウ球菌(※1)やセレウス菌(※2)に汚染されていた場合、これらの細菌は置きっぱなしの料理の中で増え続け、食中毒を引き起こす「毒素」をつくります。やっかいなことに、これらの「毒素」は高い温度でも壊れにくいので、食卓に置きっぱなしにした料理をアツアツに温めなおしたとしても、それまでにつくられてしまった「毒素」をやっつけることはできません。ブドウ球菌やセレウス菌は低温では増えにくいので、料理をすぐに食べない場合は冷蔵庫や冷凍庫に保存してください。低温保存が難しい場合は、一度に食べ切れる分量だけを調理するなど、料理を食卓に置いたままにしないよう、ご注意ください。
※1:ブドウ球菌は、ヒトの皮ふや環境中に広く存在する細菌です。ブドウ球菌による食中毒の主な原因食品として、素手で調理加工する食品(おにぎり、お寿司、弁当、生菓子など)があります。
※2:セレウス菌は、土壌中に広く存在する細菌です。かたい殻におおわれた高い温度でも壊れにくい芽胞(がほう)をつくり、加熱調理した食品中でも生き残る場合があります。セレウス菌による食中毒の主な原因食品として、米や麦などの農産物を原料とする食品(焼飯、ピラフ、オムライス、スパゲッティなど)があります。
https://y.bmd.jp/90/963/1751/XXXX
●大阪府の感染症発生動向調査週報
2023年29週~2023年32週(7月17日~ 8月13日)の大阪府感染症発生動向調査週報
(速報)を大阪府感染症情報センターのHPに掲載しました。
【第29週】新型コロナウイルス感染症 引き続き増加
https://y.bmd.jp/90/963/1752/XXXX
【第30週】咽頭結膜熱 増加続く
https://y.bmd.jp/90/963/1753/XXXX
【第31週】咽頭結膜熱 さらに増加続く
https://y.bmd.jp/90/963/1754/XXXX
【第32週】咽頭結膜熱 減少
https://y.bmd.jp/90/963/1755/XXXX
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○配信登録・停止の手続、バックナンバーはこちら
https://y.bmd.jp/90/963/1756/XXXX
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●お知らせ
【 1 】夏休み科学体験を開催しました!
【 2 】最近よく聞く!?ヘルパンギーナってなんだろう?
【 3 】温めなおしても防げません!~「やっつけられない」食中毒~
●大阪府の感染症発生動向調査週報
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●お知らせ
【 1 】夏休み科学体験を開催しました!
(掲載日:2023年8月7日)
『大安研夏休み科学体験』を8月4日に開催しました。参加された24組の皆様、ありがとうございました。当日の様子を写真とともにご紹介します。
https://y.bmd.jp/90/963/1749/XXXX
【 2 】最近よく聞く!?ヘルパンギーナってなんだろう?
(掲載日:2023年8月10日)
ヘルパンギーナは、エンテロウイルスによる感染症で、夏かぜの一種です。1歳から2歳の子どもに多くみられますが、年長の子どもや、まれに大人も発症することがあります。主な症状は、発熱とのどの痛みで、のどには多数の水ぶくれがあらわれます。ほとんどの場合、発熱やのどの痛みは数日以内に軽快しますが、まれに発熱に伴うけいれんを起こしたり、のどの痛みで飲食を受け付けずに脱水症状を起こしたりすることがあるので注意が必要です。治療には特効薬はなく、解熱剤や点滴などの対症療法が一般的です。手洗いやマスクの着用など、まずは予防を心がけましょう。
https://y.bmd.jp/90/963/1750/XXXX
【 3 】温めなおしても防げません!~「やっつけられない」食中毒~
(掲載日:2023年8月17日)
料理を食卓に置きっぱなしにすると、細菌が増えて食中毒の危険性が高くなります。食べる直前に「火を通せば大丈夫!」というわけではありません。たとえば、料理がブドウ球菌(※1)やセレウス菌(※2)に汚染されていた場合、これらの細菌は置きっぱなしの料理の中で増え続け、食中毒を引き起こす「毒素」をつくります。やっかいなことに、これらの「毒素」は高い温度でも壊れにくいので、食卓に置きっぱなしにした料理をアツアツに温めなおしたとしても、それまでにつくられてしまった「毒素」をやっつけることはできません。ブドウ球菌やセレウス菌は低温では増えにくいので、料理をすぐに食べない場合は冷蔵庫や冷凍庫に保存してください。低温保存が難しい場合は、一度に食べ切れる分量だけを調理するなど、料理を食卓に置いたままにしないよう、ご注意ください。
※1:ブドウ球菌は、ヒトの皮ふや環境中に広く存在する細菌です。ブドウ球菌による食中毒の主な原因食品として、素手で調理加工する食品(おにぎり、お寿司、弁当、生菓子など)があります。
※2:セレウス菌は、土壌中に広く存在する細菌です。かたい殻におおわれた高い温度でも壊れにくい芽胞(がほう)をつくり、加熱調理した食品中でも生き残る場合があります。セレウス菌による食中毒の主な原因食品として、米や麦などの農産物を原料とする食品(焼飯、ピラフ、オムライス、スパゲッティなど)があります。
https://y.bmd.jp/90/963/1751/XXXX
●大阪府の感染症発生動向調査週報
2023年29週~2023年32週(7月17日~ 8月13日)の大阪府感染症発生動向調査週報
(速報)を大阪府感染症情報センターのHPに掲載しました。
【第29週】新型コロナウイルス感染症 引き続き増加
https://y.bmd.jp/90/963/1752/XXXX
【第30週】咽頭結膜熱 増加続く
https://y.bmd.jp/90/963/1753/XXXX
【第31週】咽頭結膜熱 さらに増加続く
https://y.bmd.jp/90/963/1754/XXXX
【第32週】咽頭結膜熱 減少
https://y.bmd.jp/90/963/1755/XXXX
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